(2003)

ここはひとり言日記風、落書き風写真など
何でものせちゃおー。コーナーです




◆2月28日◆
この前、向田邦子原作の本2冊を読みました。
2冊とも中に3篇の小説が入ってます。
☆『眠り人形』(眠り人形/花嫁/当節結婚の条件)
☆『きんぎょの夢』(きんぎょの夢/母の贈り物/毛糸の指輪)

登場人物は皆、ごく普通に世間を器用に渡っているように見えるけど
でも本当はどこかしら不器用で、だからこそ必死に生きている・・
だから・・
まるで手を上げて「ここよ〜」って主人公に会いに行きたくなるような
そんななつかしさと親しみが湧いてくる。

「眠り人形」ではお金を工面しに兄の所へ行く姉と
羽振りがいいが夫が浮気をしている妹・・
にっちもさっちも行かないといった時の
兄姉妹のほのぼのとしたこころ模様・・

「きんぎょの夢」では夫が再婚を考えているおでん屋の女主人に
オモチャのピストルを向ける妻の修羅場と化した場面・・

そんな時男と別れる決心をする女の正念場、だったりする・・

「花嫁」は、56で再婚した母とだぶらせて母の事を思い出し、
なつかしさがこみ上げてきた・・

なさそうでありそうなどたん場の数々・・
読み手をぐいぐい引き寄せて
そして最後のほうではうるうるとなりながら・・
最後の最後にはふっと安心させる心地よさ
そして主人公達にエールを送りたくなる・・

読み終えてからじわーっと心があったかくなる・・


いまもなお向田邦子女史にぞっこんです。。




◆2月12日◆
ピンクの色合いがきれいなオブコニカ(200円)(中央の奥)と
その両脇に紺と黄色のビオラ(各50円)、
真ん中あたりに小さなお花がぎゅっと詰まった白のイベリス(200円)
その左横に薄いピンクの蕾が2つついているオキザリス(120円)、
前には薄いえんじの葉が可愛い初雪かずら(150円×2個)
そして家で花瓶に入れて根を出させたヘデラ2本
と計920円の寄せ植えです。
直径30cmの浅い鉢に入ってます。

お花屋さんに忘れるからといっていくつか花の名前を書いてもらいました。
花期の時期や置き場所とか知らずに買ったので
「これとこれは夜はお部屋に入れた方がいいですョ。」と言われて
「え、寄せ植え出来ませんか」
なんて超ど素人です。

でも寄せ植えのいい所は自分で作るとこ・・
いろいろ向きとか高さとか考えて
作ってる時が一番楽しいのですョ。
・・



暖かくなるとむしょうにお花をいじりたくなります。

今日はまた風の冷たい曇り空・・
雲の切れ間からふっとのぞかせたお日様の光はとても嬉しいのです。

・・

これからはちゃんとした寄せ植えが出来るように
もっとお花のこと勉強しなければ・・。




◆2月7日◆
川越の駅前ビルのアトレ〇広に
とてもおしゃれな雑貨屋さんのオレンジハウスがあります。
そこで売られているオーブン用のブラウニーミックス粉で
ブラウニーを作りました。

粉は一袋200gで200円という手頃な量とお値段。
バターと卵を混ぜるだけ・・っていうのがいいです。
作り方は袋に書いていて
好みでチョコと胡桃を入れました。

しっとりとして甘さを押えたとてもソフトなブラウニーです。

他にも色々ブレンドした粉が売られています。
このお店のこの商品、
立ち寄るたびに買いそうです。。



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◆2月4日◆
もう着なくなったセーターを切って
パンツを作りました。
毛糸のパンツの出来上がりです。

極度の冷え性で靴下を2枚履いたり
寝るときは必ず靴下を履いています。
ところが先日テレビで
寝るとき婦人科系の器官を温めるのがいいと言う事なのです。
早速下腹部を暖めるべく毛糸のパンツをはこうとスーパーに買いに行くと
なんと1枚1000円もするのです。
冬物一掃セールの安売りで1000円とは、もうびっくりです。
結局2枚買ってそれはそれで暖かいのですが
なんか腑に落ちないきがします・・

