SoundCardアナログ特性

('00.2.29)
 皆様からいただきましたデータを、2つ横に並べて比較できるようにしてみました。 こちらをご覧下さい。


('01.3.7)
 nekoの部屋BBSでお世話になっている皆さんより、皆さんがお使いのサウンドカードのアナログループバックでの測定結果を送っていただきました。 どうもありがとうございましたm(__)m 以下の目次に示されているようなデータがこれまでに集積されています。 これからも、データをお送りいただければ掲載させていただきますので、よろしくお願い致しますm(__)m


 1.efuさんよりいただいたデータ(SoundBlaster Live! Value/Aristo ART-838-3D/DAL CardDeluxe(16bit/24bit)/SoundBlaster AWE64/位相ずれデータ

 2.TOMOさんよりいただいたデータ(A-Trend 3DS724A(Rev2.3)/OPTi82C931/A-Trend 3DS751

 3.UYOさんよりいただいたデータ(Hoontech SoundTrack Digital-XG/Explorer YMF744

 4.Katsuraさんよりいただいたデータ(RME DIGI96/8 24ADA

 X.私が取得したデータ(SoundBlaster PCI64/SoundBlaster PCI128/A-Trend 3DS724A/Labway Xwave6000/Aristo ART-838-3D/AudioExcel AV-511

 注)UYOさんからいただいた情報では、YMF724/744の場合には、アナログ入力だと振幅が±32768まで行かずに±30000位のところでクリッピングを起こしてしまうそうです。 UYOさんご自身の測定では、そのようなクリッピングが起こらないようにボリュームを絞っているとのことですが、私は、1kHz、0dBで合わせた値をそのまま使っています。 ただ、いただいたデータを私の取得したものと比較してみると、歪みによるピークの大きさが双方ともほぼ同じであることから、私自身の測定データも間違っていないのではないか、と思っています(10kHzのデータを比較してみて下さい)。


アナログループバック(ライン入出力)の測定法

 測定は、efuさんのWaveSpectraとWaveGeneを用いて次のように行ないました:

(セッティング)
1.ライン出力とライン入力とを、ステレオミニジャックが両端についた
  シールドケーブル(800円くらいの安物(^^;;;)で接続する
2.WaveSpectraを起動し、waveデバイスからの入力にしてスペクトル表示をさせる
  (120dBレンジ、周波数はログスケール、サンプル数4096、ハニング窓)
3.ボリュームコントロールでWaveデバイスの再生出力を最小にし、
  録音の方でライン入力を最大にする
4.WaveGeneを起動して、1000Hz、0dBのサイン波を再生する
  (周波数は、「FFT用に最適化」をする)
5.この状態で、WaveSpectraの表示を見ながら、1000Hzのピークができるだけ
  0dBに等しくなり、しかも高調波が最小になるように、再生あるいは録音の
  ボリュームコントロールスライダを調節する
  (普通は、録音/再生とも、最大にするだけだと思いますが、ドライバに
   よっては(eg.YMF724の古いドライバ)、どこか中間にしないと著しい
   歪みが出てしまうことがあるかも知れません。 また、過大入力には
   くれぐれもご注意下さい(^^;;;)
  この際、録音側でWave出力を選択しないように注意する
  また、Wave出力/ライン入力に無関係な入出力は再生ボリュームを最小にし、
  録音側は選択しないようにする


(測定)
1.ノイズレベル及びボード上での入出力の回り込み
 ライン出力とライン入力とを接続しているケーブルを抜き、その状態の
 WaveSpectraの波形を記録する(WaveSpectraは測定モードにして、ピーク位置の値が
 読みとれるようにしておく)

2.single tone、0dB、正弦波
 周波数は、100Hz、1kHz、10kHzを選択しました(「FFT用に最適化」)
 1.ではずしたケーブルを再び接続し、WaveGeneの周波数を
 上記3点に変更してその際のWaveSpectraの波形を記録する
 WaveSpectraの測定カーソルは、第二高調波あるいは第三高調波(より大きい方)に合わせる

3.dual tone、合計0dB、正弦波
 100Hz,-6dB+125Hz,-6.1dB、1kHz,-6dB+1.25kHz,-6.1dB、10kHz,-6dB+12.5kHz,-6.1dB
 全て「FFT用に最適化」をしています
 測定カーソルは、2音の和あるいは差に合わせておく(より大きい方)

4.impulse、0dB?、パルス
 「パルス」を選び、周波数をサンプル数単位にして、サンプル数を4096にする
 WaveSpectraの窓関数を「矩形窓」に変更する(1.〜3.はハニング窓にて測定)
 WaveSpectraは、レンジ80dB、シフトはNormalizeにし、測定カーソルは
 15kHzにする
☆どうも、私は、impulse測定でCMI8738に損傷を与えてしまったような気がしますので、
 0dBは止めて-6dBとかの方がよろしいかも知れません