「おなか健康!不老の秘訣!?」
  とし坊 の読んで得する健康情報Back No.32  

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2001/12/16
日経ヘルスの画像を表示しています。クリックして拡大できます。  下痢や便秘など腸の不調を改善する、おなじみの整腸剤に含まれる乳酸菌は腸内に住みつく菌だが歯周病や虫歯の予防にも役立つことがわかってきた。
歯周ポケットに届くようによく歯磨きをしてから、乳酸菌入り整腸剤を口の中で転がす方法で、早ければ3日ほどで歯周病に伴う症状が改善され始め、さらに口臭解消や虫歯の予防効果も期待できると、名古屋の開業医・今井龍弥医師が提唱する。

 又、大阪薬科大学の松村瑛子助教授は、「整腸剤に含まれる3種類の乳酸菌が、歯周病菌を減らす作用の強さに驚いた」という。
 歯周病の主な原因は、歯垢にすみつく歯周病菌。中でも、歯垢の奥にいる歯周病菌(ジンジバリス菌)が特に問題だ。従来の歯周病予防策は歯磨きと歯石取りくらいだったが、乳酸菌がこの菌を殺し、さらにこの菌が出す酵素の働きも抑えるが確認された。メカニズムの詳細は、わかっていないが、これらの乳酸菌が虫歯も防ぐらしいことがわかってきた。

 東海大学医学部の古賀泰裕教授の実験 では、虫歯菌を減らすまではいかなかったが、「虫歯菌が歯につくために必要な、のりのような物質の生成を抑えた」という。

 以外と凄い効果を現す乳酸菌。でも考え方によっては、口も腸も一続きの消化器官だから歯周病菌を防ぐのはもっともな事なのかもしれません。ポイントは、先ずは「しっかりは磨きする事」です。

 日経ヘルスの記事に依るお薦めの乳酸菌整腸剤小林製薬・「ガスピタン」、ビオフェルミン製薬・「新ビオフェルミンS錠」、アサヒビール薬品・「新ラクトーンA」、わかもと製薬・「わかもと整腸薬」


はにわきみこの『まるっきり突撃メール』 /日経ヘルス

【1】日経ヘルス特集記事体験記
 3日目から実感、出血止まり、口の中がサラサラに/編集部が実験 2週間で虫歯菌が激減

 乳酸菌は腸内の善玉菌代名詞。下痢や便秘を改善する働きはよく知られていまるが、その乳酸菌が歯周病菌を抑えることを身をもって体験したレポート。

 「歯磨き後に乳酸菌整腸剤を口の中で転がす」という方法をトライ。1日2回歯磨き後に乳酸菌整腸剤を口の中で転がし続けた結果は、初めてやったときの感想は「口の中のねばりが取れてスッキリする」こと。ときどきあった歯ぐきからの出血も、3日目にはなくなった。また、歯ぐきを押すと少しプヨプヨした感触があったのに、徐々に引き締まってきて、10日もすると心なしか色もきれいになった。
 歯磨きの回数が増えたせいもあると思うが、歯磨きだけの時より口の中が清々しく感じられるのは確かとか。
 2週間後の検査では歯垢の量が減っていた。虫歯菌が多かった人は菌数が減り、口臭が強かった人も弱くなった。 。

【3】はにわの(日経ヘルス読後記2)---- 特集:乳酸菌が歯周病・口臭防ぐ
 え? 整腸剤を口の中でころがす? 乳酸菌の意外な効果!

 ■≪たったこれだけ 歯周病菌撃退プログラム≫

1)歯周ポケットの中まできれいに歯磨き
2)乳酸菌整腸剤を口の中で転がす
・舌先を使って、すべての歯周ポケットに錠剤が当たるように転がす。
・溶けきるまで数分間、飲み込まずに続ける。
・朝食、昼食、夕食後、1日3回これを繰り返す。
・最低1〜2週間は続けてみる。
 健康食品を薬剤師の視点から検証しているコラム記事。
健康食品を仮想上の動物ヌエに例えて、解説。厚生省は10年前につくった「特定保健用食品」と2001年4月に制度化した「栄養機能食品」を合わせて「保健機能食品」と定義することにしたが、その目的は、既に多くの健康食品が市場に流通しており、品質、広告、宣伝等に問題があるものも散見されることから、それらが国民を混乱させ、健康に被害が及ぶことを防ぐ――というものだ。
 消費者の健康維持・増進よりも、健康食品の売り上げ増を目的とする訪問販売や通信販売とされる、いわゆるまがいもの商品と区別する為に登場させたのが、厚労省許可という“お墨付き”を与えられた「栄養機能食品」なのである。

 これには薬のような効果があるといえばあるし、食品のように気軽に摂れるといえば摂れる代物である。この栄養機能食品に認められることになった「栄養成分機能表示」の例をみると、実に曖昧な表現になっており、それは「特定保健用食品」にも同じである。

