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※無断転載を一切禁じます 世界陸上 男子400メートル障害決勝に出場した為末大(23歳、法政大)が47秒89の日本新記録で銅メダルを獲得した。日本人選手の世界選手権トラック種目でのメダル獲得は97年アテネ大会の千葉真子(女子10000m、銅メダル)以来、また男子トラック種目ではオリンピック、世界選手権を通じて初めての快挙。また女子200メートルでは100メートルで銀メダルに終わったマリオン・ジョーンズが22秒39で優勝、金メダルを獲得した。 男子400メートル障害で銅メダルを獲得した為末 大「(メダリストに)なっちゃいましたねぇ。レースは速かったですね。47秒台なら金銀銅のどれかにかかると思った。風はなかったです。モーリ(2着)が見えていたので、食おうと思った。(5台目まで28秒8だったがと聞かれ)モーリを抑えれば、並んでそれくらいで入れると思っていた。走っているときのことはほとんど覚えていないです。トランス状態というか、頭が真っ白、夢見心地というか、なんと言えばいいのか、幸せで、足がフワフワ……。ともすれば、ダメなときの感じだった。すごく純粋な気持ちを持てたし、そういう気持ちになれたのは初めてだった。スタート前は盛り上がりがなくて、ああ、ここで満足してしまっているのかな、と自分にカツを入れた。決勝戦という本気でぶつかるレースでこうして走ったから、もうナメられないでしょう」
※世界陸上エドモントン大会期間中、sportsnavi.comでコラムを連載します。ぜひ、そちらもご覧ください!
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