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1.起 ↓ 2.承 ↓ 3.転 ↓ 4.結 ↓ 5.所見 ↓ 6.まとめ |
1.起 (いわゆる ”教えて君” とは) | ||||||||||||||||
技術系 WEB サイトの掲示板には、いわゆる 「教えて君」
がやって来ることがある。 【教えて君】 掲示板の雰囲気や前後の ”場”
の流れを読まず(※注1)、 ------------------------------------------------------------ ◎テーマソング試聴サイト → こちら (sound.music.co.jp) 「教えて君」 は、ごく初歩的で即答可能な質問をすることもあるが、たいていの場合は、思いっきり本人の自己都合に特化した質問や突拍子もない疑問を突然書き込んで、その掲示板の管理人を困らせることが多い。・・・もっとも、そういった書き込みをするからこそ、「教えて君」 の 「教えて君」 たる所以(ゆえん)でもあるのだが(苦笑)。 サイトを運営している以上、そういった 「教えて君」 の飛来は避けられないこと(※注3)かもしれない。さらには、「教えて君」 へのコメント如何(いかん)によって、管理人の対外的な対応能力が試されてしまう・・・という点では、神がその管理人に与えた ”試練” とも言えるかもしれない(→詳細については、第3章 「転」 にて後述する)。 ネット上では 「教えて君」
の他にも 「知ったか君」 や、「断定君」・「逆ギレ君」、そして最近流行の兆(きざ)しを見せている
「日記君(※注4)」
など、実にさまざまな投稿者が存在するのだが、今回はこういった
”痛いヤツ” の中で、特に 「教えて君」
にまつわる掲示板管理人の 人知れぬ陰の努力と苦闘
について取り上げてみたい。 |
(※注1):場の流れを読まず (※注2):マルチポスト
(※注3):避けられないこと (※注4):日記君 |
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2.承 (厄介で迷惑な存在) | ||||||||||||||||
これまで多くのネット会議室(フォーラム)や掲示板を巡回し、またいくつかの掲示板を実際に運営してきた経験からすると、「教えて君」
の書き込みには、独特のオーラが発せられていることが多い。「独特なオーラ」
を具体的に説明するのは難しいが、過去の経験上、次のような特徴があることが分かっている。たとえば、こんな具合だ。
要するに、一言で言うと 「教えて君」 は実に ”身勝手” なのである。相手の立場で物を考えることができない、と言っても良いだろう。そういった 「教えて君」 の登場に対し、一般の掲示板読者は単に傍観して笑っているだけで済む(※注8)が、管理人は何らかの対応を取らねばなるまい。 もちろん、「無視する」 という選択肢もあるが、他の読者の書き込みすべてにレスを入れておきながら、「教えて君」 の書き込みだけを無視して飛ばすには、管理人として ”毛の生えた心臓” が求められる。また、管理人の中には、 「教えて君」 の飛来 ・・・なんて偶然のアクシデントを装う場合もあるとか無いとか・・・?! これは何とも荒技ですねぇ。まぁ、あまりにその 「教えて君」 がおバカさんの場合には、通常は管理人からのレス(返信)を待たずして、先に一般読者の方々から非難・叱咤のコメントが書き込まれることになるでしょうけどね。 このように、「教えて君」 からの身勝手な書き込みを突然喰らった掲示板管理人は、イイ迷惑なのだ。管理人にとっては、「教えて君」 は厄介で迷惑な存在なのである。ちなみに、こうした ”痛い” 質問の具体例は別ページで詳しく述べているので、そちら (「教えて君 と 知ったか君」 の巻 や 「断定君 と 逆ギレ君」 の巻) も参照していただきたい。 |
(※注5):初めまして 一見すると、丁寧にあいさつしているように見受けられるが、この場合の 「初めまして」 は単なる無意味な冒頭語・接頭語でしかない。いや、むしろ、たとえば古典の短歌や俳句で 「たらちねの」 と言えば決まり言葉の 「母〜」 が続くという慣用句があるように、こうした掲示板で 「初めまして」 のすぐあとに 「質問ですが〜」 というくだりがセットになって続いていく・・・という意味では、まさに現代における 「教えて君」 の ”枕詞(まくらことば)” であるとも言えよう。管理人は要注意である。 (※注6):総論無しに各論 (※注7):努力の痕跡なし (※注8):傍観して笑っている |
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3.転 | ||||||||||||||||
