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※無断転載を一切禁じます サッカー 日本代表 日韓戦前日練習 31日、W杯1周年に行われる日韓戦を前に、日本代表、韓国代表ともに、国立競技場で前日練習を行った。日本は、30日まで行ったJビレッジでの合宿をベースに、メンバーは、GK楢崎正剛(名古屋)、DF名良橋晃(鹿島)、秋田(鹿島)、森岡隆三(清水)、服部年宏(磐田)、MF稲本潤一(フルハム)、中田浩二(鹿島)、小笠原満男(鹿島)、三都主アレサンドロ(清水)、FW鈴木隆行(ゲンク)、中山雅史(磐田)で、ゲームキャプテンは中山が務める。 ジーコ監督(抜粋)「伝統的なライバル同士の対戦であり、前回のソウルでの対戦のようにしのぎを削ることになるだろう。全力を傾け勝利をものにしたい。韓国は今回のメンバーももちろん、前回でも同様(どんなメンバーでも関係なく)楽な試合などさせてはくれないと思う。コンパクトな動きを心がけて、スペースをしっかりと埋めていくことを全員に心がけて欲しい。(欧州から帰国した)鈴木、稲本に関しては、なかなか出場チャンスがなかったが、明日は能力を発揮してくれるだろう。(Jビレッジで試した三都主、石川、小笠原3枚を並べる形は)オプションとして考えている。(安はどれほどマークするか、と韓国の報道陣から聞かれて)もちろん彼の能力は非常に高いのでフリーにすれば流れを一発で決めてしまうだろう。しかし、私たちの選手もワンプレーで流れを変えることのできる選手ばかりだ。韓国も注意しなければならない。いずれにしても、相手の長所を消しあう試合になる」 中山雅史「コンディションは徐々に上がってきているし、怪我も問題はないと思う。前回は単調な攻めに終わった面もあるので、しっかりキープしてDFから押し上げて行くことが大切だし、個人の力でどこまで突破できるかがかぎにもなる。(監督からキャプテンと言われたかと聞かれて)いいえ、公式的には……。合宿の始まった日に、監督から『一言挨拶を』と言われたので、ちょいとおふざけで挨拶はしました。(何と言ったか?)監督の言ったことを日本語で復唱しましたよ」 ○・・・韓国協会出された抗議文は、30日の日本の受け入れについてだった。そもそも、「受け入れ」といっても、国歌や国旗が絡んだ式典の話しではないし、席順といったややこしい話しでもなく、ただ練習場のことである。ビザの件は詳細が不明(入国審査について、協会が確認していないため対応は31日以降になる)だが、練習場はただ協会事業部の不手際で、韓国側は「ナイター設備が完備された競技場を用意するのが難しいことは承知している。しかし、ピッチコンディションには驚かされた。半分しか(傷んでいて)使えず、事前に言って欲しかった」と、ナショナルチームマネジャーが「コエリョ監督の気持ちを代行して」と、平田GSに通達。韓国はこの1件の後、急にチーム全体のムードがぴりぴりしたものに変わったと、報道陣も証言していた。事前に調査をした上で、相手方にも選択肢を提示するなど常識的な作業を怠った点は否めず、川淵キャプテンは来日した鄭夢準会長に直接お詫びするとしている。海外のクラブ、代表からは常に「日本の組織力、ホスピタリティは素晴らしい」と言われてきたはずだ。台風の予報もあり、妙な荒れ模様にならなければいいが。
(東京・国立霞ヶ丘競技場)
また、30日に入国した韓国代表が30日、西が丘競技場で練習を行った際、ピッチが荒れていて練習が満足にできなかったこと、入国時にビザのない2人が足止めされたために、全体の予定を変更せざるを得なかったことについて、31日午後、韓国サッカー協会(KFC)から日本協会・平田竹男GSに対して正式な抗議文が提出された。
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