902年のアラビアでの記録が最も古いそうですが、日本では967年であるそうです。 あまり大した記録ではないようです。
南アメリカのベレズエラで探検家フンボルトが11月12日の早朝・しし座流星群を見ています。 老人の中には33年前にも同じ光景を見たといっている人もいたようです。フンボルトは「明るい流星が次から次へと流れ、月の直径の3倍の面積の天球面に 火球と流星を見ない場所はなかった」と言っております。
この年11月12日、今度はアメリカで起りました。星星が雲の様に下界に降りてきたなどと 記録が残っているそうで、中には「地面が焼ける」とひれ伏し祈りを捧げる方々もいたそうです。このときに33年周期であると仮説が立てられました。また1点から放射状に流星が流れ、 日周運動とともに放射点が移動することが発見され「流星天文学」の幕開けとなりました。
1866年予測通り11月13日(イギリスHR5000)と14日(アメリカHR1000)に観測されました。1899年HR200.1932年大したことはなかった。ハ〜ア〜と思っていたら突然。
1966年11月17日アメリカで大流星が出現。極大時には1秒に43個。43秒露出のカメラには 43個の流星が写っていたそうです。へ(^^へ)こういうのはアマチュアの分野なんですね。 なので「写っていたそうです」と曖昧なんですね(^^;
じゃ〜次は来年の1999年じゃないのと思うのですがそれは次の項目で。
テッペル・タットル彗星は1865年12月にフランスのエルンスト・テッペルにより発見され、 1866年1月にはアメリカのホーレス・タットルが独自に発見しました。 故に彗星に両者の名前が付いています。このテッペル・タットル彗星の軌道を計算してみたら「しし座流星群」の軌道と一致することが、 わかりました。彗星は太陽系最大惑星である木星の影響(摂動)を受け軌道が微妙に変化します。 テッペル・タットル彗星もやはりこの影響で日にちが変化するのです。
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テッペル・タットル彗星は今年(1998)の2月27日に近日点を通過しました。彗星が先に通過し その跡に地球が突っ込む形になっています。上の図は1998年11月18日4時の太陽系座標のシュミレーション です。地球と彗星軌道が重なっていますね。
彗星の掃き残したゴミが(^^;どこに向かってどの程度の速さで動いているか、 あちきにはわからないので突っ込む方の地球の公転速度を概算してみます。めんどうなので(^^;地球軌道の半径を1.496*10^8Kmとして公転周期を365.25日とすると
(2*π*1,496*10^8Km)/(365.25日*24時間)で、およそ時速10,723Km。ま〜時速1万キロ以上といったところでしょうか。
日時: 西暦 1999年11月17日(水) ユリウス日 2451499.5 準ユリウス日 51499.0 月齢 8.9 場所: 経度 139.695E 緯度 35.686N 標高 50m タイムゾーン +09:00 薄明: 開始 04:50 終了 18:02 流星群: 活動中の流星群 ししγ流星群 11月14日〜11月20日 極大 11月18日頃 天体名 出 南中 没 赤経・赤緯(J2000) 赤経・赤緯(視位置 赤経・赤緯(B1950) 黄経・黄緯 太陽 06:17 11:26 16:35 15h27.8m -18゚51' 15h27.8m -18゚51' 15h24.9m -18゚41' 234゚19' + 0゚ 0' 月 13:00 18:34 --:-- 22h26.2m -13゚ 1' 22h26.2m -13゚ 1' 22h23.6m -13゚16' 333゚31' - 3゚ 0' 水星 06:06 11:16 16:26 15h17.0m -17゚29' 15h17.0m -17゚29' 15h14.2m -17゚18' 231゚30' + 0゚41' 金星 02:34 08:33 14:31 12h34.4m - 1゚59' 12h34.4m - 1゚59' 12h31.8m - 1゚42' 188゚40' + 1゚35' 火星 10:45 15:39 20:32 19h40.6m -23゚ 1' 19h40.6m -23゚ 1' 19h37.6m -23゚ 8' 293゚ 2' - 1゚34' 木星 