(3-1)人道的配慮と自己鍛錬 前節では、「教えて君」 は ”厄介で迷惑な存在” であると述べた。確かにこれは、紛れもない事実であろう。ところがこれは、「教えて君」 を否定的・悲観的・ネガティブな側面からのみ捉(とら)えたものであって、別の見方をすれば、実は より積極的・前向き・ポジティブに捉えることもできるという、意外な一面も合わせ持っているのだ。 つまり、管理人の心構えによっては、”教えて君の飛来” を ”自己鍛錬のチャンス” へと昇華させることができる、ということだ。以下、「教えて君への人道的配慮」 と 「サイト管理人の自己鍛錬」 の関係について、順に説明する。 まず前者 (人道的配慮)
については、サイト管理人は 「教えて君」 を することもできるが、そういった短絡的な一時しのぎではなく、 といった具合に、その対応に ”人道的な” 配慮を採(と)ることもできる、という意味である。 次に後者 (自己鍛錬) については、そのような配慮を通じて、実は管理人自身が精神的・対外能力的に ”鍛えられる” という副次効果を得ているのだ、という意味である。それらの副次効果を具体的に挙げると、次のようになる。
ここで、上記文中の 「分析・解析能力」 について、特に解説しておこう。 ----------------------------- ここで少々振り返ってみてほしい。前述の第一章:「起」
の後半で述べた、
ご覧のように、一級整備士の学科(口述)試験では 「問診」 も問題解決への重要なステップとして位置付けられているのである。インターネットの掲示板においても、「教えて君」 への対応にこうした問診手法を応用できる。また 「教えて君」 にとどまらず、読者との一方通行ではない 「双方向」 の意志疎通を目指す管理人には、こうした能力が特に求められていると言えるだろう。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ (3-2)理論的解析例 次に、このような対外的な対応能力が試される事例として、実際の掲示板でのやりとりを挙げて説明しよう。以下は、とある 「教えて君」 の質問に対する <管理人の回答例> および <回答に至るまでの考え方の筋道の例> である。
さあ、もしも諸君が管理人だったなら、掲示板に上記の質問が書き込まれたときには、一体どんな対応をとるのが良いだろうか? 以下、<管理人の回答例> を示すが、まずはじっくりと上記の質問に対するご自分なりの回答や対処法を考えてみたうえで、ここから先のページを読み進んでいただきたい。
・・・どうだろう。上記の回答例は、諸君が事前に想定してみた回答と似ていましたか?
あるいは全然違ったものでしたか?
ここで注意しておきたい点は、 では次に、上記回答に至るまでの <考え方の筋道> について順に追ってみよう。その過程は、前述のFTAの概念にならって、「質問をTOP事象とし、回答へとボトムダウンしていく」 場合の解析手順そのものであるとも言えよう。 <FTAの例:「質問」から「回答」に至るまでの、フローチャートの一部>
サイト管理人として、上記(1)から(100)まで 想定可能なすべての懸念点 (※ここでは、個数:「100」 は あくまで単なる例であり、実際に 100項目 あるとは限らない) について、質問されている内容に該当する・しないをひとつずつ検討して 「場合分け」 ・ 「振り分け」 を行い、コメント(回答)として考えられる ”最適な” 解決パターンや対策ストーリーを抑えておく。 これは、たとえば質問者がサンバーのECVTを5MTに載せ換えることを聞いているのに、回答者が勝手にインプレッサのMT化を想定してしまっているとしたなら、コメントとして内容は正しくても、回答としては不適切になってしまうからだ。 先の結婚費用の例で言うと、質問者が都内有名ホテルでの挙式費用を想定しているのに回答者が地元の共済場での費用をコメントしたなら、安めに出るだろうし、あるいは質問者が婚姻届けといった法的費用のみを想定しているのに回答者が海外での挙式ツアー費用をコメントしたなら、高めに出てしまうだろう。 このように、問題解決のために想定されるあらゆる事象について 「場合分けを尽くす」 ということは、そういった質問と回答とのアンマッチを未然に防ぐ、という手段なのだ。この作業こそが、FTA に他ならない。次にそうした 「前提条件の場合分け」、あるいは 「因果関係のグループ分け」 が済めば、今度は再度、回答の表現方法の考え直しをする。 ここで言う 「表現方法を再度考え直す」 の意味は、「コメントのレベルを質問者のレベルにあわせる」 ということだ。つまり、いくら一生懸命に正確に回答しても、質問者がその意味を理解できないような初心者の場合には、回答がオーバースペックになってしまうことが予想される。よって、回答内容を相手の理解力の位置までかみ砕く必要があるということだ。専門用語は一般的で平易な言葉に置き換えなければならないし、その際には、さらに何か適当な比喩的表現も交えた方が効果的だろう。