飲んだ日 |
1999/9/21 |
銘柄 |
Ch.クレールミロン80(demi) |
仏>ボルドー>メドック5級>ポイヤック村/赤 |
購入店 |
エノテカ |
価格 |
4900円 |
コメント |
縁にレンガを帯びた、オレンジがかった明るいガーネット。
粘性やや高め。香りはやや控えめながら熟成感たっぷり。熟したプラム。腐葉土、枯葉、紅茶。ややヨードっぽい香りも。全般に複雑で繊細な香り。味わいはまろやかなアタック、果実はほどよく残っており、タンニンはよく溶け込んでおだやか。ボリューム感は低めでスマート。後半にしっかりした酸がひろがり、アフターには若干の苦みも感じる。余韻はやや長め。ややピークを超えて下り坂にさしかかっている感もあるが、もちろんまだ十分楽しめる。
【82】 |
総評/
雑感 |
エノテカでたまたま80年、71年、84年とそれぞれのハーフを見つけ、家にある94年と併せてミニ垂直ができるかな、なんて思って衝動買い。あとで考えると結構高い買い物だったかもしれない。
品質の方は古い年代のハーフということもあってか、ややヨード香が強かったり、アフターに苦みがあったりと、状態はあまり良いとは言えないが、まあ許せるレベルと思う。ちなみに同時に買った71年と84年はリコルクだったが、これはオリジナル。
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飲んだ日 |
99/9/23
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銘柄 |
クロ・ド・ヴージョ91
(ドルーアン・ラローズ)
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仏>ブルゴーニュ>ヴージョ村特級/赤 |
購入店 |
小田島ワイン倶楽部 |
価格 |
6700円 |
コメント |
縁にオレンジがかかった、濃いガーネットでかなり熟成を感じる色調。粘性やや高め。香りは強く華やか。フランボワーズ、チェリーなどの果実香に続いて、かなり強めのなめし革、ジビエなどの香り。他に、枯葉、紅茶、樽からのバニラ香など複雑。
味わいはまろやかなアタックからやや甘みを伴った果実が広がり、ボリューム感は意外に高めでコクある。アフターにかけて丸いがしっかりした酸が広がり、タンニンはきめ細かくおだやか。フィニッシュにやや苦みを伴うのは熱の影響か。余韻はやや長めで、総じて果実としっかりした酸中心で熟成感を楽しめる。【78】 |
総評 |
残暑が厳しいおりだというのに、不幸なことにセラーの空きスペースがなく、一ヶ月近く寝室で放置されていた可哀想なワインで、そのせいもあるのか、やや後味に苦みというかエグみのような雑味を感じるのが残念。翌日は香りは落ちたが、味わいにより甘みとまろやかさが増し、十分に楽しめた。 |
飲んだ日 |
99/9/25 |
銘柄 |
サンマルコ
(カステロ・デ・ランポーラ) |
伊>トスカーナ(v.dt.) |
購入店 |
池尻の酒屋(名前失念) |
価格 |
6000円位 |
コメント |
紫がかった濃いガーネットで中心は黒みがかかっている。縁にややピンクのニュアンス。
ディスクやや厚め、ジョンブしっかりめ。
香りは強めで、凝縮感がある。カシスリキュール、ブルーベリーのコンフィ。土っぽい香り。樽からのバニラ、シナモン。回すと黒コショウ、丁字などのスパイシーな要素も。
味わいはアタックから豊かな果実のフレーバーを感じ、その後でしっかりした収斂性のあるタンニンが口中に広がる。酸味は丸く、渋みにかくれている。アルコールのボリューム感高く、コクあり。アフターにはしっかりしたタンニンと果実を感じ、余韻は中程度。
【79点】 |
総評 |
サッシカイアの対抗馬と言われ、最近日本でも名前が知られるようになってきたワイン。カステロ・デ・ランポーラはもともとはキャンティクラシコの造り手として知られている。池尻の酒屋でたまたま見つけてまたまた衝動買い。(^
^;
開けたての時点では各要素がバラバラの印象だったが、時間とともにこなれてまろやかに。93年とは思えないほど若々しく、凝縮感も十分。総じてしっかりしたタンニンが特徴的で骨格のしっかりしたワインだが現時点では少々手強い。しばらくするとかなりまろやかになり飲みやすくなったとはいえ、開けるのがちょっと早かったかもしれない。 |
 
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