混乱の原因 |
日本語 |
英語表記 |
英語の説明 |
フランス語表記 |
フランス語の説明 |
普通の辞書に載っていないため、気付きにくい関係 |
本当ですか? |
Really? |
意外なことを聞いたときに、驚きを表す表現。"I could have cried"--"Really? it was
that bad?"[泣けそうだったよ。---本当? そんなにひどかったの?](オックスフォード・アシェット英仏辞典の例文) |
Ah bon? |
大半の辞書には、"Vraiment?"や"C'est vrai?"が訳語として載っていますが、"Ah
bon?"の方がはるかに使用頻度が高いようです。"J'en aurais pleuré."---"Ah
bon, à ce point?"(オックスフォード・アシェット英仏辞典の訳文) |
表記法の微妙な差 |
フランス語 |
French |
言語名の頭文字は大文字 |
le français |
言語名の頭文字は小文字 |
表記法の微妙な差 |
フランス人 |
French |
国民名の頭文字は大文字 |
Français(e) |
国民名の頭文字は大文字 |
発音が近いがスペルが違う |
住所、あて名 |
address |
dが二つ |
adresse |
dが一つで最後にeが付く |
発音が近いがスペルが違う |
結婚 |
marriage |
rが二つ |
mariage |
rが一つ |
発音が近いがスペルが違う |
スイス人 |
Swiss |
2文字目がw |
Suisse |
2文字目がu。最後にeが付く。 |
序数と基数の用法の差 |
3月1日 |
March 1st |
常に序数 |
le 1er (premier) Mars |
1日は序数 |
序数と基数の用法の差 |
4月22日 |
April 22nd |
April 22と書くこともありますが、読むときは常に序数として読みます。 |
le 22 Avril |
1日以外は基数(普通の数) |
序数と基数の用法の差 |
第2次世界大戦 |
World War II |
ローマ数字の2(II)は two と読みます(第1次世界大戦もの同様)。ただし、"The Second World War" という言い方もありこちらでは序数が使われます。 |
La Seconde Guerre Mondiale |
第2は序数を使う |
数え方の差 |
10億 |
billion |
英国では1兆を意味することもありますが、通常は10億を意味します。 |
milliard |
発音は[ミリアール] |
数え方の差 |
1兆 |
trillion |
|
billion |
英語の10億が仏語では1兆を意味します。 |
地名の発音が違っている場合 |
北京 |
Beijin |
英語でも、Peking とか Peiching と言うこともあるようですが、普通はpekinと言えば、ペキンダックのことになるようです。 |
Pékin |
発音は[ペカン]。英語のBeijinでも通用するようですが、正式にはPékinです。 |
名詞の「可算性」の差 |
情報 |
information |
英語では通常不可算(uncountable)名詞なので、不定冠詞の"an"は付かず、複数形は取りません。 |
renseignements, または informations |
フランス語のinformationは可算名詞で、一つの情報はune information, 複数の情報はdes informationsと表示します。 |
名詞の「可算性」の差 |
手荷物、旅行かばん類 |
luggage |
集合名詞なので、不定冠詞"a"は付かず、複数形はとりません。 |
bagages |
英語のluggageの仏語訳は、かばんの複数形、bagagesのようです。 |
名詞の「可算性」の差 |
旅行 |
travel/tourism |
travelもtourismも英語では通常不可算名詞ですが、その仏語訳はvoyageの複数形、voyagesです。travelが長期にわたる旅行という意味の場合、travelsと複数形をとりますが、その場合も、仏語訳はvoyagesです。 |
voyages |
tourismやtravelをこの意味で使う場合の仏語訳は、voyagesと複数形で表記し、特定の旅行(trip)という意味では、voyageと単数形で表記します。 |
同根の言葉の意味の差"Faux-ami" |
休む、休養する(動詞) |
rest |
rest on one's bed [ベッドに横になって休む] |
rester |
同じところ/同じ状態にとどまる、・・・し続けるなど。・・・rester au lit [寝床から起きてこない、寝たきりである]、Restez
dîner avec nous.[一緒に夕食をしていきなさい]・・・休息すると言う意味はありません。 フランス語のresterは英語ではstayに対応するようです。一方、英語のto
restはフランス語では se reposerと言うようです。 |
同根の言葉の意味の差"Faux-ami" |
現実に、実際に |
actually |
現実にという意味のフランス語は、"en fait", "en réalité"となるそうです。英語のactuallyも、まれに現に、現在・・・という意味になることもあるようです。 |
actuellement |
現在、目下、今。この意味の英語は、currentlyです。 |
同根の言葉の意味の差"Faux-ami" |
実際の、現実に生じた |
actual |
現実の、現実に生じたという意味のフランス語は、辞書にはréel、véritableと書かれていますが、実際の用法では、To take an actual
cause. → pour prendre un cas concret、To give the actual figures → donner les chiffres mêmes などと、ケースバイケースでかなり異なる言葉に対応するようです。actual が、当面の、現行のという意味になることもあるようです。 |
actuel |
現在の、現行の、今の、今日的。この意味の英語は、present, currentです。 |
同根の言葉の意味の差"Faux-ami" |
出席する |
attend |
出席するという意味のフランス語は"assister à --"で、「結婚式に参加する」は"assister à
un mariage"です。 |
attendre |
フランス語のattendreは待つという意味で、出席するという意味はありません。「駅にお迎えに上がります」は"Je viendrai vous attendre à la gare."となります。 |
同根の言葉の意味の差"Faux-ami" |
機会 |
opportunity |
あることをするのに適当な時間という意味の機会は、フランス語ではoccasionというようです。例えば、to seek an opportunity
for discussion/rest はフランス語では、chercher une occasion de/pour discuter/se
reposer と表現するようです。 |
opportunité |
フランス語のopportunitéは、好機という意味もありますが、「時宜を得ていること」、「当を得ていること」という意味で使う場合が多いようです。"discuter
de l'opportunité d'augmenter les impôts" は「増税することが時宜にかなっているかどうか議論する。」という意味で、「増税する好機はいつなのかを議論する」という意味ではないそうです。 |
同根の言葉の意味の差"Faux-ami" |
(米国の)国務長官 |
Secretary of State |
米国の国務長官をフランス語では、ministre des Affaires étrangères と言うそうです。 |
secrétaire d'État |
この英語の直訳は、(アンシャンレジーム下の)国務卿(中央行政のかなめとなる職で宮内卿、外務卿、陸軍卿、海軍卿の4名から構成される)を意味するそうです。
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同根の言葉の意味の差"Faux-ami" |
分別のある、判断力のある、趣味の良い |
sensible |
日本語の欄の意味のフランス語はraisonnableですが、英語のsensibleには「知覚できる」という意味もあり、この意味に対応するフランス語は、sensibleのようです。 |
sensible |
フランス語のsensibleには、感覚能力を備えた、感受性の鋭い、神経質な、情にもろいという意味で、これに対応する英語はsensitiveのようです。日本語の欄に示した意味はありません。 |