あるいは、相手を混乱させるような難しい内容は、あえて伏せておく必要も時には生じることになる。 このような吟味・推敲を経て初めて 「必要十分な」 回答を用意することができると私は考える。単に質問者の発言の真意をくみ取るだけでなく、難しい現象を易しい言葉で置き換えるなど質問者の目線に立った回答が出来てこそ、気配りのある必要十分な回答と言えるのだ。 たとえて言うなら、親が子供を ”ひとりの人間” ・ ”ひとりの人格者” として認めて育て上げる行為と同じなのである。だから掲示板の管理人を親とするなら、「教えて君」 は子供に相当するのだ。しかも、「出来の悪い」 子供に。しかし、その 「出来の悪い」 子供は赤の他人であり、自分の子供ではない------。この点こそが、管理人(=親)の 教えて君(=子)に対する苦労・苦悩を生じさせている根源なのである。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ (3-3)ネットの公共性・公益性 その一方で、別の考え方もある。「たった一人の ”教えて君” のために、せっかく精査した回答をわざわざレベルダウンさせてしまっても良いのか?」 と。 つまり、「仮に質問者が回答の意味を十分に理解できなかったとしても、他の多くの読者に対しては十二分に役に立つ内容であると認められるならば、わざわざ回答をレベルダウンさせずにそのまま詳細に載せるべきである。その方が、掲示板全体としては より好ましい運営になるのではないか。」 という考え方である。それは、「教えて君ひとりの利」 を優先させるのではなく、「読者全員の利」 を考慮して、回答はフルスペックのままにしておく方が良い、という意味だ。 掲示板は、あたかも質問者と回答者の二人で ”1対1のやりとり” をしているように見えても、実はそのやりとりは常に不特定多数の人々に見られている、という動かしようのない事実がある。質問者本人だけではなく、(もしも可能ならば) あまねく 掲示板を見ている他のすべての読者に対しても、同時に役に立つ情報を提供できるように配慮する必要があるのだ。いやしくも掲示板管理人であるならば、1対1の表面的なやりとりのみに気を取られること無く、そういった ”ネットの公共性・公益性” を忘れてはいけないのである。 繰り返しになるが、技術系 WEB サイトの管理人は、
それらすべての落としどころ (着地点、バランスポイント) も同時に見極めなければならない、と考えるのだ。したがって、質問者が 「教えて君」 であればあるほど、「他の読者の公益性まで加味した回答を作成する」 ということは、苦労・心労の絶えない作業になるのである。 両者 (「教えて君」 と 「掲示板読者」) のバランスポイントを探った結果、せっかく心血注ぎ用意したフルスペックの回答をやっぱり部分省略させなければならないことも、時にはある。あるいは逆に、高度な質問に対しては、より専門的な回答を用意する一方で、質問者以外の一般読者の人々に対しても、その意識や理解レベルを引き上げてやろうと配慮することもあり得る。これらの関係を図示すると次のようになる。 質問のレベルが、 ・・・もっとも、後者の例のように 「教えて君」 がそんな高度で専門的な質問をすることは、まずあり得ないのだが。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ (3-4)心理的解析例 次に、「教えて君」 への回答に際し、人知れずそのような状況判断をカゲで続けている管理人について、その内面=すなわち、”心の動き” も具体的に紹介してみよう。 以下は、先ほどの質問を受けた管理人の心の動きを時間順に追ってみたドキュメント(※注13)である。管理人の反応を各段階で一言ずつにまとめると、さしずめ 「無視→考察→反省→譲歩→再考→安堵→苦悩→決意」、といった感じになるだろうか。管理人だって、生身の人間なのだ。その一瞬一瞬には、人間臭い感情の噴出もあって当然なのだ。 だがここでは、そういった感情の推移を問題にしているのではない。繰り返しになるが、重要なことは 「教えて君」 の質問の意図を分析し、回答を精査し、さらにそれだけに留まらず、教えて君からの脱却を直接相手に説くための手段を考察する過程において、管理人自身が精神的・対応能力的に ”鍛えられている”、という点に ぜひ着目していただきたいのである。
「とある掲示板管理人(※注16)」 によると、上記の<心描過程1>〜<同 8>は、その全てが走馬燈のようにほんの一瞬で流れるように思い浮かんで来るという。いわば 「瞬考」 である。もはや、 「”教えて君” を見たら →(自己修行のチャンスだと考えて) 丁寧に回答せよ!」 という具合に、あたかも 「ベルの音を聞くと →(エサが与えられると理解して) よだれを流すパブロフの犬(※注17)」 のごとく、瞬時に 「刺激〜反応」 の反射運動神経系が形成されてしまっているのダ! いやはや、大変なものである。 <概念図 : パブロフの犬> (左:エサを食べるごとにベルを鳴らされるの図) |
