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2000 LaSalle Bank Chicago Marathon シドニー五輪の女子マラソンで補欠を務めた小幡佳代子(東京陸協)が今年1月30日の大阪国際女子マラソン以来となるマラソンに出場し、2時間31分59秒で5位となった。小幡は大阪で2時間25分14秒をマークし日本歴代5位に位置する。
日体大、シドニー五輪報告会 シドニー五輪柔道女子48キロ級で金メダルを獲得した田村亮子(トヨタ)が、現在も在学中の日体大(大学院)報告会に、女子競泳400m個人メドレーの田島寧子、レスリンググレコローマン76キロ級・永田克彦、ソフトボールのエースピッチャー、高山樹里ら3人の銀メダリストと出席した。 「娘と携帯で……」 願っても願っても手にすることのできなかった金メダルを胸に田村が帰国してから丸々1か月が経過した。 会場では、イベントのひとつで「田村亮子さんへの質問を受け付けます」とアナウンスがされていたが、和代さんは「私も手をあげて、今晩とあすはどこに行くの? って質問しちゃおうかしら」とふと笑った。「これが終われば母娘で温泉へ行く」、とシドニー五輪の期間中あれほど楽しみにしていただけに、ふとした笑いを気の毒に思った。 金メダルを彼女に獲って欲しいと思ったのは、それさえ獲れば、少しは楽になるのではないかと想像したからだった。 しかし実際のところ、田村が夢だった金メダルを手にした9月16日から、またも新たな戦いがスタートしてしまったのかもしれない、と、この日の報告会場で動き回る田村を見ていてあらためて思った。 充実感が忙しさを紛らわすエネルギーだというのなら金メダルのパワーもうなずける。しかし、田村の現在の日程、また高橋尚子(積水化学)と2人の金メダリストがこなす日程は、彼らの練習以上に厳しいものであるかのようだ。 帰り際、廊下を駆け抜けて行く田村に手を振った。田村は一瞬立ち止まって「ウッス」と両手を腰のあたりで広げ、畳の上での挨拶をおどけて笑った。次に会うのは、五輪以降の初戦となる12月の福岡、11連覇をかけた鬼気迫る戦いを見る日になるのだろうか。 |