【 特別編 】
ネタバレ感想集

 


 

勝手に盛り上がって書いているので、ハッキリ言って長いです(笑)。

 

【ネタバレ感想】

 ★映画『交渉人 真下正義』 2005年6月6日

 ★ドラマ『逃亡者 木島丈一郎』 2005年12月18日

 ★映画『UDON』 (1) 2006年9月1日 (2) 2006年9月20日

 ★映画『酒井家のしあわせ』 2006年12月31日

 ★映画『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』 2007年9月24日

 ★映画『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破』 2009年7月31日

 ★映画『踊る大捜査線MOVIE3』 2010年7月10日

 ★映画 仮面ライダー MOVIE大戦2010『仮面ライダーW ビギンズナイト』 2010年10月5日 

 ★映画『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:Q』 2012年11月22日  

 

!読む前のご注意!

ネタバレ感想、書いてます。
まだ観てないからネタバレはちょっと・・・と言う方は、お戻り下さい。→りんごの缶詰めに戻る

各作品、感想を書いた時点では、1回か2回しか観ていないので、細かい所とか勘違いしてる部分が
あるかもしれませんので、その点はご了承ください。

尚、ネタバレ感想に内容に関しては、まだ観ていらっしゃらない方の為に、
続・P-MAN☆PO-MAN掲示板』での書き込みをご遠慮ください。

このページへの直リンクは、基本的にはお断りしています。
リンクに関しては、必ず続・P-MAN☆PO-MAN掲示板』にてお知らせください。

当サイトの文章、画像はすべて無断使用、転載禁止です。

よろしくお願いします。

 


 

奪われた少年の希望の巻       【12年11月22日】
 
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』

最初、何が始まったか、と思いましたねぇ。
いきなりのアスカ&マリ登場で、嬉しくなり
「何とかしなさいよーっ、バカシンジーっっ」の声に応えるように、応戦したエヴァ初号機に
すぐ引き込まれました。
 
その後、すぐ出てきた戦艦にびっくり。
ミサトさんが艦長?
リツコさんは、髪型がベリーショートになってるし(でも、前よりも似合ってるように思った)、
マヤちゃんは、舌打ちキャラになってましたよ(若菜ねぇさんかっっ)。
新顔の戦闘員は明らかにシンジくんに嫌悪感出してるし。
何?何がどうなってるん?と連れてこられたシンジくん同様、何がなんやら。
説明がほとんどないまま、戦闘へ。
新顔の乗組員には、民間人も入ってるとか。
ミサトさんの無茶っぷりは健在。ってか、不可能を可能にする力強さは倍増してる気がしましたねぇ。
 
何とか敵(?)を殲滅し、ようやく破の最後のシーンから14年経ってることが説明された。
でも、アスカの姿は、黒い眼帯以外は、あの頃のまま。
アスカ曰く「エヴァの呪縛」らしいです。
シンジくんはもうエヴァ初号機に乗らなくていい、と言うより、乗るな。
今は初号機とシンクロしないけど、僅かながら覚醒状態が確認されたから、と爆弾付きの首輪をされてるし。
シンジくんを完全、悪者扱い。
何が起きたかとか全然説明されないのに、アスカや周りから憎悪だけをぶつけられて、
なんだかシンジくんがかわいそうになりましたよ。
とりあえず、説明してあげたらええやん・・・。
 
そんな中、零号機(Mark.09)に乗ったアヤナミレイの声を聞いたシンジくんは、
そっちへ行っちゃうわけです。
えぇ、行っちゃうわよね。ここでこんなけ冷たく扱われたら。
で、ミサトさんたちは、シンジくんをネルフに奪われるわけです。
ほらー、説明したれへんからやんかいさー。
 
再会したと思っていたアヤナミレイは、どうやらシンジくんが助けたと思っているレイとは違うようで。
ここでも、冷たく扱われる。
か・・・かわいそう。
 
カヲルくんと出会ったことで、ちょっとずつ元気になっていったシンジくんは、カヲルくんに
14年間で何があったかを教えてほしいと言い、カヲルくんは変わり果てたセカイを見せ、
ニア・サードインパクトが起きたことを教える。
ただ綾波レイを助けたかっただけなのに、それがきっかけで起きてしまったことの大きさに
ショックを受けるシンジくん。
 
だから、戦艦に乗っている人達がシンジくんにあんな態度だったんだ、とわかるけど、
ミサトさんは、あの時
「行きなさい。誰かの為じゃなく、自分の願いの為にーっっ」
と言ってたじゃないかっっ。
なのに、シンジくん1人悪者状態は、ないんじゃないかい〜?
まだ「やめなさい。人に戻れなくなる」と止めていたリツコさんの方が筋通ってるわ〜。
 
カヲルくんは、今回もやはり存在感を発揮して、退場されました。
テレビシリーズとは別の形であったけれど、退場してしまうのは変わらないのね〜。
今回のカヲルくんも好きでした、はい。
優しかったし、かっこよかったです、はい。
ポスタービジュアル、大好きです。
 
絶望の中、出逢った希望をまた失ったシンジくん。
カヲルくんが優しかった分、暖かかった分、悲しみが何倍も重くのしかかる。
うぅ・・・シンジくん・・・カヲルくん・・・。
 
ラストは、絶望を通り越して、生きる気力全てを失っている感じでした。
シンジくんは時は経っていても、心は15才で止まったまんま。
オトナでもつらい出来事を、15才の心で受け止めなければならないなんて。
今回の映画の最後、アスカに口をむにーっとされたシンジくんの表情が、
ちょっとギャグっぽくって、
正直、この物語の最後はどうやって着地するのかと思うけれど、
でも、あの表情見たら、そういうの、どっちでもいいかな、なんて思えました。
流れに乗って行こう、みたいな。
 
破に比べたら、じーんとするシーンとかはなかったし、
話自体も、時は進んでいるけれど、中は進んでないような気がするし、
だけど、おもしろかったです。
 
シンジくんの母、ユイが自らエヴァ初号機に取り込まれ、制御システムになったことや
綾波レイがユイのクローンであることとか、ちょこっと説明もあったり、
ユイが写る写真の中に、マリちゃんらしき人物が写ってるとか
(これは映画見た時、よっさむは気付かなかくて、終わってからたかさむさんに教えてもらった)、
アダムスの器?本来の主?なんだかよくわからない事柄がまた出てきたりと、
今回も楽しめる余白はたっぷりとあり、よっさむもいろいろ妄想しちゃってますよ(笑)。
 
なんでエヴァ初号機は戦艦の動力源となり、シンジくんとシンクロしなくなっちゃったのか。
よっさむは、初号機のコアには、ユイさんの意志があると解釈していたので、
今までの初号機暴走もシンジくんを守る為だったのかな、と思っていて、
1度は受け付けたダミープラグも、あれはシンジくんの命を守るために、
それから受け付けなかったのは、シンジくんの為ではなかったから、かなと。
だから、シンジくんを守るため、今回も一瞬、覚醒した。
けれど、それからはシンクロせず、戦艦の動力源となった。
それは、ユイさんの意志?
それとも、シンジくんが助けたと思った綾波レイもそこに取り込まれたままだとしたら、
「もう碇くんがエヴァに乗らなくていいようにする」
という綾波レイの願いがそうさせてる?
綾波レイの存在が、初号機内で確認されなかったのは、綾波レイはユイさんのクローンだから?
 
たかさむさんが
「最後、シンジくんが落としたカセットプレイヤー、アヤナミレイは拾ったと思う?」
と。
よっさむは、拾ったと思う!
今回、アヤナミレイは、何度も
「綾波レイだったら、どうするの?」
と聞いたり、マリちゃんがオリジナルのことを話した時にも、ちょっと引っかかってた感があった。
だから、よっさむは拾ったと思う。
よっさむは、そのシンジくんがカセットプレイヤーを落としたシーンを、
たかさむさんに言われるまで忘れてて
「えー。あれを拾ったかどうかで、次の話が変わるような重要なポイントとちゃうん?(笑)」
と言われた(笑)。
確かに。
初号機から出てきた、綾波レイが持っていたあのカセットプレイヤー。
きっとあれが、アヤナミレイのトリガーになる。・・・かな?(笑)
 
“エヴァの呪縛”により、姿の時が止まってしまっているけれど、
マリちゃんは、ゲンドウさんを「ゲンドウくん」と呼び、綾波レイのオリジナルを知っていた。
古い歌を歌い、きっとこの計画の始まりを知っている、と思われる人物。
綾波レイのオリジナル、と言った時、よっさむは綾波レイのことを言うてるのかと思っていたけれど、
たかさむさんは
「オリジナルというてるから、ユイさんやろ」
と。
あぁ、そうかも。
 
次作はついに、最終話。
楽しみでありますっっ。
できれば、早めにお願いしますっっ(笑)。
 
   
同時上映の『巨神兵東京に現る』もおもしろかったです。
エヴァが始まる前にあったんだけど、短い時間ながら、ストーリー性もあったし、
ナレーションが綾波レイ役の林原さんだったこともあり、
エヴァの序章を見ているような、そんな気がしました。
ファーストインパクトは、こんな感じだったのかな、って。

 

 ↑戻る

 


 

始まりの夜の巻       【10年10月5日】
 
レンタルDVDで『W&ディケイド MOVIE大戦2010』を見ました〜。
一緒に、テレビシリーズの第1巻と第4巻も(巻数が飛んでいるのは、これしかなかったからです。笑)。
 
『W&ディケイド MOVIE大戦2010』には、仮面ライダーWの第1話の前の物語『ビギンズナイト』が入ってます。
 
 
『ビギンズナイト』
 
〜クリスマス〜
 
「半熟のおまえに帽子はまだ早い」
おやっさんの帽子を被り、かっこつける翔太郎から帽子を取り上げる“おやっさん”こと鳴海荘吉。
「いいだろ、これぐらいマネしたって」
「よかねぇさ。
 男の目元の冷たさと優しさを隠すのが、この帽子の役目だ。
 おまえにゃまだどっちもねぇだろ。
 オレが認めるまで被るな」
 
翔太郎は、おやっさんの夢を見ていた。
  
鳴海探偵事務所に死んだと言われている姉を捜して欲しいと依頼が入る。
死んだはずの姉が、目の前に現れたという依頼人。
調査を進めていくと、“デス・ドーパント”が姿を現す。
そして、Wの前に現れたのは・・・・鳴海荘吉。
おやっさんは、フィリップを助け出した“あの日”に死んだ・・・はず。
「そんなことはありえない」と言いながらも、目の前でスカルに変身したおやっさんを
翔太郎は攻撃できない。
スカルは容赦なく攻撃。
フィリップは冷静に、構わず攻撃する。
「本物のはずがない。鳴海荘吉はもう死んだんだ」
近くにいた亜樹子は、フィリップの言葉に驚く。
翔太郎は、亜樹子にずっとおやっさんのことを言えずにいたのだ。
 
「半熟には帽子は似合わねぇ。言ったよな、翔太郎。
 おまえは進歩がねぇ。
 やめちまいな」
 
「今日限り探偵を辞める(仮面ライダーもな)」と事務所を出て行く翔太郎。
父が亡くなっていたことにショックを受けつつも、調査を続けるという亜樹子。
こんな時でも、感情に波がないフィリップ。 
 
園咲家ではパーティーが行われてていて、死人還りの話で盛り上がる。
「私がプレゼントしたメモリのせいで、おもしろいことになってるのぉ」
と楽しそうに笑うパパ。
ある日、街の屋台で、呑む園咲家のパパを見かけた霧彦さん。
パパの隣には、ディケイドの映画に出てきたスーパー死神博士の変身前のおじいさん。
園咲パパもこんな屋台で呑むんだね〜。
おじいさんとミックの話をしていたよ〜(笑)。ちょっと愚痴っていたよ〜(笑)。
 
「あの男に渡したのか?そんな凄まじい力のメモリを」
 
 
翔太郎は、“あの日”の“あの場所”へ向かう。
そっと花を供える翔太郎に、
「墓参りのつもりかい?鳴海荘吉の」と現れたフィリップ。
「死体も見つからないのに、気休めだな。
 ハーフボイルドな君らしい」
フィリップの言葉に、思わずフィリップの胸ぐらを掴む翔太郎。
「ここで初めて出会った時にも、こうやって胸ぐらを掴まれたっけ」
「そうだったな」
「思い出したまえよ、翔太郎。ボクたちが初めて仮面ライダーになった、あの始まりの夜。
 ビギンズナイトにあったことを」
「そうだ、オレがちゃんと言われたとおりにやっていたら・・・
 あの日、おやっさんは死んでなかった」
 
“あの日”、翔太郎とおやっさんは、施設に潜入。
「・・・運命の子?」
「あぁ、地球のすべてをしょいこんじまった少年だ。
 敵はこの島で彼の力を引き出し、悪事に利用している。
 彼を救い出したい。
 それが、オレの依頼人の願いだ」
「おやっさん、オレも力になるぜ」
「半人前の力だってこと、忘れんなよ。
 いいか翔太郎、オレの命令は必ず守れ」
「ちぇっ・・・こんなとこにまで来て、いつもの説教かよ」
行こうとする翔太郎の肩を掴み、止めるおやっさん。
「こんな所だからだ」
「わかったよ。わかりました。約束するよ」
 
