「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報Back No.41  

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2003/03/17
「腸イキイキ! 乳酸菌新研究 〜?にお答えします〜」 
  http://www.nhk.or.jp/gatten/archive/2003q1/20030312.html
   ----NHK ためしてガッテン 2003/03/12 
▼プロバイオティクスって何ですか?
 市販のヨーグルトの容器に「プロバイオティクス」と書かれたものと、書かれていないヨーグルトとで整腸作用に違いがあるのか? を調査。5人ずつに分かれ、それぞれのヨーグルトを200g、2週間毎日食べ続け、お腹の中のビフィズス菌(善玉菌代表)の増減を調べました。

 結果は、プロバイオティクスの表示の有無に関わらず整腸作用には、大きな違いは無し。

 プロバイオティクスとは、抗生物質(アンチバイオティクス)に対して作られた造語。ラテン語でプロとは「前の」という意味から、病気になる前に効果があるということから、予防効果のある共生微生物のことであり、「プロフェッショナル」のプロではなくて、「人の体に良い働きをする生菌そのもの、もしくはそれを含む食品」のことです。

 よって、「整腸作用」という意味ではプロバイオティクスと表示されているものも、表示されてないものも、乳酸菌を含むヨーグルトは、全て基本的にプロバイオティクスなのです。

▼「どうなる?ご腸内の皆様」
 抗生物質は、悪玉菌・善玉菌の区別無く、腸内細菌を殺してしまう。代表的な12種類の抗生物質をビフィズス菌の培地に付けて実験したら、程度の差はあるが、どれもビフィズス菌を殺してしまった。
 抗生物質を使用したときは、ヨーグルトを食べるのがお勧め。

 抗生物質を飲み続け善玉菌が減った患者に、市販のビフィズス菌の入ったヨーグルトを食べてもらうと、抗生物質を服用中にも関わらず善玉菌が正常なレベルまで快復した。 → グラフ

筆者コメントマーク
 病院の食事に、ヨーグルトが付いてくるのは、このためです。 抗生物質に限らず、薬類は善玉菌を減らすものと思っておいて下さい。薬を飲んだら、乳酸菌を補給することが、免疫力回復のポイントです。


▼これがヨーグルトの食べ時!「こんな時こそヨーグルト!」
 1. ストレス(不規則な生活等も含みます)が有る時。
 2. 加齢と共に善玉菌が少なくなってくる。
 3. 抗生物質を摂ったとき。
   → 薬として抗生物質と共に乳酸菌製剤をもらった場合は別ですが、そうでなければ「抗生物質をもらった時はヨーグルト」を食べた方が良い。
   注意点:同時にとらない方がのぞましい抗生物質が一部あるので、医師の指示に従うこと。

≪ヨーグルトの見分け方≫

     容器に表示されている種類がポイント。
      ・「はっ酵乳」がヨーグルト。
        1000万個/ml以上の乳酸菌がいる。飲むヨーグルトなども、はっ酵乳と書いてあればこの種類に入る。
      ・「乳製品乳酸菌飲料」は、「はっ酵乳」をベースに糖や香料を加えたもの。
        1000万個/ml以上の乳酸菌がいる。
      ・「乳酸菌飲料」は、100万個/ml以上の乳酸菌がいる。

     →「特定保健用食品」と表示されているものは、「お腹の調子を整える」整腸作用が実験で確かめられ、その効果を厚生労働省が認めている食品。

筆者コメントマーク

▼「腸うれしい?大実験」
 善玉菌を増やす食べ物は、ヨーグルトだけなのか? キムチ、ぬか漬け、納豆、サツマイモで実験。
5人ずつ4チームに分かれ、夫々の食材を200g、2週間食べ続けて、実験前後でビフィズス菌の増減を調べた。

    実験結果:
    「ビフィズス菌の増減」→ 全てのグループで、善玉菌が増えた。
      キムチ:6%増加、ぬか漬け:8%増加、納豆 12%増加、サツマイモ 3%増加。

    「一週間のお通じの回数」→ 全グループ、ほぼ毎日一回に改善!。
      キムチ:3.5回→7.8回、ぬか漬け:5.0回→6.8回、納豆は:2.5回→6.5回、サツマイモ:3.3回→5.6回

    善玉菌が増えた理由:
     ・キムチ、ぬか漬け → 乳酸菌そのものが働いたと考えらる。
     ・納豆→ まだメカニズムはわかりませんが、納豆菌が善玉菌を増やす何らかの働きをしたと考えられる。
       また、原料の大豆にはビフィズス菌の餌になるオリゴ糖が豊富に含まれているのでビフィズス菌が増えたと考えられる。
     ・サツマイモ→ 食物繊維でお通じが良くなり、その結果、腸内の環境が改善され善玉菌が住み易い環境となり増えたと考えられる。

▼腸名人のレシピ
 腸内に住むビフィズス菌が同年代の7倍という「腸名人」であり腸内細菌研究の第一人者の光岡知足博士が実践するヨーグルトレシピは、 ヨーグルト200gに、黄粉(きなこ)を大さじ3杯入れて食べること。よくかき混ぜるのがポイントだとか。

