「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報Back No.38  

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2002/10/28
食品添加物 安全性どう評価?
  http://www.asahi.com/science/today/020808a.html
   ----Asahi.com > 科学・自然 > サイエンスニュース 2002/08/08 
『輸入食品中の塩に指定外の添加物が含まれていたが、出回っている量が膨大なため、厚生労働省は現状を容認、8月1日付で正式に指定した。これを契機に、指定をなるべく制限する添加物規制の方針を変え、国際的な専門家会議の安全性評価を重視し、積極的に指定していく。』ということで、国際会議での評価のやり方、国内で流通する食品のチェック体制について探ってみると・・・・

▼申請コスト大幅減

     国際評価の中心は「JECFA」と呼ばれる専門家会議で決まり、ここでの評価が国際基準となる。国連の食糧農業機関と世界保健機関の合同組織で、1955年に発足し、これまで1400以上の添加物に安全性の評価を下している。
     これまで厚労省は、国際評価と同水準の実験データを、添加物を申請する企業に求めており、全項目のクリアに数年かかり、大体5000万円〜1億円余り掛かっていた。独自データが不要になれば、申請費用は資料収集や人件費を含めても1000万円ほどですむ可能性がある。
     国際評価が万全というわけではなく、添加物の相互作用などは考慮されていないので、大方の専門家は「許容量が確定したものは危険ではないが、添加物は少ないに越したことはない」とみている。これは裏返せば、同じ食品に偏るのは危険であるということで、普通の食事を偏りなくバランスよく摂ることが大切となる。
▼検査に限界、モラル頼み
     自治体が添加物製造施設を調べるのは、年6回が目標だが、多くは年1回程度で、衛生面が中心。輸入品は検疫所が第1関門となが、輸入届け出件数155万件(2000年度)の内、検査したのは約7%程度。
    東京都では、年に5万品目以上を集め、成分を調べる。2000年度の添加物違反は約210品目。使用量や表示の違反が多く、指定外は15品目だった。
     検査項目は消費者の関心の高い保存料や着色料などで、無数にある指定外添加物を検出するのは至難の業だ。特に香料は調合は企業秘密で微量なため、存在しても検出できない可能性が大。
     最終的には食品会社のモラルに頼るしかないというのが、現状だ。
筆者コメントマーク
 添加物の生産量から逆算すると、年間4Kgの 食品添加物を現代人は食べているという見方もあるくらいですし、ラットを使った動物実験でも複数の化学物質が体内に入った場合の複合作用については、調べていないのが現状ですから、単品での安全性をそのまま鵜呑みには出来ないということは、知っておいた方が良いと思います。

 「バランスの良い食事」とは、添加物の一極集中摂取を避ける上でも、大切な「キーワード」ということになるようですね。

≪参考記事≫

  http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20020807_1.html#gyokai
   ----国民生活センター 報道発表資料 2002/10/07 
『テストされた殺虫剤は、殺虫成分が使用後に室内に残存することに関して、室内環境の面から消費者に対する十分な説明がなされているとは言い難い。もし、殺虫剤を使用後に殺虫成分を残留させることで効果を狙っているのであるならば、メーカー側はその旨を消費者にも分かるように明記すべきである。また、パッケージ上に手軽さだけを強調するような表示は控えてほしい。 表示上医薬品と雑品扱いの商品に分かれているが、両者に使用されている殺虫成分に大差がないことなどから、消費者が安全に使用できるよう、雑品扱いの商品に対しても、医薬品と同様に規格化する等、行政は、何らかの規制を行ってほしい。』というテスト結果に対する業界の意見が追加されています。

筆者コメントマーク
 残留成分が体内に入って、即影響は出ないために安全だと云っている時代ではないということを、消費者自身も認識しなければならないのではないでしょうか。 残留する成分が体内に入って、生殖能力に影響を与えているということが判ったときには、もう手遅れなのですが、でも10年以上も経過して不妊治療を受けなければならなくなった時に、殺虫剤の使い過ぎの影響だとは、ほとんどの方は思わないでしょうから、結果的に現状では「安全」ということなのかもしれませんね。
 無知ほど怖いものは無いということなのですが、それよりも怖いのは、義務教育の中で、生きていくための基本的な知識として、ちゃんと教育されているのかということです。

≪参考記事≫

殺虫剤:多量に扱う人の精子、運動能力が低い 名大など調査
http://www.mainichi.co.jp/news/selection/archive/200112/14/20011214k0000e040080000c.html
     毎日新聞 2001/12/14 

2002/10/21
ビジネスシーンにおける口臭実態調査
  http://www.kobayashi.co.jp/ir/news/soukai/0203.pdf
   ----小林製薬 > 創快通信 
これは今年6月、全国の20〜50代の男女1,000人を対象に、「口臭」に対する意識や考え方をインターネット調査したもの。この調査の纏めとして、90 %以上が「口臭が気になる」とし、約95 %の人がビジネスシーンで何らかの口臭対策をして、ビジネスに支障をきたさないよう努力をしています。そして口臭予防は、仕事上の人間関係を円滑にする手段であるという認識も強まっており、モノが売れない時代。ビジネススタッフは、口臭予防対策をきっちりやることにより、仕事がスムーズに進み、不況対策につながることを期待しているのかも知れないと結んでいます。

問い回答
▼口臭が気になるか?90%以上の人が、自分あるいは他人の口臭が「気になる」と回答。
特に30代・40代の働き盛りの世代に多い。
▼どんなビジネスシーンで口臭が気になるか?「同僚・後輩との仕事上での会話時」 (59.9%)。
「休憩時間などの雑談時」(42.6%)、
「取引先や仕事関係者との商談」(41.7%)、
「社内での会議や打ち合わせ時」(40.8%)などが続いており、

対外的なシーンよりむしろ社内での付き合いにおいて気になる人が多い。

▼何らかの口臭対策を講じている人は?全体の95%を超える。
▼口臭対策を講じている理由「仕事関係の人に不快感を与えたくない」 (81.5%)
「ビジネスマナーとして当然」(67.8%)
「業務内容以外でマイナス要因を作りたくない」(32.1%)
「仕事を円滑に進めたい」(24.1%)など。
▼具体的な対処法は?「歯を磨く」(72.7%)
「ガムを噛む」(51.4%)
「お茶を飲む」(35.2%)
「タブレットをなめる」
「においのきつい食べ物を避ける」など。
▼口臭の及ぼす影響 人間関係に支障をきたす(54.4%)
仕事の話に集中できない(31.2%)
ビジネスマンとしての資質が問われる(25.8%)
就業意欲を低下させる(18.1%)
業務遂行に支障をきたす(11.4%)
商談などの交渉ごとがまとまらない(1.9%)

