2003年8月30日

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陸上

◆◇現地レポート◆◇

第9回IAAF世界陸上競技選手権パリ大会
第8日
(フランス・サンドニ、スタッド・ドゥ・フランス)

 世界陸上第8日目に行われた男子マラソンに、日本からは油谷 繁、佐藤敦之、尾方 剛(いずれも中国電力)と清水康次(NTT西日本)の4選手が出場。油谷が今季自己ベストの2時間9分26秒で5位に入賞した。
 また、二百メートルの銅メダリスト、末続慎吾(ミズノ)は出場しなかったが、男子の四百メートルリレー予選で日本は38秒77で2組3位となり、夜7時25分から行われる準決勝に進出した。

    ◆男子マラソン レース後のコメント

■第9回世界陸上競技選手権 男子マラソン
順位 選 手   
記 録
1 ガリブ(モロッコ) 2:08:31*
2 フリオ(スペイン) 2:08:38
3 バルディーニ(イタリア) 2:09:14
4 チャイサ(ポルトガル) 2:09:25
5 油谷 繁(四国電力) 2:09:26*

10 佐藤敦之(四国電力) 2:10:38
12 尾方 剛(四国電力) 2:10:39*
21 清水康次(NTT西日本) 2:13:19
 *はコース新記録、*は今季自己ベスト。
油谷
「最後は4位のイタリア選手についていけば、3位に追いつけると思った。前回よりも、メダルは近いところにあったと実感できた。これで、2度のチャンスをもらったと思って、これから国内の選考レースでがんばりたい」

尾形「ダメでした。力がないです。ペースの上げ下げが思った以上に足にきていたのかもしれない。集団があまりにも大きくて、いい位置がキープできなかった。もっと前にいたほうがよかったと思う。入賞しなければならなかったレースだと思う」

佐藤「トップ集団が出た時に、ついて行くことができなかった。後半勝負だと思っていたのですが、30キロからののぼりに対応できなかった。夏のレースで(気温は涼しいが)10分台が出たことは収穫にしたい」

清水「世界選手権3度目の正直がなりませんでした。初めから体が動かなかった。8月一杯とされる世界陸上後の契約(NTT西日本)も、今はわからないので、帰ってからの話です」



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