警報機が鳴り、組織の人間が探し始める。
「出てきなさいよ、コソドロ」
現れたのは、タブー・ドーパント。
タブードーパントを見た翔太郎は驚く。
「翔太郎、早速、命令だ。これを持ってじっとしていろ。この場を一歩も動くなよ」
おやっさんは、小さなケースを翔太郎に渡し、1人で戦い始める。
「コソドロにしてはやるわね。好みのタイプの男よ。でも、残念ね」
とタブードーパントはおやっさんを撃とうする。
「撃っていいのは、撃たれる覚悟があるヤツだけだぜ。レディ」
「んん?」
「ガイアメモリを仕事に使わないのが、オレのポリシーだったんだが
 ・・・やむを得ん」
おやっさんの手にはロストドライバー。
スカルのメモリを差し、変身。
「さぁ、おまえの罪を数えろ」
 
スカルとタブー・ドーパントとマスカレード・ドーパントと戦う中、
翔太郎は、歩いていくフィリップを見かける。
おやっさんの命令を思いながらも、ここでフィリップを助けたらおやっさんも見直す、と思い、
フィリップの後を追う翔太郎。
「おい、おまえが運命の子か?」
「誰だい?君は。
 ここの人間じゃないねえ。組織に選ばれるような知能があるようには見えない」
フィリップの言葉にムカついた翔太郎は、ドアを叩き
「なんだとっっ。年上に向かって、なんて口を・・・」
フィリップが何やら機械を触る。
ガイアメモリが並ぶ。
「おまえが・・・おまえが作ったのか?」
翔太郎の質問を無視するフィリップは、翔太郎が持つケースを見つけて開ける。
そこには、6本のガイアメモリとダブルドライバーが。
「これはすごい!誰が考案したんだい?
 このドライバーの使用者はボクと一体化できる。
 同時に2本のメモリが使え、ボクの知識すべてをそなえた究極の超人が生まれる」
と、笑うフィリップ。
「何がおかしい!この悪魔ヤロウっっ」
笑うフィリップの胸ぐらを掴む翔太郎。
「おまえ達の作ったメモリのせいで、この街がどんだけ泣いてるか、分かってんのか!」
「拳銃を作っている工場の人間は犯罪者か?」
と冷たく言うフィリップ。
何も言えない翔太郎。
「ちがうだろ。使って悪事をする人間が悪い。
 ボクはただ、より効果の強いメモリを見たいだけなんだ」
「黙れっっ」
翔太郎は、フィリップを突き飛ばす。
その勢いで、何かの装置の中に入ってしまったフィリップは、消えてしまう。
フィリップは、ガイアタワーに転送された。
 
「バカヤロウ」
翔太郎を殴るおやっさん。
「何で言われたとおりにしなかった。
 あの子を押さえていれば今頃・・・」
 
『オレのせいだ・・・』
ガイアタワーに組織に人間が集まる。
『オレが約束を破ったせいで・・・』
銃弾がおやっさんの背中に。
『おやっさんは・・・凶弾に倒れた』
 
倒れるおやっさんに駆け寄る翔太郎。
「翔太郎・・・この依頼、おまえが引き継いでくれ」
そう言って、自分が被っていた帽子を翔太郎に被せる。
「あの子を・・・あの子を頼んだぜ」
「よしてくれ。オレに帽子は早い・・・。まだ早ぇーよ」
「似合う男になれ」
そう言い残し、おやっさんは息絶えた・・・。
「おやっさーんっっ」
叫ぶ翔太郎。それを横で見るフィリップ。
悲しむ間もなく、タブー・ドーパントが現れる。
その衝撃でおやっさんの体は、穴に落ちる。
組織が攻撃し続ける中、逃げる翔太郎とフィリップ。
フィリップはあのケースを開けて、翔太郎に見せ、
「悪魔とあいのりする勇気、あるかな?」
翔太郎は叫びながら、ダブルに変身した。
 
何が何だかわからない翔太郎は、うまく動けない。
攻撃を更に受け、下に落ちるW。
フィリップの体は、ファングメモリが守った。
「なるほど」
とファングメモリを認識したフィリップは、変身を解く。
「変わろう。2人でここを脱出する」
そう言って、フィリップはファングメモリをダブルドライバーに差した。
ファングジョーカーになったWはタブー・ドーパントが驚くほどの
すさまじい攻撃力でマスカレード・ドーパントを倒していく。
そして、翔太郎の体を抱えて、逃げ出した。
 
「こうやって、オレとおまえはWになった。
 あの日の罪を償いたい一心でここまで戦ってきた」
「まだキミの知らないビギンズナイトが、ひとつだけある」
フィリップにとってのビギンズナイト・・・。
ガイアタワーに転送されたフィリップは、目の前に現れたおやっさんと手を合わせるとシールドにヒビが入った。
おやっさんは、地球(ほし)の本棚にいるフィリップと話す。
「おまえは今までひとつでも自分で決めて、何かをしたことがあるか?」
その問いに、黙って首を振るフィリップ。
「じゃあ、今日が最初だ。
 自分自身の決断で、この暗闇の牢獄を出ろ。
 そして、自由になってから、
 おまえの罪を数えろ」
「・・・ボクの罪?」
「おまえさん、名前は?」
答えられないフィリップは、黙って首を振る。
「じゃあ、こう呼ぼう。
 “フィリップ”」
「フィリップ?」
「フィリップ・マーロウ。
 オレの大好きな、男の中の男の名前さ。
 やつは・・・自分の決断で、すべてを解決する」
「決断・・・」
 
フィリップは、息絶えるおやっさんを見て、気付く。
「ボクの罪・・・」
 
「キミの罪は、勝って決断をしたこと。
 ボクの罪は、決断をせずに生きてきたことだ」
「フィリップ・・・」
「ボク達には、ひとつになって、二人の罪を償い続ける義務がある。
 だから、Wになったんだろ?」
「おまえ・・・オレにそれを思い出させるためにここへ?」
「キミがいなければ、続けられない。
 あの日と同じことを今、もう一度聞くよ、翔太郎。
 これからも・・・悪魔とあいのりする勇気、あるかな?」
フィリップが差し出した帽子を被る翔太郎。
 
二人は検索を始める。
そして、犯人にたどり着く二人。
「行くぜ、相棒」
 
亜樹子も同じ頃、依頼人を後を追い、犯人である神父にたどり着く。
依頼人は、ドーパントの仕業としても、姉と一緒に暮らしたいと言う。
しかし、ドーパントの本当の目的を知る。
「そこまでだ」
翔太郎とフィリップが現れる。
「ならば、私の力、見せてくれる」
とデス・ドーパントのメモリを差す。
翔太郎とフィリップの前に再び現れたおやっさん。
「今度は加減しねぇぜ。翔太郎」
『この男は、おまえが決して逆らえない相手のはず。どうする?』
と笑うデス・ドーパント。
おやっさんは、スカルに変身。
「翔太郎。おまえはここにいる資格がない」
「おやっさん、この子は・・・オレの依頼人だ」
「それがどうした。
 またオレの言うことに背くのか?
 またオレを・・・殺す気か?」
「翔太郎くん!聞いちゃダメっっ」
亜樹子が叫ぶ。
「どけ、翔太郎」
翔太郎の胸の中に、おやっさんとのたくさんの思い出がよぎる。
そして、翔太郎は素手でスカルを殴る。
「オレは依頼人のために戦う。
 命がけで・・・あんたの教えを守る。
 それを邪魔すんのがあんた自身なら・・・それとも戦う。
 本物は・・・オレの胸の中で生きてる、あんただけだ」
『バカな・・・。おまえは一体・・・』
「オレは・・・いや、オレ達は」
フィリップに目をやり、
「鳴海荘吉の忘れ形見、二人で一人の探偵で・・・仮面ライダーだ」
血が流れる手で、ジョーカーのメモリを起動させる翔太郎。
「いくぜ、フィリップ」
「ああ」
二人は、Wに変身。
戦いに出たWの後、倒れているフィリップをコミカルに運ぶ亜樹子。いいわぁ〜(笑)。
 
神父のいる教会に向かう冴子、若菜、霧彦。それぞれドーパントに変身。
 
デス・ドーパントと思っていたが、実は“ダミー・ドーパント”。
実際の姿は、びっくりするぐらいしょぼい(笑)。
なりすましが能力らしい。
ダミー・ドーパントのピンチをタブー、クレイドール、ナスカが助ける。
4対1の戦いになるかと思いきや、隙を見て逃げ出すダミー・ドーパント。
ダミー・ドーパントを追うW。
・・・と、ここで『ビギンズナイト』が終わり、画面は2分割に。
左はW、右はディケイドの続きに。
そして、1つの画面に。ここからMOVIE大戦になりました。
ダミー・ドーパントを追っていたWの横には、ネオ生命体を追ってきたディケイドが。
「来たな、仮面ライダーW」
「おまえ、確か・・・ディケイド」
マンモスみたいな武器にダミー・ドーパントが乗り込む。
「W、力を貸せ」
「どうする?フィリップ」
「やるしかないみたいだね」
そこへ歴代ライダーもずらりと現れる。
「邪魔しないでよ」
とネオ生命体が大きい攻撃をする。
「みんな、行くぞ」
ディケイドの技(?)で、歴代ライダーがなんやわからないけど
「ちょっとくすぐったいぞ」
などと言いながら、いろいろ変形してる(笑)。
そして、ネオ生命体に総攻撃。
ディケイドはダミー・ドーパントを、Wはネオ生命体と対決。
マンモスみたいな武器を使い、攻撃。
「自分たちの武器でぶっ潰れろ」
 
ネオ生命体がいるメカの中にいた死神博士がメモリブレイクされた。
メモリの名前は“死神博士”(笑)。
そんなメモリまで作ってるんだ、ミュージアム(笑)。
 
メカからダミー・ドーパントに乗り移ったネオ生命体。
スピードも攻撃力も上がり、Wもディケイドも通常の攻撃が通じない。
「ディケイド、切り札、持ってるよね」
とフィリップ。
「あぁ、ちょっとくすぐったいぞ!」
とカードを取り出したディケイド。
“ファイナルフォームライド・ダブル”
ディケイドは、なんと!Wを切り離したっっっ。
サイクロンサイクロン、ジョーカージョーカーに。
サイクロンサイクロンはフィリップ、
ジョーカージョーカーは翔太郎になったみたいだ。
そして、サイクロンサイクロン、ジョーカージョーカー、ディケイドで同時キック。
ネオ生命体&ダミー・ドーパントを撃破。
 
戦いが終わり、歴代ライダーはそれぞれの世界へ帰って行った。
ディケイドは、
「これは、おまえが持っておくべきだ」
とスカルのカードを翔太郎に手渡し、消えていった。
そして、翔太郎達の目の前に現れた仮面ライダースカル。
顔だけ変身解除。
「別の世界の“鳴海荘吉”?」
つぶやくフィリップ。
「誰だか知らんが、いい顔してるな、ボウズ。
 帽子がサマになるのは、一人前の証拠だ。
 オレは仮面ライダースカル。
 またどこかの世界で会おう」
そう言って、スカルは消えた。
「・・・帽子、サマになってるってよ・・・」
と涙する翔太郎。
ディケイドのエンディングが流れ、Wのエンディングも。
事務所で報告書を書く翔太郎。
「今回はちゃんと守れたかもな。
 依頼人の願いも、心も」
外で雪を見るフィリップを迎えに行く翔太郎。
「俺たちはここで生きている。この街、風都で。
 これからもずっと、あの人の想いを背負って」
風都タワーの下で、1人の男が
「風都にいる仮面ライダーは、1人じゃないぜ」
とアクセルのメモリを起動させる。
最後の最後に、アクセル登場〜〜〜っっ。
 
おやっさんが言ってた依頼人は、シュラウドだったんだよなぁ〜。
そして、Wの決め台詞、
「おまえの罪を数えろ」
は、おやっさんから受け継いだものだったんだなぁ。
単なる決め台詞ではなく、おやっさんの想い、翔太郎とフィリップの想いが
こもった大切なセリフだったんだなぁ。
 
最後、翔太郎がフィリップに帽子を被せるんだけど、帽子被ったフィリップもかわいいなぁ〜。
 
で、これを見た後に、第1話を見たら、第1話のオープニングがより一層、楽しめる。
第1話は、ビギンズナイトのガイアタワーでの出来事から始まる。
 
テレビで第1話を見た時、正直、探り探り見ていたし、当然、おもしろさがまだよくわからない状態で見ていたけど、
全話見た後、また1話を見直したら、おもしろい〜。
亜樹ちゃんは、最初、なんちぅか、ヘンなテンション高い子?なんて思ってたけど、
今、改めて見たら、亜樹ちゃんはずーっと亜樹ちゃんだったんだな〜って(え?分かりづらい?)。
フィリップは、ヘンなコだとは思ってたけど、最初はすごくヘンなコだったんだなって(笑)。
普段は冷静というか、熱があんまりない感じ。平気で気に障ること言っちゃったりもして。
検索暴走っぷりが、すごい(笑)。
検索暴走中は楽しそうで、そういうとこはまだ幼さがあって、かわいい。
若菜姫の第一声が
「くっさい」。
それにしても、第1、2話の事件、ビルが解けたり、規模が大きいよな〜。
「この街では、よくあることだ」と園咲パパ。どんな街やねん(笑)。
霧彦さんの裸体は、やっぱり衝撃的。初めて見た時、ホンマ、びっくりしたもんな〜。
第3,4話では、フィリップの消された過去が、キーワードに。
フィリップは『家族』という言葉に反応し、動揺したり、気絶しながらも涙をこぼしたり。
フィリップの家族が最後まで物語の軸だったんだよな〜と。
なくした家族の記憶に苦しむフィリップと
冴子さんと霧彦さんの結婚式を行う幸せそうな(若菜姫はイヤそう)園咲家。
それがまたせつないよなぁ。
ま、4話の最後には、家族のキーワードを出されても、翔太郎と亜樹ちゃんがいてくれることで
心の安定が保てるようになったフィリップ。
既に若菜姫のファンだったフィリップ。
「不思議だ〜。なんでこんなに惹かれるんだろ〜」
若菜姫は姉さんなんだよ〜〜〜。
若菜姫にラジオで仮面ライダーの話をされて、すごく嬉しそうに笑う翔太郎とフィリップ。
んで、3話でもらったポストカード。
最終回で、フィリップが若菜姫に言うんだよね
「最初にもらったポストカードと同じ笑顔だ」ってね。
せつない、せつないでよ〜〜〜(涙)。
 