▼「口臭」には、さまざまな種類があります。

    ●生理的口臭(正常な口臭)
     ・起床時や緊張時に起こる不快臭
     ・加齢による老人性口臭・女性ホルモンの変動との関連で起こる婦人性口臭
    ●食物口臭−ニンニクやアルコール等を摂取したために起こる口臭
    ●病的(他臭性)口臭(正常ではない口臭)
     ・歯科的(口腔内に原因)口臭
     ・耳鼻科的(上顎洞に原因)口臭
     ・内臓疾患による呼気性口臭−胃腸疾患、肺疾患、糖尿病等
    ●自臭性口臭−自分だけが感じる口臭(口臭ノイローゼ)

筆者コメントマーク
 歯周病等の歯科疾患によるものが大半だとは思います。特に口腔内ケアを怠りがちな高齢者の方は、注意が必要です。虫歯や歯周病等があると、細菌のたまり場ができ、食べ物カスや歯垢を分解して、口臭が発生します。同じ理由で歯並びが悪い人も、歯磨きが十分で無くなる可能性が高いために口臭発生の原因を持つことになりますので、注意が必要ですね。

 耳鼻科的原因で鼻に感染症があれば、口を通して悪臭が発生します。また全身的疾患がある場合、血液を通じて肺から悪臭が排出されますので病気を治療しないと口臭はなくなりません。

 食物口臭は、ニンニク等ニオイのきつい食べ物を食べたときにおこる一時的なものですから、餃子は朝食のメニューには不向きだと思います。

 面と向かって、「臭います!」と云えないのが、ビジネスシーンでは、本当につらいところですね。

 生理的口臭は、体臭と同じで健康な人でも発生する様ですが、基本は体臭と同じで、腸内細菌の中の善玉菌を多めにして腸内の腐敗による悪臭ガスの発生を抑える必要があります。いわゆる「おじさんの臭い」の元である体臭を抑える他にも、食道を通しての呼気からの臭いの発散を抑えることも必要化と思います。

 歯を磨くことも大切ですが、腸内を磨くことも忘れて欲しくないと願いたいものです。その秘訣は「おなか健康」なのです。口臭以外にも体臭が臭い人は、何らかの病気に罹っている可能性が高いと思われます。


口臭の程度と悩みの大きさに関連はなし
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/214027
     MedWaveトピックス 2002/10/29 
『客観的な口臭の程度と、口臭を訴える患者の悩みの大きさの間には、関連が見られないとする調査結果を、鹿児島大学歯学部歯科保存学講座の吉住千由紀氏らがまとめ、10月24日に広島市で開かれた日本歯周病学会で発表した。』という記事。

  http://www.kobayashi.co.jp/ir/news/soukai/0101.pdf
   ----小林製薬 > 創快通信 
 「栄養補助食品」とは、ビタミンやミネラル、食品素材など特定の栄養素を主成分とした食品で、錠剤やカプセルのような形をしたもの全てを指します。「健康食品」「サプリメント」などとも称されますが、ここではその役割をもっとも言い当てているとの判断から「栄養補助食品」という言葉が用いられています。

 栄養補助食品先進国アメリカでは、国民10人中7〜8人が栄養補助食品を利用しており、利用率が上がるほど医療費が削減されたといわれています。アメリカでは1994年、正式に「栄養補助食品」が認められ、科学的根拠があれば、効果・効能が表示できるようになりましたが、日本では薬事法との絡みで、効能をうたうことは出来ない状態です。
 厚生労働省はこの4月、「食品衛生法」を改正し、この中で栄養食品に対して一定の規格基準、表示基準などを定めた「保健機能食品制度」を発足させました。従来からある「特定保健用食品」と新設の「栄養機能食品」について、解説しています。

    特定保健用食品
      ◇ 食生活において特定の保健の目的で摂取をするものに対し、その摂取により当該保健の目的が期待できる旨の表示をする食品
    栄養機能食品
      ◇特定の栄養成分を含むものととして厚生労働大臣が定める基準に従い 当該栄養成分の機能の表示をするもの(鶏卵以外の生鮮食品を除く)

      ◇適切な摂取方法など注意喚起表示を義務付けること

    表示例の比較
      一般の商品:「この食品はカルシウムを多く含みます」

      特定保健用食品:「この食品は、カルシウムの人への吸収が高く、骨や歯を丈夫にするカルシウムを摂取するのに適します」

      栄養機能食品:「カルシウムは、骨や歯の成長に必要な栄養素です」

 このような表示の例を見てもお分かりのように、非常に理解し難い表示ですね。これでは、健康食品が普及しないのも無理が無いのかもしれません。表示されている「マーク」に頼るしかないのかもしれませんね。

2002/10/06
大腸がん予防、食物繊維「効果なし」
  http://www.asahi.com/life/health/medical/K2002100200692.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2002/10/02 
『食物繊維をとっても大腸がんの予防には効果がないという調査結果を、兵庫医大の石川秀樹助手の研究グループが1日、東京で開かれた日本癌学会で発表した。これまでの「常識」を覆す内容となった。一方、乳酸菌については、大腸がんの悪性化を防ぐ働きがあることもわかった。』という、記事。

 この記事に依ると、米国でも食物繊維が大腸がんに効果が無いという結果が出ており、追認する格好となっている。又乳酸菌はすべてのものが効くわけではなく、今回の乳酸菌は、体内から採られた特定の株。
筆者コメントマーク
 この9年間の調査は、「食事指導のみ」「食物繊維を含む小麦ふすまビスケットを食べる」「乳酸菌の粉薬を飲む」「両方をとる」の4グループに分け、便と大腸の内視鏡によるポリープの検査に依ったものだが、「食物繊維を含む小麦ふすまビスケット」だけで食物繊維は効果は無いと断定するには早計とも思えますが、皆さんは如何お感じになりますか。

