健康についての博物館

新宿は歌舞伎町に健康の博物館がある。あまり知られていないが、都立大久保病院に隣接している施設だ。健康ブームをいち早くとらえた東京都の隠れたヒット施設だ。歌舞伎町のイメージからすると、どうしても夜の街というイメージがあるし、映画でも『竜二』『ちょうちん』でやくざが肩で風を切って歩く街のイメージがあるからね。
健康のキーワードは、現在は栄養・運動・休養といわれている。この、３つのバランスがとれていることが健康な生活に不可欠だ。そして、これに加えて人と人とのコミュニケーションが大切だとされている。ひとりで栄養をとり、体をきたえて、リラクゼーションルームで休んでも、けっして健康といわないところが最近の健康観になっている。たとえば運動。ジャズダンスのインストラクターに、腰痛持ちの人や膝を痛めている人が結構いるなんて、医者の不養生のようなもの。過度な健康志向の中の職業病のような感じがするね。レストランなんかでもカロリー表示しているところが見られるけれど、バランスのとれた食事はなにもカロリーだけじゃなくて、脂肪だってとらなくちゃいけない。そうしないとビタミンが吸収されないぞ。ダイエットにしてもひとりっきりで食べる食事は、バランスを崩すもとだ。なじみのあるものしか食べなくなるからね。そんなところで、ちょっと、キーワードでサーフィンしてみようか。
- 栄養
- 運動
- 休養
意外と少ない健康にかかわる博物館。それでも、生命科学的な博物館がいくつかある。ただし、今のところホームページは確認していません。もし、できていたら教えてください。
- 広島市健康科学館
  人間の体の中に入って、口や食道、胃、腸などを次々にたずね歩くという展示のストーリーになっています。新生児の誕生の展示では、性についてと母親の胎内での生命の成長などが展示されているよ。また、原爆によって人間が受ける放射能の影響についてもあつかっています。おそらく、この施設だけの展示です。
- 名古屋市科学館生命棟性についての展示や人間の各部位の役割などについて展示しています。名古屋市立博物館では、学習用のワークブックが充実しています。全体はとても広い科学館なので、１日では見学しきれないと思います。何度かにわたって訪ねるようにしましょう。
- 多摩六都科学館生命だけの展示ではありませんが人体について展示しています。骨の仕組みがどんなふうになっているかの展示がとてもおもしろい。自分が自転車をこぐようすが鏡に映っていると、突然、自分の足の骨が見えてくるような映像のトリックを使っています。アイマックスシアターという大型映像もあり、カフェで軽い食事もできるので１日遊べると思います。
  
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