 栄養機能食品の議論は、食品に何らかの機能表示を求める動きから始まった話だが、特定の食品に健康維持への効果を過度に期待させることには疑問を感じざるを得ないという。
 「バランスの取れた食事をしなさい。好き嫌いしては丈夫な体になれません。」と子供達に教えているのだから、栄養機能食品を過信することは、「偏った食事をしても大丈夫。強い味方がいますよ」と言っているようなものだと危惧している。
 薬剤師は今後、その片棒を担がされることになるのだろうか?。サプリメントとは本来、「補充、埋め合わせ」を意味する言葉であり、食生活における脇役が主役になることがないよう、栄養機能食品の動向を十分に注視していきたいと、結んでいる。


 確かに、健康食品を過信する事無く、その性質を理解して使用する事でサプリメントして栄養や機能を補完する知識を持つことも、消費者自身には必要な事であると、この記事を読んでつくづく思うものであるが、やはり一般的な消費者は「ボケが治る」「ガンに効く」といった効能を求めて購入するのも事実であるから、そういった本物の健康食品を存在するのであるから、それらを見極める薬剤師のしっかりした眼力にも期待したいものである。

2001/12/09
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療 2001/12/08 
『不老長寿のカギを握っているのは「粗食」かも知れないと、米国の遺伝子研究が新事実を解き明かした。カリフォルニア大リバーサイド校のスティーブン・スピンドラー教授らは、老化が起きるのは遺伝子のスイッチの入り具合が変わるからとの考え方を示した。』という記事。

この画像はLink先のオリジナルデータにLinkしています。クリックすると拡大できます!  「腹八分に医者要らず」という諺が、少しづつ科学的に裏付けられようとしています。残念ながら未だ動物実験のデーターですが、傾向的にはヒトにも当てはまるでしょう。

≪要約≫
 遺伝子情報はDNAに書き込まれているが、全て働いておらず、スイッチが「オン」になって、たんぱく質を作り出すものと、「オフ」の状態で何もしないものがある。
 「青年マウス」と、「高齢マウス」の肝臓の細胞から、約11,000種類の遺伝子を比べた所、約1%の遺伝子の状態に差があった。
 その内の46種類は役割が解明されており、炎症反応やストレス反応のほか、プログラムされた細胞死(アポトーシス)の抑制などに関係している20種類の遺伝子のスイッチは青年マウスで「オフ」、高齢マウスでは「オン」の状態だった。

 反対に、アルツハイマー病にかかわりが深いとされる「アポリポたんぱくE遺伝子」をはじめ、DNA複製や異物代謝などに関連する26種類の遺伝子は、青年時代は「オン」で、年をとると「オフ」になっていた。
 こうした遺伝子の働きの差が、老化に伴うガンや各種の病気の発病に関係していると考えられようだ。

その他に判った事は、「超高齢マウス」でも「粗食」にすると、19種類の遺伝子の発現状況が若返ったことや、生後まもなくからカロリーを控えて育てると、最長42〜43カ月 の寿命が60ヶ月まで延びた。

 カロリーだけを減らし、たんぱく質やビタミンなど他の栄養素は必要量をとることが重要だと、スピンドラー教授は説いている。

   ----団藤保晴の記者コラム・「インターネットで読み解く!」 
『世間で言われる、塩分摂取は高血圧を起こす――という常識について考えたい。厚生労働省の「健康日本21ホームページ」は新世紀の栄養摂取目標として、脂肪と塩分の摂取を減らそうとしている。27〜28%にもなる 「20〜40歳代の1日あたりの平均脂肪エネルギー比率を25%以下へ」と、13gある「成人の1日あたりの平均食塩摂取量を10g未満へ」を同時に掲げている。以前から両立するのか気になっていた。前者は食生活欧米化への抵抗であり、後者は日本食文化へのいわば「否定」だ。京大農学部の伏木亨教授(栄養化学)にお会いし話をしているうちに、食のありよう、食文化を考えるとき、栄養学の常識に振り回されていてはならないと思い至った。 』というコラム記事。

≪要約≫
◆減塩しても血圧が下がらない人が多数派!?
 2000年12月に日本医学会シンポジウム「高血圧の診断と治療」があり、「高血圧=食塩過剰」説一色だった。例えば家森幸男・京大教授は「 2.高血圧性疾患の生活環境因子―世界調査からみた食環境の重要性―」で「食塩の摂取量を下げていくと、ほぼ1日6.3gで脳卒中発症がゼロになる。このことからWHOのいう1日6gが食塩摂取の目標として正しいと考えられる」と断定してしまう。以来この数字を安易に生活の目標にしてしまう「知ったかぶりの情報源」が増えている。・・・・・

塩分排出量と高血圧罹患率。Linkmo元のデータを使用しています。クリックして拡大できます!  どのような遺伝体質なら塩分摂取で血圧がるのかは、未だよく分かっていない。しかし、ヒトゲノムの全解読が終わった今、それが明かされるのも遠い先ではないだろう。

 1988年の塩分摂取に関する国際共同調査「インターソルト・スタディ」が、タケヤみそのホームページで紹介されており、世界52カ国で調べた尿中のナトリウムと高血圧罹患率のグラフは、両端部を除き中央に位置する大半の国でばらばらにプロットされるばかりであり、大多数の民族については、食塩摂取と血圧の相関関係は認められない。