 でも、乳酸菌が効果があるという結果は、このページにとっても朗報ですね。

身長と大腸癌罹患率に相関、前向きコホート研究で確認
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/209794
     MedWaveトピックス 2002/10/03 
『岐阜県高山市で行われた住民対象の前向きコホート研究で、背が高い人ほど大腸癌の罹患率が高いことがわかった。』という記事。

 動物実験では、成長期に栄養制限を加えると、身長が低くなると同時に発癌率も下がることが確認されているが、日本で身長と大腸癌の関連性を調べた疫学研究は初めてだという。

コレステロールに新基準
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/life/li292901.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > 食品と健康  2002/09/29
『コレステロール値が高いと、心筋梗塞など心臓病になりやすいとされる。その「高コレステロール血症」の新しい診療ガイドラインがまとまった。日本動脈硬化学会がまとめた新指針では、高コレステロール血症の診断基準を、空腹時の血液中の総コレステロール値で220mg以上(血清0.1リットル当たり)とした上で、年齢、喫煙、高血圧、糖尿病など、心臓病を引き起こす要因を「危険因子」とし、これを加味した管理目標値を定めた。』という記事。

オリジナルサイトの画像です。クリックすると拡大できます。  今回の指針は、治療の基本は、食事と運動による生活習慣の改善と強調したことがポイント。食事や運動の指導もせず、すぐ薬を出すような医師は問題。
 運動は、弱く、長くが基本。心拍数が1分間に110〜130、ややきついと感じる程度の運動を、1日20分以上、できるだけ毎日行う。速歩き、水泳、自転車などが続け易い。

 コレステロールの多くは体内(主に肝臓)で作られ、卵やレバーなどを食べても必ずしも数値が上がるわけではないので、健康な人は神経質になる必要はない。
 野菜、豆、海藻を多くし、バターなど動物性の脂肪は控え、主菜は魚を中心にすると良い。

 コレステロールの摂取を1日300mg以内に抑える。コレステロールの多い食品は、卵(1個260mg)、生クリームを使った菓子、レバーなど。

≪関連記事≫

  http://www.health-station.com/topic85.htm
  -----Health Media
  http://www.health-station.com/topic143.html
  -----Health Media

▼最も身近なブレインフード(脳機能活性食品)
     大豆は、必須アミノ酸やコリン(神経伝達物質のアセチルコリンを合成)など、脳機能の活性に欠かせない栄養素を豊富に含む。また微量に含まれるリン脂質、ホスファチジルセリン(=PS)の痴呆症などへの効果も注目されており、大豆関連製品はブレインフード(脳活性食品)とも呼ばれている。

     特に納豆に関して、報告されている有用性、予防効果として、整腸、ダイエット、血栓症、骨粗しょう症、更年期障害、抗菌・殺菌(0-157など)、肝機能障害、糖尿病、がん、などがあり、納豆研究の第一人者:須見洋行教授は、納豆の持つ栄養価、優れた機能性を評してパーフェクトフード(完全なる食品)と折り紙をつけている。

▼ピロリ菌に対する強力な抗菌活性、臨床薬にも劣らない
     納豆に含まれるジピコリン酸が血液の性状に関与し、ヒト血小板の凝集を強力に抑制する作用があり、納豆100g(市販の納豆1パックに相当)には、アスピリンにも匹敵するという。

     納豆の抗菌力については、これまでにもO-157菌への作用が報告されているが、新たに、ヘリコバクター・ピロリ菌の増殖を阻害することが判った。臨床薬のメトロニダゾールにも劣らないという。

▼血栓溶解で優れた機能性、持続時間で薬剤を上回る効果
     須見教授の研究が世界的に注目されるようになったのは、納豆に含まれる血栓溶解酵素、「ナットウキナーゼ」の発見以降。
     納豆1パック(約100g)で、ヒトの尿から取った血栓溶解剤「ウロキナーゼ」の約20万円分に匹敵する。 さらに、持続性でも、ナットウキナーゼは、桁違い効果を持つ。
▼病原性大腸菌(0-157)やサルモネラ菌の抗菌にも優れた働き
     納豆に含まれる納豆菌やジピコリン酸は、病原性大腸菌(0-157)やサルモネラ菌に対して優れた抗菌作用を示し、腸内の悪玉菌を抑える一方で、乳酸菌などの善玉菌を増やし、腸を整える効果がある。
▼骨粗しょう症予防に納豆のK2が必須
     カルシウムが骨に結合する際、たんぱく質のオステオカルシンがカルシウムの吸着剤となる。このオステオカルシンを作るためにビタミンK2が必須でり、 納豆にはこのビタミンK2という栄養成分が含まれており、骨粗しょう症予防に有効とされる。食品でK2を補給できるのは唯一納豆だけ。

     納豆の効用として、海外で熱い注目を浴びているのが、更年期障害の緩和や前立腺がんや乳がんの予防効果。大豆に含まれる抗酸化物質のイソフラボンの有効性にも高い関心が寄せられている。


≪関連記事≫
ピロリ菌退治にブロッコリー効果  
  http://www.asahi.com/life/health/medical/K2002052800815.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2002/05/28 
『野菜のブロッコリーの新芽に多く含まれるに含まれる「スルフォラファン」という物質に、胃潰瘍(かいよう)や胃がんの主な原因と疑われるヘリコバクター・ピロリ菌を殺す作用があることを、米ジョンズホプキンズ大と仏科学研究センターのグループが突き止め、全米科学アカデミー紀要28日号に発表した。但し、ピ ロリ菌を殺す作用は体外の実験によるもので、ブロッコリーをどの程度の量食べれば効果が出るかは、今後の課題という。』という記事。

筆者コメントマーク
 胃潰瘍気味な方は、ブロッコリーを食べた方がよいようです。 でも、輸入野菜には農薬が掛かっているという情報もありますので、流水でよく洗って料理するようにして下さいね。


納豆菌の学術報告 
  http://www.jafra.gr.jp/index1.htm
   ----日本食品機能研究会 
野菜のチーズである“納豆”の強力な新血栓溶解酵素(ナットーキナーゼ)
日本の伝統食品“納豆”(ナットーキナーゼ)の血栓溶解効果
血圧に対する納豆食の影響
納豆菌発酵、および納豆摂取時の被験者血液中のビタミンK(メナキノンー7)濃度
納豆の新しい効能---特にピロリ菌抑制能について

