- 奥秩父縦走も五日目の後半、甲武信ヶ岳との最低鞍部の国師のコルから国師ヶ岳への登りになった。ダケカンバ、シラビソ、コメツガの森だった。林床の苔がきれいだった。キノコも多く生えていた。
- 2465m峰へは一直線の登りで急だった。汗をかき上半身はシャツ一枚になった。30歳代の男性とすれ違った。この日、3人目の逆方向に行く登山者だった。
- 2465m峰からは花崗岩が多くなってきた。国師ヶ岳山頂までは下りも有り、見た目より時間がかかった。
- 国師ヶ岳山頂からは南側の展望が良かった。最初、誰もいなかった山頂には、やがて大弛峠方面から30歳位の男性二人と甲武信ヶ岳方面から50歳代の男性がやって来た。
- 大弛峠との分岐から岩の道を登ると奥秩父最高峰の北奥千丈岳に着いた。大きな岩だらけの山頂だった。国師ヶ岳より眺めが良かった。後から国師ヶ岳にいた30歳位の男性のうちの一人が登ってきた。
- 大弛峠へは木の階段の下りだった。登山者二人、観光客二人とすれ違った。
- 大弛峠のテントは二張り、小屋泊まりは二人だった。接近する台風と秋雨前線の影響で天気は崩れる予報だった。小屋番氏に翌日の天気を尋ねると「午前40%で、ぎりぎりセーフですね」と言われた。小屋番氏によると、大弛峠まで来る林道は翌朝から通行止め、週末運行の大弛峠に来るバスも運休が決まっているとの事だった。もう一張りのテントの50歳位の男性登山者は、「明日は登山をあきらめ林道を歩いて下山する」との事だった。