筆者コメントマーク
 私が注目したいのは、光岡博士が何歳まで長生きするのかを知りたいと思っています。私はヨーグルトではなく、或る種の乳酸菌を、1000億個〜4000億個を毎日補給しつづけて15年継続中で、どちらが長生きするか競争しようと思っています。気の長い話ですが・・・(^_-)

≪参考≫
◆とし坊 の「こんなに有るよ!腸内細菌情報」
  http://www.asahi-net.or.jp/~ny7t-ooj/saikin.htm


2003/03/10
花粉症にポリフェノール
  http://allabout.co.jp/health/healthfood/closeup/CU20030308A/index.htm
     Allabout Japan > 健康・医療 > 食と健康 2003/03/06 
 2003年春のスギ花粉の飛散開始は例年よりやや早く、過去の平均を上回る地方が多くなりそう。花粉症対策として、症状を緩和する食べ物がなかで、注目されている食べ物の多くに共通する成分が「ポリフェノール」。

▼ニューフェイス 加工用トマトの皮に注目!! 

     日本農業新聞(2003.2.12付)によると、キッコーマンは未病医学研究センターと共同で、トマトの抽出物にくしゃみなど花粉症の症状を緩和する効果があることを確認した。ヒスタミンを抑える働きがあるのは、トマトの赤い果皮の色素成分である、トマト特有のポリフェノール「ナリンゲニンカルコン」。
     但し、一般の生食用トマトには、この「ナリンゲニンカルコン」をほとんど含まれていない。加工用・調理用トマトに比較的多く含まれている。かといって、トマトケチャップやトマトジュースも、製造時に果皮を取り除いてしまうため、製品にはほとんど含まれていない。また加工用トマトを生のまま皮ごと食べて効果があるかどうかは、まだ分かっていないとか。
▼その他には、「シソの葉」「甜茶(てんちゃ)」、「赤ワイン」、玉ねぎの「ケルセチン」、ウコンに含まれる「クルクミン」、りんごに含まれる「アップルフェノン」などのポリフェノール。 
     シソの葉に含まれているポリフェノール「ロズマリン酸」は、炎症を和らげる作用がある。1日、14mg(シソの葉にすると6枚から10枚くらい)生葉を食べるかジュースにして飲む。青ジソと赤ジソでは、赤ジソの方がより有効。
     「甜茶ポリフェノール」がヒスタミンを抑制し、またくしゃみ・鼻詰まり・目のかゆみの原因となる「シクロオキシゲナーゼ」という酵素を抑える働きもある。
     一口に甜茶といっても、その種類は4つ「牛白藤」「臘蓮繍球」「多穂石柯葉」「甜葉懸鈎子」があり、花粉症に効果的なのはバラ科の「甜葉懸鈎子」だけ。
     お茶のポリフェノールの一つカテキンという成分で注目される「凍頂烏龍茶」や「べにふうき」なども効果がある。
▼ポリフェノールが効果的なのはなぜ? 
    アレルギーを起こす物質が「抗原」。この「抗原」と戦うのが「抗体」。「抗原」を捕まえた時に、神経を刺激する物質を出し、その刺激を受けて、いろいろな症状が出るのがアレルギー反応。このアレルギー反応により炎症が起こると、そこに大量の活性酸素(カラダを酸化させ、アレルギーだけでなくガンや動脈硬化などの生活習慣病、老化を引き起こす)が発生する。
     ポリフェノールは、神経を刺激するヒスタミンなどの発生を抑える働きがあるだけでなく、活性酸素を抑制する抗酸化作用があるため、炎症を緩和する。
▼野菜をたっぷりの食事と、ストレス発散も 
     ポリフェノールが多く含む食べ物としては、ほとんどの野菜や果物が該当する。というのは、ポリフェノールは、野菜などの植物が光合成によってできた色素や苦味の成分だから。
     淡色野菜に含まれるイオウ化合物、緑黄色野菜に多く含まれるβ-カロテンなどの植物性の化学物質は「ファイトケミカル」と呼ばれ、抗酸化作用や免疫力を高める働きがある。
     ビタミンCやビタミンEなどのビタミンも、活性酸素を抑える働きがある。
     症状をできるだけ軽くするためには、ビタミンやポリフェノールを多く含む野菜をしっかり食べること。そして甘いものや動物性タンパク質、脂肪をとり過ぎないようにし、またストレスをためないようにすることも大切。
▼花粉を責めずに、環境改善にも目を向けましょう。 
    昔からスギの花粉は飛んでいるのに、最近なぜこんなに花粉症の人が増えたの? 
     大気汚染物質の中でも特にディーゼル排気ガスに含まれる微粒子(DEP)が、スギに対する抗体の産生を増加させるという報告(アジュバント作用)が多く認められ、スギ花粉に対して過敏性が強くなることも指摘されている。
     他にも水質、土壌などの環境汚染、食生活の欧米化、農薬・添加物などによる化学物質の過剰摂取、ストレスの増大などにより、日本人の免疫力が弱くなったことも花粉症の原因と考えられている。
≪関連情報≫
加工用トマトに注目成分(日本農業新聞)