2002/09/29
思うほど医療は完璧ではない
  http://www.asahi.com/life/health/kanjya/K2002092900140.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 > かしこい患者学 2002/09/29 
『健康食品や、現代医療とは別の代替医療についての日米比較。米国人は、リラックス、ハーブ、マッサージ、カイロプラクティック療法などに普通の医療費以上のお金をかけており、健康食品を含むハーブでは、痴呆(ちほう)のイチョウ、うつのセイヨウオトギリソウ、免疫のエキナセアが3大人気。日本のクロレラ、ロイヤルゼリー、抗がんのアガリクス(きのこ)やプロポリス(蜂の分泌物)と顔ぶれが違う。米国では単独の代替医療から、現代医療に代替医療を取り入れた「統合医療」が重視されている。医療はみんなが信じているほど完璧では無いので、自分で情報を集めて決め、自分がリスクを負うしかない。』と、病気や健康は自分のもの。医師や病院まかせにしないで、説明を求めてきちんと判断できる「賢い患者」をめざしたいと、結んでいる。

 日本人の健康食品の摂り方について、本質を突いた興味あるコメントだと思います。疲労回復の為にと飲むドリンク剤が健康食品だと思っている方が大半ですから、いた仕方ないところです。
 私の健康食品を選択する基準は、特定の成分に集中することなく、自己治癒力に働きかける自然食品から取られた成分のみを含んでいることと、薬との併用が出来て、長期間服用しても問題無いことや、おなかの善玉菌を増やす類の食品であることを基本としています。

「似たもの夫婦」は病気まで−−英調査
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/208653
     MedWaveトピックス 2002/09/27 
『英国で行われた調査において、「似たもの夫婦」ではなんと夫婦では病気まで似てくることがわかった。特に喘息やうつ病、胃潰瘍では、夫婦の一方がこれらの病気にかかっている場合、もう一方も発病する確率が7割以上も高かったという。調査結果は、British Medical Journal(BMJ)誌9月21日号に掲載された。』ということです。

 この記事が物語っているのは、生活習慣病という生活パターンが同じであれば、共通の病気になるということを裏付けただけに過ぎないもので、夫婦という視点で捕らえたたけのことだけの事だと思うのです。

クローン家畜の肉とミルクが店頭に並びそう−−米国
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/208133
   ----日経ヘルス ニュース 2002/09/27 
『米国立科学アカデミーの「動物バイオテクノロジーに関する委員会」が、このほど発表した報告によると、家畜の生産現場では、クローン家畜から得られるミルクや食肉を出荷するための準備が進んでおり、 早ければ、来年(2003年)早々にも、店頭にお目見えすることになるだろうという。』という記事。

 良くも悪くも、やはりこの種の食品が出回ってくるのは時間の問題ということの様ですね。

健康にいい脂肪分をとろう−−米で新栄養摂取ガイドライン 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/208131
   ----日経ヘルス ニュース 2002/09/25 
『米国立科学アカデミーがこのほど、米国民向けの栄養摂取に関する新しいガイドライン(指針)を発表した。新ガイドラインの中で目立った変更は、脂肪分についての記述。脂肪分からのカロリーは、全摂取カロリーの30%以下→20%〜35%の範囲へと幅を持たせた形に変更。特に不飽和脂肪酸については「健康的な脂肪」として毎日必ず摂取するようにと勧告しているのが特徴。同時に、「飽和脂肪酸」の危険性を強調しており、「トランス脂肪酸」が多く含まれた食品はできるだけ避けるべきである、としている。』という記事。

 この指針が出たということは、非常に重要な事だと思います。 脂肪は体に悪いということでは無くて、その種類に問題があるということです。
 飽和脂肪酸の中のトランス脂肪酸は、きわめて危険ということをPRするもので、フライドチキン、フライドポテト、マーガリン類については、出来る限り摂らない様に心がけることだと思います。
 特に植物性マーガリンというのは、製法まで吟味してトランス脂肪酸の含有量までチェックした方が良いということです。

≪参考≫
 ■
「食べ物」の怖い話し > 植物性のマーガリンが危ない

結核の新規患者は2年連続減少、高齢者の割合は増加傾向−−厚労省の集計結果から
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/leaf?CID=onair/medwave/a015/207961
     MedWaveトピックス 2002/09/24 
『厚生労働省は9月19日、全国の保健所からの報告をまとめた「2001年結核発生動向調査年報集計結果」(概況)を公表した。新規登録患者に占める70歳以上の高齢者の割合は39.7%(対前年比0.9ポイント増)で、増加する傾向にある。ただし、罹患率をみると、70歳代は75.3(同11.9減)、80歳以上が120.8(同9.3減)と少なくなっており、高齢者の割合が相対的に上昇している。』ということです。

厚生労働省の「平成13年結核発生動向調査年報集計結果(概況)」のページ

  → 「年次別結核の統計(結核発生動向調査年報集計結果)

補助薬使っても難しい完全禁煙
  http://www.yomiuri.co.jp/iryou/news_i/20020924so14.htm
     Yomiuri-Online医療と介護 > News  2002/09/24
『完全に禁煙することは、ニコチンパッチやニコチンガムなど禁煙補助薬の力を借りても簡単ではない、漫然と補助薬を使っても禁煙に結びつかない。結局は本人の意思次第との調査がまとまった。』という記事。
食品の「効き目」、不確かさ多い
  http://www.asahi.com/life/health/kanjya/K2002092200113.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 > かしこい患者学 2002/09/22 
『お茶が胃がんを、食物繊維が大腸がんを防ぐ――のは半ば常識だったが、最近の大規模な疫学研究はそれを打ち消してしまった。たばこや酒が様々ながんを増やすのは確実だ。野菜や果物の予防効果はありそうだが、否定的な疫学研究も出てきている。「大規模な疫学研究を経なければ有効性は評価できない。いま世の中にあふれている『○○が××に効く』たぐいの健康情報のほとんどは動物実験や少数例の段階での不確かな情報だ。』という記事。

 健康情報は動物実験、人間の症例、疫学研究と進むにつれ、だんだん確かなものに近づいていくのだが・・、データの取り方に拠っても結果は異なってくるので、その辺をどう評価するかも問いたいのですが・・・。