続いて、テレビシリーズ第4巻を見る。第13〜16話。
時期的には、映画『ビギンズナイト』の頃。
なので、若菜姫のラジオで骸骨男が出たとか死人還りの話が出てます。
ちなみに、3,4話で出てきた和菓子屋さんの娘が出てくるんですよね〜(笑)。
さっき見たとこだから、なんちぅか、更正してよかったな、と。
13,14話で、フィリップと若菜姫が急接近。
フィリップ、若菜姫、共に恋心みたいなものが芽生える。
んで、この時、若菜姫はフィリップに家族の話をするんだよね〜。
フィリップと弟を重ねる若菜姫。・・・えぇ、弟なんですよ。この時は知らないけどね〜。
フィリップは地球の本棚で、若菜姫のことを検索し、閲覧しようとするけれど、
本を開くことを躊躇する。結局、本を開かなかったんだけど、この時、開いていたら
園咲家のセキュリティが発動したのかなぁ?
発動してたら・・・また違った展開になってたんだろうな〜。
けど、手が触れた感覚、若菜姫がガイアメモリのことを知っていたことなどで、
フィリップの心に、影を落とすんだよねぇ。
 
このお話ではないけれど、後に恋心は大きくなり、若菜姫はフィリップと逃避行しようとする。
が、ちょうどその時、フィリップが自分の本当の名を知り、園咲家の長男だと知り、フィリップは一粒の涙をこぼすんだよねぇ。
せつないよなぁ〜。
若菜姫は逃避行に失敗し、すっかり変わってしまい、フィリップが弟だったことも知る。そして、二人は敵対することに。
若菜姫の、あの恋心は消えてしまったの?と思ったけれど、
最終回、フィリップが消えたことにショックを受け、自分なりのガイアインパクトを起こし、フィリップを復活させるんだよねぇ。
その気持ちは、恋心からだったのか、家族の想いからだったのかはわからないけれど。
 
話を戻して、第15,16話。
ファングメモリ登場の回なんだけど、映画『ビギンズナイト』を見てからだとよりおもしろい。
フィリップが減量地獄の検索にハマり、実行する(笑)。
この回の翔太郎、なんかいい感じにかっこいいんだよな〜。
 
冴子さんはアームズ・ドーパントを使い、翔太郎と亜樹ちゃんを捕らえ、フィリップを取り戻そうとする。
「私を誰だと思ってるの?私はあなたの・・・」
フィリップに遮られ、言えなかったけど、たぶん、この続きは『姉だ』と言いたかったんだろうなぁ。
しかし、フィリップは冴子さんを見ても、敵にしか思わなかったんだよなぁ。同じ姉妹でも、若菜姫とは違うんだなぁ〜。
組織に捕まるわけにいかないフィリップは、翔太郎達を助けに行くか迷う。
助ける術は、ファングメモリを使うしかないが、ファングメモリはビギンズナイトの時に使い、
その力の凄まじさにフィリップは怯えている。
フィリップは、1つの決断を。
「地獄の底まで悪魔とあいのりしてくれ、翔太郎。
 来いっ、ファングっっ」
暴走してしまうことを承知で、ファングメモリを使うフィリップ。
「よせ、フィリップっっ」
止める翔太郎の声に構わず、ファングメモリを差すフィリップ。
凄まじい力で敵を排除するファングジョーカー。
亜樹子を盾にしたアームズ・ドーパントに、構わず刃を向ける。
知識と理性がすべて燃え上がる恐怖の中からフィリップを探し出す翔太郎。
「信じていたよ、翔太郎。ボクを見つけてくれると」
理性を取り戻したファングジョーカーは、寸前のところで刃を止める。
アームズ・ドーパントをメモリブレイクしたファングジョーカーは、逃げる冴子さんを追おうとするが、
フィリップが減量の影響で力が入らなくなる。
サイクロンジョーカーに変身し、タブー・ドーパントを追うが、あと一歩の所で、ナスカがタブーを助ける。
冴子さんのためにレベルアップしたという霧彦さん。
こんなにも愛されてるのに、後に、冴子さんは霧彦さんを消すんだよなぁ〜。
結婚した時はとても幸せそうにしてたのになぁ〜。
 
16話の最後、餅の検索にハマったフィリップは、減量のリバウンドと重なって、かなりポッチャリさんになってるのは楽しい。
よっさむ、この回、好きでね〜。テレビシリーズん時も、何回か見たもんなぁ〜。
 
最終回の1つ前(フィリップが消えてしまう回)で、フィリップが事務所に集まってくれたみんなに
「自分は悪魔みたいなヤツだった」
と言うんだけど、ビギンズナイトで翔太郎に「この悪魔ヤロウ!」と言われたんだよねぇ。
言われたあの時は、フィリップ自身には悪意はなかったみたいだけど、
翔太郎達と一緒に過ごすことで、フィリップはすごく変わった。
第1話を見たら、改めてそう思った。
 
あああ、楽しい〜。
やっぱりWは楽しい〜〜〜。

 

 ↑戻る

 


 

祝♪係長昇進の巻       【10年7月10日】
 
踊る大捜査線MOVIE3、観てきました〜〜〜♪

1回しか観てないので、細かい部分は曖昧ですがご了承くださいませ。
 
で、早速ですが。
とてもわかりやすい内容でした。
相変わらず人は多いですけど、MOVIE2の時よりもちょっとわかりやすくなってるかな、って感じですね。
そのせいか、ちょっと物足りなさみたいのも正直感じました。
 
たかさむも
「もう君塚さんの脚本は古いんやなぁ」と、見終わった後、つぶやいてました。
 
よっさむ、大注目の真下くんは、
テレビドラマの監修で、交渉術を全部喋っちゃったとかで、交渉課を外されてました。
正直「えぇぇ〜〜〜、何やってんの〜?真下く〜ん」と思ったけれど、
そう言えば、真下くんはそういうちょっと調子に乗るというか、軽い部分があるということを忘れてました。
その真下くんが、なぜか湾岸署へ。
最初はなんで来たのかわからなかったけど、徐々に読めてきました。
ってかね、今回の物語の進め方、先が読めるんですよねぇ。それがちょっと物足りなさを感じさせた原因なのかも。
青島くんの健康診断のことだって、物語中盤でもう結果がわかってて、
観てる方はもう結果がわかってるから、すみれさんのいいシーンもちょっとマヌケに見えるんだけど、
笑えない微妙な雰囲気なんだよねぇ・・・。
 
封鎖された新・湾岸署のセキュリティを解くのに、結局は電源落としちゃえば、とか。
え?そんなことで厳重なセキュリティは解けるもんなの?なんて思ったり、
最後のすみれさんのセリフとかも、正直「うーん・・・」と思ったし。
  
 
少し時間をおいて、他の感想レビューとかを見たり、踊るの連ドラの再放送を見たりしていたら、
「あぁ、そうや。こんなんでええんや」
と思い始めて。
 
“封鎖された新・湾岸署のセキュリティを解くのに、結局は電源落としちゃえば”ってのは、
実際、そういう簡単なことなのか、そうでないのかもわからないけれど、
映画なんだから、必ずしも実際と同じである必要がないわけで。
最後のすみれさんのセリフも、すみれさんは結構、毒のあることをさらっと言ってたりするし、
ありっちゃぁ、ありなのかな?と。
ま、個人的意見として言えば、もうちょっと違う言い方だと賛否が高まることもなかったと思うけれど。
そういう部分では、昔はさほど言われなかったことでも、最近はすごく敏感になっているのかな?と。
 
犯人には驚きましたよっっ。
連ドラの最初の方と歳末SPに出てきた小学生、でした。
青島くんが犯人を見て
「あれ?キミ、どっかで・・・」
と言ったことで気がついた。
 
あああ〜〜〜っっ。あん時のコか〜〜〜。
これには口あんぐりでした。
 
そして、なぜか湾岸署に来ていた真下くんは、実は新しい湾岸署の署長でした。
今回、出ていない雪乃さんは産休中らしいです(真下家に二人目の子どもが生まれたそうです)。
 
なんかいろいろと書きましたが、別に「おもしろくない」とか「つまんない」ってことはなく、
そこそこ楽しかったし、おもしろかったですよ。

書いてると、 また観たくなってきました(笑)。
今までの踊るを見直して、OD3を1度見たら、2度目のOD3はきっとまた違う味が味わえるような気がします。
ちゃんと味わうなら、2度目からがいいのかもしれませんねぇ。
ってか、UDONの時もそうだったから、本広監督の映画はそういうパターンなのかもしれないですねぇ。
 
よっさむは新しい湾岸署の続きが観たいですね〜。
係長・青島くんや湾岸署の新しい面々をもっと観たいと思いました。
今回、なんかちょっと各人物にはあまり焦点が当てられてなかったので、そこをじっくりとね。
そうなると、映画よりも連ドラがいいなぁ、と。
真下署長の活躍(?)も観たいですし。
 
そう思うと、交渉人の真下くんはかっこよかったし、続けてほしかった部分もあるけれど(今回はちょこっとだけそんな顔が見られた)、
交渉人ではこれからの話の展開は厳しそうなので、署長就任はよかったのかな?と思う。
あ、それも計算されての、人事なのかしらん?(笑)

 

ちなみに、今日やってたOD1、またまた観ましたよ。
何度観ても、やっぱり観ちゃうなぁ〜(笑)。
来週はOD2。たぶん観ますね(笑)。
そして、OD3もなんだかんだと言いながらも、何度も観ちゃう映画になるんだろうなぁ。

 

 ↑戻る

  


 

ヱヴァンゲリオン新劇場版【破】の巻       【09年7月31日】
 
新キャラ“マリ”が乗る仮設五号機と、使徒との戦いで【破】は始まった。
スタートから“今までのエヴァとは違うぞ”感がする。
マリって、今までのエヴァのキャラにはないタイプ。
シンジくん、レイ、アスカ、それぞれに孤独感があるのに、マリには一切ないように思えた。
 
加地さんも早々に登場。あぁ、やっぱりかっこいい。
加地さんは、スイカ畑や水族館みたいな場所にシンジくんを連れて行き、
生きることや育てること、優しさや強さについて、教えていく。
  
弐号機の登場の仕方も変わっていた。
圧倒的に使徒を殲滅した後、シンジくん達の前に登場。
今回のアスカは、少し大人っぽく、割とドライだ。
前のような、ベタベタした甘さみたいなのはない。
よっさむは、今回のアスカの方が好き。
アスカも登場直後は、キツい部分が全面に出ていたし、
使徒との戦いでも、1人で出来ると思っていたけれど、実際はシンジ&レイの協力がなければ殲滅できなかったことに
落ち込み、改めて孤独感を感じたりするけれど、シンジくん達と過ごすことで、笑うことが出来る人へと変化していく。
この心の変化が、物語終盤の出来事が、より悲しく、つらく見えた。
 
今回は、レイの心境の変化・・・というか、進化がすごかった。
レイもまたシンジくん達と過ごすことで、人らしい感情が芽生え始めていた。
彼女の通常の食事は、大量の薬のみ。薄暗い部屋に1人。
シンジくんは、アスカ、ミサトさんとわいわいと食事する光景とは、まさに明暗を分かれている。
加地さんに連れて行ってもらった海の再生研究所で、シンジくんの作ったお弁当を囲むけれど、
レイだけは「肉が食べられない」からと手を付けなかったが、お味噌汁だけを口にする。
その時、食べ物のおいしさを知り、それからみんなで食事をすることの楽しさも感じていく。
そして、そんな中、彼女から出た初めての言葉。
「ありがとう」
碇指令にも言ったことがない言葉を、シンジくんへ向けて、言ったことに、レイ本人も戸惑う。
そんな彼女が、初めて人の為に何かをしようとする。
料理を練習して、食事会を開こうと企画したのだ。
招待状も手書きで、それぞれにちゃんと渡している様子(渡しているシーンはなかったけれど)。
これには、周りも驚くほど。リツコさんだけは「ありえないわ」と強く否定していたのが印象的。
そして、食事会にゲンドウも呼び、シンジくんとゲンドウを仲良くしてもらいたいという願いも込められていた。
しかし、食事会は直前に使徒との戦いが始まり、中止になる。
 