スギ花粉症に対する甜茶飲料の臨床的検討(サントリー)

筆者コメントマーク
 このサイトでは、花粉を責めずに、環境改善にも目を向けようとの意見だが、これは人災である。環境改善には時間が罹るので、アレルギーを改善する為には「免疫力」を高めることや弱らないような対応が必要だと思うのです。

@「昔からスギの花粉は飛んでいる」といっても、高度成長の時代に、今まで田圃だった住宅地域の近くに、生育が早いということで杉を植えてしまったことが、かなり大きな原因でもありその量も大きく違うと思われます。私は50年前に熊野の山の中で生まれ育ちましたが、子供の時の記憶を辿っても、杉木はそれ程多くなかった。
Aディーゼル車の排気ガスが環境に悪いと判っていても、燃料費が安いということでディーゼル車を購入する人が多いことや、売れるから作るという自動車会社の儲け主義や、何の規制もせずに長年ほったらかしてきた環境行政の遅れ等々、全てが人間自身がまいた環境破壊の種の結果である。
Bはたまた、食品添加物入りの食品の氾濫と、ダイオキシンや環境ホルモンに犯された?食品とは知らずに摂っていることや、食生活の欧米化で腸内細菌の善玉菌が少なくなり、免疫力が弱っているのも確かなようだ。

 このような背景より、「免疫力」の増強の為に、30年前の日本型食生活に戻せといっても、無理なことですから、「選んだ食材」で「食」の内容を少しでも見直す意識を持って野菜果物を沢山摂るようにして、腸内細菌の中の善玉菌を増やす様な食事をして、ヨーグルト等で善玉菌を補いつづける食生活へ、一日も早く転換することだと思うのです。
 未だにアレルギー知らずなのは、13年以上も毎日1000億個の乳酸菌を摂り続けているお蔭だと信じているのですが・・・(^。^)ノ

次の話題なんかは、正にそれですね・・・・

花粉症には寿司を
  http://allabout.co.jp/health/familymedicine/closeup/CU20030216/index.htm
     Allabout Japan > 健康・医療 > 家庭の医学 2003/02/17 
 花粉症というと、ヒスタミンと抗ヒスタミンという話に集中しがちですが、食物に含まれる油の種類と花粉症には意外な関係あるとのこと。花粉症の時期は、食生活にも注意を払った方が症状が軽るという話題。

▼油も花粉症の炎症に関係します 
 花粉症の炎症には、アミノ酸からできるヒスタミンや蛋白質からできる物質も関係しており、もう一つ、油(脂肪酸)からできる物質も関係している。

▼花粉症を悪化させる油とは 

    花粉症を悪化させるのは必須脂肪酸です。必須脂肪酸からできる脂質の代謝産物は炎症を促進する。
    必須脂肪酸は、リノール酸とα-リノレン酸です。アラキドン酸を含める事もある。
▼必須脂肪酸の変化 
    ・リノール酸→γ-リノレン酸→アラキドン酸
    ・アラキドン酸→プロスタグランジン類
    (又はアラキドン酸→ロイコトリエン類)

    プロスタグランジン類とロイコトリエン類は炎症を引き起こす。
    花粉症からみると、必須脂肪酸のリノール酸を多く含む植物性油が悪い油という事になる。
▼花粉症を改善する油とは 
    アラキドン酸→プロスタグランジン類・ロイコトリエン類を抑えるのが、花粉症によい油という事になる。
    ドコサヘキサエン酸(DHA)は、アラキドン酸からプロスタグランジンの生成を抑える。
    同時に、ドコサヘキサエン酸は、ロイコトリエンの産生を抑える。

    花粉症を改善するのは、ドコサヘキサエン酸(DHA)を多く含む魚の油です。
    なお、α-リノレン酸→イコサペンタエン酸(EPA)→ドコサヘキサエン酸(DHA)と変化します。

▼花粉症には寿司を 
    EPA、DHAを多く含むのは青み魚。青み魚以外の魚もEPA、DHAを含んでいる。
    魚を多く使う食事といえば、寿司(刺身)ですから、花粉症に良い食事は寿司(刺身)という事になる。
    同時に食べるワサビには作用時間は短時間だが、鼻づまりを一時的に改善する効果がある。

2003/03/02
タバコが腰痛の原因に
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/030220a.html
     Asahi.com健康・医療 > 暮らしと健康コラム  2003/02/20
 “喫煙者は腰痛になり易い”ことが、日本大学医学部の松氏浩巳 整形外科教授らの実験で明らかになった。これまでも、疫学的な調査などでタバコに含まれるニコチンの作用により喫煙が腰痛の原因になることを指摘するデータは複数あったが、科学的に実証されたのは初めて。