2002/09/22
中途半端な「トクホ」  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/colm04/207338
     MedWaveコラム 医師も戸惑う健康情報 2002/09/20 
 『今回の中国製ダイエット用健康食品の事件を契機に、厚生労働省は健康食品の監視体制を厳しくしようとしている。これからは、保健機能食品、中でも特定保健用食品(「トクホ」と呼ばれる)がさらに注目を集めることになるだろう。なにしろトクホはその効果、安全性について国がお墨付きを与えているのだから。・・・しかし「血圧が高めの方」「血糖値が気になる方」向けの「トクホ」について気になることがある。』というのです。

 トクホの対象は、一般的に云えば健康人と病人の間のグレーゾーンの人たちであり、トクホに表示されている「血圧が高めの人」といっても高血圧症の人を指すわけではないし、「血糖値が気になる方」であっても糖尿病患者を指すわけではない。このような事情を患者さんが知る由もないから、高血圧の患者でも「血圧が高めの人」と言えるかもしれないし、糖尿病の患者は「血糖を気にして」いるから、医者から貰っている薬を飲みながらトクホを利用するかもしれない。

 トクホの申請のためには、その臨床効果、安全性が証明されることが必須であるが、病気でない人が摂取することを前提としているためか、医薬品との相互作用についてのデータ収集はされていない。一部の商品でには、患者が利用する際には医師に相談するようにとの注意書きがあるものもあるが、記載が全くないものもあり、薬との併用は危険だと警鐘を鳴らしている。

健康管理にもネットを活用、73%のユーザーが意欲  
  http://japan.internet.com/research/20020919/1.html
     Japan.internet.com > デイリーリサーチ・バックナンバー  2002/09/19
『インターネットコム株式会社と株式会社インフォプラント が、20代以上のインターネットユーザー300人を対象に調査を行ったところ、インターネットから申し込んで自宅で好きな時間に健康診断が受けられたり、医師や専門家に相談できるサービスを利用したいと回答したユーザーは73%。日ごろの健康管理にもインターネットを活用したいと考えているユーザーが多いことがわかった。』

▼日ごろの健康管理について

    ・「不安に思う」が6割超。
    ・不安に感じている内容:
      「運動不足」>「肥満や高血圧などの食事療法」>「一般の食生活」>「喫煙や飲酒」
▼毎年の健康診断について
    ・「受けている」は、54%。半数弱が毎年健康診断を受けていない。
    ・健康診断を受けていない理由:
      「面倒くさい」、「時間がかかる」が多数。
      健康について不安に感じながらも、健康管理をきちんと行っている人は少ない。
▼健康相談について
    ・「日常の健康管理について医師や専門家に相談したい」は58%。
    ・具合が悪いときの24時間体制の相談サービスのニーズが高い。
    ・医師や専門家に相談する望ましい手段:
      「電子メール」69%、「対面」64%。「電話」26%。「チャット」18%、
      「掲示板」15%、「テレビ電話」14%。
▼自宅で健康診断が受けられるサービスについて
    ・「利用したい」57%、
    ・可能であれば、「血液検査」「尿検査」「心電図」などを希望するユーザーが多かった。
    ・「利用したい」理由:
       病院に行く手間が省ける。
       自分の好きな時間に健康診断ができる。
    ・「利用したくない」理由:
       信用できない。
       結果の正確性に懐疑的な意見が目立った。
『インターネットによる健康管理や健康診断には限界を感じているユーザーが多いものの、全般的にはインターネットを通じた相談や、医療情報の提供には関心が高い。総合的な健康管理サービスについての利用意向は73%に達し、「メジャーになれば将来的には利用したい」という利用希望者が多いことも明らかになっている。』と結んでいる。

「自宅で健康診断」がインターネットでより身近なものに  
  http://japan.internet.com/busnews/20020108/4.html
     Japan.internet.com > デイリーリサーチ・バックナンバー  2002/01/08
     ここに紹介される、「コンビニ検診」が普及すれば、人間ドックをわざわざ受ける手間が省かれるので、手軽に定期的な健康データの把握するには良いかもしれませんね。
▼コンビニ検診とは・・・・
  http://www.7dream.com/find/a07a/198
    ■自宅で採取した検体物(血液・便・尿など)を財団に郵送して検査を実施し、健康診断を行うことです。
    ■多忙な方、人間ドッグ等を受ける機会のない方にお勧めします。
    「コンビニ検診」は、財団法人愛知診断技術振興財団 が開発した検診システムです。
肺の奥のがんも喫煙で増加 
  http://health.nikkei.co.jp/news/med/medCh.cfm?id=20020921e3mi02f121
     NikkeiNet いきいき健康 最新ニュース(健康) 2002/09/22
肺の奥にできるがんで、喫煙との関連が比較的少ないとされてきた「腺がん」でも、喫煙者は非喫煙者に比べ男性で2.8倍、女性でも2倍なりやすいことが、厚生労働省研究班の大規模追跡調査で分かった。

 肺の奥に出来る「腺がん」の割合が、世界的に増える傾向にある原因として、軽い低ニコチンたばこを吸うと、ニコチン摂取量を増やそうと無意識に深く吸い込むのが原因のひとつでは、と推測されるという。


2002/09/16
貧血予防の“鉄”則/「ピンクのご飯」いかが?/脂肪肝を治す/
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/020910a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 > 暮らしと健康コラム・[上手に食べる] 2002/09/10 
▼貧血予防の“鉄”則
 女性は、毎月の生理のため15〜50mgの鉄が失われるために、50歳以下の女性は慢性的に鉄不足になりがち。鉄は食事や鉄剤によって補給されるが、体内に鉄が蓄えられるまで、平均3〜4カ月かかると言われるために日常的には、レバーや卵、黒砂糖、黒みつ、きな粉などから鉄を補給し、ビタミンCや葉酸(緑黄野菜)を取ることも、忘れないように。

▼「ピンクのご飯」いかが?
 クランベリーは、ジュースの色も赤く美しく、アメリカでは昔から民間薬として、頭痛薬や利尿剤として使われてきました。
クランベリーには、ビタミンCが100g中18g強と、かんきつ類の1/2〜1/3、抗酸化作用の強いポリフェノールが赤ワインの半分くらい、また眼に良いアントシアニンという色素が豊富で、さらに抗酸化作用の強いタンニンも含まている。
 ジュースとして飲むのもよいが、ご飯を炊くときに使ってピンクの美しいご飯を作っては。