・・

昔子供の頃、母は着れなくなった子供達のセーターをほどいては
靴下やパンツを作っていたように思います。

洗った毛糸は癖がのびてふわっとしています・・
輪になった毛糸の束を両手首にかけて
肘を曲げて糸はぴーんと張って伸ばし、
向かい合わせの母が糸を巻きます。
母の手の動きに合わせて毛糸が滑らかにほどけるように
手首を折ったり回したり・・
毛糸玉はどんどん大きくなって
時々手を上げているのがだるくなって毛糸がたるんでしまうと
すぐ他の糸と絡まったりして・・・

薪ストーブの赤々と燃える静かな茶の間で
なぜか二人しかいなくて、
ほんとはまだ他にもいたのかもしれないけど
きっと母しか目に入らなかったのでしょう・・・
静かな心地よいお手伝いです。

・・

セーターの裾をパンツの裾の部分にして
買った物を参考にして型紙を作り
前と後ろと股の部分と3枚を張り合わせ
ミシンのアタッチメントのローラー押えと
ふちかがリ押え金を使ってミシンで縫いました。
ウエストにゴムを入れて出来上がり。

セーターのリサイクルだけど物がパンツなので
全形を写すのはちょっと恥ずかしいので一部分だけの写真です。




毛糸で編むのは大変だけど
また他の眠っているセーターでも作ってみようかと思ってます。

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◆1月28日◆
雨上がりの朝・・
ベランダから見えるケヤキに
沢山の滴が付いています。

朝陽に輝いてとてもきれいなんですよ・・
(ちょっとわかりづらいけど)
1時間もしないうちにみんな蒸発して
また冬の裸木になってしまうけど・・


春が近づいてくるとこのしずくくらいにいっぱいに薄い小豆色の芽をつけます・・



◆1月7日◆
あけましておめでとうございます。
ちょっと遅いけど・・
今年もよろしくお願いいたします。


今日はちょっとここだけの話・・
・・去年の暮れにお兄さんが家に彼女を連れてきました。
もう話を聞いた時はびっくりするやら、嬉しいやら、
別れた後、ほっと胸をなでおろして、ちょっぴりさみしく感じたり・・
こんな事ほんとは書いてはいけないのかも知れないけど
でもあんまり嬉しいので、嬉しさのお福分けです。

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私がおばあちゃんに絵手紙を出すのは
小さな子供がお母さんに、
「見て見て〜」っとお絵かきを見せるようなものです。
[上手にかけたかしら」、[面白く描けたかしら」って・・

それでちょっとでも喜んでくれたらどんなに嬉しいでしょう。
そんな子供心のようなもの・・
そしておばあちゃんの生活にほんの少しでもかかわることが出来たら、
それだけで嬉しいのです。

おばあちゃんは普通のおばあちゃんです。
でもその普通を乗り越えてきた
とってもりっぱな普通です。
ちょっと大変はことも多々あるおばあちゃんですが、
(詳しく説明は出来ないけど・・)

この普通という重さを日々ずしんと感じて
おばあちゃんの事を思いながら
「こちらは皆げんきですョ」って・・

・・
今年も
幸せな年でありますように・・・

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お正月、山梨の恵林寺へ行きました。
この冬にしては暖かな日でしたが
大きなお寺の順路に沿った拝観は、人も4、5人ほどで、
静かなお寺の中はしんしんと床板から冷えてきます。
廊下を進んでいくと、
一人の女性がうずくまるような格好をして熱心に拝んでいるのです。
仏間との境の障子を四、五十センチ開けた
廊下の横の敷居のない狭い畳部屋からです。
通る私達に気にも留めず黙って手を合わしていました。
その姿に清らかなものを感じていました。


(恵林寺)

(恵林寺の池のある庭)

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・・気まぐれ五七五です・・
・・・とうとうと 長き合掌 薄氷・・・

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