Soft Rock 7inch pt.2


 7インチはノーザン・ソウル中心に買っていますが、中身の分からない盤が多くて、聴いてみたらポップスだったとか、レコ屋でソウルのハコを覗いていたら、レーベルにソフト・ロック関連で見覚えのある名前を見つけたとか、そんなことで、結構、ソフト・ロック的な内容の盤も自然に集まってしまいます。そんな中から最近見つけたものをピック・アップしてみました。特に明記していない場合は、スキャンした画像の面についてのコメントです。

Artist
The Spaulding Wood Affair

Title
Something About You c/w Your Tomorrow

Label/No.
Kapp/942 DJ
 グループ名に'Affair'という文字を見つけると、何となくソフト・ロックじゃないかと気になって、安ければ買ってしまいますが、そんな中でホントにソフト・サウンディングだった1枚。男女デュオのヴォーカルが時には掛け合い、時にはハモり、といった内容ですが、男性ヴォーカルのファルセットはややキワモノ的。しかし、この盤ソフト・ロック・サークルで知られていないのなら、絶対買っておいた方がイイと思います。色んな意味でちょっとスゴいです。

Artist
The Georgia Prophets

Title
For The First Time c/w Loving You Is Killing me

Label/No.
Double Shot/138
 このグループはProphetsとも名乗ったりしていますが、英国ノーザン・ソウル・サークルでは昔から知られた、おそらく白黒混成のグループ。この盤は70年前後と思われ、ラヴ・ジェネレーションをソウル寄りにした様なコーラス・ポップを聴かせてくれます。

Artist
Buddy Greco

Title
This Is Your Life c/w Girl Talk

Label/No.
Reprise/0657 DJ
 ジム・ウェッブの名がプロデュース、アレンジ、作、にクレジット。SS&W的なアコースティックなアレンジにジム・ウェッブの柔らかいメロディーが緩やかに流れるサウンド。ヴォーカルのバラディアー的な太い声が気になりますが、、。

Artist
The Goodees

Title
Condition Red c/w Didn't Know Love Was So Good

Label/No.
Hip/8005
 レーベルに60年代デトロイト・インディー・ソウルの名プロデューサー=Don Davisの名前がクレジットされています。で、内容がソウル・ポップかと言えばこれが何とキッズもの! それも真っ白なサウンドで、こんなものも出していたのかと驚かされます。何を考えてこんな盤を出したのかと余計な事を考えさせる不思議な1枚。

Artist
The Third Degree

Title
Someday We'll Walk In The Sunshine c/w When Does Happiness Begin

Label/No.
Music Factory/401 DJ
 スリー・ディグリーズではないです。しかし、その紛らわしい名前が気になって買ってしまった1枚。内容は上の盤同様、少年達によるコーラス・ポップ。

Artist
Tony Orlando

Title
Think Before You Act c/w She Loves Me (For What I Am)

Label/No.
Atco/6376
 「幸せの黄色いリボン」のヒットで知られるトニー・オーランドが、それ以前に出していた1枚。テディ・ランダッツォ制作で、リトル・アンソニーとかロイヤレッツと同じ独特な浮遊感のあるサウンドを聴かせてくれます。曲はバラード調ですが歌と共にこのサウンドに結構ハマっていて、ランダッツォ・ファンなら必ず気に入る内容だと思います。

Artist
Brian Hyland

Title
3000 Miles c/w Something They Do Sometimes They Don't

Label/No.
Philips/40354
 こちらは「ビキニスタイルのお嬢さん」のヒットで知られるブライアン・ハイランドが、その後に出した1枚。スナッフ・ギャレット&レオン・ラッセルのコンビ制作ということで、ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズに類似したサウンドですが、ヴォーカルも含め爽やかな印象を受けます。

Artist
The Catalinas

Title
You Haven't The Right c/w Tick Tock

Label/No.
Scepter/12188
 突っ込み気味のビートを刻むリズム隊にデュプリーズなどを連想させるホワイト・ドゥーワップ的な分厚いコーラス・ワークが載った1枚。全体的に強い音で、キメに3連符を多用するなど、いわゆるドリーミー・ポップと呼ぶにふさわしいサウンドを展開しています。

Artist
The Carmel

Title
I Can't Shake This Feeling

Label/No.
MGM/13869
 こちらもホワイト・ドゥーワップ的な流れから産まれたと思わせるコーラス・ポップですが、サウンドはやや緩いです。クレジットされている名前から推察してイタリア系移民人脈から産まれた盤と思われます。ポール・レカがアレンジ。

Artist
Shani Wallis

Title
Reaching For Too High c/w You Have Found Me

Label/No.
Kapp/2074
 ポップ・ヴォーカルものの1枚。やや勿体ぶった鼻に掛かったヴォーカルが気になりますが、バカラック的な曲とアレンジが素晴らしい。特に静かに始まって、盛り上がるサビまで持って行くの曲の展開が感涙モノ。

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