(2003)
ここはひとり言日記風、落書き風写真など
何でものせちゃおー。コーナーです
◆9月18日◆
これはちょっとした覚え書き・・
日常の出来事でちょっとした嬉しい事、驚いた事、
どんどん忘れていってしまうようなので・・ちょっと書く・・
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◆9月14日◆
姉と国立西洋美術館の
レンブラントとレンブラント派の絵画展を見に行きました。
初めて音声ガイダンスをつけての鑑賞です
物語画家としてレンブラントが聖書や神話をモチーフにして
17世紀に描いたエッチングや油絵と、
レンブラント工房での弟子達が描いた絵画の展示です。
いつも驚かされるのはそれが300年以上も前に描かれたのものであるということ。
それが大事に大事に保存されて目の前にたたずんでいる・・
それ自体がいいかげんな私にとっては驚異です。
長い時を経て私達に聖書に書かれている事柄を教えてくれます・・
それはまるで西洋の舞台劇のワンシーンを観ているかのように
一枚一枚の絵画のある部分に
まるでスポットライトが照らされてでもいるかのように人々が映し出されています・・
光と影の魔術師・・と言われていると何かに書かれていたのが納得です・・
小さなエッチングの数々・・
細い線の重なりによるモノトーンの世界・・
自在にその細い線を幾重にも重なりあわせて人物を描き・・
部屋の小さな高い小窓からさす暖かな光がそこにいる人物を照らしている・・
まるで目の前でその日の光を見ているような気さえしてきます・・
聖書や神話を読んで、物語のある部分を絵にする・・
衣装、風貌、風景、様相、色、形、それらは目にしたものではなく
想像して描いている・・
キリストしかり、マリアしかり、聖書の中の妻、夫、預言者、
母、息子、嫁、兵士、描き出されているありとあらゆる人々・・
その想像力に感嘆していました。
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いつもおばあちゃんの事思い出しているけど
絵手紙はご無沙汰しています・・
そんな時お友達から絵手紙を頂いてとっても嬉しくて元気が出てきます・・
お友達から頂いたとっても美味しそうなパンの絵手紙(左)です。
お友達に送った絵手紙(右)です。
![]() (mitue・Tさん) |
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9月12日
一昨日美容院に行きました・・
隣の席のちょっと年配の方と美容師さんと私の3人だけ・・
年配の方のお話を美容師さんが聞いています・・
「いつも家に一人でいるからこんな所に来ると話しがしたくてずっと喋っているのよね」
と言いながらパーマのロットを巻いた頭で楽しそうにおしゃべりをしている・・
鏡越しにカットを始めた私の方にも続けてお話をされて・・
とても健康でつい最近まで病院の検査をしたことがなかったとおっしゃって
そのことを病院の先生も驚かれていたと・・
美容師さんが「84歳ですって・・」と言うと、
「でも年をとると皮がたるんで下に下がっちゃうし・・」なんて言いながら・・。
子供の頃は体が弱く、
親戚のおじさんが牛の血と牛乳を混ぜた物を飲ませてくれたりした事・・
健康になって学校はスキーで通った事・・スキーは教えた事もあると・・
戦前はソシアルダンスをしていた事・・
結婚をするとダンスを知らない配偶者は男の人と抱き合うものという風にしか思わないから
ダンスは出来なくなった事・・
今でも毎年夏は海に泳ぎに行く事・・冬はスキーをする事
70歳になってから山歩きを始めたとも言っていた・・
飾り立てるわけでもなくただ楽しそうに人生のひとこまを聞かせていただく・・
「ああ、もう恥ずかしいわね、こんな話ししなければよかったわ」なんて・・
「パーマはゆるくかけますか?きつくかけますか?」との問いかけに・・
「きつくかけてちょうだい。・・経済的な理由で・・」
さらりとジョークが言えるとても素敵なご婦人・・
でもこんな素敵な彼女になったのはきっと彼女の努力があってのこと・・
カットの終わった私に
「とっても素敵よ」とおっしゃっていただいて・・
心もちょっと軽くなって帰ってくる・・
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2003年9月2日
8月30日に箱根強羅温泉に一泊の小旅行・・
31日、箱根彫刻の森美術館に行きました。
曇り空のちょっと風の強い日です。
入り口に入るとすぐに大きな女の人の彫刻が目に飛び込んできます。
ミス・ブラックパワー(写真上の段左)です。
カラフルな洋服に大きなブルーのバッグ・・
文字どうり女性のパワーを感じます。
見ているだけで元気が出てきます。
綺麗な緑のじゅうたんの丘に点在する彫刻の数々・・
ちょっとだけでも雰囲気が分かるかしら?
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屋内のピカソ館、絵画館では「没後30年ピカソ 再発見の旅」と題して
晩年のピカソの生活をうかがえる写真やアトリエを再現していたり
制作した陶器などが展示してました。
一枚の絵が出来上がるまでの筆運びの映像をビデオのように映していました。
次から次へと絵の絵筆の線が浮き出てきて
ちょっとそれが面白くて見入っていました。
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ピカソは友達の大好きな画家・・
去年銀杏がとても綺麗な時期に上野の森のピカソ展に彼女と行った・・
とても込んでいて、流れに沿って出口まで来た時、
一巡したつもりでいたけど見落としがあるかもしれない、と言う事と
どうしてももう一度見たい絵がそれぞれにあって、
また入り口近くまで戻ってから好きな絵をじっくりと見終わると
やはり見ていなかった場所があって、戻ってほんとによかったねって
お互い顔を見合わせてほっとしていた・・
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ピカソ館のどこかに書いてあったことでピカソが言うことで
同じ言葉ではないかもしれないけど、
「一枚の絵を仕上げるのではなく、
気持ちを・・感情を出し尽くす」・・
というようなことが書いてあったのを思い出します・・
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彫刻にはそれぞれ題名がついていて分かったり分からなかったり・・
題名を見る前に、題名を考えたり当てたりして、見回っていました。
でも、分かろうとするよりも感じる方がいいのかもしれない・・
緑の芝生の上にはヘンリームーアの作品(写真下の段左など)が数多くあって、
そのなんともいえない柔らかな曲線をおびた作品の数々に、
そんなことを感じていました・・。