 国内外でも、高血圧の食塩説にはかなり多数の異説が出ている。 元弘前大医学部の佐々木直亮教授の「食塩と健康」の「18 人によって違う食塩との関係」では自らの調査結果として次の様なデータも示している。

 「一地域内の夫婦・親子の血圧について」「親子・兄弟姉妹の血圧水準間には有意な相関があることが認められるのに、一方結婚後同じ家に長年住み、同じような生活を営み、食塩摂取量にも相関があると考えられる夫と妻の血圧の間には相関関係がほとんど認められていない」。

 食塩の問題よりも、体内で対抗するカリウムの摂取をどうするのかがもっとクローズアップされるべきだという。カリウムが十分に摂取されていれば、余分なナトリウムを排出させてしまうことは、昔から知られている。このカリウムは、野菜や果物に多いが、水に溶けやすく熱に弱いという性質がある。
 このカリウムについて、藤田敏郎・東大教授は日本医学会シンポジウムの「生活習慣の修正」で、食品加工の過程において食塩が添加されカリウムが失われてゆくことが、文明化に伴う高血圧の頻度増加の一因と推定されのでは、と述べている。

◆食文化を考えずに栄養だけ論じていいのか

 伏木さんら栄養化学の研究から、食用油脂の美味しさの秘密が分かり始めているという。霜降りのステーキやマグロの大トロの脂肪、あの言いようのない「甘さ」のメカニズムは、「脂肪を摂取したという情報が口腔内で受容され、口から脳へと伝達されていると考えられる」とする。
 油脂を食べれば大きな満足感が与えられる。洋風料理の満足感に対し、昭和の初期まで大トロを捨てて食べなかったほど、油脂から遠かった日本食の満足感はどこにあるのか。それは「だし」が源であるという。

 この「だし」を最も巧みに修飾してくれるものこそ塩分である。

 野菜・果物が健康や美容によいと多食したりするのは愚行である。これは肉食の人には必要だが、穀菜食の日本の風土では、大量の果物、生野菜はカリウム過多のナトリウム不足となり、細胞が軟化して「活気を失う」「冷え性となり、内臓下垂型で、疲れやすく、根気のない体質となってしまう。

 健康でよく働く長寿者は、みそ汁には具をたくさん入れ、麦飯に漬物という方も多い。カリウムが多いイモとかワカメなどの具だくさんのみそ汁では、ナトリウム排泄量が非常に多い。塩分があるというだけで、栄養の宝庫のようなみそ汁を追放して良い筈がない。「塩分を減らす」という単線思考から転換する時が来ている。

 Mmedical Tribuneの「第12回 米国高血圧学会特集 Report」には日米の研究者からいろんな観点が出されている。
 「欧米では,体重減少・高脂肪食の抑制などが叫ばれ,植物性蛋白に富む豆腐などの大豆食品やコンニャクなどの線維に富む食品,さらに魚を中心とする良質な脂肪の摂取など,日本食の優れた点が科学レベルで再評価され,実生活に応用され始めているにもかかわらず,日本では逆に高動物性脂肪食に傾きつつある。それが冠動脈疾患や糖尿病につながる」

 「健康日本21」のスローガンは、洋風の高動物性脂肪食も、塩分が多い日本食もどちらも退けるものであり、いいとこ取りしているだけで現実の人間のことを考えていないものだ。本来の日本食に傾斜する方が正解ではないのか。世界人口と食糧資源のバランスが崩れる時代が来る。 最近の健康志向に、今回の狂牛病騒ぎと牛肉離れも手伝って、我々日本人の食がこれまで進んできた方向を転換する可能性があり、それを期待したい。

 適度な塩分で気分をしゃきっとし、生活の質・食の満足感を確保しつつ、肉食中心に比べ環境や資源への負荷が少な目な日本食で賢く生きていく方法を、自らの食生活で見いだして欲しい、と結んでいる。

   ----Nikkei BP Biztech 医療・介護・バイオ  2001/12/06 
『軽食や間食も含め、1日に何度も食事を取る人では、1日に1〜2回しか食べない人よりも、摂取カロリーは多いのにコレステロール値が低いことがわかった。英国在住の1万4000人を対象にした調査によるもの。食事回数が多いとコレステロール値が低いことは、動物実験や小規模の介入試験で知られていたが、食事制限を設けない大規模な非介入研究でこうした結果が出たのは初めて。』と、報じている。