▼脂肪肝を治す
 肥満は病気と老化の始まりとはよく言ったもので、とかく脂肪の蓄積は体調を損ないます。ふつう肝機能の低下はウイルスによる肝炎によるためだが、脂肪肝も肥満とともに肝機能を示す数値に異常を示す。
 脂肪肝は、肥満、アルコールを取り過ぎることで起こるが、食事を変え、アルコールを断つこと。 エネルギーの取り過ぎると、脂肪に変わって肝臓にも溜まるので、まず低カロリー食にすること。それには野菜をたっぷり食べること。

▼運動で高血糖予防
 健康診断を受けて血糖値が高いといわれる人が増えている。その原因は、食生活と運動不足によるものと言われている。運動は肥満の解消だけでなく、糖の代謝に欠かせないインシュリン受容体の働きを活性化する。バランスの悪い食事、脂肪の多過ぎる食事、野菜不足、早食い、たばこなどは、高血糖を起こす原因。

海洋深層水って体にいいの? ミネラル特性、清浄、そして神秘
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/020830a.html
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 > 暮らしと健康コラム・[暮らしと健康特集] 2002/08/30 
 「海洋深層水が、私たちの暮らしと健康にどのような関わりをもっているのか。さまざまな分野で活用されている海洋深層水を追ってみた」という書き出しで始まるこのサイト。

▼海洋深層水とは? 光の届かない深海からの湧昇流
 http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/020830b.html

    ≪海洋深層水のメリット≫
    1.マグネシウムやカリウム、カルシウムといったミネラル類も豊富に含まれた“肥沃な水”
    2.安定した低温
    3.栄養豊富で清浄な海水
表1 海洋深層水と表層海水の基本データ
項目 (単位) 海洋深層水(320m) 表層海水(0m)
水温 ℃ 8.1〜9.8 16.1〜24.9
pH 7.8〜7.9 8.1〜8.3
塩分 ‰ 34.3〜34.4 33.7〜34.8
溶存酸素量  ppm 4.1〜4.8 6.4〜9.5
NO3-N(ショウ酸態窒素)μM 12.1〜26.0 0.0〜5.4
PO4-P(リン酸態リン)μM 1.1〜2.0 0.0〜0.5
SiO2-Si(ケイ酸態ケイ素)μM 33.9〜56.8 1.6〜10.1
クロロフィルa mg/m3 痕跡 4.2〜50.6
生菌数   CUF/ml 102 103〜104

▼アトピー性皮膚炎改善のキーワードはマグネシウムとミネラルバランス
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/020830c.html
     京都府にある宇治武田病院アレルギー科部長の木俣氏は、硬度の高い深層水ウォーターを継続して飲用することによるアトピー性皮膚炎改善の成果を報告している。
     アトピー性皮膚炎患者8人を対象に、従来の治療も続けながら、海洋深層水飲料を毎日500ml飲用するという試験を行った。
     深層水飲用前の毛髪分析で、7名に必須ミネラルのバランスに異常が認められた。特にマグネシウムが通常より低くかった。カルシウム/マグネシウム比が異常値だった8人のうち6人は、1年以内に正常化した。
     治療に採用した海洋深層水飲料は、赤穂化成の硬度1000の『天海の水1000』。
     アトピー性皮膚炎は多くの原因が複雑に作用し合っている慢性皮膚疾患だが、環境因子としてミネラルが悪化にも改善にも関与している。木俣氏が使用した『天海の水1000』は、必須ミネラルのマグネシウムとカルシウム、カリウムの比を正常化し、有害ミネラルのアルミニウムやアトピー患者が異常高値を示すヨウ素の排出促進に機能した。

     まだまだ未解明な部分が多いが、海洋深層水飲料を飲む場合、マグネシウム等のミネラルの量とバランスが非常に重要なポイントである。

▼飲料水から炊飯水までミネラル配合によって用途もさまざま
  http://www.asahi.com/life/health/jhcolumn/020830d.html

    日本で初めての“硬度1000”の飲料水
       中国では最も体に適した、生命維持に欠かせない条件を備えた水のことを“津液”と呼ぶ。そのミネラルバランスは海水とほぼ一致する。ミネラルバランスの乱れがちな現代生活のなかで、ミネラルを手軽に補うには海の水をうまく使う以外にないのでは?
    日本初、炊飯のための“無洗米ウォーター”おいしさの秘訣はマグネシウム
       これまで深層水を使うと「コーヒーや日本茶がおいしい」「古米も味がよくなる」と感覚的には語られてきましたが、なぜそうなるのかの研究を高知工科大学の生命環境工学講座の研究グループと大阪市の大和リゾート株式会社が行って、そこで開発された『無洗米ウォーター』は、1000ml当り ナトリウム104mg・マグネシウム108mg・カルシウム3.1mg・炭素17.0mg。
       米を硬化させるカルシウムを抑えてマグネシウム濃度を高くしたところに、おいしさの秘訣がある。

      表3 海洋深層水と水道水の比較
        マグネシウム カルシウム ナトリウムv
      海洋深層水 1,304.0 412.0 10,725.0
      天海の水1000 200.0 71.0 74.0
      無洗米ウォーター 108.0 3.1 104.0
      水道水 5.0 10.0 18.9
          ※1000mlに含まれるミネラル(mg)
≪深海深層水関連紹介のページ≫

2002/09/08
最強のヨーグルト&納豆 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/health/f_toku1.html
   ----日経ヘルス 特集 日経ヘルス10月号 2002/09/08 
▼最強の「食べる薬」4大発酵食
 ・腸を守ろう! 腸は体と頭、両方の健康の要。
 ・高脂肪食やストレスで弱った腸を 1週間でよみがえらせる発酵食

     善玉菌の代表ビフィズス菌は、食物繊維が少ない高脂肪型の食生活や、ストレスが加わることで減ってしまう。年をとることによっても減るので、悪玉菌が殖える要因に囲まれた現代人こそ、積極的に発酵食を食 べる必要がある。
     腸内善玉菌を殖やす菌を大量に含む発酵食は、健康を守るために人類が培った知恵である。逆に、腸内で善玉菌よりも悪玉菌の勢力が大きくなったときの被害は大きい。
     悪玉菌は、腐敗産物(毒素)を生み出すが、これが血液に乗って全身を巡り、肌荒れや肩凝り、けん怠感、口臭などの体の不調を引き起こし、ガンのリスクも高くする。

