エンプティチェア(3つの立場)
問題だと感じることを ①自分の立場 ②相手の立場③傍観者の立
場の3つの視点から観ます。
相手の立場になるということは独りよがりになることを防ぎ、傍観者
になるということは、第三者の視点を自分の中に育てることになりま
す。
また自分の立場に立てない人(例えば、人の期待に応えることばかり
を考えている人や、虐待を受けて育ち情緒が不安定な人など)は、常
に傍観者の立場でものを観ることになり、生きている実感を失いかね
ません。三つの視点に視点変更できるスキルは大事です。
手順
1.椅子を3脚用意する
①自分の椅子 ②相手の椅子 ③傍観者の椅子
2.繰り返して起こる問題場面を選ぶ
①自分の椅子に座り 問題の場面をイメージで再現し、初めから起こ
ったことをそのまま自分の目を通して観察する。何を観、何を聞き、
何を感じたかに注意を払う。言いたいことが出てきたら②相手の椅子
に向かって話しかける。
3.言いたいことが一応言えたら(時間をかけてもいいから)相手にな
りきる。相手の姿勢、表情、動き、息づかいなどを感じ、目の前にい
る相手を想像する。それができたら②相手の椅子に座り同じ場面を相 手の視点から眺める。
4.相手の立場で同じ場面を再体験する。
今まで気づかなかった、相手の感情の動きや、相手の立場で見聞きし
た自分のふるまいに対して考える。言いたいことが生じたら語る。
5.①自分の椅子②相手の椅子を交互に移動しながら、対話をする。
6.最後に③傍観者の椅子に座る。(自分と相手の双方の椅子が見える
ところに椅子を置いておく)。傍観者から観るとその状況はどの様に
映るのか?またやり取りについて考える。

ダイヤログタロット
①ソールカード、パーソナルカード、イヤーカードを選び出す。
②3枚のうちから、自分が今一番気になるカードを選び、そのカード
の中の(目につく)象徴物になって語ってみる。
*ソールカード(S)魂・心の方向性
深い所にあり、ゆるぎない、変わらない本音。素顔。
生年月日の数を足す
合計数がひと桁になるまで 数を分解して足す。1(手品師)~9
(隠者)まで。
*パーソナルカード(P)ペルソナ(仮面)最も良い役割
魂をどのように表現できるか。
生年月日の数が22以下だったらそのまま。
以上だったら22を引いた数を出す。(上の大アルカナ全て)
*イヤーカード
年ごとにテーマが切り替わる。一年のテーマをカードが教える。
一年の開始時期は 今年の誕生日から来年の誕生日まで。
その年と生まれた月日を足す。誕生日が基準。
以下だとそのまま。以上だと合計から22を引く。
(箱庭に表現したパーツになって語ってみても、思わぬ気付
きが起こります。)
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ダイヤログリフレーミング
1.人生で最も影響を受けた人を一人選びます。
崇拝している人、むごい扱いをされた人、嫌いな人を身近な
人から順に探し、最も強い感情が甦る人を一人選びます。
「最も影響を受けた出来事は?その出来事を与えた人は誰で
すか?」
「自分らしくあるのに一番妨げになる人は?」
「関わりたくない人、わだかまりがなくなるとよいと思って
いる人は?」
2.強い感情の引き金を明らかにします。
「あなたがその人について、最も嫌いな、または軽蔑する具
体的な特性、行動、または回避する行動は?」
「もっと嫌いな、もっと軽蔑したりマイナスだと考える特性
、行動、回避は、他にありませんか?」
3.「反対の特性、行動、回避を書いてください」(図と地)
例 ;知識が豊富 、思いやりがある 、社交的 、正直 、誠実
行動力がある 、自分に自信がある 、リーダーシップが
ある 、責任感が強い、健康的 影響力がある 、コミ
ュニケーションが上手 、尊重してくれる 、誠実 、認め
てくれる、 几帳面 、自立している、優しい、 美しい、
謙虚
、素直etc.
4.「その状況に入ることができますか?」
「引き金は○○で しっくりきますか?」
「『Aさんが**(反対の言葉)だと良いが、○○
(感情の引き金)だから嫌』でしっくりきますか?」
5.強い感情の引き金を明らかにします。
「あなたがその人について 最も好きで尊敬し、魅力的だと
感じている具体的な特性、行動、またはしない行動は?」 もっと好きな、もっと尊敬したりプラスだと考える特性、行
動、またはしない行動は、他にありませんか?
6.「反対の言葉を書いてください」
例 ;自分勝手、思いやりがない 、軽視する 、無神経 、無
責任 、依存する、 見下す 、つめたい 、攻撃的 、尊重
してくれない 、認めない、人の気持ちが分からない 、
無関心 、行動力がない 、否定する 、やるべきことをや
らない、感情的になる 、傲慢 、拒絶する
、受け取らな い 、臆病etc.
7.あなたが選んだ具体的な特性、行動、またはしない行動
が あなたにもあると思っている(思っていた)人のイニシ
ャルを書いてください。あなたにもそれが100%あると言え
るまで書きだして下さい。
現在、過去のすべての人間関係で探します。
表現の形が異なるかもしれません。
価値観の違う人生の7領域に分けて考えます
①心と精神性の領域・ 自分と繋がる
②知性の領域・知性や知識
③ビジネスの領域・ キャリアでの成功
④お金の領域・富
⑤家族の領域・親しい人との関係性
⑥社会、人間関係の領域・人脈や友情
⑦身体の領域・健康と活力
8.「その特性、行動、またはしない行動」は あなたにどん
な利益を与え それを向けた相手にどんなメリットをもたら
しましたか?」メリットが見つかれば、二次的メリット、三
次的メリットを必ず見る。
9.どんなデメリットを与えましたか?
二次、三次的も必ず観る。(誇張されたレッテルを消滅させ
、コミュニケーションを高める。)
10.Aさんの「その特性、行動、またはしない行動」の正反
対の「その特性、行動、またはしない行動」がAさんにある
と思っている人(Aさんに対して自分と逆の評価をしている
人)のイニシャルを書く。 ex)性虐待⇔愛
人は一つの特性を持つと同時に、正反対の特性の両面を持ち
その二つは 同じ程度であると確信をもって言えますか?
善人悪人の区別はないことを確認しましょう。
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