15:10 21:38 04:12 1h41.9m + 8゚59' 1h41.9m + 8゚59' 1h39.3m + 8゚44' 26゚53' - 1゚29' 土星 16:00 22:41 05:27 2h44.9m +13゚13' 2h44.9m +13゚13' 2h42.1m +13゚ 0' 42゚51' - 2゚36' 天王星 11:50 17:01 22:12 21h 3.2m -17゚31' 21h 3.2m -17゚31' 21h 0.4m -17゚43' 313゚ 8' - 0゚41' 海王星 11:09 16:14 21:19 20h16.5m -19゚29' 20h16.5m -19゚29' 20h13.6m -19゚39' 301゚55' + 0゚15' 冥王星 07:07 12:37 18:08 16h39.0m -11゚ 9' 16h39.0m -11゚ 9' 16h36.2m -11゚ 3' 249゚46' +10゚53' 天体名 方位・高度 等級 視直径 太陽離角 日心距離 地心距離 星座 太陽 9゚48' +34゚52' -.- 32.4' 0.0゚ -.- 0.989AU てんびん 月 277゚12' -12゚28' -.- 30.6' 99.2゚E -.- 38.9万km みずがめ 水星 13゚11' +35゚47' 5.9 9.9" 2.9゚W 0.310AU 0.682AU てんびん 金星 63゚43' +28゚47' -4.3 20.4" 45.7゚W 0.719AU 0.820AU おとめ 火星 309゚53' +11゚46' 0.8 5.8" 58.7゚E 1.382AU 1.607AU いて 木星 223゚22' -34゚30' -2.9 48.5" 152.5゚E 4.960AU 4.062AU うお 土星 203゚56' -37゚50' -0.2 20.1" 168.3゚E 9.193AU 8.223AU おひつじ 天王星 292゚39' + 1゚ 9' 5.8 3.5" 78.8゚E 19.920AU 20.088AU やぎ 海王星 301゚21' + 8゚20' 7.9 2.2" 67.6゚E 30.121AU 30.484AU やぎ 冥王星 347゚36' +42゚21' 13.9 0.1" 18.8゚E 30.199AU 31.134AU へびつかい
日時: 西暦 1999年11月18日(木) ユリウス日 2451500.5 準ユリウス日 51500.0 月齢 9.9 場所: 経度 139.695E 緯度 35.686N 標高 50m タイムゾーン +09:00 薄明: 開始 04:51 終了 18:02 流星群: 活動中の流星群 ししγ流星群 11月14日〜11月20日 極大 11月17日頃 天体名 出 南中 没 赤経・赤緯(J2000) 赤経・赤緯(視位置 赤経・赤緯(B1950) 黄経・黄緯 太陽 06:18 11:26 16:34 15h31.9m -19゚ 6' 15h31.9m -19゚ 6' 15h29.0m -18゚55' 235゚19' + 0゚ 0' 月 13:35 19:22 00:14 23h16.5m - 9゚ 0' 23h16.4m - 9゚ 0' 23h13.9m - 9゚16' 346゚28' - 3゚58' 水星 05:55 11:07 16:19 15h12.3m -16゚51' 15h12.2m -16゚51' 15h 9.4m -16゚39' 230゚14' + 1゚ 0' 金星 02:35 08:33 14:30 12h38.5m - 2゚21' 12h38.5m - 2゚21' 12h35.9m - 2゚ 5' 189゚46' + 1゚39' 火星 10:44 15:38 20:32 19h43.8m -22゚52' 19h43.8m -22゚52' 19h40.8m -23゚ 0' 293゚47' - 1゚33' 木星 15:05 21:34 04:07 1h41.5m + 8゚57' 1h41.5m + 8゚57' 1h38.9m + 8゚42' 26゚46' - 1゚29' 土星 15:55 22:37 05:23 2h44.6m +13゚12' 2h44.6m +13゚11' 2h41.8m +12゚59' 42゚47' - 2゚36' 天王星 11:46 16:57 22:08 21h 