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事前準備など
大ザック15.5kg。ダッフルバッグ19kg。ディバッグ6kg。
他のツアーの人の多くはスーツケースと登山用の40l程度のザックを持ってきていた。ツアーリーダが言うには普通のツアーの人たちよりも荷物が多めの人が多かったそうだ。
アルパインツアーの高所ツアーは健康診断を受けなければいけない。週末にも受けることができる鈴木内科(03-3412-0072)にした。費用一人1万円。
予防接種は義務になっている黄熱病だけにした。
コレラも考えたが、本などを読む限りそれほど必要でないように見えたのでやめた。
そばの病院などでは接種できないので、横浜診療所(045-671-7041)で土曜日に接種。非常に簡単に終わる。
アルパインツアーの連絡先は03-3503-1911。
アトラストレックと違ってフリーダイヤルはない。
彼らはあくまでも海外登山の専門家であって、
アフリカの専門家ではない。そのため、
今回のような登山とサファリがくっついたようなツアーでは、
キリマンジャロに登るときには非常に信頼できるけれど、
サファリに関しては普通のアフリカツアー会社並の満足のいく対応をしてもらえないことがあることを覚悟する必要がある。
- 海外傷害保険の夫婦パックの資料がほしい
- 夫婦で申し込んだのに、夫婦パック(ほんの少し安くなる)の資料を送ってくれなかったので請求した。
しかし、手元になかったらしく届くのにかなり日数がかかった。
- US$はいくら必要?
- 「ひとりお土産代も含めて5万円OK」。
しかし、他のツアーメンバーはもっとたくさん持ってきていたようだ。私たちは二人で10万円(キャッシュ2万、T/C8万)にしたが、問題はなかった。
T/Cよりもキャッシュを増やした方がスムーズに行動できるかもしれない。
- トイレットペーパーは必要か
- 「ガイドに持たせるけど、歩行中は渡せないので1ロールくらいは準備して欲しい」。しかし、ガイドがトイレットペーパーを渡してくれることは(私が行ったところまででは)なかった。
- そちらの手違いで早朝ンゴロンゴロ・サファリがなくなったけど、前の日の夕方のンゴロンゴロ・サファリも早めに切り上げられちゃうの?
- 「夕食が多少遅めになっても夕方のサファリは通常通りさせるようにガイドに言っておきます」。しかし、ンゴロンゴロ・サファリを案内したアフリカ人ガイドは「君たちは早めに切り上げるからライオンは見れないよ。遅くまで見れたら良かったのにね。早朝に来れば絶対(これはちょっと怪しいが、早朝の方が確率が高いのは確か)見れるんだけどね」。
- ンゴロンゴロ・サファリは今回のツアータイトルにも含まれてるんだから、それがそちらの手違い(ンゴロンゴロ付近のロッジが取れなかった)でなくなったのだから全額返還のキャンセルは可能?もしくは他のキリマンジャロのツアーに変更は可能?
- 「そちらの言うことはもっともなので、どうしてもということであれば全額返還のキャンセルは可能。他のツアーへの変更は出発まで1週間をきってしまった今からでは不可能」、私「今からでは、と言われても宿が取れそうもないことを事前に教えてくれればこちらはそれより以前に変更したのだからひどい」「今までにこんなことはなかったので。すいませんでした」
- 最終日はナイロビ観光という予定だったから申し込んだのに、出発2週間前になって一方的に「ホテルからは出ないように」と言われては話が違う
- 「エジプトの観光客銃乱射テロの影響で、このような対応をするように当局から通達があったので、やむを得ず今回の方針にした」、私「テロはずいぶん前にあったのだから、ホテルから出ない、という方針はもっと事前に私たちに通知できたはずで、キャンセル料のかかる今になって言うのはおかしい。多少お金はかかってもよいから市内観光ができる方法を考えて欲しい」「すいませんでした。他のツアーメンバーとの意見があえば、現場のガイドの判断で市内観光ができるかもしれません」
結局ツアーでメイン行事でなければ全体の流れで決まるものらしい。実際はガイドが過去に「ツアーメンバーが危険であることを指摘したにも関わらず、街に出て身ぐるみをはがされ、ツアー会社を訴えた」という経験があったため、「どうしても街に出たければ、それ以降はツアーとは無関係だ、という誓約書を書いてもらう」ということだった。アメリカのPL法などもそうだが、わがままな客が前例にいると、他の客は自由が奪われるだけで利益がない。
ケニア、タンザニアではそれぞれの民族の言語はあるものの、
公用語はスワヒリ語と英語になっていて学校で習っている。
