2004.1.25 リアデフチェック


舗装路を走行中、カン、カン、カンと車速に同調した音がし始めたのは、'03年11月のこと。
この異音は、音が大きい、小さい、鳴らない、を繰り返し酷くなることはなく、音以外に振動などの異常は全くなし。
 ・ファーのアウトプットシャフトからのオイル漏れがあり修理
 ・リアのブレーキドラムシュー剥がれており交換
などしましたが治らず。

改めて、異音の発生条件に規則性がないかをチェックしてみました。
 ・アクセル>オンでも、パーシャルでも、エンブレ状態でも鳴るときは鳴る
 ・ブレーキ>掛けていても掛けてなくても鳴るときは鳴る
 ・駆動状態>2Hでも、4Hでも鳴るときは鳴る
 ・エアロッカ>前後とも、ロックでも解除でも鳴るときは鳴る
 ・クラッチ>繋いでいても、切っても鳴るときは鳴る
っということで、まったく規則性はありません。
こうなってくると疑わしいのはデフかなと。
WMLでも種々の情報を頂き、ますますデフが怪しいと思い、リアデフを開けてチェックしてみることにしました。


デフカバーを開けてみました。
リングギヤは傷一つなく健全で、ひとまず安心。(^^


ピニオンギヤも健全で、これまた安心。(^^
ちなみに、4.88ファイナルは、リング:ピニオン=44:9でした。ついつい確認してしまいました。(^^;

 
大方の廃油は、廃油処理箱に直入れしてしまったので、デフカバーに残ったオイルを見てみると、異様に金属粉が、、、
2年前に4.88入れて、1年前にデフオイル交換したことを考えると、多すぎます。


デフを回し観察すると、サイドピニオンのクロスシャフトの頭、4つのうちの1つが削れてました。
位置関係から、リングギヤの内側と干渉したのではないかと思われます。
ただ、リングギヤは削れている様子はなく、表面積の関係で広く浅く干渉したんでしょう。

リミット4x4に相談したところ、エアロッカーはクロスシャフトの固定にクロスシャフトリテーニングピンを使っており、このピンが破損したためクロスシャフトが飛び出てきたと考えられるとのこと。
これは、エアーロッカーではたまにある症状だそうです。
リングギヤが薄い場合はクロスシャフトが飛び出した状態でピニオンと干渉して、もっと悲惨な状況になるとか、、、


この他、6箇所に付いてるはずのタブワッシャー(青丸)が、1箇所(赤丸)付いてませんでした。
これは破片が見つからなかったことから、初めからなかったものと思われます。(^^;


この時点では、まだフロントデフは開けてないし、リア周りの修理も完了してませんが、異音の原因は十中八九、これと思われます。
ここから先の修理は、自分ではやれないので、リミット4x4にお願いしています。
デフを開けてみて、致命傷的な事象なく修理が出来そうであることが判り、ホッとしました。


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