3.3m -17゚31' 21h 3.3m -17゚31' 21h 0.5m -17゚43' 313゚ 9' - 0゚41' 海王星 11:06 16:10 21:15 20h16.6m -19゚29' 20h16.5m -19゚29' 20h13.7m -19゚39' 301゚56' + 0゚15' 冥王星 07:03 12:33 18:04 16h39.1m -11゚ 9' 16h39.1m -11゚ 9' 16h36.3m -11゚ 3' 249゚48' +10゚53' 天体名 方位・高度 等級 視直径 太陽離角 日心距離 地心距離 星座 太陽 9゚42' +34゚38' -.- 32.4' 0.0゚ -.- 0.989AU てんびん 月 267゚ 4' -19゚35' -.- 31.1' 111.1゚E -.- 38.3万km みずがめ 水星 15゚51' +35゚58' 4.6 9.7" 5.2゚W 0.308AU 0.689AU てんびん 金星 63゚21' +28゚33' -4.3 20.2" 45.6゚W 0.719AU 0.827AU おとめ 火星 309゚54' +11゚59' 0.8 5.8" 58.5゚E 1.382AU 1.612AU いて 木星 224゚28' -33゚55' -2.8 48.4" 151.4゚E 4.960AU 4.070AU うお 土星 205゚10' -37゚30' -0.2 20.1" 167.2゚E 9.193AU 8.226AU おひつじ 天王星 293゚13' + 1゚52' 5.8 3.5" 77.8゚E 19.920AU 20.105AU やぎ 海王星 301゚58' + 9゚ 0' 7.9 2.2" 66.6゚E 30.121AU 30.500AU やぎ 冥王星 348゚51' +42゚30' 13.9 0.1" 18.0゚E 30.200AU 31.138AU へびつかいこれは茨城県南部のデーターですのでこれより東側では時間が早くなり、西側では遅くなります。 地球一周360度で24時間なので地図帳を見て計算してね(^^;
以下はこの地点での値です。
午後6時には天文薄明が終わります。すでに1番星として木星が見えているでしょう。 20時にはプレアデスが40度ぐらいに見えるでしょう。天頂には秋の星座アンドロメダ座があります。 オリオン座とふたご座はまだ昇ってくる最中です。
23時にはオリオン座とふたご座はすっかり昇り、南東にはシリウスが見えて来るでしょう。 あ!星は東から昇って西に沈みます。
春の星座しし座が昇り始めます。まだあまりみえないでしょう。見えても首の部分だけですね。 北斗七星の柄杓の部分が北東の方角に昇ってきたのも見え、天頂付近にはプレアデス星団や ヒアデス星団が見えているでしょう。西の空には木星が沈みかけています。夜空は一晩で3つの季節の星座が見えます。
しし座はまだ昇りきっていません。冬の星座オリオン座が南中しています。 この時期オリオン座・こいぬ座・かに座・しし座の線(位置)を確認しておきましょう。 見失わないですみます(^^;
地上の明るい所ではまだしし座や北斗七星の全体が見えないかもしれません。 北斗七星の柄杓の底とシリウスを結んで、しし座に交わる当たりが流星群の輻射点です。西ではアンドロメダが真逆さまに墜落して行くところでおます(^^;
これでしし座が全部見えると思います。天頂にはふたご座がいます。 もうこの時間になれば大分流星を目にしているでしょう。 ちなみに、特に大きな流星のことを「火球(かきゅう)」といいます。流れ星というより 火の玉ですね。流れた跡に緑色などをした流星痕を残すものも多いですね。
3時になる頃から明るくなるまでは極大期という気構え でいきましょう。
あ〜あ〜薄明が始まってしまいました。日の出まではあと1時間余りあります。
ビエ〜朝だ。
●おすすめ(観測される方は是非ご覧ください)日本流星研究会メインページ 日本流星研究会 しし座流星群についての情報 ●その他
国立天文台しし座流星群について 横浜こども科学館 しし座流星群ガイド しし座流星群全国高校生同時観測会Q&A.リンク集 流星群カタログ吉田誠一さん。 厚木市子ども科学館しし座流星群のページ 大阪市立科学館によるリンク集 日本火球ネットワーク (JN) 東京近郊地区流星観測者会 さじアストロパ−ク・佐治天文台インターネット観望会中継を予定