(※注9):【FTA】 (※注10):【FMEA】 (※注11):一級試験・学科問題
(※注12):初めまして
(※注13):ドキュメント
(※注14):はじめまして。早速回答ですが〜 (※注15):ご質問ありがとうございます
(※注16):とある掲示板管理人 (※注17):パブロフの犬 |
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4.結 (「ゼロからの出発」 と 「マイナスからの出発」) | ||||||||||||||||
(4-1)管理人の ”親心” ところで 「教えて君」 に対するコメントには、本人の質問がどうして ”痛い” 書き込みであるのか、その理由を添えて自覚させてやるのが良い。さらには ”教えて君” からの脱却を 「本人に促(うなが)す」 ことも重要だろう。いわば 「毒には毒を持って制す」 やり方(※注19)である。
↓ これならば、質問者自身にも 「自分で考えてみる」 という機会が与えられているので、自立を促す回答になっているはずだ。つまり、「教えて君」 自らが成長できるための余地を含み置いたコメントになっている、ということだ。一から十まで全てを教えるのではなく、一から八(=80%)くらいまでを丁寧に教えた上で、そこから先 (=残りの八から十 に至るまでの20%) は考え方の筋道のみを示し、正解を自分自身で考えてもらおう・・・という管理人としての親心(!)が隠されているのダ。 諸君には、ここで改めて画面を戻り、前述の<回答例> を再読してみてほしい。この回答には、そういったメッセージ が込められていたのである。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ こうした配慮や親心 (ひいては自己鍛錬の精神) は、上記の例だけにとどまらず、他の 「教えて君」 が現れた場合にも 同様に考慮し、発揮されるべきものである。ちょっと話はそれるが、以下もそういった場合の一例である。
どうだ。文句はあるまい。人は、相手から自己の欠点を指摘されて、初めて欠点に気が付く動物なのだ。さらに付け加えるなら、人間は、他人から
間違いや欠点を指摘されているうちが ”花”
なのである。ここで念のため確認しておくが、これら管理人のレスは、有償ではなくすべて
”善意での” 回答&指摘なのだ。そしてまた、 ところがどっこい! 世の中、そう うまくはいかないのが常である。こうした掲示板管理人の 「親心」 が全く通用しない場合もある。たとえば、巨大掲示板でよく見かける例として、ターボ車のブーストコントローラ調整値についての 「教えて君」 が ある。いずれも短気な点に特徴があるのだが、そのような 「教えて君」 に対しては、管理人だけでなく掲示板の常連さん (≒回答協力者) たちの苦労もまた、無惨にうち砕かれるのだ。例えば、こんな具合に。
・・・ズバリ当てても良いのは、「カゴに入れた商品の値段の総額を言い当てると、その商品がすべてもらえる」 などという、 視聴者参加型の娯楽TVクイズ番組(※注22)くらいにしておいてもらいたいものである。 こういった例からも判るとおり、”教えて君” は、原理や概念、考え方の筋道ではなく、実際の数値そのものを教えてもらわないと、決して納得はしないのダ。考え方が判らないので答え(結果)のみを急ぐのだろう(※注23)。逆に、たとえ根拠のない数値であるとか、まるでデタラメな数値であっても、具体的な数字を提示されると、妙に安心して疑いなく鵜呑みにして信じてしまう。考え方を知らずして、数値のみを操ることの危険性が全くわかっていないのだ。こういったユーザーこそが、ぁゃιぃ宗教的ショップのカモ(※注24)になるに違いない。悲しむべき存在である。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ (4-2)管理人の ”声なき叫び” これまで述べてきたように、「教えて君」 は、原理や考え方ではなく、数値そのものを教えてもらわないと納得しない。だが私は、自分の掲示板に書き込みされた質問に対しては、できる限りの対応をしていくつもりだ。具体的には、 次のような流れになる。もちろん全てが全て、こういった手順を踏むとも限らないが、たいていはこれに準じた手順 を踏んでいる。