▼ニコチンを投与し続けたウサギの椎間板が変性 

椎間板:線維軟骨の層が円のように重なり合った線維輪と、その中心にある髄核という柔らかい固まりからできている。骨と骨の間にあって、衝撃を吸収するクッションの役割をしている。その80%は水分でできている。

≪実験≫
1つのグループのウサギに、タバコを20本〜30本/日を吸う人と同じ血中濃度(120ng/mm)になるようにニコチンを生理食塩水に溶かしたものを4週間から8週間投与し、もう一方のグループには、生理食塩水のみを投与した。

≪実験結果≫

    1. 8週間ニコチンを与えられたウサギの椎間板は、線維輪が裂けてスカスカになり、髄核は空洞化していた。
    2. 8週間ニコチンを与えたウサギの場合、椎間板の回りの血管の数が生理食塩水を与えたウサギの1/2程度に減っていた。
       ニコチンを与えられたウサギは、生理食塩水のみを与えていたウサギに比べて椎間板の変性が大きく、特に8週間与えていたウサギには大きな変化が見られた。
       これは、ニコチンの血管収縮作用によって多くの血管がつぶれたため、十分な栄養がいきわたらなくなり、椎間板が変性したものと考えらる。
    3. 髄核の持つたんぱく質を合成する能力、線維輪のコラーゲン合成能力も1/3以下に低下。
    4. ひざの軟骨には変性が見られなかった。
▼血管の収縮作用が最大の原因。ひざの軟骨には異常が見られず 
     変性した椎間板では水分が大幅に減るため、半分程度の厚さになってしまう。これはクッション材が薄くなることになるため、骨同士がぶつかって尖ってしまい、これが神経を圧迫する。また、椎間板が縮んでバランスが悪くなるため、周りの靭帯がカバーしようと厚くなり、これも神経を圧迫する。そのために腰痛が起こると考えられる。

     ニコチンには血管収縮作用のほかに、細胞を壊す細胞毒性という性質もあるが、ひざの軟骨に変性がおこらなかったことから、血管収縮のほうに原因が有ることがわかった。
     ひざの軟骨は、関節液から栄養を吸収できるため、血管が収縮しても椎間板ほど影響を受けないからと思われる。

▼既に腰痛に悩む人は禁煙を。腰にかかる負荷も問題 
     喫煙によって壊れやすくなっている椎間板は、小さな負荷の積み重ねでも、より壊れ易くなっていく。
     実験では、8週間「受動喫煙」をしていたラットを3週間「禁煙」させると、椎間板が修復されることもわかった。
     若い人なら、禁煙によって、既に壊れかけている椎間板が修復される可能性があるという。
やはり控えるべき、妊娠中のコーヒー
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/233534
     MedWaveトピックス 2003/02/28 
 レギュラー・コーヒー1杯に含まれるカフェインは0.06%で、紅茶の2倍、せん茶の3倍に当る。妊娠中のサルに大量のカフェインを与えると死産が増えるということは、知られていたが、人間の場合も、コーヒーなどカフェインを多く含む飲み物をよく飲む人では、自然流産や低体重児を出産するケースが多いことが報告されていたが、コーヒーを好む人には喫煙・飲酒習慣があることが多く、純粋に「コーヒーの影響」とまでは断言できていなかった。

 デンマークのAarhus大学産婦人科のKirsten Wisborg氏らは、大学病院で出産予定の妊婦1万8478人にアンケートを実施し、死産について分析した結果、「8杯/日以上」コーヒーを飲んでいた妊婦では、全く飲んでいなかった人と比べて死産のリスクが3倍、妊娠中の喫煙・飲酒など、死産に関連し得る様々な因子で補正しても、「8杯/日以上」コーヒーを飲む人では全く飲まない人より死産リスクが2.2倍高いという結論に到った。

 これまでもコーヒーに含まれるカフェインが胎児に影響するとの報告はあったが、喫煙や飲酒習慣など他の因子で補正したデータが出たのは今回が初めて。

 これは、喫煙や飲酒の影響を除外してもコーヒーが死産を引き起こし得るとの結果だが、こうした現象の主因は、 カフェインには、腎髄質からのカテコールアミン分泌を促し、子宮胎盤の血管収縮や胎児の低酸素状態を引き起こしたり、直接胎児の心血管系システムに影響を与えて、頻脈や不整脈を引き起こす作用があるためと考えられている。

 この研究ではカップ1杯あたりのコーヒー量やコーヒーの種類は分析されていないが、カフェインが胎児に影響を与えるのは間違いないようだ。妊娠中はコーヒーなどカフェインを含む飲み物は控えた方が良いようだ。

