- 二日目、根菅岳からの稜線を高下岳を経て和賀岳と高下岳の分岐まで南下した。分岐からは折り返して和賀岳へ向かった。折り返し点を出発するときに二人組とすれ違った。和賀川の徒渉点で幕営したとの事だった。
- ブナの森が続いていた。徒渉点へ向かって下りになるころ左手に水場が有った。徒渉点での流れの水をくむよりもきれいと思い、水をくんで3リットルにした。
- 水場から15分ほどで徒渉点に着いた。水量は膝下10cmくらいで靴を脱いで渡った。徒渉点で単独行に抜かれた。
- 徒渉点からは錦に彩られたブナ林の登りが続いた。この登りで二組の2人組に抜かれた。ブナ林から潅木帯になると登山道は掘割り状になり歩きにくくなった。上から3人組が掘割りを下りてきたので通過するのを待った。
- 掘割りの道が終わると「こけ平」に着いた。先程抜いていった二組が山頂へ登っていくのが小さく見えた。さわやかな風が吹いていた。山頂までは草原がところどころ有った。紅葉のきれいな所は、あまり無かった。徒渉点で抜いていって単独行とすれ違った。
- 和賀岳山頂は風が少し吹いていた。抜いて行った二組の2人組が休んでいた。10分ほどで二組とも下山していくと、山頂には誰もいなくなった。携帯でメールを出していたら今度は小杉山方面から単独行が登って来た。「本当は時間が無かったので途中で引返そうと思ったが、途中で会った人に紅葉がきれいだから山頂まで行くと良いと勧められた」とのことだった。「時間が無い」との事ですぐ下山して行った。
- たっぷり山頂で休んだ後、小杉山へと下山し始めた。黄葉がきれいだった。少し笹がかぶり気味だった。
- 小杉山は少し凸凹は有ったが、十分テントを張れるスペースが有った。テントを張り、日に当たりながらお茶を飲んでくつろいだ。和賀岳山頂への稜線がきれいに見えた。夜は満月に近い月が出ていた。19時半に就寝した。
- 三日目は、まだ暗いうちに薬師岳方面への道と分かれて白岩岳方面への道へと出発した。