2001/12/02
     国立栄養研究所・栄研スタッフによる解説論文集 
1.はじめに
2.運動によるDNA損傷の評価方法
3. 運動とDNA損傷の関係を評価した報告
4.運動によるDNA損傷の機構
     これまでの研究結果から推察して、運動とDNA損傷の関係は、運動を行うと酸素摂取量が高まることにより生体内で活性酸素が形成され、その結果としてDNAの酸化損傷が起こるというような単純な機構では起こっていないと思われる。
5. 運動と発癌の関係
     DNA損傷が発癌に関係し、運動がDNA損傷を惹起するのならば、運動により発癌率は高くなることが予想されが、DNA損傷を検出したような過激な運動と発癌率に関する報告はない。しかし、適度な運動と発癌率に関しては、多くの疫学調査ならびに実験動物を用いた研究があり、これらは、運動が結腸癌、乳癌、前立線癌など、種々の発癌を抑えることを示している。
     適度な運動は、心臓血管系の疾病予防だけでなく、発癌の予防にもなるようだ。
6. 運動と生体の抗酸化能
     常に運動を行っている人では、抗酸化に関与する酵素活性が高いこと、LDLが酸化を受け難いことも報告されており、日頃から運動して鍛錬することにより、生体における種々の抗酸化能が高まり、運動を行っても、DNAや脂質の酸化損傷が起き難くなる可能性を示している。また、生体成分の酸化損傷は、抗酸化物質の摂取によっても防御できる。実際、激しい運動により惹起された白血球DNA損傷、血漿の脂質過酸化が、ビタミンEの摂取により抑制されることが報告されている。
7.まとめ
     運動と一言でいっても、その種類と程度は様々であり、運動を行う人の特性によっても、運動の生体に対する影響は異なることが、運動とDNA損傷を検討したこれまでの研究結果が一定していない原因になっていると思われる。現在明らかなことは、

    1)日常運動を行っていない人が、極めて激しい運動を行った条件においては、DNA損傷が惹起される可能性を否定できないこと、
    2)一般の人が行っている適度な運動では、DNA損傷は惹起されず、むしろ癌や心臓血管系の疾病予防になることである。生体には酸化ストレスを受けても、それに対する防御能力が備わっている。それらの防御能は、日常の適度な運動、ならびに適切な食生活を介した抗酸化物質(ビタミンC、ビタミンEなど)の摂取により高まる。

     すなわち、適度な運動と適切な「食生活」を実践することは、健康の維持増進、癌や心臓血管系の疾病予防につながると考えられる。

     国立栄養研究所・栄研スタッフによる解説論文集 
リンク先の画像データ使用しています。クリックすると拡大出来ます。 ≪要約≫

 日常生活の中でとくに無意識に吸っている空気は、生命活動に必要なエネルギーを産生するための酸素を供給する上で無くてはならないものである。ヒトは、酸素分子を呼吸により吸収し、体内に取り込んだ食物成分を酸化してエネルギー(ATP)を生産し、生命活動を維持するために利用している。この酸素のほぼ98〜99%は主としてエネルギー産生に有効利用されるが、残りの1〜2%程度が“活性酸素”の発生につながり、ヒトの体に悪影響を及ぼす。

 活性酸素は、その強い酸化力により細胞内のたんぱく質や遺伝子DNAを傷つけると共に、細胞膜を構成する「脂質」を攻撃して、毒性の強い脂質ヒドロペルオキシド等の過酸化脂質を作り、細胞損傷や組織傷害を引き起こす。
 こうした「有害な作用」の蓄積が、老化を促進したり、がんや動脈硬化、心臓病を始めとする、いわゆる生活習慣病(成人病)の原因の一つとして注目されている。

 一方で、生体は、こうした有害な作用を防ぐための強力な「抗酸化システム」を備えている。 しかし、これらの抗酸化成分だけでは活性酸素の消去には充分ではなく、抗酸化ビタミンとして知られているビタミンEやCが相補的に生体の抗酸化システムにおいて大変重要な働きをしている。

 さらに、食品中には、実に様々な抗酸化性物質が含まれ、食品脂質の酸化や生体を活性酸素の害から守る上でも重要な役割を果たしている。注目すべきことは、これらの食品中の抗酸化性物質が、いわゆる“日本型食生活”の中で我々が日常食べている食べ物と密接に関係している。

 日本人の平均寿命は、1995年現在、男76.36歳、女82.84歳と男女とも世界一の長寿を誇っている。これには、伝統的な日本の食事に欧米の食生活の長所を取り入れて築き上げた“日本型食生活”が、平均寿命の延びに大きく貢献したことは周知の事実である。

 日本型食生活は、欧米諸国の「低炭水化物・高動物たんぱく質・高脂肪」型と発展途上国の「高炭水化物・低動物たんぱく質・低脂肪」型の中間型に位置している。すなわち、米を始めとした穀類を中心とする主食と、魚介類、豆類、野菜類、海藻類を副食として充分に摂取し、さらに、肉類、卵類、乳・乳製品と果物をほどほどに摂取する食事を特徴としている。 

 これらにより、栄養学的に最も好ましいとされているエネルギー構成比が炭水化物55〜60%、たんぱく質12〜15%、脂肪20〜30%となり、充分な無機質、ビタミン、食物繊維の摂取が可能となる。

 抗酸化性物質は、実に多種多様な食品に含まれており、日本型の食生活の中で摂取されている食品と密接に関係している。日常的に日本型の食事をする中で、自然に、活性酸素の有害な作用から体を守っていることになる。

 抗酸化性物質は、偏った食事からは摂取することは困難であり、たとえ少量ずつでもバランスの良い日本型の食生活を持ってして始めて摂取可能となるのである。それぞれの抗酸化性物質は、その機能の異なる特徴的な作用をもち、食品脂質の酸化変性、そして、活性酸素の害から我々の体を守っている。
 活性酸素の有害作用を防ぐには組み合わせが重要である。