ダイエット目的の腸管洗浄やコーヒー浣腸にご用心
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/232639
     MedWaveコラム / 医師も戸惑う健康情報 2003/02/25 
 腸内洗浄とは、肛門から管を入れ、そこから水やコーヒー、石けん水などを注入し大腸内の便を無理に排出させる方法であり、ダイエット目的ではない。様々な病気に効果があると喧伝されている代替医療のひとつである。
 宿便をとるために腸内洗浄が必要とPRされている節がある。宿便は高度の便秘に伴う糞便塊を指すものであって、代替医療のものとは異なるものである。
 腸内洗浄は、ガンに対する治療法として特殊な食事療法と共に、コーヒー浣腸(coffee enema)が提唱されたこともあって、現在欧米の代替医療施設において行われているが、コーヒー浣腸による死亡例や腸内洗浄をきっかけにアメーバ症が広がったとの報告があるなど、その安全性に疑問が投げかけられている。しかも、その理論には科学的根拠がなく病態生理学的にも真っ向から批判されていることから、決して安全とはいえない治療法であると、

小内 亨ドクターはコメントしている。

中国産冷凍ホウレンソウ輸入自粛解除
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030227so11.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 医療ニュース  2003/02/27
 中国産冷凍ホウレンソウから基準を超える残留農薬が検出された問題で、厚生労働省は26日、昨年7月以降、業者などに指導してきた輸入自粛措置を解除した。
 中国の検疫当局による残留農薬検査に合格して衛生証明書が添付された冷凍ホウレンソウに限って、日本への輸出を認めることで、日中両政府が今月21日に合意したことを踏まえた対応であり、日本側も輸入業者に自主的な検査を義務づけ、安全が確認されない場合は流通させない。

2003/02/23
適度な運動は母乳への悪影響なし
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/232264
     MedWaveトピックス 2003/02/21 
 数年前、母乳育児中の女性が運動すると、母乳の質が悪くなるとの研究結果が欧米で発表されて、女性に大きなショックを与えていたが、新しい研究では、適度な運動なら母乳への悪影響は無いことがわかった。研究結果は、Pediatrics誌2月号のオンライン版で発表された。

 母乳の質を評価する基準の一つとして母乳に含まれる各種の免疫物質がある。その内の一つの免疫グロブリンA(IgA)は、母乳を飲んだ赤ちゃんが細菌などに感染するリスクを下げることが知られている。
 1997年に発表された研究は、授乳中の女性が運動すると、運動後30分は母乳中のIgA濃度が著しく低くなるという結果は、授乳中の女性を疲れ果てるまで運動させてデータを測定したものであった。
 普通に体を動かす程度なら、そこまでの悪影響はないのではないかと考えた米国North Carolina大学Greensboro校のCheryl A. Lovelady氏らは、適度な運動が母乳の質に与える影響を調べた。母乳の質の評価指標は、前述のIgAのほか、ラクトフェリンとライソザイムという免疫成分を用いた。
 研究に協力したのは、出産後3カ月の女性53人。29人はスポーツ好きで、週3回以上、30分を超える有酸素運動を定期的に行っている。残りの24人は、こうした定期的な運動を行っていない。Lovelady氏らはまず、運動習慣があるかどうかで母乳の質が変わるかを調べた。

 その結果、定期的に運動している人でも、運動をしていない人と変わらないことがわかった。

 次に研究者らは、運動習慣がある29人に、2日間にわたって30分間のエクササイズ・セッションに参加してもらい、運動後の母乳を搾乳して運動前と比較した。その結果は、運動10分後、60分後のどちらも、免疫成分の母乳中濃度は、運動前と変わらないことが明らかになった。

 以上の結果から、「30分程度の有酸素運動なら、母乳中の免疫成分には悪影響を与えない」と結論。疲れ果てるほどの激しい運動でなければ、運動後の母乳を捨てる必要はない。

英国でたばこ広告が禁止に、「たばこ広告・販売促進規制法」が施行
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/231455
     MedWaveトピックス 2003/02/17 
 英国民の健康に対する「たばこ」の影響を鑑み、昨年成立した「たばこ広告・販売促進規制法」(Tobacco Advertising and Promotion Act 2002)を受けて、英国で2月14日から、雑誌や新聞、インターネット上などでの「たばこ」広告が禁止された。これは「Main advertising ban」と呼ばれる規制で、街頭広告(billboard)や雑誌、新聞、ダイレクト・メール(DM)、インターネットでの、公衆を対象としたたばこ広告が禁じられた。5月14日以降は、DMなどによるクーポン券の配布が禁止される予定。
ビフィズス菌に中性脂肪など減らす働き−−神戸学院大学・戸谷永生助教授ら発表
  http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Bio/200301/20-1.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学  2003/01/20 
 神戸学院大学の戸谷永生助教授らは、ラットを使った実験でビフィズス菌に血中の中性脂肪や総コレステロールを減らす働きがあると、日本成人病(生活習慣病)学会で発表した。

 実験は、高コレステロールの餌を5週間与えたラットと、3週目からビフィズス菌を10%混ぜた餌を与えられたラットとを比較した結果、ビフィズス菌を与えた方は、平均で血中の中性脂肪は20%、肝臓で30%少なく、総コレステロールは血中と肝臓それぞれで40%少なかったという。

食後血糖値の急上昇を抑える!食物繊維入りの白飯
  http://www2.health.ne.jp/product/2003023/karadasupport.html
     health クリック トクホを食べよう 
 『からだサポートごはん』は、食物繊維「難消化性デキストリン」が配合された無菌化パックの白飯。
 食事の後に血糖値が急激に上昇するのを抑える効果があり、空腹時血糖値が110mg/dl以上126mg/dl未満の“糖尿病予備群”など血糖値が気になる人の食生活改善におすすめだ。

▼難消化性デキストリンが血糖値の急上昇を抑える!

