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また男子100メートル決勝はアメリカのモーリス・グリーンが9秒82で世界陸上3大会連続となる金メダルを獲得した。左膝を痛めて200メートルはキャンセルすることとなったが、圧倒的な強さを見せつけた。なお準決勝に進出し、ビッグイベントでの69年ぶりの決勝進出を期待された朝原宣治(大阪ガス)は準決勝でスタートの反応よく飛び出したが、後半思うように伸びず10秒33の記録で7位となり決勝進出はならなかった。 室伏広治の話「常にベストを尽くすことを考えました。うまくいったと思います。5投目にジョルコフスキが自分の記録を上回ったときは、すぐに投げ返してやろうと思った。だけど自分の記録が及ばなかったことは悔しいとかではなく、精一杯やった結果だと思います。昨日の予選とはまったく違うイメージでいきました。これだけレベルの高い中で戦えたことは大きな自信になります」 父・室伏重信氏の話「5回目に(ジョルコフスキに)投げられたときにも逆転はできると思った。これだけ安定しているのは驚異的だと思う。1投目に80メートル近い記録が出たことがこの試合を積極的なものにしたと思う。ハンマーは非常に難しいのでかけることがすごく難しい。あれで気持ちが乗ったと思う。私としては本当にホッとしました。競技者であって、コーチであって、82メートル投げたときには本当にすごいことだなと実感した。とにかくこれからも力を付けていって欲しい」 朝原宣治の話「隣のコースにいたザカリが先に出てしまって、非常に焦った。いつものように前半に力を持っていき後半にリラックスしていくような走りをするべきだったのに、今日は逆に前半に力が入りすぎてしまって、後半にリラックスすることができなかった。体調の不備というよりは戦術的なミスです。それにしても世界のベスト8というのは本当に強い。2次予選から準決勝とはまったく違うものです。けれども今回の結果を前向きにとらえて、またどんどん場数を踏んでいきたい。できることならもう一度レースをやり直したいと思う」
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