 日本型食生活は、活性酸素の害から我々の体を守る上で重要な働きをしている。闇雲に欧米型の食事に傾倒することなく、バラエティーに富み、彩り豊かな伝統的な日本型食生活の良さを再認識し、食事を楽しみながら心身ともに健康な生活を送りたいものである。

 ここでは、日本型食生活に特徴的な抗酸化性物質のうちフラボノイドを取り上げ、その概略が述べられている。


≪参考≫
 私も愛用している、抗酸化性のサプリメントの代表格である「ジュースプラス」についての、米国で発表された各種論文やデータ類をご紹介いたします。
 複数の野菜・果物だけからなる「ジュースプラス」の効能を示す下記の論文等から、如何に普通の野菜果物が複合的に働き抗酸化力を発揮するかが、お判りになる筈です。




   ----Nikkei BP Biztech 医療・介護・バイオ 2001/11/22 
『オランダの医師の研究チームが、55歳以上のオランダ人約7000人を対象に7年にわたって行った調査により、解熱・鎮痛剤などに使われるイブプロフェンなどの非ステロイド系消炎剤(NSAIDs)を最低でも2年にわたって定期的に服用すると、アルツハイマー病の発病率が80%低下することが、研究で明らかになった。』と、報じている。

 NSAIDsを1カ月以下飲み続けた2001人は、全く飲まなかった2553人に比べて発病率が5%低下した。
 また、服用期間が1ヶ月〜2年未満の2002人は17%低下、2年以上飲み続けた233人は、発病率が80%も激減した。

 今後の研究で、どの種類の薬品を服用すればアルツハイマー病を安全に予防できるのか特定されるまでは、性急なNSAIDsの服用は危険との考えを、研究チームの1人、エラスムス医療センターのシュトリッカー氏は示している。

   ----Med Web・コラム 医師も戸惑う健康情報 /小内 亨 2001/11/26 
『「どうも最近口があれる」ので薬局に寄り、相談したところ、ビタミン不足ではないかといわれ、ビタミン剤をすすめられた。「きっとビタミン剤を売り込むためだろう」と思い断っという。この様に薬局が健康食品を販売している現状について、日米を比較分析をすると・・・・・ 米国では健康食品店で医療に詳しくない人が営利を主目的として販売しているのに対し、日本では健康食品の多くが薬局で医療の専門家である薬剤師により販売されている点は、大変よいことだと思う。・・・ 』と、評している。


2001/11/25
     日経Health 12月号
 日ごろの食生活の中で、肉は重要なたんぱく 源の一つ。厚生労働省が定める「日本人の栄養所要量」では、毎日の食事で補給すべきたんぱく質の量を、大人の女性は55g前後、男性は70g前後としている。狂牛病が国内で発見され、不安が広がっているこんな時期、たんぱく質を何からとるか。ぜひ見直したいのが、畑の肉≠ニ呼ばれる大豆。

 納豆や豆腐、がんもどきなど、日本人は伝統的に大豆食品をよく食べる。加えて最近は、大豆配合したハンバーグやソーセージなども商品化されている。味も本格的になっている。

 新しい大豆食品の開発も進んでおり、新潟県農業総合研究所食品研究センターでは、豆乳に柿渋を加えて凝集させ、ひき肉状態の大豆素材を作る技術を開発し、ハンバーグにすると、おいしいという。
 さらに大豆たんぱく質には、肉にはない健康効果もある。米国では、 「1日25gの大豆たんぱく質を食べると、心臓病の危険を減らせる」と米国食品医薬品局が2年前に認めて以来、大豆食品は人気がある。あのマクドナルドも、大豆ハンバーガーの販売を米国で試みているという。

 この時期こそ、大豆製品に注目したい!

     MedWaveトピックス 2001/11/18
 片頭痛や緊張型頭痛がある人の方が、頭痛がない健常者よりも、ヘリコバクター・ピロリ(H. ピロリ)菌への感染率が高いことを、11月17日の頭痛学会の一般演題で、鳥取大学脳神経内科の井尻珠美氏らが発表した。
 H. ピロリ菌は胃潰瘍や胃癌を誘発するとされるほか、動脈硬化性疾患との関連も示唆されているが、頭痛との関連がわが国で示唆されたのは初めて。
     日経Health 12月号
 胃の粘膜にすみつき、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の一因となるヘリコバクター・ピロリ菌。このピロリ菌、どうやら胃ガンの発症にも深い関係があると、呉共済病院消化器科の上村直実医長が、世界的に権威のある医学雑誌『New England Journal of Medicine』の2001年9月号に発表した。

 上村医長の研究は、慢性胃炎や胃潰瘍などと診断された患者1526人が、ピロリ菌に感染しているかどうかを調べた。感染者が1246人、非感染者が280人を1〜10年半にわたって追跡した結果、ピロリ菌感染者の36人(2・9%)から胃ガンが発生した。一方、感染していない人からの発生はゼロだった。