▼お茶碗1杯分の食べ切りサイズ。電子レンジで温めるだけ!

亀田製菓 ヘルスケア食品 


2003/02/16
  http://www.wakagaeri.com/learning/learn_12.html
   ----日本臨床抗老化医学研究会 > 抗老化医学の基礎 > 抗老化医学を知る 
筆者コメントマーク
100歳以上の長生きするための、具体的な処方箋です。 今すぐ実践をすることで、ガンやその他の病気に罹る理するを軽減することで達成が出来るというものです。 あなたは、もう実践していますか?

▼あなたの寿命をのばすためのアドバイス 

    ◎心臓血管疾患の予防のために、
    • 総コレステロール値を200以下、LDL値を150以下、HDL値を45以上に保つ。
    • エアロビクス運動を週3〜4回、筋力運動を15分行う。
    • 40歳を越えたら、年一回、心臓血管検査(心電図と血液検査)を受ける。

        → これで、心臓発作で倒れる危険性がなくなり、寿命は13年延る。

    ◎ガンを予防するために、
    • 定期検査(人間ドック)を受ける。

       → ガンは、早期発見によって90%治癒できるから、寿命は3年延びる。

    ◎卒中を予防するために、
    • バランスのとれた食事を摂る。
    • 体重増加に注意して、適正体重を維持。
    • ストレスの少ない生活を心がける。

        → 血液の流れがよくなり、血圧も低下するので、脳卒中の予防になる。

    • 抗酸化剤やマグネシウムを摂る。
    • 葉酸、ビタミンB6とB12,panothenic acid, ビタミンCを加える。

        → 強くてしなやかな血管を維持できるので、寿命は2年延びる。

    ◎成人性糖尿病を予防するために、
    • 理想体重を維持する。
    • 運動を心がける。
    • 栄養価のないもの、糖分や脂肪分、澱粉質の多い食品を避ける。

        → 寿命は1.4年延びる。

    ◎抗老化プログラムを成功させる秘訣は、
    • 病気の予防と早期発見。
    • 交通事故で死ぬ確率を下げる為に、小型車ではなく重量が約1600kg以上の車に乗り、必ずシートベルトを着用する。

≪抗老化医学を知る≫ ≪老化に関する学説≫
  http://www.nhk.or.jp/100banzai/
   ----NHK 総合TV 毎週土曜日 1時50分〜
 漫画 サザエさんの「波平」の声の 永井一郎さんがナレーションを担当する、全国各地の100歳の方を紹介する番組。 さすが、100歳ともなると、皆さん良い顔をしていますね。

にっぽん百歳ファイル
   http://www.nhk.or.jp/100banzai/file/index.html

高血糖は記憶力を低下させる 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/230389
   ----日経ヘルス ニュース 2003/02/10 
 血糖値が高いと、もの覚えが悪くなり、記憶が薄れてきやすいと、ニューヨーク大学のアントニオ・コンビット博士らが、「米国立科学アカデミー紀要」で報告した。

2003/02/12
筆者コメントマーク
 安井至 東大教授の「市民のための環境学ガイド」には、興味ある内容の項目が多くある。その中の2つを取り上げさせてもらいました。
 その一つの「リノール酸の過剰摂取」は、引用の記事を元に専門的な解説がなされておりますが、成分の分子構造についての解説は、一般の消費者にはどうでも良いことであり、どういった商品を選べば良いのかに言及して欲しかったし、トランス脂肪酸関係について、もう少し詳しく解説して欲しいと思いました。

「がん予防と食事の誤解」については、研究の方法に異論を唱えているだけで、健康になるためには、他の研究結果を前向きに捉えた、もっと助言的は解説が欲しいと思いました。これでは、一般の方を混乱させるだけであり、折角の知識が活かされないのでは。