使徒に侵食されたエヴァ参号機。
テレビシリーズではトウジくんだったけど、新劇場版ではアスカが搭乗。
しかも、レイが企画した食事会の日が参号機起動実験の日だったので、
アスカが気を利かせて、自ら申し出た搭乗だった。
アスカが乗っていることを知っているシンジくんは、攻撃できない。
しかし、参号機は容赦なく初号機の首を絞める。
シンジくんは戦えないと判断したゲンドウは、初号機をダミーシステムに切り替え、参号機を攻撃。
この時、「今日の日はさようなら」の曲が流れる・・・。
「と〜も〜だちでいよぉ〜」
この歌詞がすごくすごくせつなく、響く。
「まだ笑えるんだ」と言ったアスカ。
レイに「ありがとう」と言われたアスカ。
そんなアスカが乗った参号機が、初号機にめちゃめちゃに壊される・・・。
よっさむは、このシーンは見ることができなかった。
耳に入ってくる切ない曲とシンジくんの叫び声、そして、初号機が参号機を攻撃する音・・・。
もう、それだけで、だいぶ辛かった。
アスカの最後の言葉が心に染みて、涙が出てきた。
  
ゲンドウの命令を納得できないシンジくんは、今度こそエヴァにはもう乗らないと決める。
シンジくんがずっと使っていたウォークマンみたいなのは、実はゲンドウが昔使っていた物で、
「耳を塞ぐとイヤな世界から父さんが守ってくれているような気がしたんだ」と言っていた。
それを、彼は、捨てた。
物語序盤の使徒との戦いで、初めてゲンドウに褒められたり、
レイが誘う食事会にも行こうとしていて、シンジくんとの距離が少しずつだけど縮まりつつあったのに、
ここで、また大きく離れてしまった。
そんな中、最強の使徒が襲ってくる。
ゲンドウは初号機をダミーシステムで出撃させようとするが、初号機はダミーシステムを拒絶し、起動できない。
「どうして、私を拒絶する・・・ユイ」
前回、ダミーシステムを受け入れたのは、シンジくんに“人殺し”をさせたくなかったからなの?お母ちゃん・・・。
零号機は修復中。
弐号機は封印中。パイロットもいないし。
使徒に対抗できるのは、エヴァしかいないのに。
しかし、潜入していたマリが弐号機を起動。単独で使徒と戦い始めるが、
あまりの使徒の強さにこのままでは勝てない、と裏コードを発動させるマリ。
精神汚染の危険性がある、まさに奥の手だ。
そんなコードを知っているマリ、って、どの位置の人なんだろう?
最初、加地さんとも接触があったし、加地さんの下にいる人なんだろうか。
弐号機のリミッターが外され、攻撃力は増したけれど、それでも使徒には歯が立たない。
どんなけ強いねん、この使徒。
そこへ、修復中の零号機が巨大ミサイルを持って自爆攻撃に。
搭乗しているレイの足には、シンジくんが捨てたあのポータブルオーディオがくくりつけてあった。
「碇くんがもうエヴァに乗らないでいいようにする」
しかし、使徒の強力なA.Tフィールドに阻まれる。
使徒によりボロボロにされた弐号機が、最後の力で使徒のA.Tフィールドを破る。
「ありがとう。下がって、弐号機の人」
レイはもう、何のためらいもなく「ありがとう」とちゃんと言える人になっていた。
ミサイルが爆発する直前に、レイはマリの乗った弐号機を離す。
大爆発になるが、使徒は殲滅出来ず。
飛ばされた弐号機は、シンジくんがいたシェルターに落ちる。そこで、再会したシンジくんとマリ
(1度、学校屋上で遭遇している二人)。
「もうエヴァには乗らない」というシンジくんに、弐号機の手に乗せ、外を見せるマリ。
シンジくんの目の前に広がったのは、大爆発後の破壊された風景。
そこで、零号機が、使徒にぱくっと一口で食される。残されたのは、零号機の足のみ。
使徒は、ぺっと何かを吐き出す。ぺっっ?!
・・・零号機の頭部だった。
それを見たシンジくんは、ネルフに戻り、初号機に乗り込む。
使徒は、零号機を食すことで吸収。体の下半分が女性の形に変化し、自身のパターンも使徒から零号機に変化させる。
これにより、ネルフの最後の砦は簡単に突破されることになってしまった。
そして、ネルフ本部への攻撃をする使徒。
初号機により使徒はネルフ本部内から外へ出されるが、ここで初号機の電源が切れる。
「綾波を返せ」
シンジくんの強い想いに、初号機は再起動。暴走とも何とも言えない状態になる。覚醒状態か。
ヒトの形を捨て、神に近いモノとなるエヴァ初号機。頭上には、天使の輪のようなものが浮かび上がる。
コアの中のレイを、自分もこのままではヒトでなくなる危険の中、「綾波だけはっっ」と助け出すシンジくん。
この時、流れていたのが『翼をください』。これもまた、心に響いてくる。
救出されたレイは、初号機と同様の大きさになる。
シンジくんとレイの心が繋がった瞬間でもあった。
しかし、初号機の覚醒により、サードインパクトが始まる。
 
ここで、スタッフロール。
「も〜しも〜願い〜ひとつだけ〜かなぁうならぁ〜」
宇多田ヒカルの曲が流れる中、
「今回のエヴァもすごかったなぁ・・・」と半ば放心状態。
 
スタッフロールが終わると、翼のような光を放つ初号機に槍が刺さる。
そこへ、静かに降りてきたエヴァ6号機。乗っているのは、カヲルくんだ。
 
はい、ここで【破】は終了〜。
次回予告では、黒い眼帯をしたアスカがいたよ。アスカ〜〜〜♪
タイトルは前に発表されていた“急”から【Q】になっていた。
Qちゃん?!まさかまさか(笑)。
Quickなんとか、って書いていたよ。
あぁ、今、パンフ見たら“Quickening”って書いてある。
“Quickening”・・・って?? ←よっさむ、英語力、まるでなし(笑)。
今、調べたら“胎動”って意味なんだって。そう言えば、次回予告で
「胎動するエヴァ8号機とそのパイロット」ってあったわ。
はっ・・・8号機?!
「ついに集う、運命を仕組まれた子供達」とも。
シンジ、レイ、アスカ、マリ、カヲル、この他にまだ出てくるのかなぁ。
あぁ、初号機の覚醒を狙っていたゲンドウと冬月さん。
初号機の覚醒には、レイが必要だと思っていたようなことも言うてたなぁ。
シンジくんやレイの想い、それもみんな計算ずくだったってこと?
そうだったら、すごいなぁ。・・・オトナって。
 
【序】の後の予告では、【破】は2008年夏、とか公開時期が書かれていたけれど(実際は1年も伸びたけど。笑)、
【Q】は、何にも言ってないし、書かれてないよ。いつなんだ〜〜〜(笑)。
 
使徒との戦いは、今回もまたすごくよかったなぁ。
あ、参号機との戦いは別ね。
 
初登場のマリもよかった。
エヴァに乗ること、使徒と戦うことにためらいもなく、勝つためには自らの危険も受け入れる。
それも、当然のごとくね。そこに、悲壮感やらなんやら暗い部分は1つもない。
彼女にとってエヴァに乗ることは、存在確認の為でもなく、居場所でもなく、
幸せに感じるからだと言うのが伝わってくる。
新しい、謎の少女だ。
 
映画全体的な感想を言えば、エヴァの戦いだけはなく、
日常にある楽しさや明るさ、それによって変わっていくアスカやレイの心が描かれ、
それがあるからこそ、最後はとてもせつなくて、涙が出てきた。
やはり、光は影があるからこそ輝いて見え、影もまた光があるからこそ黒く見えるのか。
【破】は、いろんな意味で、【破】だったな。
テレビシリーズからのエヴァを、まさに破った感があった。

 

 ↑戻る

 


 

あなたは死なないわ。私が守るものの巻      【07年9月24日】

ついに観てきたですよっっ。
『ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序』

基本的には、前のエヴァと同じストーリーだけど、
カットとか新たな部分も結構あった。

シンジくんがエヴァ初号機に乗るか乗らないか、のシーン。
シンジくんは拒否する。だったら、と包帯姿の明らかに弱っているレイちゃんを搭乗させると言う。
そこへ、使徒の攻撃のせいで揺れる。
前のエヴァだとそこで動くはずのない初号機が、シンジくんをかばう、って所があったんだけど、
今回はなかった。
よっさむ的には、動くはずのない初号機がシンジくんをかばうことで、初号機とシンジくんの
特別な関係性が出てよかったと思うので、
「ん〜、ここはカットするんかぁ」と思った。

学校でのシーンは結構カットされてて、戦闘に関するシーンが多かった。
機械のシーンがすごくかっこよくて、前作よりもロボットアニメっぽかった。

学校でのシーンがカットされてたけれど、ヤシマ作戦の時、トウジくんとケンスケくんが
留守番電話に、シンジくんへ応援メッセージを残すシーンは、なんだか泣きそうになった。
前作であったエヴァのパイロットを辞め、街を離れようとするシンジくんを見送りに来るシーンも
よかったけれど、あれは、エヴァパイロットとしてではなく、友達として、と言う感じ。
今回は、メッセージを残してくれることで、エヴァのパイロットでいることを思い悩んでいるシンジくんにとって、
がんばりをちゃんと認めてくれている人がいる、ということが、さりげなく表現されてて、なんかジーンとした。
あんなに怖い思いをしながら、使徒と闘っているのに、
勝って当然だと、誰も褒めてもくれない。
頑張っているのに、それが認められないのは、本当にツライよね。

ヤシマ作戦での使徒、攻撃する度に姿(形)が変わって、すごーくかっこよかった〜〜〜。
攻撃されると、叫び声みたいなのを出すんだけど、それが
「あぁ、生物なんだな〜」と思わせる。
今回、どの使徒もコアを破壊されると、赤い血みたいなのが吹き出して、まさに血の雨が降る。
ので、使徒殲滅直後は、雨が降り、虹がかかる。
血飛沫とか苦手な人には結構ツライ描写(^^;。

全体的に、絵がキレイっっ。CGかっこいい〜。
今回のシンジくんは、容姿がちょっとかっこいい。
性格も相変わらず後ろ向きっていうか、内向的ていうか、そこらへんは変わってないんやけど、
ちょっと冷めた感じっていう部分があって、それがまた余計、性格がうつむいてる感じが出てる。
前は、弱々しい感じが出てた。
よっさむは今回、シンジくんに共感する部分が結構あったよ(笑)。
だから、何ヶ所か泣きそうになっちゃったのかなぁ。
レイちゃんは、性格的には変わらず。容姿は更にかわいくなってた。

初号機もかっこよかった〜。暗い中で光るあの蛍光色の緑。
初戦で暴走、そん時、復元された手は、ヒトと同じ。
ヤシマ作戦で、熱くなったエントリープラグを持ったことによって、塗装が溶けて、
ヱヴァの手が見えた。キレイな爪だった。
今回は、早い目にヱヴァがヒトっぽいっていう部分を結構出してきてるような。
前回は、初戦で破壊された顔の拘束具を取り、包帯が巻かれた初号機に
歯があり、目がぎょろっとシンジくんを見るシーンがあったけれど、今回、それはなかった。

今回は、ヤシマ作戦まで。
よっさむは、ヤシマ作戦と『静止した闇の中で』が好きなので、こんなかっこいいヤシマ作戦が見れて嬉しい。
大好きなのですよ〜。
レイちゃんの「あなたは死なないわ。私が守るもの」とシンジくんの「笑えばいいと思うよ」のセリフが。

そうそう、最後にカヲルくんが登場した。
よっさむはカヲルくんが出てきただけで「おぉぅ〜」と思ったのと、カヲルくんが何やら難しいこと言ってたので
「え?何なに?」と思ってたので、気がつかなかったんだけど、
たかさむが言うには、カヲルくんは月面にいて、その月に、血飛沫みたいなのがついてた、って。
ヤシマ作戦と同じ時間のシーンなら、あの時点で月に血飛沫がついてるのはおかしい。
あのシーンは、前回の劇場版『Air、まごころを君に』の時で、リリスがぶしゅーってなって、飛び散った血(?)の後なんじゃないか?
だったら、『最後のシ者』で殲滅されたカヲルくんではなく、別のカヲルくん(レイちゃんが何人もいたように)なんじゃないか、って。
えええーっっ。
とゆことは、もしかしたらあのシーンは『急』の後の、新作の部分への伏線???
うわー、それがわかるまで1年以上あるよ〜〜〜(笑)。

最後、予告があったんだけど、そこで「5号機、6号機」って言うてたのよ〜。
え?え??え???
5号機、6号機って何???
量産型じゃなくて?
それも「月よりパイロットと共に」みたいなことも言うてたし。
カヲルくんが月面に居たということは、もしかしたら、次回でもうカヲルくん登場???
うわー、わくわくするー。
ってか、早くみたい〜〜〜。
次回は、来年の春ですか、そうですか〜。くぅ〜〜〜。

