今日は一日ロワールの古城巡りで、 セーヌ河に浮かぶシュノンソー城(写真)、ジャンヌダルクゆかりのシノン城、眠れる森の美女の舞台になった城を回る予定。 前日ホテルに着いたのが23時を回っていたのに、 この日のモーニングコールは6時15分という容赦なさ。 おかげで、バスの中ではほとんどうつらうつら状態で、 ブルグイユだの、ソミュールだのアンジュだのと、ワインの本に登場する地名を次々と通ったにもかかわらず、外の景色をほとんどなにも見ずじまい。
ただ、ひとつ思ったのは、ロワールはボルドーと違って、畑といっても決してブドウ畑一色ではないということ。実際私が見た限りではブドウ畑よりもヒマワリ畑のほうが多いぐらいだった。それとこの地区はあんまり起伏がない。ブドウ畑も平地に植えられていることが多く、日照的にはやや不利な条件なんだろう。
こちらの重たい料理が4回続いたおかげで、食欲は減退の一途。 今日ももバリバリのフランス料理だったら拷問だなあ、とさえ思っていたが、幸いこの日の昼食はアンジュにある郷土料理のレストラン「ル・クロ・デ・ロッシェ」。 洞窟の中に居を構えている、まるでトルコのカッパドキアにあるようなレストランだ。