だから、掲示板での私のRES(回答)が遅い場合があるのは、事実確認をしていたり、あるいは責任を持って 回答できるようにコメントを推敲していたりなど、オフラインで懸命に動いているので単純に時間がかかるためである。決してその質問者を差別しているわけではない。もちろん、物理的な理由・・・他県に出張で不在だったり、冠婚葬祭に 参列していたり、パソコンを開く時間が無い・・・という場合もある。 だが悲しいかな、こちらはこうして ”確かな回答” を提供できるよう、時間を割いて裏で必死に調べているというのに、 身勝手な 「教えて君」 は 「何だ、すぐにレスが付かねェじゃねーか。こんな掲示板、もう来ないぞ。」 ・・・と言ったか どうかは知らないが・・・こちらが回答するまで待てずに、質問しっぱなしで消えてしまうこともある。それどころか、質問を載せた元発言自体を自己削除してしまうことさえある。つまり、こちらがせっかく丁寧な回答を準備しても、その回答を読むに至らないせっかちな 「教えて君」 も多いということだ。これでは何のための質問か、意味が無い。 しかし私は、掲示板管理者として、今後もこうした ”必要十分な回答” つまりは ”質の高い回答” を用意するための努力を絶やすつもりはない。もちろん、タイミング良くレスできるように努力することも必要になってくるが、単に即答するために根拠やウラ付けの無いコメントを無責任に載せるつもりはまったくない。その点はご理解いただきたい。 ・・・だからといって、私の掲示板を、何でも答えてくれる 「便利な掲示板」 と単にとらえてもいけない。こうして ”なぐり書き” を公開している以上、明らかに 「教えて君」 からと思われる質問に対しては、回答を ”口撃(≒毒舌攻撃)” に移す可能性 も今後はあり得ると肝に銘じておくのが良いだろう。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ お前ら、 お前ら、 お前ら、 お前ら、 ところで、 |
(※注19):毒には毒を
(※注20):前者の轍(てつ)を〜
(※注21):助けて下さい
(※注22):娯楽TVクイズ番組 (※注23):結果のみを急ぐ (※注24):ぁゃιぃ宗教的ショップのカモ
(※注25):情報の小出し |
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5.所見 | ||||||||||||||||
掲示板管理人は、「教えて君」 の書き込みを、削除するも良し。無視するも良し。むげに扱うも良し。何と言っても、その掲示板管理人が
”管理人” なのだから。ただし、その ”管理行為”
には、そうする必然性と責任を持て!! 低レベルの
「教えて君」 と同じような低レベルの対応(※注26)をしてもらっちゃぁ、困るのだ。そんな対応は、適切な
”管理” とは呼べないのだよ。「教えて君」
の書き込みは、その掲示板管理人の対応能力を試す ”試金石”
なのである。 「”教えて君” は、原理や考え方ではなく、数値を教えてもらわないと納得しない!」 って、世の中の管理人は言うじゃな〜い?? でもアンタ、このページは教えて君を批判するように見えて、実は管理人の批判になっていますからー! 残念っ!! 本当は 「”教えて君” ではなく ”管理人”」 斬り!! ”管理” できない管理人は、切腹(※注27)! ・・・どうだ、このページの読者諸君。このように、ひとつの 「教えて君」 の質問の背後には、こうした管理人の努力や苦闘が隠れていることを、ぜひとも知っておいて欲しい。そして、「もしかすると今まで自分は ”教えて君” ではなかったか?」 と反省し振り返る余裕ができた人は、今からでも十分間に合うので気を引き締め直して欲しい。そして何より、「今まで自分は凡庸に流されがちな管理人だった!」 と気がついた人は、サイトや掲示板を ”管理” することの意味、そしてこのページで述べてきた人道的配慮と自己鍛錬との関係を深考してみて欲しい(※注28)。 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◎掲示板管理人は気をつけろ! ◎掲示板管理人は気をつけろ! ◎掲示板管理人は気をつけろ! |
(※注26):低レベルの対応 過去には、「私が管理人ですから」 とか、「ここでは私が正義である」 とか何とか言って 「今後は管理人である私へのレスを禁止します。私のコメントにレスをつけた人は、問答無用で削除させていただきます。」 と対応し、掲示板のスレッド(流れ)をムリヤリ止めようとする方針の人もいた。・・・これでは、管理人自身が 「書き逃げ君」 と言わざるを得ない。管理人の中にも、こうした 「勘違い野郎」 はいるものだ。まぁ、その管理人は、その後に掲示板自体を閉鎖してしまったようだがねぇ。投稿者は要注意である。 (※注27):切腹 (※注28):深考してみて欲しい
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6.結論 | ||||||||||||||||
ということで、今回のテーマの結論を述べておこう。 「教えて君」
の書き込みは、その掲示板管理人の ※当サイトは独自の視点から
「ネットマナー向上運動」 を推進してまいります。 |
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