細かい部分とか全然観れてないので、もう1回観たいわ〜。
よっさむ的には、かっこいいヤシマ作戦だけでも十分、DVDを買う方向に傾いてますよ(笑)。
ホンマ、かっこよかった。
ぺしは「最後(カヲルくん登場シーン)だけ、もう1回観たいわ」と申しておりました(笑)。
たかさむは「いっそのこと、話を全然違う方向へ持っていってもよかったんちゃうかな〜」と。
エンドロール見て、めちゃ豪華なメンバーが名を連ねてることに
「ホンマ、映画何本撮れんねんっていうメンバーやで」と。
よっさむは、思ってたよりもおもしろかった。
正直、リメイクだし、新作へ向けての復習程度だと思ってたけど、
絵はすごくキレイになってるし、登場人物もいい感じで熟成されてるような気もしたし、
ヤシマ作戦がすごくかっこよかったし。

パンフレットに、
「次回 ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破
 2008年公開予定」
と、書かれた下に小さく
「スタッフ募集中」
と、書かれてた(笑)。
スタッフの皆様、次回も楽しみにしてますよ〜。

 

↑戻る

 


 

家族ってかっこ悪い?の巻      【06年12月31日】


ユースケ出演の映画“酒井家のしあわせ”を観てきた。
全体的に静かで、でもいい感じに落ちついている印象。その中で描かれるリアルさ。
ストーリーは、中学生の男のコ・ツグオを中心に進んでいく。

ツグオくんちは、お父さん(ユースケ)、お母さん(友近)、妹の4人家族。
でも、お父さんはお母さんの再婚相手で、妹は再婚後できた。
一見シンプルに見えて、ちょっと複雑な酒井家。
お父さんは頼りない感じで、お母さんは口うるさい。お母さん役の友近がこれまたリアルな“おかん”でねぇ。
あんなおばちゃんいてるわ〜と思った。
実際、知り合いにもいてます(笑)。でもねぇ、よっさむ的にはそのリアルさが変に不自然で。
やっぱり友近の芸風が“リアルな人物”像なので、よっさむ的にはコントとの境目が見られなかったのがちょっと残念。

ツグオくんは自分の誕生日に女のコからプレゼントを貰う(受け取ってないけど)んだけど、それにちょっと引いてたり、
「誕生日やから」とお母さんは外食しようと言ってたけれど、友達の家で食事を頂いたり、家族に対してなんか素直になれない感じ。
ビミョーな中学2年生のココロがうまく表現されてた。

ある日、お父さんが家を出ていくことに。理由は「好きな人が出来た。それも男の人」。
でもそれは病で余命が短いと知ってしまったお父さんの“嘘”・・・。
前のダンナさん(ツグオくんのお父さん)とツグオくんのお兄さんを亡くしているお母さんのことを思って、ついた嘘。
それを知ったツグオくんは、「忘れてくれ」と言うお父さんに対し「忘れられるわけないやんか!」と。
そして、お母さんに伝える。
「お父さん、死んでしまうんや・・・」
話してる間に、涙が出てきて、言葉にならなくなる。ツグオくんにとっても、お父さんは大切な家族なんだと伝わってくる。
それを聞いて、お母さんはツグオくんと妹を連れて、お父さんが入院している病院へ。
「バレバレです」
お母さんは、お父さんがついた嘘をとっくに知ってたのですよ。
知ってたから、お父さんから言い出すのを待ってみたり、大阪へ引っ越すことを決めたのも、お父さんの看病する環境を作る為だった。
お父さんはお母さんやツグオくん達の事を思い嘘をついたけれど、お母さんはお母さんなりにお父さんを思っていたのですな。
それにしても、「好きな人が出来た。それも男の人」って嘘は、すぐにバレそうな気がするんですけど(笑)。
でも、優しさから出た“嘘”だから、ええとしましょか。それもお父さんの人柄ですな。

家族みんなで大阪へ引っ越す酒井家。見送りに来てくれた友達と誕生日にプレゼントをくれた彼女。
小さい花束持って。
そこでされた告白は・・・「俺たち、付き合ってんねんやんか」。
ツグオくんに結構なアタックしてた彼女は、なんと友達の彼女になってた(笑)。うははははは〜。
こういうのって、学生ん時、よぉ聞いたわ〜。
それを聞いた(?)お父さんは「かっこわりぃ〜」と笑う。
お母さんも「何、笑ってんのよ」と言いながら、笑う。
妹は、ぐーぐー寝てる(笑)。
最初はムスっとしてたツグオくんもつられて、笑う。

かっこ悪いけど、あったかい。
まさに、映画のキャッチコピー通りのエンディングでした〜。

この映画では、ユースケのさりげない優しい感じが出てて、よかった〜〜〜。
病室でお母さんの髪を撫でるとことか、もう胸キュンです(爆)。
気の強いお母さんの“弱さ”も知ってる。だから、嘘をついた。
でも、お母さんはそれよりも強かったですけどね(笑)。

映画を見終わって、たかさむが「学校から観に行く映画みたいやったな〜」と。
うんうん。
まさに、そんな感じでした。

日常って、かっこ悪いことばっかり。
でも、それでもいいやん♪そこに笑顔があれば。
なんかそう言われてるような映画だったな〜。

最近、思い沈むことが多いよっさむだけど、この映画見て、ココロがちょっとあったかくなった。
当たり前で。
フツーで。
何でもないことだけど、本当はそこにあったかいモノがある。
下向いて、ヒザ抱えて、隅っこに座ってたら、忘れちゃうぐらい小さくて、大切なこと。
それを思い出した。
ばっちり元気になるまで、もうちょっとかかるかもしれないけれど、
それでも、ここに、笑顔がありますように。

 

↑戻る

 


 

キャプテンUDON参上の巻      【06年9月20日】

 

“UDON”おかわりしてきました。よっさむ的には2杯目(2回目)の方がよかったですねぇ。
この映画、あんまり「どんなストーリーなの?」「どうなるの〜?」的な期待感を持って観る映画じゃないってことが
よくわかりましたね〜、えぇ(笑)。
やっぱりストーリー的にはベタなので、期待感が大きければ大きいほど、肩透かしを食らった感じがするかも。
でも、ベタな話って結局、何回観ても飽きないんだよねぇ。実際、今回もストーリーわかってるのに飽きずに観られたし。
水戸黄門も暴れん坊将軍もそうじゃない。落ちついて見られる安心感、っていうのかな。
その安心感が“UDON”って映画を引き立てるっていうか。
まぁ、実際うどんって食べ物自体もそんな期待感持って食べるようなモノじゃないし(笑)、だから本当にタイトル通り、
うどんの映画なんだな〜って。
そうそう、キャプテンUDONのサイトがあると噂では聞いてたんだけど、劇中に出てるらしいURLを確保出来ず
(結構ストーリーに入り込む方なので。笑)、
ネットで漂ってたら見つけました。
ラストシーンで出てくる予告編が観られますっっ!めちゃかっこいい〜〜〜(>_<)。
なんかねぇ、マジでキャプテンUDONの映画が観たくなりました(笑)。
本広さん、次は特撮撮ればいいのになぁ〜。オタク度高くてお金もすごくかかりそうだけど(爆)。
リンクは張らずにいときます。探してください(笑)。

 

↑戻る

 


 

うどんでどんどん元気になぁ〜れ♪の巻      【06年9月1日】

 

“踊る大捜査線”、“交渉人 真下正義”、“サトラレ”、“スペーストラベラーズ”などの監督、本広克行さんの最新作
“UDON”を観てきた。本広さんの作品はどれも結構好きだけど、最初にこの“UDON”の話を聞いた時は正直
「うどんの話?微妙〜」と思いました(笑)。でも、きっと本広さんだもの、予想外のおもしろさで、うどんの話を
見せてくれるんだろうな〜とも思ったり。けど、もっと正直なところを言うと、ユースケ主演じゃなかったら、
前売りは買わなかったかも(爆)。

物語は、ニューヨークで「ビックになる!」とコメディアンを目指してた主人公・香助(ユースケ)が挫折して
故郷、香川に戻り、ニューヨーク生活で出来た多額の借金を返す為に、親友・庄介に紹介されたタウン誌を
売る仕事を始める。
そこで、地元ながらうどんの話題が全く載っていないことに気付き、それを普通のお店紹介記事ではなく、
コラム形式で掲載していく。
それがあれよあれよと話題になり、次第にうどんブームへと発展していく。しかし、ブームとは祭りのようなもの。
祭りが終わって、香助はかつて『ここには夢なんかない。あるのはうどんだけ」と言って出て行ったものの、
やっぱりうどんが好きだったことに気付く。そして、うどん職人であるお父さんに素直になれずにいた香助は
ある決心をし、
お父さんと向き合うことにしたが、香助の前には、倒れているお父さんが…。
お父さんが亡くなって、初めてお父さんが打ったうどんをたくさんの人が楽しみにしていたことを知った香助は、
お父さんと同じ味のうどんを作ろうとする。お姉さんに叱られながらも、何度も何度も失敗しながらも友人達やたくさんのうどん屋さんの協力を得て、香助はなんとかおいしいうどんを作った。
そして、改めて香助はお父さんの偉大さを実感する。
おいしいうどんを打てた香助はそのまま製麺所を継ぐのかとよっさむは思ったけれど、またカバンを持って出て行く。
そして、3年後。香助はニューヨークの大きなモニターに映し出されていた。
自身が子どもの頃に描いたヒーロー“キャプテンUDON”と共に。

映画全体的には、割とゆったりした雰囲気。でも、飽きることはなかった。
好きなシーンは、香助がネギを抜くシーン。
庄介が「根っこから抜いたあかんで〜」と走り寄ってくるけれど、時既に遅し。
香助はもう根っこから抜いちゃってて、「うわぁ」とリアクションするところ(笑)。
香助と庄介がウルフルズの『バンザイ』を歌うシーンもよかったな〜。
映画館に響くユースケの歌声〜。あぁ〜、よっさむはユースケの声が好きだ〜〜〜。
香助が子どもの頃に描いたヒーロー“キャプテンUDON”のシーンは、CGはすごくかっこいいし、敵役には寺島進さんと
アリキリの石井くんが出てるし、おもしろかった〜。
なぜかトータスさんが侍の格好してたから「サムライソウル」歌うんかと思ってしまった(笑)。
もちろん、いーっぱいおうどんも出てくる。麺に生卵とか麺にネギとゲソ天とか、ダシをかけるだけ、とか
ホント、シンプルなモノばかりで、料理は見た目も大事というけれど、ハッキリ言って、あのシンプルさ加減では
なかなか目で見る美味しさみたいなのは伝わりにくいやろうけど、見た目のシンプルさ以上に、
すごく美味しいんやろうな〜。
よっさむは、香川に行って食べた事はなくて、、物産展で買った讃岐うどんを家で茹でて食べたことしかないけれど、
麺がすごーく美味しかったんよねぇ。ほんのり甘くて、ホンマ「余計なもんはいらん、麺の味を味わって〜」って感じ。
家で茹でたのがこれだけおいしいんやもん。そこで食べたら、もっと美味しいんやろうな〜。シンプルなものほど奥深く、
そして難しい。映画見た後、買った讃岐うどんを食べながら、改めて思ったです、はい。

で、ストーリー的な部分に話を戻すと、コメディアンになり、みんなを笑わせることを夢見ていた主人公・香助。
美味しいうどんを作る事で人を笑顔にしていたお父さん。お父さんも頑固で厳しい人ながらも、香助の多額の借金を
肩代わりしたりして、やっぱり心配してたんですよね〜。でも、心配してるって言えない。
香助も「勝手なことすんなよっっ」と激しく突っぱねてしまい、素直に謝れない、感謝出来ない自分に苛立ちを感じたり。素直に向き合うことが出来ずにいたところまで、
ホント似た者親子だな〜と思った。
最後のシーン。ニューヨークの大きなモニターに、キャプテンUDONのCGが映し出されて、そこに香助も映し出される。
その時の香助の顔がかっこいい〜〜〜♪

よっさむ的には、まぁ、よかったと思います。おもしろかった〜と言うようなテイストの映画ではないと思いますね。
うどんのダシのように染みていくっていうか。
ラーメンはがっつり背油たっぷりのチャーシュー&ねぎ山盛りのとんこつで〜、とか、
唐辛子たっぷりの鍋、大好き〜〜〜♪なんて人には、あまり好まれないかも(笑)。
よっさむはダシの優しい感じの料理は好きですが、映画とかは“動”がある方が好きなので“UDON”よりも“真下くん”の
テイストの方が好きですね〜。“サトラレ”もよかったけれど、“スペトラ”の方が好きだし。
でも、観ていて飽きなかったし、見終わった後の「ん〜?」って感じもなかったので、やっぱりよかったんだと思います。

 

まだ1回しか見てないので細かい所とかいっぱい見逃してると思うので、2回目観たら、また追記するかもですが〜。
とりあえず、1回目観た感想…になってるか疑問ですが〜(笑)書いてみました。相変わらず、長くてすいません(爆)。

 

↑戻る

 


 

