4月22日

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サッカー

キリンカップ2002
日本代表メンバー発表
(東京・日本サッカー協会)

 キリンカップサッカー2002(4月29日・対スロバキア代表戦、5月2日・対ホンジュラス代表戦)に向けて、日本代表メンバー25人が発表された。コスタリカ戦のメンバーに加え、GK川口能活(ポーツマス)、MF稲本潤一(アーセナル)、奥大介(横浜F・マリノス)の3人が新しく加わり、5日からの欧州遠征前の最終テストとなる。
 トルシエ監督はこの日の会見の席上、最終メンバー23人の登録をFIFAルールによる5月21日から「ラッキーナンバーだから」と17日に変更することを表明。今回のメンバーを第一グループとして、海外でプレーする中田英寿(パルマ)、小野伸二(フェイエノールト)を「欠くことのできない存在」とし、これに加えてナビスコ杯に出場する名波浩(磐田)らと、3つのグループを設け、このほかに5月3日までボールを使った練習を禁じられている森岡隆三(清水)の回復を待つことを明らかにした。現在故障で離脱している伊東輝悦、肺血栓でこの日退院する高原直泰(磐田)については、回復具合がわからず明言を避けた。
 会見ではコスタリカ戦を11分に編集したビデオを報道陣に公開し、「満足度」を強調。試合の終盤になって4バックを試したことについて質問されると、「なぜ、2トップや、1トップ、2ボランチ、3ボランチについては何も言わないのに、4バックだけに反応するのか。守備陣に4バックにしたら、あとは忘れろなどとアドバイスするわけがない(DFはカバーによってどうにもで形が変わる、ということ)。FIFAの交代は7人ではない(コスタリカ戦は7人の交代枠)」と、「フラット3から方針変更」と言われたことに不満なのか、高いテンションで話していた。

トルシエ監督「コスタリカ戦についていうと、みなさんと私とでは試合の見方は違う。私にとっては、大いなる満足のいくものである。選手の頭の中、特にメンタルにおいて、最後までしっかり相手を倒そうととことんがんばってくれた。私たちはしっかりした道に来ているな、と確信した。これからの2試合は、その延長戦上で考えていく。
 チームの構成については、欧州遠征をするメンバーを主体にした中から8割、海外でプレーする2人、怪我で離脱している選手(森岡)、ナビスコで戦う選手(完治してプレーをしている名波らを指す)で、残る2割を形勢する。欧州には、22プラス3から最大25プラス3で出発し、2戦を行なって16日に帰国、私のラッキーナンバーにちなんで17日に発表することにする」

■キリンカップ2002
 サッカー日本代表メンバー
pos. 選手(所属)        身長/体重
GK 楢崎正剛(名古屋) 185cm/76kg
川口能活(ポーツマス) 179cm/78kg
曽ケ端 準(鹿島) 186cm/78kg
DF 服部年宏(磐田) 178cm/73kg
田中 誠(磐田) 178cm/71kg
波戸康広(横浜FM) 178cm/70kg
宮本恒靖(G大阪) 176cm/70kg
松田直樹(横浜FM) 183cm/78kg
中澤佑二(横浜FM) 187cm/78kg
中田浩二(鹿島) 182cm/74kg
MF 森島寛晃(C大阪) 168cm/62kg
奥 大介(横浜FM) 173cm/72kg
福西崇史(磐田) 181cm/75kg
三都主アレサンドロ(清水) 178cm/69kg
戸田和幸(清水) 178cm/68kg
明神智和(柏) 173cm/66kg
中村俊輔(横浜FM) 178cm/69kg
小笠原満男(鹿島) 173cm/68kg
稲本潤一(アーセナル) 181cm/75kg
市川大祐(清水) 181cm/68kg
FW 鈴木隆行(鹿島) 182cm/75kg
西澤明訓(C大阪) 180cm/71kg
久保竜彦(広島) 181cm/73kg
柳沢 敦(鹿島) 177cm/75kg
山下芳輝(仙台) 177cm/67kg



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