(2003)

ここはひとり言日記風、落書き風写真など
何でものせちゃおー。コーナーです




◆12月15日◆
向田邦子という人は本当に凄い人だなーってつくづく思ってしまう・・
この前向田邦子さんの講演のカセットテープを聞いた・・

その上品な言い回しはまぎれもなく向田邦子女史・・
テープの題は「言葉が怖い」というもの
その淡々と話す話し振りはまるで澄み切った川の流れのように・・
そう・・言葉の川・・
その川の流れの中に見える小石や魚やうごめく物を
「ほらこんなに綺麗でしょ」っていうような感じで
いろんなことをおっしゃっているように感じる・・
女史は脈絡もなく話していきたいとおっしゃっていたけど
それは一貫していたように思う・・
もうそれは10年以上も前の講演で
最初ニュースで金属バットで親を殺害した事件に触れて
その原因は父親が「おまえはどうしてそうだめなやつなんだ」と言い、
次に母親も「ほんとにだめね」と追い討ちを掛けたような事をいったと
新聞では書いてあったようだと・・
女史は、もし母親がその時違う言葉を発していたなら
その事件は起こらなかったかもしれないと・・
言葉は武器にもなるが最大の凶器にもなると・・

本当にそうだと思いながら
なんと言葉の足りない生活を送っている事か・・と思ってしまう・・

テープは海外旅行での出来事やアフリカの動物の話、猫の話、身の周りの出来事など
時にユーモアを交え本当に楽しく聞き入ってしまった・・

電車で女の子が「じれったいなぁ」と言っているのを聞いて
いつか女の子が「じれったいなぁ」というシチュエーションのある
シナリオを書いてみたいと言っていたが
それはあの事故のせいで叶わなかった・・

女史は天国でどう思うだろう・・
今のニュースを聞いてどう思うだろう・・
親子が関係する殺人事件が驚きのニュースではあるけど
その発生があまりにも増えてきて
今では私達のウォーキングの会話にさえ登らなくなってしまっている・・

女史の書かれた物を全部は読んでいないが
小説の中の人々の心情、テレビのシナリオの書かれたものを思い出すにつけ
本当に昭和の女を微妙に映し出しているように思え、
その時代の良さもひとびとの良さも可笑しさも映し出しているように思いながら
読んでいたように思う・・
本当に女性の気持ち、猫の気持ち、人の気持ちがわかる人のように思われ
女史がもし生きてたくさんシナリオを書いていたなら
「こんな世の中になっていなかったかもしれない」なんて言ったら
「何馬鹿なこと言ってるの」って思われそうだけど
それくらい大袈裟に思ってしまうのです・・

きっと女史は天国で世の中を見つめ
「じれったいなぁ」って言っているのかもしれない・・

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◆12月4日◆
読み聞かせを始めて今日でもう11回目・・
先週は急きょ交代要員として初めての6年生
今日は1年生で前に2回ほど読んでいるクラス・・
パターンとしてTさんが読んで次に私
「よろしくお願いします」といって絵本を読み始める
読み終えると30人位の子供たちがちいさく拍手をしてくれる
今日は五分ほどオーバーしていたが「もうおわり?」って聞いてくれる子供もいて
Tさんと顔を見合わせて「じゃー、ちょっとだけ」と言って
いつもではないけどほんの数分のものを用意していて
今日はそのために詩の絵本を持ってきているのでそれを読む・・
本の紹介をちょっとして「では聞いてください」と言って読み始める
また、「もう終わり?」と言われて、
「まだ全部読んでないよ」と言われて
「じゃーもう一つだけ」と言って読み終えた、と思ってほっとしていたら
一人の女の子が近づいてきて
「谷川俊太郎のコンサートに行ったよ」って耳元で小さく囁いた
これにはちょっと驚いて
少しその女の子の話を耳元で聞いていたけど

ちょっとざわついている教室で
「この次どうするんだろう」という様子の子供たち・・
一瞬このまま聞いていちゃいけないような気がして
先生はまだきていないけど時間もとうに過ぎていて
「じゃー机を元に戻して先生を待っていてください」と言って
「じゃーまたね」と言って教室を出る・・

6年生の時は「ありがとうございました」なのだ。
まだまだ本当に聞いてくれてありがとうございましたなのだ・・

教室の雰囲気に少しずつ慣れては来たけど

読んでいる時は漠然と全員の子供たちの顔をみている・・
数人の子と目を合わすことも出来るようになったけど
まだまだ読み聞かせはへただ・・

本当は気持ちに余裕を持って絵本を読んで
子供たちと打ち解けて話せることの方が
上手に読むことより重要だと思ってる
おおぜいの小さい子と接する機会がとんとなかったけど・・
子供達の輝く瞳をみたいともみていたいとも思っている・・

まだまだ未熟者・・

次回も頑張う・・

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◆11月26日◆
オーブンレンジが壊れてしまった・・
このオーブンレンジ・・まーと同い年・・もう17年・・