アトピーはリノール酸の過剰摂取 
  http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/FattyAcid.htm
   ----安井至 東大教授の市民のための環境学ガイド [2002年版記事] 2002/07/31 
▼週刊朝日の8月9日号 笠本進一記者による記事
     40年前にはほとんど問題にならなかったアレルギー過敏症の若年層患者が激増している。アトピー性皮膚炎が多くなった原因として、生活環境の激変が挙げられ、住環境の変化によるカビやダニ、排ガスの増加など、アレルギーを誘導する物質(抗原)に触れる機会が増加したことが主原因と考えられていたが、名古屋市立大学の奥山治美教授によれば、この考え方はもう「古い」という。
     抗原との接触ではなく、他の理由で現代人はアレルギー過敏症になり、それがアトピー皮膚炎の急増につながっているのであり、その原因は、1950年代半ばから始まった食生活の激変である。
     1955年には、脂質割合は約9%だったのが、最近では、25%に急増、その分、炭水化物が78%→60%にに激減している。
     脂質は、動物性脂肪類、リノール酸系、α−リノレン酸系の3種類に分けられる。
     現在の日本の食生活において、リノール酸摂取量が40年間で2.5倍になっており、マーガリン、ドレッシング、マヨネーズ、スナック菓子などを食べるようになり、鶏卵を毎日口にしているためと見られる。粉ミルクにも15〜20%のリノール酸が含まれており、赤ちゃん時代からも「リノール酸漬け」状態にある。
     このようなリノール酸摂取の増加には、「動物性脂肪はコレステロール値を上げ、リノール酸はコレステロール値を下げて心臓病を予防する」という考え方が70年代から広く行き渡り、「バターよりもマーガリン」を食するようになったから。
     リノール酸は、代謝過程で、アラキドン酸という物質が作られる。このアラキドン酸から複雑な化学反応を経て、アトピーの炎症を長引かせたり、増強させる物質を作り出す。
     リノール酸が善玉というのは昔の話。リノール酸を摂ると心臓死が増えることが科学的に証明されている。しかも、魚を食べなくなったことが、リノール酸の過剰摂取の影響を増幅している。魚油のエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)にはリノール酸の働きを抑える作用がある。
     リノール酸がアレルギー体質を作るという説は、ほぼ認められてきており、9月に開催される脂質栄養学会では、「リノール酸の摂り過ぎに注意して、健康に良い食習慣を確立するように!」との提言を行う方向だ。
▼安井教授の解説
    リノール酸が発がんに関連するという情報も有る。
     →リノール酸が、前立腺がんの原因になるというスウェーデンでの疫学結果が報告されている。
       第105回「食用油脂の見えざる恐怖と対策」(団藤保晴の「インターネットで読み解く!」)

    アトピーは作られた病気だという話もある。
     → あなたのアトピーはアトピーじゃない?

    上記の記事でも、EPA、DHAといった魚油関係の脂肪酸が「魔法の脂肪酸」になっているようで、誤解を招く。
    最終的な結論として、リノール酸だけを過剰に摂取してきたのが、これまでの日本の食生活であり、
    紅花油、綿実油、ごま油、米ぬか油、などが代表的なリノール酸を多く含んだ油。
    α-リノレン酸を多く含む「なたね油」と「しそ油」を摂取して、適切なバランスを取るとうのが健康対策だ。

    リノール酸:α−リノレン酸の比を4:1にするのが理想的。それには、しそ油、なたね油という2種類の油を適切に取る必要がある。なぜならば、リノール酸:α-リノレン酸比が2:1以下の油は、この2種類しかないからだ。

    植物油は健康に良いかと言われるが、植物油を長時間加熱しつづけるという行為(例えば、てんぷらを揚げるといった行為)は、不飽和脂肪酸の酸化が急速に進行して過酸化物が生じるので、健康には極めて悪い。

    その他に、脂肪酸関連で取り上げてない情報としては、シス体、トランス体というものがある。
    生物の体内では、脂肪酸は全てシス体と呼ばれる形をとっているが、それを外に出すとトランス体になる。
    このトランス体というものが、生体に悪い影響を与える可能性があって、ある国では規制がある。
    その代表例が、不飽和脂肪酸を水素化して作るマーガリン。これには製造工程で大量のトランス体が含まれるので、欧州では含有量を規制しているが、日本製のマーガリンには表示が無い。

がん予防と食事の誤解 
  http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/FoodCancer.htm
   ----安井至 東大教授の市民のための環境学ガイド [2002年版記事] 2002/05/04 
▼誤解その1:お茶を飲むと、胃がんの予防になる
▼誤解その2:食物繊維で大腸がんが予防できる
    筆者コメントマーク
    「食物繊維で大腸癌が予防できない」という研究データは、特定の食物繊維(「食物繊維を含む小麦ふすまビスケット)を与えただけのもので、導き出したものであり、食物繊維はいろいろな食品から摂取するのが一般的である点が、この辺の矛盾点を指摘されていないのが、残念。

    ≪参考≫大腸がん予防、食物繊維「効果なし」
        http://www.asahi.com/life/health/medical/K2002100200692.html