     善玉菌数の多さ、効果の高さ、毎日食べ続け上で手軽さなどから、「発酵食のベスト4」として「納豆」「ヨーグルト」「漬物」「天然酵母パン」が挙げられる。どれも、早いと食べ始めてから3日〜1週間目くらいから快便や疲労感が軽くなる効果を実感できる。但し、食べ続けないと効果は数日で消えるので、とにかく毎日継続することが大切だ。

     善玉菌がたくさん入っていて、腸を元気にする発酵食は、古来から一種の常備薬だったということは、食文化の面でも知られている。ガンや病原菌から体を守る免疫力の8割は腸が担っており、ストレスを抑え神経系を活性化させる「セロトニン」を一番作っているのも腸。又セロトニンは腸の蠕動運動を促す作用も持っている。


筆者コメントマーク
 乳酸菌を食べることが健康に対してかなり有効な方法であることが、様々なメディアで取り上げられていることは、本サイトにとっても大いに喜ばしいことです。そんな中で乳酸菌の補給法として、手軽な健康への食習慣の入り口的な存在の「ヨーグルト」を取り上げる機会を逸していましたので、あの「あるある大辞典」のサイトレポートを遅ればせながら致します。

 いささか、詳細なレポートとなってしまったことで、著作権の問題でクレームを受けそうですが、でも最低限お伝えしたい事を省くことも出来ませんので、ご容赦頂きたいと思います。

  http://www.ktv.co.jp/ARUARU/search/arunyusankin/nsk_1.html
     発掘 あるある大辞典 >『食』-Foods- 第119回 1999/02/21
Look マーク!
発掘!あるある大事典#119は、知られざる『ヨーグルト』の全て、その健康効果を徹底解明!

■アルカリ性の腸を救ってくれる食品、ヨーグルト

    [激増する大腸ガン]
    ・日本の大腸ガンの死亡率は、30年前と比較すると3倍以上と急増している。21世紀には胃がんを抜いて1位になると予想されている。その原因は腸がアルカリ性になっているから。
    [身体の酸性・アルカリ性]
    ・空気に触れる体の部分は、酸の刺激で空気中の病原菌から身体を守る必要がる。病原菌は口からも侵入してくるので、腸の中も肌と同様に酸性になっている必要がある。
    [アルカリ性の腸]
    ・生活習慣やストレスにより、本来酸性であるべき腸は、アルカリ性へと変わってしまう。アルカリ性になった腸の中では病原菌が増加。腸のアルカリ性が進行すると、免疫力の低下、全身の老化にまで至ってしまう。
    [ヨーグルトの歴史]
    ・ヨーグルトが健康食品として世界に名を馳せたのは、ノーベル賞学者、メチニコフが、ブルガリアの村に100才を超える老人が多いのは、ヨーグルトを常食としている為だと論文を発表してから。
    [ヨーグルト常識・非常識]
     1.ヨーグルトは毎日食べなければ効果は表れない。
     2.目的によって種類を選ぶと効果は異なる。
     3.ヨーグルトの効果をさらにアップさせる食材がある。
     4.牛乳飲むとおなかがごろごろする方でも、ヨーグルトは乳酸菌が分解しているので心配無い。
■アルカリ性の腸、その原因は?/ 腸内ビフィズス菌パワーの秘密に迫る!
 腸を若返らせる!その腸内ビフィズス菌パワーとは !?
    ・「腸の老化は腸内の善玉菌の代表、ビフィズス菌が減ってしまうこと。」(光岡知足 教授/東京大学)

    ▼腸内ビフィズス菌

      [腸の老化、その原因は?]
      ・腸内の悪玉菌が優勢になると、有害物質を発生し腸をアルカリ性に、反対に善玉菌が優勢の時は、腸を酸性に保ち腸内をクリーンアップ。腸内の善玉菌と悪玉菌のバランスが、人間の健康を左右する。
      ・腸内ビフィズス菌が病原菌や悪玉菌を撃退する働きをするのは、腸内で酸を出して外から来た病原細菌の定着、感染を抑えるから。
      [腸内ビフィズス菌減少]
      ・現代人は様々な理由から腸内ビフィズス菌が減っていて、この状態が続くと、免疫力が低下する。 病原性大腸菌O-157も、ビフィズス菌の減少が原因の一端。
      [腸内ビフィズス菌はどこから来たのか]
      ・無菌状態の体内から生まれ出た瞬間に、空気中の菌が腸内に入ってくる。でも空気中に僅かながらいるビフィズス菌が、生後3日目位になると腸内で増殖を始め、悪玉菌から身を守ってくれる。

    ▼腸内ビフィズス菌を増やすために
      [腸内ビフィズス菌はどうして減ってしまうの?]
       1.食生活の乱れ   2.肉食中心  3.ストレス

       悪玉菌は肉が大好物、完全に消化されない肉類は腸内で腐敗便となり、悪玉菌のエサになり、悪玉菌が増える。様々な有害物質を発生し、便秘や下痢、肌荒れ、風邪などの病気の原因に。
       ストレスにより自律神経の変調で胃散の分泌が抑えられ為に、腸に到達する有害菌が多くなる。
      [腸内ビフィズス菌をパワーアップするにはどうしたらいいの?]
       1. エサとなる乳糖を摂る  2. ヨーグルトの乳酸菌を摂る

       ヨーグルトのビフィズス菌は腸内には定住せず、通過する間に酸性物質を作り、悪玉菌を撃退する。乳酸菌は死んでいても生きていてもどちらでも効果がある。
       死んだ乳酸菌でも、食物繊維と同じ働きで、悪玉菌の死骸を吸着して排泄し、腸内をクリーンアップする。

■あなたに合ったヨーグルトとは?/あるある会員が身をもって実証したヨーグルト効果10日間!
      [ヨーグルトの5つのタイプ]
         プレーンタイプ、 ハードタイプ、 ドリンクタイプ、 フローズンタイプ、 デザートタイプ
    ▼ヨーグルトを選ぶ時にチェックしたい3ケ所
      [ヨーグルトを買う時、私たちはどこを見ている?]
       1. 原材料に注目…「寒天」
         便秘の人には、「寒天」の入っているハードタイプがお勧め。
         乳酸菌・乳糖 + 食物繊維 = しつこい便秘にダブル効果!
       2. 無脂乳固形分に注目
         無脂乳固形分とは、「ヨーグルトの乳成分に含まれている脂肪以外の栄養素の割合。」
         肌荒れの人には、「無脂乳固形分」の%が高いプレーンタイプがお勧め。

         乳酸菌の働きで、タンパク質とビタミンB群は、牛乳のおよそ4倍にまで増加する。
      [ヨーグルトその他の栄養素]
         カルシウム、カリウムといった成分も非常に吸収されやすい状態に変化している。
       3. 乳脂肪分に注目
         高コレステロールの人には、「乳脂肪分」の少ないドリンクタイプがお薦め。
■噂のヨーグルト完全補強術!/腸を研究している学会の権威が食べ続けているヨーグルトの実態。
 秘訣はある和風食材との組み合わせにあった!  ヨーグルトを更にパワーアップさせる食材とは?

