- 八経ガ岳を後に、釈迦ガ岳に向かった。弥山辻にかけては残雪が多かった。船ノ垰付近は芽吹きのバイケイソウがきれいだった。
- 楊子ガ宿小屋の手前は笹原で気持ちが良かった。楊子ガ宿小屋の近くにはマンサクが咲いていた。小屋に荷物を置き、水場まで行ってみた。水はチョロチョロで1リットル2分くらいかかりそうだった。
- 仏生ガ岳は山頂の40mくらい下を縦走路が通っていた。孔雀岳に向かう途中では、残雪に道を失い、少しの間ヤブこぎをした。
- 鳥ノ水は縦走路沿いに有って水を補充しやすかった。ここもチョロチョロで1リットル2分位の水量だった。孔雀覗から貝ズリにかけては笹が多かった。貝ズリから釈迦ヶ岳にかけては鎖場が多かった。
- 暑さと急坂のため予定より少し遅れて釈迦ガ岳に着いた。釈迦如来の像が建つ山頂には誰もいなかった。360度の展望だった。携帯が通じたのでメールを出した。
- 釈迦ガ岳からは西側の千丈平へ向かった。歩きやすい緩やかな道だった。千丈平の水場はパイプの設定が悪いのか、ぽたぽた出るだけだった。テントの補修パイプを流れに突っ込んで水をくみやすくした。1リットルくむのに2分かかった。テントを張りのんびりと夕食のしたくをした。鹿が時折歩き回り、キツツキの木をたたく音が響く雰囲気の良い場所だった。
- 最終日、夜中から雨が降り出し、起きたときは霧が出ていた。釈迦ガ岳山頂に登り返した。昨日より風が強かった。山頂には八経ガ岳で会った単独行がテントを張っていた。携帯のメールをチェックしようとしたら雨のせいか今度は通じなかった。
- 深仙ノ宿までは笹原の下りだった。途中で雨はやんだが霧は晴れなかった。深仙ノ宿の小屋には熊野本宮から来たと言う3人組がいた。うち一人(K氏)から膝を痛めここでリタイアしたいので前鬼までつきあってほしいと頼まれた。一緒に下ることにした。
- 太古の辻からは木の階段で整備された道になった。霧も晴れてきた。新緑がきれいだった。ミツバツツジが咲き、ジューイチが鳴いていた。
- 前鬼からはK氏の呼んだタクシーに便乗して熊野市まで行くことができた。おかげだいぶ早く帰宅できた。