文月17日先勝

 なんだかいつのまにかN3が前蛹となっている。マットを喰ってるのではなかったらしい。N1は、ミニケースの中で行方不明である。

文月29日友引

 石垣から帰ってみると、N3は蛹であった。アメダスによると気温は35度から下ることを拒否しているらしい。アメダスがこんなものだから田老棚は40度より少しマシな程度である。ニジを置いた涼しいハズの床下も日向よりはマシなだけのようである。床下でもパプキンはバタバタ落ちるし、6月割り出しのオオまで羽化し始めた。どー考えても異常である。

葉月19日先勝

 暑い暑いとブツブツぼやいていたら、葉月になると急に気温が下がってきた。7月猛暑がウソのように30度を越えないのである。今度は冷夏だ。まぁおかげでニジは無事羽化した。チビな♀である。猛暑で積算が進んでチビなのか?エサがマズくてチビなのか?なんとなく後者のような気もするが、とりあえず気候が変だったせいにしておこう。N1はあいかわらず「エサがマズイ」と訴えている。


神無月2日大安

 いきなり神無月である。悪しからず。この間、ムシが少々湧いたり、パプキンやメタリやその他多数のムシがバタバタと落ちたり、忙しかった。今年は例年になく早い暑さのピークとその後の気温低下のせいかどーか夏が終わって落ちるムシが多いような気がする。決して、管理が悪いせいとかズボラなせいとか言わないでくれ。

 で今日N3に遅れること2ヶ月で蛹化しているN1を発見した。まぁ、ずいぶん前からエサがマズイと言って、マットに潜るのを拒否しマット上をウロウロしていたのは知っていた。マットの上に道ができたぐらいである。が、贅沢に慣れさせてはイケナイと心をオニにして見て見ぬフリをしていた。

 その結果が、これである。マット上での蛹化。オオだったら蛹化不全だったかもしれない。イヤ、オオならこんな贅沢は言わない。素直に蛹室を作ったハズだ。まぁ、とにかく蛹になったので、蛹化はうまくいったようだ。マットにミゾを切って蛹室らしきものを作ってやった。

神無月28日友引

 雨の里子オフであった。神無月というより霜月の雨のような冷たい雨であった。が、オフ自体は大盛況であった。クワパワーには凄まじいものがあるようである。こんな雨ではオフは中止だと考えた常識人が若干一名ほど居たらしいが、(詳細は事務局からの報告でドーゾ。)文字通りの雨天決行であった。

 7月蛹化であっというまの羽化だったN3と異なり、N1は全く羽化の気配がない。室温はかろうじて17度以上を保っているので、☆ということはないだろう?

霜月7日赤口

棚の前で2歳に絵本を読んでいると、蛹がモゾモゾ動き出した。

いつもの姿勢制御柔軟体操かと思って放置していたが、なんと背中が割れているではないか。羽化開始である。室温16度。寒くて脱ぐのに時間がかかるようであるが、まぁなんとか1時間ほどで羽化した。



 N3に似合いのチビ♂である。N3に遅れること3ヶ月。ニジは長命らしいのでなんとかペアリングもできるだろう。だが、温室がない(TT)。今年は、得意のダンボール温室が、増えてしまった外カブに占領されているのだった。例年、外カブは育たないので、つい手元に残し過ぎてしまった。
どーしよー。