     ヨーグルトで健康になる為の鉄則は、毎日、ヨーグルトを食べ 続けること!

     ヨーグルト歴30年以上大ベテランの東京大学 光岡 知足 名誉教授が愛用するのは、[きな粉ヨーグルト]

     善玉菌、悪玉菌の名付け親としても知られる腸内細菌研究の世界的権威。20年前位から野菜ジュースを入れたヨーグルトを作っていた。10種類以上の野菜や果物を入れたヨーグルトドリンク。食物繊維とビタミンCを補うことが出来る。

     そして、大豆が原料のきな粉を混ぜる。このきな粉には、消化酵素で分解されない糖質で、胃・小腸で吸収されないまま大腸に到達し、乳酸菌のえさとなる「オリゴ糖」を多く含む。

肥満が深刻な米国、ファストフード店にメニューの改善求める
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/biz/205253
     BizTech 企業・経営 2002/09/06
『米国で肥満が広がりを見せるなか、ブッシュ政権は、ファストフード・チェーンに対して新鮮な果物や野菜をメニューに加えるように求めた。マクドナルドが今週、心臓病に関係があるとされる種類の脂肪酸を減らす新たな食用油で揚げ物を調理すると決定した。』ということです。

≪関連記事≫

日本マクドナルド、8月の月間来店客数が過去最高を更新=1年5カ月ぶり
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/biz/204433
     BizTech 企業・経営 2002/09/02
2型糖尿病の発症予防の鍵は「減量」、1kgやせればリスクが13%低下−−DPP試験より  
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/tpic/204984
     MedWaveトピックス 2002/09/05 
『耐糖能異常(IGT)があり、空腹時血糖値も高く、しかも太っている、そんな人が2型糖尿病にならないためには、減量が最も効果的であることが、DPP試験の最新解析から明らかになった。』ということです。
IGT(耐糖能異常)のある日系米国人、食事と運動療法で内臓肥満が改善 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/medi/204138
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/08/31
『米国ワシントン州Seattle在住の日系アメリカ人を対象とした介入試験で、耐糖能異常(IGT)はあるが「肥満」はごく軽度な日系人でも、食事療法と運動療法とで内臓肥満を減らせることが明らかになった。このデータは、「肥満ではないのにIGT者が多い」日本人にも大いに参考になりそうだ。』という記事。

≪関連記事≫

「2型糖尿病の予防は生活習慣の改善から」、ADAとNIHが共同声明 
  http://medwave2.nikkeibp.co.jp/wcs/med/leaf?CID=onair/medwave/mdps/178500
     MedWaveトピックス 2002/04/05 
ヘリコバクター・ピロリ菌は2型糖尿病にも関与か 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/medi/204572
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/09/03
『胃潰瘍や胃癌、動脈硬化性疾患を引き起こすとされるヘリコバクター・ピロリ(H. ピロリ)菌。糖尿病分野でも、「H.ピロリ菌への感染が、慢性炎症状態を介して2型糖尿病の発症を誘発する」との疑いが持たれているが、関連性を否定する報告もあり一定の見解は得られていない中で、オーストリアHentschelhof医療センターのA. Dzien氏らが9月2日欧州糖尿病学会で「H. ピロリ菌の感染者では空腹時血糖が高い」との研究結果を報告した。同氏は、H. ピロリ菌への感染が、慢性炎症状態を介して糖代謝に悪影響を与えていると推察し、H.ピロリ菌の除菌で、2型糖尿病の発症を予防できる可能性が出てきたと云う。』という記事。
早朝のトレーニングは体に悪い!?−−免疫力が低下
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/204635
   ----日経ヘルス ニュース 2002/09/04 
『朝起きて、すぐに走ったり、泳いだり、ジム通いすると、細菌などに感染しやすくなると英国の研究者が報告した。研究では、水泳選手14人を集めて、早朝と夕方に泳がせて、コルチゾールと免疫グロブリンA(IgA)を測定して、その変化を比較した。朝はトレーニングのいかんにかかわらず、免疫力が低下しており、午後からは、トレーニングによって、免疫システムの機能が高まる、ことがわかった。』という記事。

 特に、ケガをした後や、病み上がりは、早朝の運動は避けて、遅い時間に行うと良いと、伝えている。

少量のワイン、心臓疾患に効能=仏研究 
  http://biztech.nikkeibp.co.jp/wcs/show/leaf/CID/onair/biztech/medi/204602
     BizTech 医療・介護・バイオ 2002/09/03
『少量のワインは、心臓疾患の予防に効果を発揮するばかりか、心臓発作を起こしたことがある人の次の発作を抑制する効能もあるという。一方、心臓学会では、ワインを飲んでいる人たちには適量をたしなむにとどめるよう、また、飲まない人には、飲まずにいることを推奨している。』ということです。
カフェインに皮膚ガンを防ぐ効果確認 
  http://medwave.nikkeibp.co.jp/show/nh/news/204233
   ----日経ヘルス ニュース 2002/09/02 
『マウスにカフェインをたっぷり塗ると、紫外線による皮膚ガンができ難くなることがわかった。米ラトガーズ大学が米国立科学アカデミー紀要」(Proceedings of National Academy of Sciences )のオンライン版で発表した。この研究成果から、カフェインが多く含まれているコーヒーやお茶は、皮膚ガンの予防になるのではないかと研究者たちは言っている。』という記事。

 なぜ、カフェインがガンを防ぐかのか? カフェインは、紫外線で遺伝子が変化した異常細胞が自ら死ぬ、いわゆる細胞死を誘発させることによって、ガン形成を防いでいるのではないかと考えられている。



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