裏の裏だよの巻      【05年12月18日】

オープニング。ブラックカエル急便の車がとすれ違う車。いきなり『交渉人…』のリンクですね(^^)。
このすれ違った車に乗るのが、今回の主役・木島丈一郎さんです。
立てこもり事件が起き、交渉課準備室課長・真下くんと補佐の倉橋くんがパトカーの後部座席から交渉を
試みるも犯人は電話をとろうとしない。しかも、回戦を切ってしまう。仕方なく、拡声器を使って
交渉しようとしてる所に、キューっと急ブレーキで止まる車。木島さん登場。相変わらず厳ついです(笑)。
交渉にもたついている真下くんに「何タラタラやってんだよ」と、すぐさま木島さん自ら現場突入。
立てこもり現場になっているマンションの一室には、人質となってる子どもが1人。タイミングを決めて、
SITと共に突入。OD2に出て来た耳がきーんてなるやるやつを使って突入。犯人は確保時に発砲。
それが木島さんの肩に当たる。「木島さんっっ」と誰かの声が響く。撃たれながらも、
人質の子どもを守りにいく木島さん。その間に、犯人は確保。
え?これって予告編の最後のシーンだよね?え??もう撃たれちゃうの???と思ってたら、
木島さん、防弾チョッキ着てました。さすがです。
事件が一段落し、木島さんを見た子どもは「すいません」とビビってます(笑)。
目を開けたら、厳ついおっちゃんが目の前にいたらそりゃビビるわな〜(爆)。

犯人確保後、マスコミのインタビューを受ける真下くん(笑)。
それを見てた木島さん「あのバカ、あんなぺらぺらチャラついて、
インタビューなんか受けてっとそのうち誰かに狙われっぞ」。
これって『交渉人…』へのリンクですね。木島さんの勘が当たり、誰かに狙われちゃったわけです(笑)。
「(交渉は)元々SITの役目なんですけどね…」とつぶやくSITの浅尾さんに
「おめーらの交渉が頼りないから、室井のやろーが交渉課準備室なんてのを推進してんじゃねーか。
修業しろ」と木島さん。
「木島さん、そのチームの係長じゃないですか」と浅尾さんが言うんですが、木島さんって交渉課準備室の係長なの??
それとも推進してるチームの係長なのかなぁ〜?「オレは口下手なんだよ」とごまかしますが(笑)。

人質となった子ども・遼くんの両親は離婚していて、父親は出張中。母は「父親に親権を渡してるから」と迎えに来ない。
こんな時に、家族が側にいないなんて、不安だよねぇ…。
木島さんが優しい口調で(でも厳つい。笑)事件の事情を聞こうとするけど「すいません…」とうつむいたまま
答えようとしない遼くん。そこに、別の事件の捜査員が遼くんを捜査本部へ連れて行くと言う。
捜査員に連れていかれそうになった遼くんは、木島さんの手を掴み、泣きそうな顔で木島さんを見つめる。
それに何かを察した木島さんは、遼くんの手を握り返す。そして、捜査員にたてつき、隙をついて、
遼くんを連れてその場から去る。とりあえず車で移動。
木島さんも「何か様子がおかしい」と感じ始める。実は、この遼くんはある殺人事件の目撃者だった。
車の中でいつものようにタバコを吸う木島さん。遼くんは煙たがって咳き込む。
そこへ、遼くんを連れて行こうとした捜査本部の管理官から電話。“組織”が目撃者である遼くんを狙ってるので、
警護するから引き渡せ、と。事情を聞いて、仕方なしに引き渡すことにした木島さん。
引き渡し場所は、とあるファーストフード店。
そこの店員さんは、OD2で噛みつき魔の被害者になってしまったセーラービーナス。
首にあの時の傷跡が残ってました。あの事件から数ヶ月経つのに、あんなに傷跡が残るなんて(涙)。
木島さんは、遼くんに「天下のチーズバーガー、食べな」と買ってきてあげるけど「チキンカツバーガーがよかった」と
食べようとしない。木島さんは「チーズバーガーをナメちゃだめだよ。世界ヘビー級チャンピオン、
ボクサー、ジョージ・ポアマン知ってる?彼はチーズバーガーを食べたからあんな強くなったんだよ。強くなるよ」と
話すけど、遼くんは「いらないです」(笑)。
「オレは食べるよ。強くなるんだからよ」と食べようとする木島さんのケータイが鳴る。着メロは寅さんのテーマ(笑)。
電話は刑事部長から。本庁の情報が漏れているので、誰が裏切っているのか調べる間、遼くんの安全を最優先させながら
時間を稼げと命令を受ける。
木島さんはその場を去り、ある居酒屋へ。
そこには、キレイなママ・ミツコさんが♪ミツコさんは木島さんを「丈ちゃん♪」と呼ぶ(笑)。
木島さんは、ミツコさんにお金を借り、裏口から店を出ようとすると、爆処理班のご一行がゾロゾロと入って来る。
「なんで裏口から入ってくんのよ」と木島さん。「裏口から入ってくるのが爆処理の基本だもの〜」と爆処理班・班長。
え?そーなんすか?(笑)爆処理班もこのお店の常連みたいです。
班長も木島さんの様子が微妙に違うことに何かを勘付いたようで。すごいですね〜。
でも「またなんかやらかしたな」ですって(笑)。木島さん、いろいろと前歴がお有りのようで(爆)。
黒ひげ危機一髪をする爆処理班。班長の番が来た「グレードめちゃめちゃ高ぇ〜な」と。手に持っている黄色と赤の剣。
さ、班長、どっち刺しますか??黄色の剣で刺す班長…。びよ〜ん、黒ひげ飛んじゃいました(笑)。
これは『交渉人…』に出てくるシーンとリンクしてますねぇ。今回は勘が外れちゃったけど、『交渉人…』では、
見事勘が当たって、爆弾処理成功してます(^^)。爆処理班って、こうやって勘を鍛えてるんでしょうか?
それとも、緊張感がないとダメな体質になってしまってるのかな?(爆)

とある駐車場で、黄色い回転灯を見た遼くんは、殺人現場を見た時のことを思い出す。
そこへ、所轄の警官が木島さんを発見。「誰が敵か分かんねーんだよ」と慌てて逃げる木島さん達。
捜査本部へ派遣された倉橋くんが情報漏れを指摘。そして、木島さんの逃走経路を予測する。
新幹線を使うと予測した倉橋くんに「そんなバかな」と半信半疑な管理官も「なんせ木島さんですからねぇ」の一言で
納得(笑)。
木島さん、やっぱり今までもいろいろお有りのようで(爆)。
予測通り駅に現れた木島さん。でも、乗ったのは新幹線ではなく、寝台列車。
木島さんってやっぱり予測通りにはいかない人ですね(笑)。
「逃亡者と言えば、昔から北へ逃げるって決まってんだよ」「旅と言えば、夜汽車なんだよ」ですって。
チキンカツ弁当がなかったからと駅弁を買わなかった遼くんに「難民の子どもたちはそんな贅沢言ってたら
生きていけないんだよ」と説教したり「チキンカツ、チキンカツって言ってるとトリになっちゃうぞ。
贅沢言わないで何でも食え」と、優しく論したりもします。
駅弁を食べない遼くんに「“ぼくんち”って映画見た事ある?幸せってのは暖かいご飯の中に入ってるんだよ」と
話したり、お弁当のフタに付いたご飯を食べない遼くんに「農家の人が1年かけて、1粒1粒丹精込めて作ってるんだよ。
残したらバチ当たんぞ」と言ったり。ゴミの分別も指示したりして、当たり前のことを言ってるんだけど、
木島さん、結構細かいです(笑)。
その頃、寝台列車の停車駅で木島さんの確保を試みるも失敗する本部は、イラつき出す。
SITの浅尾さんも列車で木島さんの後を追う。売店のおばちゃんに、「そんなしかめっ面してたら彼女に逃げられるよ」と
言われ、浅尾さんは左薬指の指輪を見せて「きっと帰ってくんだよっっ。帰ってくんのっっ」と叫ぶ。
どうやら図星だったようで(笑)。
列車の中では、遼くんがぽつりぽつりと殺人事件を見たことを木島さんに話し出す。
それを聞いた木島さんは「つまりこれはお前の事件でもあるんだ。だからお前の協力が必要」と優しく話す。
見た事を聞きだそうとする木島さん。とりあえず思い出したことだけを話すけれどそれ以上は「よく覚えてない」と
言う遼くんに
「そんなはずねーだろ。ちゃんと思い出せよっっ」と思わず怒り口調で言ってしまった木島さん。
「そんな怒んないでよ」とちょっとビビる遼くんに「ごめん。こんな仕事してっと怒んのクセになっちゃってな…」。
「嫌な仕事だね」と遼くんに言われて、頷きながらへこむ木島さん(笑)。「東京に帰りたい」とつぶやく遼くんに
「そりゃダメだよ。警察の中にな組織とつるんでる裏切り者がいるかもわかんねーから、ハッキリするまでダメ。
東京帰ると何が起きるかわかんねーぞ」。「警察もいろいろ大変だね」と遼くんに言われ、
またもやへこむ木島さん(爆)。
犯人に「SDは?」と聞かれたことを話す遼くん。「え、SD?」どうやら木島さんは、SDカードを知らない様子。
その後も「その“なんとかカード”を探しに押し入ったってことか」。
って、木島さん、今教えてもらったのに覚えていません(笑)。
ここで木島さんと遼くんのルール決め。
タバコを煙たがる遼くんに「これからタバコ吸いたい時は、『吸っていいですか?』って聞くから、
お前もいいか悪いかちゃんと返事しろ」。同意する遼くん。木島さんは早速「吸っていい?」と聞く。
遼くんは「やだ」って即答(笑)。
ふふ、いいコンビです(^^)。

居酒屋で盛り上ってる爆処理班。映画についてミツコさんに熱く語る班長。
班長は爆弾関係の映画しか観ないようで。爆弾が出てくるのに、爆処理が出て来ない映画は納得いかないそうです(笑)。
そこへ、木島さんから電話。班長からこの事件の被害者は、警察の会計課の人だと言う事を聞く。
電話を切った班長に捜査員が「今の電話、木島だな?」と問うが「爆弾でふっとばすぞ」と追い返す。
「いっちょ上がり〜。うぇぃ」
これも『交渉人…』で出てきたセリフですね(^^)。その後は何食わぬ顔して「ジャガーノートって知ってる?」と
またミツコさんに語りだす(笑)。
ジャガーノート、これは『交渉人…』にも出て来た映画ですね。
これは、爆処理が大活躍なので班長、お気に入りの様子(笑)。

さて、爆処理班からも情報が聞き出せなかった捜査本部は、更にイラつきが増してましたね〜。
意見した倉橋くんに「(仕事が進んでいないので)だから交渉課なんかいらないって言われるんだ」
「(交渉課を推進している)室井くんも困ったもんだ」と管理官、ご立腹。

そして、列車内で木島さんの手にはカップ酒。「お酒飲むの?」と遼くんに聞かれ、「きつけだよ、きつけ」。
「どぅも様子が変だよな〜。次の駅で何かが起きるかもしんねぇんだ」
「どうして?」
「勘なんだよ、勘。オレの勘な、外れたことねぇんだよ」
そう、木島さんの勘通り、本部は駅に向かっていました。
倉橋くんのケータイが鳴る。真下くんから電話。真下くんも様子がおかしいことを勘付いているようで。
とりあえず倉橋くんに動きがあったら、知らせるようにと指示。列車内、タバコを吸おうとライターに火をつけた木島さん。
それを見た遼くんはすぐさま「ヤだ」。「なんだよぉ、いいじゃんよぉ」と言う木島さんは、
遼くんに「ルール違反だよ」と言われ、素直に火をつけるのをやめる(笑)。なんかかわいいな〜(厳ついけど。笑)。
木島さんは、ぽつりと話し始める。「お前、友達いねぇだろ」「ちょっと浮いてるだけだよ」と遼くん。
これも『交渉人…』で木島さんが言ったセリフですね。木島さん、受け売りだったんですね(笑)。
木島さんは、独りぼっち。猫1匹飼ってるだけらしい。猫の名前は「タマ」。ベタですね〜(笑)。

駅では、捜査員が待機。列車のドアが開く。車内を捜索する捜査員。
あったのは「ゴミは分別して捨てとけ!」と書かれた駅弁の空箱。
木島さん達はすでに列車を降りていたけれど、バレてホームで取り囲まれる。そこへ浅尾さん登場。
確保される寸前、木島さんは拳銃を持っているフリをして、浅尾さんを人質にとる。
「元勝どき署・マル暴をナメんじゃねーぞ」と威嚇する。
「えぇ、(拳銃)持ってんの??」と遼くんもビビってます(笑)。
捜査員も「持ってんですか?勘弁してくださいよ」とうろたえる(爆)。
浅尾さんを人質にして、駅から出る木島さんと遼くん。警察が何やってんですか(笑)。
その後、浅尾さんは駅近くで木に縛られてたらしい。
ここで倉橋くんが「携帯電話を辿れば、木島さんの行方がわかる」と作業開始。
でもねぇ、木島さん、ファーストフード店で刑事部長と電話を切った後、電源切ってるんですよねぇ〜。
辿られないように先手売ってたんですね。で、その木島さん達は新潟にいました。
携帯電話を一瞬使おうとしますがやめました。倉橋くんが木島さんにかけてた時でした。危なかったですね〜。
くしゃみをした木島さんにティッシュをあげようとリュックの中身をぶちまけた遼くん。
「ちゃんと整理整頓しないから、出るもん出てこないんだよ」と木島さん。
木島さんってきっちりしてるんですね〜。そのリュックの中から問題のSDカードが出てくる。
「あの人が入れたんだ…」

