4月30日


シドニーホスト・シティ・マラソン
ノースシドニースタート、オリンピックパーク内陸上競技場ゴール片道コース42・195キロ
天候:晴れ、スタート時気温:14度、出場:4,770人

 日本からは五輪本番の下見を兼ねて男女4人の代表らが出場し、男子代表3人では川嶋伸次(旭化成)が2時間17分16秒で3位と最高位に入った。佐藤信之(旭化成)は2時間21分27秒で9位、犬伏孝行(大塚製薬)は2時間21分27秒で10位、女子の山口衛里(天満屋)は2時間36分48秒で2位だった。またマラソンの補欠、小幡佳代子(営団地下鉄)は2時間43分10秒で4位となり、コーチとして参加した谷口浩美(旭化成)は2時間25分8秒で17位、大塚製薬の橋本忠行は2時間18分56秒で6位となった。
 優勝は豪州勢で、男子はド・ハイデンが2時間16分36秒、女子はホブソンが2 時間35分20秒だった。今回は陸連派遣での下見になるが、今後、犬伏は5月、山口は7月に再度シドニーでコースを視察する。

川嶋伸次の話「以前走ったときは(代表にもなっていなかったので)まったくウワの空でした(笑い)。きょうは、実際に走ったからこそわかることも多い、収穫のあるレースでした。アップダウンは苦しいという感じではなかったし、きょうのレースを今後の練習に十分生かせると思う。思わぬところに攻略のポイントがあったが、それは秘密です」

佐藤信之の話「(5キロマイのペースを)17分ちょっとで行こうと思い、予定通りに走った。練習としては、非常にいい刺激が脚に入ったし、市民マラソンのようでとても楽しくリフレッシュもさせてもらい最高でした。(本番では)もうひとつ上のパワーが必要になります。2時間10分は切るレースになると思うのでそれなりの準備をしないとならない」

犬伏孝行の話「道路の状態が多少気になった程度で、アップダウンにはあまり神経質になる感じではなかった。5月の末にもう一度2週間練習に来るので、そのときさらに細かい点を確認したい。きついコースですが相手にならないという感じではない」

山口衛里の話「覚悟して走ろうと思って覚悟した通りでした。レースのペースではなかった(=遅かった)ため最初の10キロくらいまでは落ち着かなかった。26キロからの上りと、36キロからの最後の大きな上りがポイントになるでしょう。走ったことは非常に良かった」

小幡佳代子の話「オリンピック公園に入っても、本当にまだかまだかというくらい上り下りがあり、これは脚よりもメンタルにこたえます。けれども取り組みかた次第では日本人には向いたコースだと思う」

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