ここから目的地の落馬洲(ロクマ・チャウ)にはバスに乗らなくては。駅前でバスステーション捜せど見当たらない。しかたないので、バス停捜しながら通りを歩く。高いビルこそ無いが、通りにはなかなか活気がある。米屋さん・漬物屋さん・干物屋さんという東洋のクラシカルなお店に混じって、流行歌をステレオでガンガン鳴らす電気屋さん・つい唾を飲み込んでしまいそうなケーキ屋さんが隣合わせで並んでいる。東洋と西洋が交わる国香港。歩き疲れたのでブロック塀に腰掛けてコーラとサンドウィッチでブレーク。まさに、麦の香りのするパン。
どうせ休むのならと、反対側のバス停に移動。どのバス停も時刻表は無い。ただ、バスのナンバーが書いてあるだけ。仕方なく、地図を見せながら落馬洲への行き方を学生さんに聞く。彼日く、76Kのバスに乗れば良い。しかし、そのバス停は向こう。と、来た方を指差す。流暢ではないが、はっきりした発音で教えてくれた。みんな凄いな〜。来た道を戻っていると、オーッ76Kが止まっているではないか。内心急がねばと思いつつも、しんどいので歩いていると無情にも発車。手を上げて目で運転手に訴えたが無視。アチャー!Lucは一向に意に介さぬ模様。僕はと言えば、田舎の事だから便数も少ないのでこれを逃すと1時間以上は待つのではと諦め気味。Lucは余裕のヨッちゃんでコインを替えに店へ入って行く。ほんまにも−!今津野みたいにバスが日に3便のところで育った僕とメルボルンのLucとは考え方が違うのも否めないのでは。仕方ない、バス来ないなら来るまで待とう。
待つこと10分位で76Kがやってきました。流石、田舎でも国際都市香港。料金は距離に関係なく均一になっている。$1.70のところを使い慣れないコインを急いで出したものだから、後で良く考えたら$1.40しか払ってなかった。落馬洲への道は2車線ながら狭くガ夕ガタ。道脇には民家がかポツリポツリと。さて、乗るには乗ったが、何処で降りたら良いのやら。2階の最後部で景色を楽しんでいる暇は無い。アナウンスは無いし標識も無い。またまた、前に座っているおじさんに地図を見せながら聞くと次の次だと言う。バス停が近づくと1階に降りて運転手に次で降りますという素振りを見せて。
降りたところは何も無い水田地帯。また学生さんに聞く。すぐ、そこの角を曲がって約10分位歩いたところだと。道脇には古い重荷用自転車、あひるの養殖場とのどかな風景。山はどれもなだらかで木が無い。そう言えば途中に在った製村所にはラワンが積んであった。木が無いからか、それとも輸入の方が安いからか。10分の道のりはかなり長い。ヒッチハイクしようか?と言うと、LucはNo。オーストラリアではみんなしているけど、女の子がよくレイプされるから危険なんだとさ。