倉橋くんへ真下くんから電話。立てこもり犯を取り調べたら、今回の事を仕組んだのは、
そこの管理官・稲垣だと言うのだ。“組織”は遼くんを追っていない。遼くんを追っているのは、稲垣と警察だけ。
倉橋くんに木島さんに真相を伝えてほしいのとデータの検索を指示。
同じ頃、木島さんもSDを手にしながら推理する。
「所轄の会計課が“組織”に殺されて、死に際にこのカードをお前に預けた。…会計課が命がけで守るデータ…裏金…」
遼くんは、事件の時、ある男が走ってきたことを思い出す。顔は覚えていると言う。
「…追ってくるのは警察だけ。情報漏れ…裏切り者……」パズルを合わせるかのように、今までのことを考える木島さん。
「まさかなぁ…」と言いながらも、遼くんに見た男の顔の特徴を
「そいつ、目が細くて、キツネみたいな顔してなかったか?」と聞く。
「そんな感じかな…」と遼くん。木島さんが思った人物とビンゴしたようです。
「人間、大人になると時々、汚れちまうことがあるんだよ」そして、二人は青森へ向かう。

一方、居酒屋ではミツコさんと班長がしっとり話をしてる。ミツコさんは事件に巻き込まれ、PDSDになってしまった時、
木島さんが一生懸命助けてくれたらしい。木島さんは、ミツコさんが人質になった事件の担当で
「オレが口下手だったせいで救出が遅れた」と言ってたらしい。あぁ、そうか。だから木島さんはチームの係長なんだ。
で、そのチームとは交渉課推進チームか。なるほど〜〜〜。
ちなみに、ミツコさんが食べているのは、北海道土産で有名な白い恋人。
これも『交渉人…』のリンクですね〜(^^)。さりげない〜。

田舎の道を歩いている木島さん達。ちょっと休憩と道端に座る。
「もう座っちゃうの?」と言う遼くんに「うん、座っちゃう」と返す木島さん。なんかこのやり取りがかわいいな〜。
タバコ吸う時はちゃんと聞いてるし。遼くんはこの旅がちょっと楽しそう「学校行かなくていいしね♪」って。
「学校で友達いた?」と聞かれる木島さん。「ちょっと浮いてただけだよ」。それを聞いて、なんだか嬉しそうな遼くん。
「本当の友達なんてもんはな、一生で1人見つかりゃいいんだよ」と木島さんですが、
「その友達見つかった?」と聞かれ「どうかな…」とちょっとちょっと寂しそうな表情を見せる。
タバコをポイ捨てした木島さんに「ポイ捨て禁止」と遼くんに注意され、「すいません」と
ちゃんと持ち帰るところがまたいい感じ。
そして、走ってくる車を見つけ、ヒッチハイク。乗せてくれたのは、カエル急便。
「あんな田舎道で何やってたんです?」と聞かれて「ヒッチハイクだ、バカヤロウ。あれこれ聞くなよ」と
木島さん流でごまかすと「すいません、口悪くて」と気を使って謝る遼くん(笑)。
その後、運転手さんと世間話。
「年末なんて、やれクリスマスプレゼントだ、やれお歳暮だ…っっつてね、(忙しさが)もう洪水」と言う運転手さん。
そう言えば『交渉人…』で、カエル急便の車(犯人が乗ってたかもしれないんやけど)に、
職質をかけようとする浅尾さんに
「あぁいう宅配便はな、今、クリスマス、お歳暮で忙しいんだよ」と言うてましたねぇ。
この話を聞いてたからかなぁ〜。乗せてもらったお礼にと、配達を手伝う木島さん達。律義ですねぇ〜。
でも、あの風ぼうにカエル急便の帽子。木島さん、にこやかに仕事してますが、お客さん、引いてます(笑)。
それが足をつけることになってしまうわけですが。目撃情報を得た本部は、木島さんの向かう先へ。
木島さんは真下くんからの伝言を班長から聞く。
木島さん達はそのまま、また田舎道を歩いて、木島さんの先輩の家へ行く。
その先輩・山城さんは、今は隠居生活をしてるけど、元・署長らしい。
そうそう。木島さんは遼くんに挨拶させる時、必ず遼くんの帽子を取るんですよね〜。礼儀としては当たり前なんですが、
それをさりげなくすることで木島さんの律義さがすごく出てると思います。
遼くんは山城さんに大好きなチキンカツカレーをご馳走になる。その間、木島さんは山城さんに事情を話し、相談する。
「お前(木島)が駆け出しの頃、よく言ってたよな。『裏の裏だよ』」山城さんの助言を受けて、
木島さんは何かを思いついたよう。
出かける遼くんに「風邪ひくぞ」とドカジャンを着せてあげる。うほーっっ、ここで出て来たか〜あのドカジャンっっ。
そして、木島さんと遼くん、山城さん、親指を立ててポーズを合わせる。この時の照れながらもポーズを取る木島さんが
かわいい(笑)。

捜査本部では、倉橋くんが真下くんに指示されて探していたデータを見つけ、真下くんに報告。
木島さんは、遼くんと警察署に出向く。そこには、本部の捜査員が。浅尾さんもいる。
「早く稲垣連れてこいよ」と挑発し、また駅と同じ手で浅尾さんを人質にとって去る(笑)。
でも、今度は浅尾さんにも事情を話し、同行。そして、3人が隠れたのは、とある倉庫。
もちろん後を追ってきた捜査員達もそこへ。木島さんの作戦は、管理官を誘いだし、殺人現場で男の顔を見たと言う
遼くんに、管理官を見てもらう。そして証言させる。その映像か音声を東京に送信する、という。
しかし、そこには管理官は到着してない。捜査員達は突入してくるようだ。
それを見た木島さんは体を張って時間を稼ぐと言う。
事の重大さに「自信がない」と弱音を吐く遼くんを木島さん流に優しく説得する。
遼くんは「やってみるよ」と立ち上がる。
「でも、ルールを決めて。もしボクがちゃんと出来たら、友達になってくれる?一生にたった1人の友達だったら、
ボクなんかイヤかもしんないけどさ」
遼くんのその言葉に、木島さんは涙・・・。その涙はサングラスの向こうで、見えなかったけど。
「あぁ、いいぜ。そのルールのった。もしお前に万が一、何かあったら、オレが絶対に守ってやっから」
そして、木島さんは上着を脱いで、捜査員達の前に出る。その背中がかっこいい〜。
木島さんが捜査員達とやり合う間、遼くんは物陰に隠れて機会を待つ。
木島さんは必死に捜査員達と戦う。
捜査員達(めちゃ武装してる人達は機動隊かな?)も木島さんを取り押さえようと必死。
傷ついていく木島さんを見る遼くん、めちゃつらそう。
「やめてください!」ついに我慢できなくなった遼くんは捜査員達の前に出てしまう。
「やめて!その人はボクの友達なんだっっ」
捜査員達は、遼くんを確保しようとするけれど木島さんが必死にそれを阻止。
そうしてる間に、問題の管理官が到着。なんと拳銃を木島さんに向ける。「吉村遼を渡せ」と。
遼くんは管理官を見て「ボク、台東署の古田さんって刑事さんが刺されるところを見ました。古田さんはボクにSDカードを
預けました。中には警察の裏情報のデータが入ってます」と言う。
「遼、一番大事なやつ言ってやれ」木島さんの言葉に頷いた遼くん。そして、管理官を指差し、
「古田さんが殺された場所で、あの人を見ましたっっ」。
遼くんの証言を東京に送信した木島さん達。その画像を見た捜査本部は静まり返り、
刑事部長は「稲垣管理官を確保しろ」と静かに指示を出した…。

連行される管理官は、木島さんに「好きでやってたわけじゃない。上からの指示だ。オレは着服していない。
信じてくれるか?」と弁解するけれど、木島さんは何も言わず、管理官の乗ったパトカーを見送るだけ。
刑事部長は警察の悪をあぶり出したかったようで、今回の騒動は木島さんのおかげだと。
裏情報を見つけた交渉課準備室のことも「案外使えるかもしれんな」と、増員を指示。
これが、後にCICルームとなるのかなぁ〜。

そして、木島さんと遼くんに別れの時が。遼くんは捜査員に連れられて行くようで。
木島さんはボロボロになった姿で優しく見送る。山城さんに借りたトラックの席に、あのドカジャンが。
「おい、これ」と遼くんに声をかけるけど、遼くんの「風邪ひくよ」の言葉で木島さんはそのドカジャンを着る。
走り出すパトカーの窓から顔を出した遼くん。笑顔であの親指立てて「よしっ」のポーズ。木島さんも笑顔でポーズ。

時は経ち、12月24日。
ミツコさんの居酒屋でお昼御飯を食べる木島さん。指輪を用意してる。あげる相手はミツコさんのようですね〜♪
でも、あげるタイミングが掴めない様子。
そんな時、ミツコさんから、遼くんからの手紙を受け取る。すごく嬉しそう。
「ハサミある?」と木島さん。几帳面ですね〜(笑)。
ミツコさんも一緒に見たかったみたいだけど、木島さんは照れくさそうに「なんだよぅ」と手紙を隠す(笑)。
手紙には「元気ですか?ちゃんと御飯食べてますか?あの時はありがとうございました。
大変だったけど、楽しかったです。クリスマスプレゼントおくります。お仕事がんばってね。メリークリスマス」と
書かれてた。そして、同封されていたのは携帯灰皿。そこには手書きで「吸いすぎ注意」って書いてあった。
木島さんはめちゃ嬉しそう〜〜〜。
この携帯灰皿、『交渉人…』で木島さんは使ってるんですよね〜。
そこへ浅尾さんが入ってくる。「緊急です。TTRで何かあったようです」と。TTRとは『交渉人…』に出てくる地下鉄。
「ったく、今日、クリスマスイブだぞ」と木島さんはあのドカジャンを着る。めちゃかっこいい〜〜〜。
出かけ際に、ミツコさんに告げる。
「今夜、雪降るぜ」
「あ、そうなの?」
「勘だよ、勘」

木島さんは警視庁に到着。あの大階段を上がっていく。
「メリークリスマスだ、バカヤロウ」
そう、ここは『交渉人…』に出てきたシーンなのですっっ。見事に繋がっていますっっ。
よっさむ、見たとき「うぉーっっ。かっこえぇぇぇー」と叫びましたよっっ。
エンディングロールでは、『交渉人…』での木島さんのシーンが流れているので、繋がってる感じがすごくする〜っっ。

いやぁ〜おもしろかった〜〜〜。
木島さんの人の良さとかさりげない中にもすごく表現されてて、これ見て『交渉人…』を見たら、
ますます木島さんを好きになるよ〜〜〜。
リンクもすごく自然にしてあって、いい感じでした。
最後一番びっくりしたのは『逃亡者 木島丈一郎』が『交渉人 真下正義』プレミアムエディションの特典ディスクとして
付くってことっっ。別で出るのかと思ってたので、ホント、びっくりした〜〜〜。
でも、このドラマの良さって、やっぱり『交渉人…』を見た方がぐっと出ると思うので、今回このドラマを見て、
まだ『交渉人…』を見てない人は、ぜひ見てほしいと思います。

 

↑戻る

 


 

犯人はあなたの心の中にいますの巻      【05年6月6日】

映画は、OD2の事件“レインボーブリッジ封鎖事件”の直後から始まります。
「日本初の交渉人…なんて騒がれていますが〜」と真下くんは、ちょっと調子に乗ってインタビューを
受けてます(笑)。そうそうそう、TVシリーズの時から、あなたはそういうとこありました。
場面は変わって1年後。世間はクリスマス・イブです。
室井さんとお偉いさん達が会議。警視庁ホームページが改ざんされて、そこに
「真下警視、出ておいで。一緒に地下鉄走らせようよ。弾丸ライナーより」と爆破予告(後に実行)が
あったことで、事件は動き始めます。現在の真下くんは“警視庁刑事部交渉課準備室課長”。
真下くんはごった返す交渉課準備室で出かける用意をしながら雪乃さんと電話。どうやらデートの約束が
あるようで。準備室の片隅に盆栽がありました。これって、TVシリーズで真下くんが撃たれた時のお見舞いに
和久さんが「いい盆栽だから」ってあげた物かと思われ。立派な盆栽になってました。
真下くん、大切にしてるんですね〜。
で、真下くんは室井さんに「交渉課の必要性を証明してこい」とTTR(地下鉄)の司令室に派遣されます。
「責任は私が取る」と室井さん。むは、OD2に続いて、かっこいいですな〜。交渉課を推進してるのが
室井さんらしいですけど、もしかして真下くんを交渉人にしたのも室井さんなんかなぁ〜。
真下くんってTVシリーズ5話とかMOVIE1とかで、ネットを使ってうまく犯人をおびき寄せたりしたし、
それを見て才能に気が付いて…とか?って勝手に想像しちゃってます(笑)。
本店の大階段。OD2では沖田さんが颯爽と降りていた、あの綺麗な大階段です。そこに真下くんが〜。
そうだよねぇ、真下くんにとってはこれが日常なんだよねぇ〜。本店の人だもんね〜。
そこに木島さんが登場。今回の映画で別注目の存在。厳つい格好で「メリークリスマスだ、バカヤロウ」で
始まります(笑)。ファーストインパクト大です(爆)。なんやかんやと言いながらも「俺は地上で
容疑者を追う。お前は交渉に専念しろ」と格好良く言ってくれちゃいます。心強い味方がいて、真下くんも
嬉しかったんじゃないでしょうかね〜。木島さんにバシッと背中を叩かれた真下くん。
「いてっっ」って顔がかわいかったっす(笑)。

