さて、昼食をすませてサンテミリオンを後にし、ボルドー市へ戻る。
ボルドーはフランスでは5番目に大きい都市だとかで、同じく日本で5番目の福岡市とは姉妹都市になっているそうだ。市の中心部に行くと、大きな街にきたなあ、と改めて感じさせる。
あんまり時間のない中、無理を言って自由時間を作ってもらい、ワインショップを見て回った。
まず一件目は、「ラ・ヴィノテーク・デュ・ヴァン」。市の中心部にあるので、すぐわかる。この店は日本への発送もしてくれるというので、期待していったのだけど、品揃えは普及クラスすなわち97とか98といったごく新しいビンテージのクリュ・ブルジョワやセカンドワインなどが中心で、奥のカーブにある高級ワインや年代物は拍子抜けするほど少ない。ラミッションオーブリオンがビンテージによっては7000円台であるなど、
じっくり探したらいろいろあったのかもしれないけど、時間がなかったこともあり、パス。
二件目に行ったのは「ランタンダン」。ブルータスなどでも紹介されている店だ。こちらは店のレイアウトが出色。螺旋階段になっていて、上にいくほど古いビンテージになっていく仕組み。期待したほどオールドビンテージはない(陳列していないだけか?)けれど、80年代以降の品揃えはかなり豊富だし、値段もヴィノテークより安い。ちなみにツアーで一緒だった方が買われたものを例に挙げると、
「Ch.ラトゥール95」「Ch.ムートンロトシルト95」がともに21000〜22000円くらい。
「ヴィュー・シャトー・セルタン95」「Ch.デュクリュボーカイユ89」「Ch.フィジャック95」あたりが概ね7000〜8000円程度だったそうだ。
ただ、この店で非常に残念なことは、日本へ発送してくれないこと。ここで買って持っていってもいいんだけど、この先ロワールとかパリとか回らなければならなことを考えると、以前のアメリカ出張の際、ハンドキャリーに懲りた経験がよみがえって、私結局購入せずじまい。
ちなみに通な方々は日本から梱包材を持っていって郵便局で送ったりされてもいるようです。
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