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カモワンタロット


  カモワンタロット
 タロットカードの一枚一枚は「アルカナ」(秘伝という意味)と呼ば
 れて います。

 タロットカードは大アルカナ22枚と、小アルカナ52枚で構成されて
 います。

 小アルカナはトランプのようです。
 各元素毎に数カード10枚と宮廷カード(小姓、女王、王)3枚で
 成り立ちます。
 
 タロットの歴史は 古代エジプトにまで遡ります。
 ピタゴラス密儀教団では自己解放や 人間完成のため グノーシス
(神智)の知恵と密儀が散りばめらた象徴画を弟子の啓発と教育のため
 使ってきました。

 しかし、それは秘伝であるため、師から弟子へと口伝(アルカナ)に
 よってだけ、読み解く鍵が与えられました。

 ところが、キリスト教会の歴史の中では グノーシスを異端視する凄
 まじい弾圧がありました。
  
 キリスト教はローマ帝国の時代に生まれました。

 ネロの迫害で知られるように キリスト教徒はローマから大迫害を
 受けました。
 
 クリスチャンの間では反ローマ勢力が起こり、ローマ市民の知識人
 が信奉するギリシャ哲学を忌み嫌い グノーシスとして異端視し、
 激しく排斥したと考えられます。
 
 密儀の伝統が失われるのを恐れた人々は、これをカードの中に隠す
 事を思いついたのです。

 公に発行された一見稚拙にも見えるカードの絵柄の中に深い智慧が
 潜んでいようとは誰が想像できたでしょう。巧みな隠し場所でした。
 
 しかし、時代の変遷とともに、だんだんと口伝が失われ、カード
 だけが一人歩きするようになり、芸術家や魔術師によって独自に
 アレンジされたりして、いつの間にか絵柄に多大の変更が加えられ、
 その象徴体系はひどく歪められてしまったのでした。

 そこで、フランスのマルセイユで代々タロットカードの印刷・発行を
 生業としていた、フィリップ・カモワン氏はこれを復刻する事を思い
 立ちました。 彼は、家伝の秘図や資料をもとに本来の形に最も近い
 ものを完成させました。それがこのカモワン版タロットカードです。

 カソリックが権威を振るった中世への反発から プロテスタント、
 ルネッサンス運動により ヨーロッパではキリスト教とギリシァ、
 ローマ 文明の融合が起き 密教思想を秘めた(ピタゴラス、
 アリストテレス、プラトン、ソクラテスなどで知られる ギリシャ
 哲学の祖)タロットカードが甦りました。   

 また、ギリシャ哲学はシルクロードを経てアジアにも伝えられ 、密教
 思想、そして韓国に古来伝えられる「天符経」解釈に多大な影響を
 与えたと考えられます。  
 
 タロットの絵柄は謎めいた図像です。一枚一枚の構図、象徴、色彩、
 数、視線などの中に沢山の真理を隠しているからです。
  
 アルカナを理解するためには、口伝を知り本来の「アルカナ」と基本
 原理を理解する必要があります。 

 更にタロットは アルカナ(口伝、秘伝という意)であるとともに 
 心を映し出す鏡の働きをします。タロットには象徴が多く使われて
 いるので質問者の心が反映されやすいからです。
 
 心理的な効果から言うと、カモワンタロットは占いというより、
 潜在意識の英知を汲み取る「タロットセラピー」と言ったほうが
 近いのかも知れません。


  
 占いの手順
 
~二者択一法~
 ①テーマを四大元素から選ぶ。
 ②新しく始める;1,11 →数カードでは1、辞める:13→数
  カードでは3。
  選ばれた元素の描かれたカードの(新しく始めるの)1と
 (辞める)の3の2枚を並べ、シャッフルした大アルカナを裏向きに、
  各々順番に重ねる。
 ③正、逆を観る。正カードの多い方を選択する。

 ~時期占い~
 * テーマを四大元素から選ぶ。
 *月→数カード10まいに宮廷カードの小姓、女王を加える。
 大アルカナをシャッフルして 1~女王までのカードに重ねる。
 正立カードだけ開き、目的に沿ったカードの月を選ぶ。
 *週(最高第6週まであります。該当月の週の数だけ)数カードを
  並べる。
 大アルカナをシャッフルして 1~4(または5,6)までのカード
 に重ねる。正立カードだけ開き、目的に沿ったカードの週を選ぶ。 
 *曜日→日・1、月・2、火・3、水・4、木・5、金・6、土・7
  大アルカナをシャッフルして 並んだのカードに重ねる。 
  正立カードだけ開き、目的に沿ったカードの日を選ぶ。
 

 動的展開法【大アルカナを使います。】
 ①セラピストと対話をしながらテーマを明確にする。
 ②タロット曼荼羅を作ってカードのエネルギーを浄化する。

 
 ③22から順番に集め、そのカードを左手で3つの山に分ける。
  山の順番が前と変わるように集める。
 ④カードの山が自分のセンターになるように置き 両手を乗せて
  テーマに対する回答が与えられるよう祈る。
 ⑤カードを十分にシャッフルし 3枚のカードを引く。
 *目が命  *解決のヒントを必ず見つける「生きた展開法」
 *正カードと逆カード、問題カードと解決カード、観えない背景を
  見る 
 *逆向き=問題  
 *問題があるとはそのカードのエネルギーが 過剰の場合も不足の
  場合もある。  
 *問題解決はバランスをとる方向に向かう。
 *その上に解決カードを引く。 
 * 視線カード(視線が止まるまでカードを置く) 

     
 カモワンタロットの法則
 縦列の法則
*7本の柱がある   視線の法則   
 逆転の法則
 *12・吊るし:21・世界=同じ足の組み方
 (男:女、四角:丸、逆:生、着服:裸体、後ろ手に組む:開く)
 *6・恋人:20・審判
 *16・神の家 、10・運命の輪12・吊るしは 皆頭が逆→>
  逆転の発想をすることが大事

 繰り返しの法則*連携度が高くなるので重要
 類似の法則 (3の法則)
 *剣:8・正義、10・運命の輪+1・手品師のテーブルの上の
    ナイフ
 *瓶:17・星、14・節制+1・手品師のテーブルの上のコップ
 例外の法則 (4の法則)
 *手品師のテーブルは4本目の足が描かれていない
 *世界の牛にだけ後光がない
 *天使:20・審判、6・恋人、21・世界 例外=14・節制(地に
 足をつけた天使)
 *刃物:8・正義、10・運命の輪 +1・手品師のテーブルの上の
  ナイフ例外=13・鎌
 古代は4が神性。世界は4大元素で成る。キリスト教は三位一体→
 キリスト教のグノーシス排斥運動を掻い潜るため? 
 両端の法則
 *1・手品師と21・世界:バトンが空色と肉色、 
 *1・手品師と7・戦車:無名と有名、
 *8・正義と14・節制:裁きと許し
 斜めのカードの法則
 *力を中心に斜めの二枚のカードの数を足すと22になる。



 動的展開法の法則
  
 1、逆・逆はない  2、向かって左から 3、下から  
 *視線の先にはカードを置く。
 「視線が逆向き視線で会う」あるいは「視線なし」で止まるまで。
 *逆むきのカードが出ると解決カードを引く。
  解決カードがたとえ逆でも正位置に戻す。逆・逆はない。
 *解決カードをひく前に視線をそむけているものを観る。
 (正位置に戻した時のその視線の先にあるもの)



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