「お茶や高麗ニンジン、腸内細菌に作用成分 善玉増やし悪玉抑え がん予防の可能性も」・・・

 1989.03.27   朝日新聞 朝刊

 
(著作権の関係上、内容をそのまま全て掲載出来ません。 概要として纏め直して掲載しています。)

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 太陽化学総合研究所(三重県四日市市)の金武祚(キム・ムジョウ)研究開発部長、安 龍濬(アン・ヨンジュン)研究員と東大農学部の光岡知足教授(実験動物学)が、大腸内に住みついている細菌に働きかけて体に良い作用をする細菌を増やし、悪い細菌の増殖を抑える成分が、お茶や高麗(こうらい)ニンジンに含まれていると、2日から新潟市で開かれる日本農芸化学会で発表する。

 有効成分の一部は分離・精製されており、がん予防薬につながる可能性もある、と注目されている。

 実験方法は、粉末にしたお茶をアルコールに浸し、成分を取り出す。この成 分を0.1%含んだ培養液中で、整腸剤などに使われている腸内細菌の一種、ビヒズ ス菌を育てたところ、2日後には乳酸をどんどん生産し、強い酸性(水素イオン濃度 5以下)になった。


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