よほど小さい子供でない限り普通の観光客にふれあうところで英語の話せない人はいないが、スワヒリ語を話せた方が楽しいだろう。しかし、実際のところツアーに参加していると「ジャンボ」以外のスワヒリ語を話すことは非常に少ないので少し寂しい。
スワヒリ語の本を日本で探したけれど、文法からしっかり学ぶものが数冊あった他は「旅行用会話集」といったものは見つからなかった。アフリカ人が言うには言語としてはスワヒリ語は非常にやさしいらしく、数ヶ月滞在すると誰でも話せるようになるそうだ。
スワヒリ語はアルファベットで表せるが、読みはそのままローマ字読みすればいいらしい。先頭が「ん」の音で始まる単語(ンゴロンゴロなど)が特徴的だけど、軽く鼻にかけて言えばいいようだ。
ガイドブックに載っている英語の中の単語だけスワヒリ語を混ぜる話し方は、思った以上に問題なく、普通に英語で話しているよりもなぜか楽しい。
スワヒリ語 | 説明 |
ジャンボ |
この挨拶なくしてアフリカは始まらない。どんな時刻でもこれだけでよい。用事のある人でもない人でも顔を合わしたら右手の手のひらを相手に向け、自分の顔の横に持ってきて、ニコッと微笑みながら「ジャンボ!」と大きな声で言ってみましょう。彼らも必ず微笑んで応えてくれます。
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ハバリ・ヤコ? |
「ご機嫌いかが?」の意味。この質問をそろそろ使おうかと思った頃に自分の体調が最悪になってしまったので、人のことを聞くどころではなくなってしまった。
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ンズリ・サナ |
「ンズリ」が「Fine」、「サナ」が「very」の意味で前項の「ハバリ・ヤコ?」の質問に答える言葉。本によると多少具合が悪くてもひとまずこのように応えてから、自分の体調を説明するのが普通らしい。
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アサンテ・サナ |
「アサンテ」が「thank you」、「サナ」が「very」の意味。ネパール語の「ダンニャバード」と違って多用しても特に問題はない。
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クワ・ヘリ |
さようならの意味。何も買わなかったお店の店員などに言うと、ちょっと笑うだけで何の返事もないことが多かった。 |
EOS 10 | 一眼レフ本体 |
Nikon 35Ti | ニューコンセプトカメラ |
Canon EF24-85mm F3.5-4.5 USM | EOS用レンズ |
Canon EF75-300m F4-5.6 | EOS用手ぶれ補正レンズ |
KENKO TelePlus 1.5X | EOS用テレコンバーター |
KENKO TelePlus 2.0X | EOS用テレコンバーター |
FujiFilm RVP Velvia | EOS用フィルム |
FujiFilm RDP2 Provia100 | EOS & 35Ti用フィルム |
FujiFilm RHP Provia400 | EOS & 35Ti用フィルム |
Velbon Light150-D | 三脚 |
Kenko CIRCULAR C-PL[WIDE] | EF24-85mm用フィルタ |
写真はPhoto CDを作って、そこから読み込んだ。
動物などは車の中からなので、三脚は使えない状況だった。
その代わり手ぶれ補正のレンズを使いましたが、これで2絞りは改善するので、
効果絶大。
フィルムはベルビアを常用して、暗くなってくるとプロビアに変更した。
- エアリアガイド海外「ケニア・タンザニア・セイシェル」
- 昭文社、\1,429。
全ページ、カラーで読みやすい。不要なところは切り離した。
町中での危険性についてはほとんど書かれていない。
- 地球の歩き方「東アフリカ」
- ダイヤモンド社、\1,680。
不要なところは切り離した。
危険な場所に関しては記述があるが、
実状との一致がどの程度かは不明。
- 地球の歩き方「パキスタン」
- ダイヤモンド社、\1,640。
飛行機が遅れたため、パキスタンでは仮眠時間だけとなり、
全く使わなかった。
- 海外登山とトレッキング
- 山と渓谷社、\1,500、ヤマケイ登山学校シリーズ。
ヨーロッパ以外にも世界中のトレッキング情報が載っている。
一つの地域に関してはその分浅い。
キリマンジャロに関しては普通はルートの選択ということもないので、どの本でも情報量にそれほど差はない。
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