九龍駅からは2Kのバスに乗って、訳も分からず街をぐるぐると。バスの2階からは人々の生活が良く見える。それにしても、看板の多いこと。2階の一番前に座っていると看板が近付く毎に頭を屈める思いである。香港の看板は日本のそれのようにチカチカと点滅するものは無い。空港が街中にあるため、飛行機が進入灯と見間違えないように規制があるらしい。従って、看板の目立ちがり競争は色と大きさと派手さを競うのである。香港にもよく台風が襲来するだろうけど大丈夫なのだろうか?
適当に賑やかなところでバスを降りて、またまたwalking。夜店を見て回り、腹が減ったので道脇の路上レストランでディナーな洒落込む!リヤカーの親分みたいな荷車で作った大きな屋台。洗い水や小さい残飯屑は道脇の溝に垂れ流し。お世辞にも衛生的とは言えない。丸いテーブルに小さい椅子、おじさんと相席となる。メニューは何処にも表示してないし、もとより分からない。相席のおじさんは骨のいっぱいある魚にしゃぶりつている。店のおじさんが注文を取りに来る。適当にチキンとポークとライスを頼む。少しして、他のお客さんに持って行く料理を見せて、これでいいかと確認してくれる。香港では、鶏・魚料理は骨付きが多いので、骨はテーブルの上にペッペッと吐いて富士山のように奇麗に山と積むのが正続らしい?相席のおじさんも御満悦の表情で食べている。美味しい物を食べてる時は、その笑顔だけで充分会話が出来る。人の笑顔はそれほどにいいものである。食べているとランニング姿の店のあんちゃんがやって来て、美味しいかどうかと僕らの顔を覗き込む。親指を上に突さ出して「good」と言うと、あんちゃんは嬉しそうにニコニコしながら首を縦に振っている。面白がって店の他の人も僕等の顔を覗きに来る。
流石に路上レストラン、通りを行き交う人が頭、背中、肘に容赦無くエルポーやラリアートの必殺技を不意に仕掛けてくる。おちおち食ってられない。この緊迫感がまた堪らない。こんな時、香港はまさにサバイバルゲームの闘うリングと化す。だからこそ活気に満ち溢れているのだろう。
お茶は流石に美味しかった。大きなポットがテーブルの上に置いてあるので飲み放題。しかし、御飯のまずさには閉口。山で炊く飯の方が余程うまい。これ保証付き。二人分占めて$46.00也。ちょと気を緩めるとついチップを忘れてしまう。$50出して、皿の上のお釣り$4を$2取ったところで「thank you」と言われてハッと気づく始末。それでも、こんな人ごみの中で香港の人達と同じテーブルで御飯が食べられて僕等は最高だった。“We are Hongkonese!”Lucと二人笑い合った。