まーが生まれてまだ2ヶ月目くらいのとても暑い5月頃・・
肉や野菜と、たくさん買いだめをして家に着いたら突然冷蔵庫が全然冷えないの
もうもう大ショック!・・
このたくさん買ったお肉や野菜をどうするのってちょっとパニくっちゃって
「もうー冷蔵庫を買うしかない!」・・
今思うとなんて短絡的な発想かと思うけど
その時はそう思ってお父さんの会社に電話して
「帰りに冷蔵庫買ってきてー!」

その時はおとうさんも
「冷蔵庫!冷蔵庫!その日に着く冷蔵庫!」
会社の帰りにもう真剣に何軒か電気屋さんに行って
ついに店頭に置いてある冷蔵庫を配達してくれる電気屋さんを発見・・
その時、前から私がオーブンを欲しがっていた事を思い出して
二つ買うと割安になるということで買ったオーブンレンジ・・

どうも最近パウンドケーキを作る時下の焦げ目が付かないなーって思ってたけど、
上の焦げ目がきつくならないようにアルミ箔を掛けてたりしたけど、
それはきっとこの長年使っているレンジの癖のようなものだと思っていたらそうじゃなかった・・
昨日シュークリームを作ってはじめてわかった・・
下火のバーナーに電気が通ってないってことを・・

シュークリームは焼き始めたら絶対途中で扉を開けてはいけない・・
開けるに開けれずとうとう1回目のシューだねを無駄にして
それからレンジとにらめっこ・・
綺麗に掃除をして上火と下火のバーナーの点検をして愕然・・
あり余るカスタードを横目に見て
再度シューダネを作ってオーブンの温度調節をしながらの
意地で仕上げたシュークリームの出来上がり・・


この直径5cmくらいの小さなシュークリームが
このオーブン最後のおやつ・・

・・

ちょっと嬉しい事とか悲しい事とかそんな日々の繰り返しだけど
悲しい事が忘れられない時もあるけど・・
忘れられなければずーっとしまっておこう・・


なんてったって私の非情の我儘につきあって
会社の帰りに冷蔵庫を買ってきたひとですもの・・・

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◆11月18日◆
おばあちゃんの近くに住んでいるTお姉さん(長男さんのお嫁さん)とは
時々電話でおばあちゃんの事を聞いてます。
この前は畑仕事をちょっと無理してぐあい悪くなったと・・。
畑仕事はおばあちゃんの生きがいで、
おばあちゃんはやり始めるとこんをつめるので
そんなおばあちゃんを見て、おねえさんはハラハラドキドキ・・

畑仕事を一生懸命するおばあちゃんも
それを見守り助けているお姉さんも・・私は頭が上がりません・・

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◆11月10日◆
春先に買ったリースの材料をおもむろに出して
松ぼっくりや頂いた木の実で秋色のハート型のリースを作った・・
でもやっぱりヘタに出来ちゃったので小さなテディーを中に座らせようと
10cmサイズのテディを作った。

同じ生地で2体作る・・

生地のはぎ合わせ、耳の位置、鼻の刺繍の違い、
綿の詰めぐあい、それら全てはその時の気分次第と偶然のなせる技で
けっしって同じ物が出来ないのが手作りの良さ・・

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窓の外はもうすっかりけやきがきれいな紅葉を見せて
雨模様の歩道にはたくさんの落ち葉・・

自然が作り出す美しさに目をみはりながら
手作りの暖かさにも心ひかれて・・

テディーベアーは大好きな手作りのひとつになりそうです・・



(身長10cmのテディーベアー)


下手なリースはそれでもちゃんとテディーを座らせて玄関に飾ってます。。(^^ゞ


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◆10月21日◆
気まぐれ五七五です。
・・自転車ひとつ稲田に仕事の老夫婦・・
・・秋の陽の日かげ日向に花芽出で・・

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◆10月17◆
気まぐれ五七五です。
・・風行きてコスモス百の笑顔かな・・

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◆10日9日◆
読み聞かせボランティア今日は6回目・・
今はもう選書が個人の自由になったので前もって見せなくてもよくなったけど
それでも選書はとても難しい・・
今回は2年生でAさんは「さとりくん」私が「あのときすきになったよ」
二人で違う系統のものを交互にしてる・・
最近の練習はデジカメで録音をしてパソコンで自分の声を聞く・・

先日の読み聞かせのお母さん達の集まりで
6年の経験を持つお母さんの発表を聞いて
うっとりと聞きほれるくらいとても上手だったので感動してました・・

未熟な私の話を集中して聞いてくれた子供たちに感謝・・
まだまだ絵本の力のほんの端っこに気づいているところだけれど
これからも少しずつ地道に頑張っていこう・・







◆10月5日◆
秋晴れの日曜日、
サルビアの花がたくさん咲いている大宮花の丘という所に行きました。

一面の赤いサルビアがとてもきれいです。
サルビアの花は数日の内に散ってしまうが、
同じ色をしたガクと苞は日保ちがよく、
遠くから見ると、いつまでも咲いているように見える、と本に書いてある・・
あのピュンと飛び出していたのが花なんですって・・
この赤の群生はちょっとアッカンです(^^ゞ・・



背丈の低いコスモスもきれいに植えられてます。



低い木の枝にトンボがじっとしていたのでパチリ・・
とっても長閑な秋日よりです。