20分のはずが1時間ほどたってから、パキスタン航空の説明は
「あと30分であなたたちにコーヒーを出して待ってもらうかどうかを決断する」だと。
なんだか話がどんどん後ろに進んでる気がするのは私だけ?
さらに1時間以上が過ぎて、半数以上がそれぞれの場所で寝てしまった頃に「ひとまず飛行機に入ってもらって食事を食べてもらう」との説明があった。
「あぁ、よりによってあの食事を食べさせるなんて、
待たせてる以上のひどい案をよく思いつくもんだ」と思いながら搭乗。
いやいや食事をとると、なぜか飛行機は出発した。
本当に大丈夫なの?
ホテルについて、もう食べ飽きたパキスタンの料理を食べて、 仮眠するための部屋の鍵を待っていると、 マッサージ師というおじさんが話しかけてくる。 断っていると、日本人をマッサージしたときに書いてもらった感想文を見せてくる。 「本当に気持ちよくて、疲れがとれました」などと日本語で書かれていて、このおじさんはいつもこれでお客をつかまえているようだった。
部屋に入る前に「ホテルのボーイ達が意味もなく部屋に入ってきたりしてチップをせがんだりするから気をつけるように」とリーダから指示があった。 しばらくすると、その通り扉がノックされた。 どんなことを言うのかと聞いてみると「君はアルパインツアーのメンバーだけど、空港に戻ること知ってるか」などと分かりきったことを聞くので「ああ時間も分かってるよ」というとあっけなく立ち去ってしまい、その後何もなかった。 しかし、他のメンバー達は頑なに扉を開けなかったため、 十分な仮眠をとれないほどノックされ続けたらしい。
空港の免税店では小物などを買ったが、 昔ネパールでも有効だった「値切った値段にだめだと言われて、立ち去ろうとする」という方法が意外と有効でそれなりに安く買うことができた。 アフリカでは特に有効でなかったこの方法がうまくいくのは、 やはりネパールのそばだからなのだろうか。
バンコクの免税店でチョコレートなどの買い物をして、 搭乗口に行くと再び出発時間変更の知らせ。 パキスタン航空はやはりこんなものなのかも。
成田に着いて解散後、荷物を宅配便で送るが、 この中にアパートの鍵までも入れてしまい正月早々大家さんの家に行って(アフリカの予備のお土産がさっそく役にたった)、 なんとか無事帰宅。