 さらに、ピロリ菌を抱えていた人でも、抗生剤などを使って除菌に成功すれば胃ガンの発生が抑えられることがわかった。除菌治療を受けた253人と、除菌しなかった993人を比較したところ、36人の胃ガン発症者はすべて除菌しなかった人。除菌した人からは1件も胃ガンが発生していない。

 では、なぜピロリ菌が胃ガンを引き起こすのかは、まだ不明。最近の研究では、ピロリ菌と、食事から摂取する塩分が協調して、胃ガを発生させるらしいことがわかっている。

     MedWaveトピックス 2000/11/21
世界保健機関(WHO)は、健康状態と身体機能などを総合的に評価する世界共通の指標、ICF (International Classification of Functioning、 Disability and Health;身体機能、作業不能と健康に関する国際的分類)を開発した。健康状態が、身体機能や作業範囲に与える影響を考慮に入れ、客観的に測るためのスケール。
 このICFでは、健康を単に生と死ではなく、人々が社会の中で、どれだけの作業ができ、生産性を上げ、充実して生きることができるかの視点で評価していているのが特徴。
 もう一つの特徴は健康状態を、その原因を問わず一つの指標で表している点。

 例えば、車いすを利用する障害者が、オフィスまでの移動が困難なために社会参加ができないなど、その人の置かれた社会的環境要因も考慮に入れていることや、うつ状態による欠勤といった、精神病が生活に与える影響についても、この指標を用いることで、他の疾患と同等に調べることができる。

→ 詳細・「WHO PUBLISHES NEW GUIDELINES TO MEASURE HEALTH」

     MedWaveトピックス 
厚生労働省は11月12日、医療関係者向けに医療の安全確保の基本となる理念などを標語としてまとめた「安全な医療を提供するための10の要点」を作成し、医療関係団体などに配布した。同省の医療安全対策検討会議ヒューマンエラー部会で9月に策定したもので、すべての病医院に共通する基本的な考え方として作成された。

安全な医療を提供するための10の要点

  1. 根づかせよう安全文化 みんなの努力と活かすシステム
  2. 安全高める患者の参加 対話が深める互いの理解
  3. 共有しよう 私の経験 活用しよう あなたの教訓
  4. 規則と手順 決めて 守って 見直して
  5. 部門の壁を乗り越えて 意見かわせる 職場をつくろう
  6. 先の危険を考えて 要点おさえて しっかり確認
  7. 自分自身の健康管理 医療人の第一歩
  8. 事故予防 技術と工夫も取り入れて
  9. 患者と薬を再確認 用法・用量 気をつけて
  10. 整えよう療養環境 つくりあげよう作業環境
 このような指針をわざわざ作らなければならないほどに、医療関係者の質が落ちている事なのでしょうか?
「医は仁術」という諺は今は昔の・・・・
 良い医者と病院を選ぶのも、患者側の努力が必要な時代なのでしょうね。

≪参考≫

    1. 治療をしたら必ずよくなるという幻想を捨てよう
    2. 診断基準や治療法は病院や医師によって違うことを知る
    3. 医師のうで前はピンからキリ
    4. 情報収集には、医大図書館、インターネットなども利用しよう
    5. 医療情報が玉石混交
    6. 名医の評判、ランキング本はあてにならない
    7. 患者会や市民団体は情報の宝庫。積極的に活用しよう
    8. 医師に聞きたいことはあらかじめメモしておこう
    9. 複数の治療法の説明を医師に求めよう
    10. 薬の副作用、手術の後遺症をしっかり聞こう
    11. 質問をうるさがる医師は見限ろう
    12. 説明をうのみにしないで。医師の誘導に気をつけよう
    13. セカンドオピニオンは、今日の常識
    14. 検査データやレントゲン写真は患者のもの。臆することなく借りだそう
    15. 患者として自分の直感を大事にしよう
    16. 不要と思う検査、手術から逃がれよう
    17. いきなり5種類以上の薬を出す医師は、要注意
    18. 挨拶しない医師、患者の顔を見ない医師、患者を見下す医師はやめよう
    19. 入院後、転院するのも「患者の権利」
    20. お任せ医療よ、さようなら。自分で治療法を選ぼう
   ----Heaithクリック 
 同時多発テロ、炭疽菌、狂牛病・・・。これらの笑いを忘れさせる事件により体内のガン細胞が増殖してるかもしれません。ガン細胞をやっつけるナチュラルキラー細胞が、「笑う」ことによって増えるという話。

▼ 「笑うこと」でがんが防げる!?
 『「笑う門には福来る」と言われるように、怒っているより笑っているほうが良いことがあるというのは分かる気がする。 実際、心や体に何か問題を抱えている時には、なかなか心の底から笑えない。 「笑う」という行為にはどんな効果があるのだろうか。 健康な人でも毎日体内でガン細胞が発生しているが、このガン細胞をやっつけるNK(ナチュラルキラー)細胞もあるのだ。 最近の研究では、このNK細胞は「笑う」ことによって増えるという。 』という、書出しで始まる。