▼誤解その3:がん予防に食事は効果がない
    筆者コメントマーク
     確かに、電磁波とか、深夜勤務とかによる不眠・睡眠時間不足、ストレスとかの影響は大きく、「世界がん研究基金が1997年に出した提言」による食事だけで癌は予防できないほど、現在の社会生活は複雑化していますね。
▼誤解その4:サプリメントはがんの予防に有効
    筆者コメントマーク
    確かに、特定成分の過剰摂取は良くないのは、事実だが、だからといってサプリメントは有効ではないとする結論も間違っているのでは?。要は、自然食品から抽出した成分を偏ることなく摂取するようなサプリメントであれば効果があると信じて、私はこの種のサプリメントを取りつづけています。
お茶の種類とがん予防効果/静岡県立大学薬学部 中村 好志
  http://www.wbs.ne.jp/bt/chacha/chs_0002.htm
     (社)静岡県茶業会議所 > お茶の科学(サイエンス) 
▼お茶は種類によってがん予防効果が異なる

    発がんの初期段階に対する効き目を示す『抗変異活性』は、
     粉茶がもっとも強く、次いで釜いり玉緑茶と蒸し玉緑茶であった。

    発がんの二段階目に対する効き目を示す『抗プロモーション活性』は、
    番茶がもっとも強く、次いで茎茶であった。また、番茶を焙じたほうじ茶には全く効果が期待できないことが判った。

    これは、『焼く』ことによってフリーラジカルが生成され、残っている茶成分の効果が相殺されてしまった結果と考えられる。総じて、番茶や粉茶、茎茶に大きな効果が期待できる。

▼お茶は飲み方によってもがん予防効果が異なる

    お茶は飲み方によっても効き目が違ってくる。他見の方から「静岡の人はご飯の前にも、食べている間にもお茶を飲むんですね。普通は、お茶はご飯の後で飲むもんですが…」と言われる。静岡県の胃がん標準化死亡率が低いのは、この辺にも理由がありそうである。
  http://www.bookclub.kodansha.co.jp/Scripts/bookclub/intro/intro.idc?id=32577
     講談社・BOOK倶楽部書籍・雑誌日野原重明の本 

2003/02/02
薬を効かなくする性質広げる新型耐性腸球菌を発見 
  http://www.asahi.com/life/health/medical/K2003020200703.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2003/02/02 
 抗菌薬がほとんど効かない性質を素早く広げる新型のバンコマイシン耐性腸球菌(VRE)を、群馬大などの研究チームが見つけた。普通の腸球菌の中に新型菌が入ると、腸球菌が一斉にVREに変化してしまい、今回調べた大学病院では、あるVRE保菌患者から隣のベッドの患者に2、3日でうつった例もあったという。1日、日本臨床微生物学会で発表した。この新型VREはいったん広がると駆逐が難しい。院内感染対策をしっかりやらないと、日本でもVREが急速に広がる可能性が強いという。
子ども肥満は3歳時の生活習慣
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030201so13.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 医療ニュース  2003/02/01
 子どもの肥満は、3歳時の生活習慣の乱れが原因――そんな研究結果を、富山医科薬科大などの研究チームがまとめた。子どもたち約1万人を7年間追跡調査して分かった。
アルツハイマー 酒に弱い人は要注意 日医大で原因の一端解明
  http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Medical/200301/30-1.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学  2003/01/30 
 酒に弱い人の方が、痴ほう症状を起こすアルツハイマー病になりやすいメカニズムの一端を、日本医科大老人病研究所の太田成男教授らの研究チームが解明した。アルコール分解にかかわるアルデヒド脱水素酵素2(ALDH2)が、脳内の神経細胞死をもたらす体内の低分子化合物を解毒する作用を併せ持つためで、酒に弱い人はこのALDH2の働きが弱く、解毒が不十分になるという。

コーヒー好きの女性、大腸がんの危険度半分 岐阜大が疫学調査
  http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Medical/200301/19-1.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学  2003/01/19 
 コーヒーを毎日1杯以上飲む女性は、まったく飲まない人に比べ、大腸がんになる危険度が半分以下だった――。こんな調査結果を、岐阜大医学部の清水弘之教授(がん疫学)の研究グループがまとめた。「なぜか」は未解明だが、コーヒーが大腸に何らかのよい効果を与える可能性を示しているという。

ビタミンAの過剰摂取 骨折の危険性高める
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20030128so13.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 医療ニュース  2003/01/28
  ビタミンAを取りすぎると、骨折する危険性が大幅に増すことがスウェーデンの研究チームの調査でわかった。ビタミンAは、不足すると視覚障害などが起きることが知られているが、研究者は「ビタミンAの栄養補助食品(サプリメント)の摂取は、適切にすることが大切だ」と指摘している。
アレルギーになりやすい体質の若者急増 20代前半で9割
  http://www.mainichi.co.jp/eye/feature/details/science/Medical/200301/30-1.html
     毎日新聞 > 科学・環境ニュース > 生物・バイオ ・地球科学  2003/01/24 
 花粉症やぜんそくなどのアレルギー疾患になりやすい体質の若者が急増し、20代前半では9割近くが「アレルギー予備軍」であることが、国立成育医療センター研究所や東京慈恵会医科大などの調査で分かった。70年代後半生まれの学生は、抗生物質によって細菌感染が少なくなるなど、子供の生活環境が大きく変化した時期に幼少期を送っているためだ。



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