場面は、今回の主な舞台となるTTRの司令室。ど真ん中に、司令長の片岡さんがいます。うへ〜怖そう〜。
そこへ真下くんが現れます。「警視庁刑事部交渉課準備室の真下です」警察手帳を掲げて名乗る真下くん、
緊張が混じった笑顔、なんかかわいいっす(今回、2回目。笑)。でも、最初は真下くんはTTRの人達に
疎外されてるんですよねぇ。真下くんは「よそ者だからね」と言うけれど、なんか頼りない感じの
真下課長を見て、交渉課準備室のメンバー(OD2で登場の小池くんも所属)も「このまま準備室の
ままで終わりそう…」と不安そう(笑)。そうこうしてる間にも事件は動いてるです。
試験車両クモE4-600が一般車両を暴走。どうやら、遠隔操作されてるらしい。このクモがまたすごいのさ。
暗闇に赤い目が光り、重厚なボディが姿を現す。スピード感もあって、すごい迫力っす。
勝手に駅に停車したクモがいるせいで、後続の電車がぶつかるかも!そんな時に、真下くん宛に電話が。
真下くんの交渉開始です。真下くんの雰囲気も一気に変わります。うへ〜、かっちょええ♪
地上では、木島さんが交渉課準備室が出したデータと木島さんの勘で、犯人を追ってます。ここでも
「バカヤロウっっ」は連発(笑)。ホント厳つい人ですが、真下くんに「さすが仕事早いですね〜」と
言われて、照れてました。素直ないい人みたいです♪木島さん、ポイントアップっっ(何のポイント?笑)。
とりあえず、クモと電車との接触は避けられるけれど、今度はクモが爆弾積んでるかもしれないのに
クモを狙撃しようとするSAT。もし爆弾を積んでたら、みんな吹っ飛んでしまう(>_<)。
真下くんの指示を受けて、木島さんが止めに行くのですが…が、あまりの厳つさに、
入口で駅員に止められてしまう(笑)。えぇ、とても刑事さんには見えません(爆)。
狙撃を中止したSATの前を、クモがボディを接触させながら通過。ものすごい火花が飛ぶんですが、
木島さんのリアクションがすごくよかったです。なんかリアルでした。
真下くんはクモの通過である判断をしたようです。…が、今度は車両庫が爆破されてしまい、
片岡さんの怒りはピークに。
その怒りを真下くんにぶつけます。真下くんなりに一生懸命してるんですが、どちらかってと熱の伝わってこない
ドライな感じですからねぇ(苦笑)。よそ者だし、ドライだし…じゃあ、身をあずけてる者にとっては、
不安でしょうね。そうそう、ダイヤの乱れを修正する為に、線引屋さんが登場します。
この方も厳つい感じの人ですが、まさに命の線を引く仕事人です。どちらかってと最初から真下くんの
味方っぽかったですね。重要な情報もくださったし。
真下くんは更に交渉を続けていきます。時には怒鳴ったりもしながら。怒鳴る真下くんて初めて見たですよ。
ユースケも「真下で怒鳴るって…どうやるんだろ?」とぎりぎりまで考えたそうです(真下チャンネルより)。
でも「今は(自分は)真下(になってる)なんだから」と思ったら、ちゃんと怒鳴れたそうです。
見たら、ちゃんと“真下くん”が怒鳴ってた。なんかすごいね〜。
こんな緊迫した中でも、所々にちょっと息が抜ける瞬間もちゃんと用意されている本広作品。
6時半に雪乃さんと待ち合わせしてる真下くん、片岡さんも同じ時間に待ち合わせしてるらしい。
ボレロを聴きに行くんですって〜。「奥さんとですか?」と訊ねる真下くん、「いや、母だ」と片岡さん。
静まり返る周り(笑)。お、お母さんですか〜〜〜?!これまたお母様が、八千草薫さんなんですよ〜。
ほわほわ〜っと優しい感じ。和むわぁ〜。
片岡さんも厳つい感じなので、あまり想像できませんが、結構なお母様っ子みたいです(笑)。
木島さんとのやり取りも面白かった。
真下くんに「木島さんって、クラスでいじめられてませんでした?」と聞かれ、
「いじめられてないよ…ちょっと浮いてただけだよ」と(笑)。うわ、確かにこのキャラだと浮くかも(爆)。
いい人なんですけど、このキャラはオトナにならないと良さはわかりにくいんですよね〜。
でも、真下くんは「木島さん、好きですよ。勢いあるし」言ってました♪えぇ、よっさむも好きです、木島さん。
いやぁ、木島さんも素直な人ですが、真下くんも素直な人です。「好き」とさらっと言えるんだから。
先輩方にかわいがられるのも分かる気がする。うんうん。
さてさて、事件は真下くんの交渉で犯人からヒントを引き出し、情報を解析。徐々に次の爆破位置や犯人像が
わかっていき、司令室の皆さんとも連携も取れていき、いい感じに進んでいくんですが、ここで真下くんに
最大のピンチが訪れます。「真下さん、彼女いるよね?そこにいていいの?」と犯人。どーして知ってる?
ってか、雪乃さんは彼女か?(笑)いやいやそんなことはさておき、犯人は真下くんが雪乃さんと
待ち合わせしていることをなぜか知ってて、真下くんが雪乃さんから貰ったチケットの席番号が、
司令室に送られて来たケーキに書かれてるっっ。ひー。こ、怖い〜(>_<)。
そうです、そーなんです。次の爆破予定地は、雪乃さんのいるコンサートホール。
「彼女死んじゃうよ」と犯人。今まで冷静に交渉をしていた真下くんが、ここで初めて動揺します。
片岡さんや木島さんにも「落ち着け」となだめられます。
そう、このシーンで、真下くんがインカムのマイクに手をやるんですが、焦ってたのか、コードを掴みそうになり、
慌ててマイクを掴み直すんですが、それがまた焦ってる感じがすごく出てました。
あんなに慌てる真下くん、初めて見ました。完全に交渉ペースが乱れてしまう真下くん・・・。
雪乃さんと連絡が取れなければ、そこへ真下くんは必ず向かうはず。そこで、爆破・・・。
「犯人の目的は・・・真下、お前だよ」
木島さんの声が、悲しく響く。
雪乃さんの所へ行きたい気持ちを押さえつつ、交渉を続行しようとする真下くんだったけど、
片岡さんたちが背中を押され、雪乃さんの所へ向かいます。
この時、線引屋さんが真下くんの胸ポケットに、雪乃さんの写真入りのケース(OD2に出てきたのと同じ物)と
今日、真下くんが渡すはずの指輪のケース(写真ケースと同型)を入れてあげます。
「撃たれたら大変だからな」と。
そーです、そーなんです。真下くん、1回撃たれてますからねぇ。
片岡さんからは「無茶するなよ」と声をかけられます。うぅぅ、優しい人だ〜。
いつのまにか、こんなにもいい感じになってたんですね〜〜〜。
真下くんは、移動中もしっかりと交渉を続けていきます。
犯人のヒントを解析し、起爆装置のシステムまでたどり着いた。
一つは、コンサートで鳴らされるシンバルの音の周波数。
もう一つは、クモ。クモは爆弾を積んでいるのではなく、起爆装置を積んでいたのだ。
肝心の爆弾は、犯人の車に搭載。その車は、ホールの地下駐車場に。
でも、遠隔操作してるのがその車なら、犯人もそこで一緒に吹っ飛ぶ気???
なんて思ってたら、また新たな事実が。
解析された犯人・・・と思われる人物は、なんとずっと前に亡くなっていたっっ!
声紋一致したっしょ???なのに、どうゆうことっっ?!
「君は一体誰なんだ」とつぶやく真下くん。
そうだーっっ。誰なんだーっっっ。
渋滞の中、真下くんは、検問していた湾岸署の緒方さんと森下さんに車を預け、
そこからは自らの足で走り出します。
ホールでは、爆弾処理班の皆さんが起爆装置解体をしてくれました。
万が一、間に合わなかった場合の為に、木島さんもホールに入り、シンバル演奏を直前に阻止。
その姿は見た目はあまりかっこよくなかったけれど、かっこよかったです♪(こういう感じ、好き♪)
そして、クモもSATの皆さんの狙撃で、阻止。
犯人も起爆を試みたけれど、すでに遅し。あぶなかったです。
真下くんは、木島さんの無線から聞こえる拍手を聞き、安心して息を抜く。ここがまたよかった。
感動の場面です。うるうる。
そして、ゆっくりと地下駐車場から出てくる犯人の車・・・。
そこへ出くわした真下くん。
車はゆっくりと走り、真下くんもそれを追う。止まる車、近づく真下くん。またゆっくりと走り出す車。
真下くんも追う。…これを何度か繰り返し、車はついにスピードを上げて走っていく。
真下くんも走って追いかけるけれど、追いつけない。
場面は上空へ。夜景がすごくキレイです。・・・その時、道路で爆発。
そう、真下くんの目の前で、犯人の車が爆発したのです。
それを何とも言えない表情で、見つめる真下くん。
その足もとには、犯人が車につけていたクモのキーホルダー・・・。
てか、犯人は結局、誰なんだーっっっ。
警察やホールの観客でごった返す中、真下くんと木島さんは再会。
「いろいろとありがとございました」と握手を求める真下くん。それに照れくさそうに応える木島さん。
いいコンビっすなぁ〜♪
雪乃さんとも再会できた真下くん。もんのすごい人混みですが、ここで「一緒になろぅ」とプロポーズ。
一瞬戸惑う雪乃さんに、指輪を渡す真下くん。
でも、手渡したのは、雪乃さんの写真入りケース(笑)。凍り付く雪乃さん(爆)。
「大事な時に、間違えちゃった」と真下くん。かわいい、かわいすぎるーっっっ。
今度こそ指輪を渡す真下くん。もう1回、プロポーズのやり直しだっっ。ってな時に、木島さんが
「飲みにいくぞー」って真下くんの背中をばしっっ。その勢いで、大切な指輪が転げていってしまったっっ。
「すいませーん、指輪落ちましたっっ」と人混みを止めて、指輪を探す真下くん達。
空からは雪。聞こえてくるのは、軽快なクリスマスソング♪さ〜んたくろす かみとぅたぅん おーいぇぃ〜♪
そして、エンドロールが始まります。
エンドロールは、いろんな人達のスナップ写真がいっぱい出てきます。
最後の最後まで見逃せないですよ〜。
最後は、真下くんと雪乃さんの2ショット。未来をとても感じさせてくれる1枚です♪
映画宣伝などでユースケが「犯人はあなたの心の中にいます」とよく言っていて、
いつものユースケ節かなぁ〜(笑)と思ってたけれど、映画を観たらこの言葉、
あながち冗談でもないような(笑)。
犯人の目的は、なぜに真下くんだったんでしょうか〜?たまたま目立ったから?ん〜〜〜??
謎がいーっぱいです。
まず、犯人は地下鉄のコンピュータプログラムに、時限プログラムを仕掛けてあったようです。
それも7年ぐらい前に。
で、仕掛けたと思われる人物と犯人の声紋は一致。なのに、その人物は何年も前に亡くなっていて。
仕掛けたと思われる人物の本店データも改ざんされた形跡もないし、亡くなったことも遺族に確認取れてるし。
んで、よっさむは考えました。もしかしたら、そのデータ自体が違うのかも。
と言うのは、7年前、警視庁にいたずら電話をかけて、それを認めた人物が今回の犯人。
でも、その時提出した書類などが亡くなった人のを提出してたとしたら?
身分証明は写真がついた運転免許証とかではなく、保険証など顔の確認が出来ないを使ったとして、
その亡くなった人の名義などを使い、書類を書いた。そしたら、本店のデータには亡くなった人の名前で、
顔写真と声紋は犯人の物が残る。んで、今回の事件でデータが出てきたとしても、亡くなった人のは出てきても、
自分の名前は出ない。
犯人はそもそも7年後に地下鉄を混乱させる予定があった。だから、わざとそのデータを作った。だったとしたら、
この犯人はとてつもなく先読み出来る人だわね(笑)。
んでもって最後、犯人は自分の車に積んである爆弾を爆破させるんやけども、
その車には本当に犯人が乗ってたのかなぁ?
地下鉄車両も遠隔操作で動かせられるんだもん。その車も遠隔操作出来るのかもしれないし、
それが出来なかったとしても誰かを雇ってダミーにしてたとしたら・・・。
爆破直前、ケータイの着信音が聞こえてきたような…。あれは起爆信号を受信させたんじゃないのかなぁ。
ってことは、犯人は生きてる?!
なんて考えてたら、『交渉人 真下正義2』があるのかも〜???なんて思ってしまう(笑)。
脚本はアニメ作品を多く手がける人が書いているので、ここで終わってもいいし、
ここから繋がっていってもいいしという感じの終わりしてるのかも。
そこらへんはオトナの事情が絡んでるのかもしれないけど(爆)。
よっさむ的には、真下くん&木島さんのコンビもまた観たいし、ってことで、
スピンオフのスピンオフってのはどっすか?(笑)
今度は、木島さんが事件解決の為に真下くんの力を借りるっていう感じの。真下くん&木島さんのコンビ、
1回限りってなんか勿体ない〜〜〜。
 
↑戻る
 

 
りんごの缶詰めに戻る
<ご注意>
当サイトの文章、画像はすべて無断使用、転載禁止です。