私たちは 自己イメージ通りに生きる傾向があります。
イメージしたことも、実際に体験したことも 脳には同じ
インパクトを持つ情報となるからです。
NLPでは自己イメージも自由に書き換えることができます。
NLPが脳の地図と言われる所以です。

自己イメージは 情報の記憶によって造り上げられます。
情報の記憶は「客観的、事実的な情報」と、それに載せられた
「感情的エネルギー」が一緒に取り入れられたものです。
客観的、事実的な情報は学習した経験として大事ですが
感情的な記憶は 自らを不自由にすることがよくあります。
NLPでは さまざまな技法を使い 自己を制限する感情的記憶
をリリースしたり(デフレーミング)、リフレーミングしたり
しながら本来の自己を取り戻すことができます。
自己を制限する感情的記憶は潜在意識に蓄えられます。
NLPには潜在意識にコンタクトするため、ミルトン・
エリクソンの催眠療法も組み込まれています。
表層意識を攪乱しながら、深層意識にアプローチすることも
できます。
ソリュウションフォカストアプローチにより目標達成
のために必要なリソースを特定し生み出し、寝付かせる
(アンカリング)技法もあります。
*感情的記憶のリリースは右ページをご覧ください。
*リフレーミングには意味のリフレーミングと状況のリ
フレーミングがあります。
ゲシュタルトでいえば図地反転・視点変更と言えるの
かもしれません。
意味のリフレーミング 例
長所=短所 即断・即決=短気 慎重=優柔不断
状況のリフレーミング例
水害⇔サハラ砂漠
人に対するストレス⇔山の中で人に会う
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恐怖症の解放
恐怖症は過去への囚われです。過去への捉われは ある意味では
学習結果(NLP用語ではアンカリング)への捉われです。 学習
は インパクトの強い体験、繰り返される体験から生じます。
学習結果から距離が取れるようになる=メイキングアスペース
と囚われから解放されます。
恐怖症は極めてインパクトの強い恐怖体験によって脳に刻印
された情報と言えます。
しかし基本的には情動のリリース法で開放できます.
FOフォルディングをして行うとより効果的です。
情動のリリース法
1,ビデオデッキ(時代遅れかもしれませんがCDよりもビデオ
テープの方が扱いよい)をイメージします。 (映画でも良い)
2,自分の恐怖症の体験をビデオテープに録画している積りで
見ます。見るのが辛すぎると金色のバラの方法を使って
情動を少し和らげ たり、録画を白黒に編集し直して見ます。
それでも辛すぎると早送りします。
3,見終わると、テープを逆回しにします。(脳内のタイム
ラインを逆さに辿る)
4,見終わるとテープを粉々に切り捨てるなり、焼き捨てる
なりします。
もう一度恐怖症体験を 鮮やかなカラーで見てみましょう。
嘘のように恐怖症は消えているはずです。

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