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開幕から3連勝の磐田は、代表のポーランド遠征から高原直泰、鈴木秀人、大岩剛、福西崇史の4人が帰国しチームに合流。ベストとは言えないコンディションの代表組に加え、開幕前に急性腹膜炎による緊急手術を受けた服部年宏が復帰するなど様々な材料を抱えての試合となった。 磐田/鈴木政一監督「内容は満足の行くものではなかったが、今季の大きな目標に向かってプラスになるものだった。高原の起用は、帰国翌日の30日の練習後に決めた。服部は、福西の体調があまりよくなかったので、金沢とのコンビを引っ張ってから替えたかった。(服部は)声をよく出し、ゲームを落ち着かせることのできる選手だ」 中山雅史「(川淵チェアマンが中山に代表復帰をと講演で言ったことについて)そう言っていただけることはうれしいですし、そういう人たちに失望感を与えないようなプレーを披露していきたい。(PKを取ったことについて、藤田が試合後、ゴンちゃんに蹴ってもらうほうが良かったかなあと口にしたが)でも、ロッカーのホワイトボードには「PK10」って書いてありましたからねえ(笑)。今日は前半は確かに体がよく動いていたんですが、後半になってどうしても疲れてしまうところがあった。疲労というよりも、もっと相手の出方を考えて賢くプレーをしなくてはならないだろう。どうしても後半、縦に縦に動きすぎることがあったと思う」 高原直泰「上手く連携できているし、チーム状態も上向きだ。確かに代表でゴールを入れて、それは自信になっている。相手の嫌がるプレーを続けていければいいと思う」
「去る人、戻る人、待つ人」
慎重な試運転の後、服部は言った。 「大丈夫ですか? と聞かれて、え、どこが? と聞き返してしまうくらい腹の方に違和感はない。ただ、まだ試合中の視野が狭いな、という感じがする。リハビリはすべて予定通りで驚くほどだったし、節制も行き届いて、大分脂肪も減りました。代表のことはもちろん考えているけれど、あまり先のことを考えても仕方ないので、1歩ずつ前進して行きたい」 腹膜炎で倒れる直前、服部は「サッカーは一寸先は闇」と何故か繰り返していた。あの当時、選手の故障情報が新聞に掲載されているのを見ると、他人事ではない、とも言った。 戻った服部よりも、後方にいる選手がいる。この日、午後1時からの清水対FC東京も取材したが、取材が終わって、試合に出ていない、伊東輝悦、森岡隆三にも会った。
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