皐月19日大安

 ニジの菌糸カス?もちろんとっくに交換済みである。7gになっていた。

 が、問題が生じてしまった。

 田老棚はマットメインである。自慢ぢゃぁないが、年がら年中マットをかき回している。が、まだ「これは」というマットはできていない。特に今年に入ってからは不作で殺虫マットができてしまい生き残ったムシも体重半減である。(TT

 それに比べて菌糸瓶の連中は好調である。続々と蛹化している。70mm超が狙えそうである。こんなに虐待されてこの大きさということはマジメに世話してもらえれば、もっとデカイのだろうなぁ。

 が、どいつもこいつも交換したそのままで蛹化してしまい、カスを生産してくれなかった。ビンは真っ白だ。つまり、菌糸カス欠乏症である。仕方ないので菌糸カスとマットカスをマゼマゼして給餌した。今のところOKのようである。もちろん2頭とも元気だ。菌糸カスを調達しなくては。。。

水無月2日友引

 時の経つのは早いものだ。GWが終わったなどと嘆いていたらアっと言う間に水無月である。この間いろいろなことが起きた。

 まずGWに利根川オフがあった。勇躍斧をかついで参加したが、西部辺境から一歩東へ出るとそこは、コンクリートジャングルだった。夜明けに出発したのに到着したのは昼過ぎになろうかという頃合いである。たかだか100?余を進むのにこの有様、聞けば万年渋滞だという。知らなかった。。。

 加えて、あと100Mという地点でスタックしてしまった。川原というのにもの凄い泥道である。その脇はゴルフ場で芝が青々としている?しかし、古谷ふぇあれでー車は、苦もなく通過したそうである。不思議だ。。。

 次ぎに、えいもん氏は、4月の多摩川襲撃に味をしめたらしく再三再四に渡り多摩川単騎出撃を敢行したそうだ。そして、遂に真正多摩川ひらたをゲットしたのだからたいしたものである。田老にはそんな根性はない。5月になると多摩川はイバラ藪と化すのだ。

 それより「樹液樹液」と念仏のように唱えて毎夜ご近所ポイントに通った。が、ひどいものだ。今年は、4月から全く雨が降らず、砂漠状態である。樹液はカラカラだし、夜になると例年になく気温が急激に下がる。樹液が無くともコクワは採れるが、それ以外はサッパリだ。さらに、こんな乾いた春でも樹液の出ていた貴重なポイントが2ヶ所も伐採されてしまった。「踏んだり蹴ったり」とはこのことである。

 里子オフも忘れてはいけない。会を重ねるごとに、家族サービスデーの性格も備え、特にお子さま感謝デーの色彩は色濃く、今回も多数のお子さまの参加を頂き大盛況であった。ウチの子供達も大変楽しみにしていた。しかし、前日になって6歳が発熱したため、急遽10歳と私だけの参加とあいなった。私は、ヨーヨー釣りの係りのハズであったが、監視の眼を逃れた安心感からか、里子オフの雰囲気に酔ったか少々飲み過ぎて全く役に立たなかった。ヨーヨー釣りプールに突進する子供達に蹴散らされてしまったのだ。

 水無月は梅雨である。例年なら、樹液襲撃に毎夜毎夜通うのであるが、今年は軒並みクヌギが伐採されてしまい、ポイントが消滅してしまった。あとは、堆肥山からカブトを掘るぐらいしかすることはない。

 なぜだかしらないが、今年はノコを見ない。代わりにヒラタの死骸を拾ったり、子供の友人がヒラタを拾ったりしている。ニジはなんだか菌糸瓶のなかでのらりくらりとしている。

文月

 文月に入るといきなり猛暑である。昨年は週末徹夜続きで、(採集ではない、浮き世の身過ぎ世過ぎである)夏だというのにどこにも行けなかったので、今年は、真っ先に海へ行った。快晴でカンカン照り。車の気温計は45℃を表示した。絶好の海日和であった。

 が、海から、遙か彼方の山奥の田老棚も40℃に達したらしい。国産オオがバタバタ落ちたと言えば、その過酷な環境を理解して頂けるだろうか?決して餓死ではない。エサ換えは確かにサボってたけど。

 ニジはその頃たまたま床下で、やはりのらりくらりしていた。さすがに菌糸瓶は食い尽くしたようだ。そろそろ換えてやろうかな。

 6月早々に採ってきたカブトの補充に堆肥を掘ってみたが、もう居ない。代わりに丸々としたいもむしがコロコロと出てくる。でかい。計ってみると7月初で15gある。6月にはいもむしなど影も形も居なかったのに。良く1ヶ月でこれだけ太るものだ。

文月12日友引

 西部辺境は、連日38度超の猛暑である。が、ウチの職場は電気代節約のため、空調停止である。

 ニジは先日ネスビンからミニケースへ引っ越しした。チッとは大きくなるかなぁという期待を込めている。しかし、あまり変化しそうにないので、大したイミはないようである。なんとなくそろそろ体重測定の時期かなと思っただけかも。曲がりなりにも飼育日誌だし、水無月3日には2頭とも6gだったという報告はしたっけ?とにかく水無月3日は6gだった。で、文月9日にはやっぱり6gのままと12gであった。

 状態の良いヨソ様では蛹化したなどとの話しも聞くので、一応ミニケースの底には古マットをコチンコチンに詰め、上半分は菌糸カスとした。今日見るとしっかり古マットを喰っている。