▼ 「笑う」と自律神経が変化する
人の体には交感神経、副交感神経からなる自律神経がある。この交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまうと、自律神経失調症などの不安定な状態になってしまうが、笑っている時には、これらの神経がバランス良くはたらく、ということで、「バランス良くはたらいている」=「健康的である」、ということになるのだそうだ。

▼ まだある!「笑い」による効果

  • 笑えば、ストレス解消になり、その結果便秘や胃腸の痛みなどが、改善される。
  • ストレスが解消されると、血圧も低下し、結果的に心臓病のリスクを減らす。
  • 仕事がはかどる。笑いは人間関係を潤滑にし、仕事の能率をアップさせる。
  • よく笑うことで体の筋肉を使い、心地よい疲れによってよく眠れる。
  • 「笑い」がリウマチなどの病気の回復にも貢献している。

2001/11/19
   ----Asahi.com > 生活 > 健康・医療  2001/11/13 
 『おなかの調子を整える効果があるヨーグルト。最近は、胃の中のピロリ菌を抑えたり、免疫力をアップさせたりすることをねらった新商品の発売も相次ぎ、人気を集めています。』と、いう記事。

 おなかがゴロゴロ、ガスもたまり易く、体調を崩すと下痢がちになる。ここ数年、その傾向が強くなってきたという東京大農学部助教授伊藤喜久治さん(54)は、半年前から毎日、ヨーグルトを食べ始めた。 もともと、腸内細菌の研究が専門の伊藤さんは、「ヨーグルトには腸内を掃除する力、整腸作用があり、自分の体で実感した」という。

 ヒトの腸内には100種以上、100兆個もの細菌がいるのは、最近良く耳にすることで、皆さんも良くご存知の事ですね。
 この腸内細菌は、人間に悪さをする「悪玉菌」や逆の作用をする「善玉菌」に分けられる。悪玉菌の代表・大腸菌は急に増えると下痢になりやすく、ウェルシュ菌は脂肪などを腐敗物質に変え、がんなどを引き起こすと考えられており、このような研究の結果、各種の善玉菌食品が発売されてきている、その背景を解説している。

○善玉菌のおかげ

     悪玉菌は、ストレスのある生活や、加齢により、増えてくる。肉など脂肪分の多い食事をしても増えやすい。
     ビフィズス菌、乳酸菌などの「善玉菌」を多く含むヨーグルトを食べたり、乳酸菌飲料を飲むことで、悪玉菌は抑えられる。
     伊藤さんの助言によれば、「腸は川と同じで、流れが止まると、水は腐ってくる。腸も善玉菌を補給するだけでなく、徒歩や水泳など運動で適度に刺激すること」だという。
     歩くように気をつけているという伊藤さんは、ヨーグルトを食べ始める前と、2週間食べ続けた後の腸内細菌の変化を自分の便で比較してみた結果、ビフィズス菌が一気に増え、ウェルシュ菌が半分以下に減っていた。
     昭和女子大教授飯野久和さん(微生物学)曰く、「乳酸菌には、免疫力を高めたり、その結果、がんの危険性を減らす効果も期待できる。」という。
○がんの予防にも
     腸内には、口や鼻から入った病原菌が入ってくるので、「腸管免疫システム」が働く。言い換えると腸内に菌が入ってくると、ヒトの体は善玉菌や悪玉菌の区別無く、外的から身を守る防御機能としての免疫力を増強させようとする。腸内に入ってくる菌が善玉菌であれば、善玉菌そのものが腸内で有効に作用するが加わる結果、善玉菌が多くなると、免疫系が大いに刺激され、病原菌の侵入をブロックしたり、血中の免疫細胞を更に活性化する。
     その結果、免疫力が高まり、がんの予防につながるとの期待もある。その可能性を示す動物実験や疫学調査のデータも国内外で複数報告されている。

     東京大農学部でも、ラット計20匹に発がん物質を与え、10匹にヨーグルトを混ぜた餌を、残りの10匹には普通の餌を与え、大腸に出来る腫瘍を2週間後に比較した結果、「餌だけのグループ」は平均15.1個できていたのに、「ヨーグルトを混ぜた餌グループ」は8.2個しかできていなかった。

○ピロリ菌を抑制
     明治乳業やネスレ・スノーは、胃潰瘍(いかいよう)や胃がんとの関連が指摘されるピロリ菌を抑える効果が強い乳酸菌を見つけ、商品化している。

      → 当サイトの「健康食品の紹介」や、このページの以前のレポートでも紹介。

     東海大学医学部などの研究では、30人が特定の乳酸菌入りのヨーグルトを8週間食べた結果、ピロリ菌が減り、胃の粘膜の炎症が改善していることを確認した。
     骨のもととなる成分や、免疫を高める効果が期待される特殊なたんぱく質入りの商品も、雪印乳業や森永乳業から発売された。
     ヨーグルトメーカーなど47社でつくる「全国はっ酵乳乳酸菌飲料協会」によれば、腸に届いた乳酸菌は72時間後には半減するので、効果を期待するには長期間食べ続けることが大切であり、 整腸効果などを実感するには、3日に1回以上、100g以上食べ続けることという。
◇「食卓の顔」へ急成長
     ヨーグルトの起源は紀元前5〜6世紀から、というのが有力説で、遊牧民が飲み残した乳が偶然、発酵してできたのが始まりだ。
     世界に広まったのは、20世紀初頭にノーベル医学生理学賞を受けたロシアの免疫学者、メチニコフ博士が、ブルガリア人に100歳を超える人が多いことに着目し「ヨーグルト不老長寿説」を発表したことがきっかけ。
     国内で普及したのは、第2次世界大戦後。近年では、健康志向の高まりから、生産量、消費量は飛躍的に伸びている。



■健康はお金で買えます!

 以上の記事を読んで感じた事は、身近に善玉菌の効果を認めている研究者ですら、乳酸菌を日々の「健康」の為に利用していなかったことには、驚かされます。私なんか10年も前から1000億個の乳酸菌を食べ続けており、便秘解消、疲労防止、風邪引き予防、肝機能改善、二日酔い防止の効果を実感しているのです。
 でも、乳酸菌の健康への各種の効果が、いろいろと裏付けられてきている事は、このページを開設した甲斐があったというものです。10年来ほぼ毎日1000億個の乳酸菌を取り続けてきたのも決して無駄ではなかった事を、健康と老化防止(肌の艶、外見的な老け方、白髪)の面から実感しています。

 私の10年来の経験から申し上げるならば、老化防止は腸内から。 そして健康である時に1日でも早く実践し、死ぬまで続ける事です。早ければ早い程、老年時の医療費の出費を軽減できる筈です。
 「健康」は、自分の健康への意識と積極的な食事の見直し(生活習慣を含む)と取り組み(健康食品の利用)により手に入れる事が出来ます。だから敢えて「健康は、お金で買えます!」と私は云いたい。

 でも、病気が発病してからでは、「お金では健康は買い戻せない」ところが、一番大切なポイントです。

    → 「とし坊」からのメッセージ


   ----Heaithクリック 
 腸内細菌について、やさしく解説した頁です。

 ヨーグルトを食べる事により、腸内環境を善玉菌優勢にして健康を維持する働きはありますが、ヨーグルトだけを 食べても病気を治すだけの効果はありませんので、その辺は理解してくださいね。 病気を治す自然治癒力を上げる為には、もっともっと善玉菌を優勢にすることが必要です。


   ----吉田薬局 e-books
 下記の目次を見ただけで、健康情報を探しているものにとっては、よだれが出そうな内容です。
このサイトでも、腸内細菌の重要性を解説しております。「乳酸菌」を「善玉菌」に読み替えて下さい。

乳酸菌の持つ可能性
    昭和女子大学教授 農学博士 / 飯野久和

    この画像は、乳酸菌フォーラムのサイトからLinkしています。 クリックすれば拡大できます。人間には、本来備え持っている免疫力(生体防御力)があり、その免疫力が低下すると、おなかをこわしたり、風邪・インフルエンザ、頭痛、口内炎、歯茎が腫れる、などガンに至るまで、様々なダメージを引き起こす一因となる。
     この免疫力と、腸の健康が密接に関係している。左の“うんちシート”で簡単な健康チェック。腸の中の悪玉菌が優勢になればなるほど、便の色が濃くなったり悪臭が強くなったりするので、毎日の健康のバロメーターとして観察すれば、病気の早期発見の手がかりにもなる。
     腸の健康力をアップさせるためには、悪玉菌をコントロールして善玉菌を増やすこと、それが免疫力をアップさせることにもつながる。


ヨーロッパ プロバイオティっクス事情
    ネスレ中央研究所(スイス) / フォン・デル・ヴァイド博士
    ネスレ日本潟jュートリション事業部 農学博士 / 福島洋一

    この画像は、乳酸菌フォーラムからLinkしています。

     ヨーロッパでは、医者は抗生物質を処方する時に「(抗生物質は悪い菌だけでなく良い菌も殺してしまうので)腸の良い菌を回復するために(プロバイオティクスの)ヨーグルトを食べなさい」とアドバイスするいう。(ヴァイド博士)


毎日の食生活から健康を考える
    昭和女子大学教授 農学博士 / 飯野久和
    ネスレ中央研究所(スイス) / フォン・デル・ヴァイド博士
    俳優  / 渡辺徹   タレント  / 服部真湖

    この画像は、乳酸菌フォーラムからLinkしています。 クリックすると拡大出来ます。  “健康でいるためには免疫力を維持すること、それには毎日の食事が重要”であり、特にヨーグルトはサプリメント等と違い“おいしく楽しく食べて、知らず知らずのうちに健康になる”ということで、これから期待したい食品である。

     ヨーグルトを選ぶポイントは、「乳酸菌によってそれぞれ効果に違いがあるので、生きて腸に届くか、届いたらどんな効果があるのか、ということが大切」と飯野博士。
      渡辺さんは「家族に対する“愛”という面から考えると(病気になる前の)予防が大切。だから体のために良いものを食べようと思うとのこと。

     ヴァイド博士からは、「みなさん、ストレスが沢山あるようにお見受けします。なるべく時間をとるようにして、親しい人と楽しく食事をすること…そういうことによって健康によい影響力があると思います。」とのメッセージ。



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