99年10月18日(月)〜 
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日時 1999/10/18
銘柄 ルーインエステート
アートシリーズ・カベルネ89
豪>マーガレットリヴァー/赤
購入店 渋谷東急
価格 7000円
コメント 中心に黒みがかった濃いガーネット。ディスクやや厚め、ジョンブしっかり。香りは強めで凝縮感がある。アルコール強めで、やや鼻にツンと来る。カシス、ブルーベリーなどフルーツのコンフィ。湿った土、いぶした木、チョコレート、カカオ。全般に複雑で冷たい香り。
味わいは、アタックはやさしくまろやかだが、すぐに凝縮された果実が広がり、やや収斂 性を残した多量のタンニンと丸みのあるしっかりした酸が続く。ボリューム感があり、まだまだ若い印象。約2時間後にはタンニンのきつさが和らぎ、まろやかな味わいに変化。後味には豊かな果 実を感じ、余韻は長い。
【88】
総評/
雑感
渋谷東急でこれをみつけて、7000円は高いかなあ、と思いつつ購入。以前この銘柄の94を飲んで好印象だったので期待も高まる。
当初は開けるのが早かったかと思ったが、時間とともにどんどん変化。
味わいは凝縮されているのだけれど、「濃くてパワフル」といういわゆる新世界的なワインではなく、各要素の絶妙なバランスの上に成り立っているエレガントさがある。良い年のボルドーのグランクリュのような素晴らしいワイン。これで7000円ならリーズナブルだ。
【後日談】ということで、また一本買い置き。(^ ^;
日時 1999/10/20
銘柄 カレラ・ミルズ96(demi)
米>カリフォルニア/赤
購入店 やまや池袋東店
価格 2980円
コメント 紫がかった中程度のルビー。ジョンブやや厚め、ディスク中程度。香りは強め。フランボワーズ、小梅、ジビエ、革、ゴム。若い果実香中心だが複雑味出始めている。
アタックはまろやかで、みずみずしい果実の味わい。酸味はしなやかで、丸く、タンニンはきめ細かい。果実のフレーバーがとても豊かでやや甘みを伴っており、全体的にボリューム感がある。アフターには果実味を感じ、余韻はやや長め。【78】
総評
/雑感
入手困難なカレラの単一畑の中では比較的入手しやすい「ミルズ」。今回も、ハーフで3本ほど購入。ちなみに、別の単一畑の銘柄である「ジェンセン」は以前ハワイで飲んで感動した経験がある。
ただ、味わいのほうは「セントラルコースト」ほどではないにせよ、全般にやや不自然さというか人工的な味わいを感じるような気がする。なんだか「作り込んでいる」っていう印象が拭えないんだよねえ。
99/10/24(日)小田島三軒茶屋店にて
先日六本木小田島に行ったという話をカミサンにしたら、カミサンが猛烈に羨ましがって「私も小田島に行きた〜い」とうるさいので、週末ご近所の三茶小田島へ。ちなみにここのソムリエの高山氏と関戸氏はワインスクール時代の同窓生。
この日はあまりワインを飲まないカミサンと二人だったので、グラス単位でいろいろ飲んでみようということにした。
銘柄 Ch.ボーセジュール・ベコ93
仏>ボルドー>サンテミリオン(プルミエ・グランクリュB)
総評
/雑感
サンテミリオンのプリミエ・グランクリュ・クラッセ。1985年の格付け見直しで格下げとなり話題となったが、96年の格付けで返り咲いた。
味わいは極めてデリケートなバランス。凝縮感には乏しいが、タンニンはきめ細かく、やさしい酸とよく調和しており、美味。
【81】
銘柄 ヴィユー・シャトー・セルタン96
仏>ボルドー>ポムロール
総評
/雑感
二杯目はポムロール。96と若めながら、タンニンは極めて行儀良く力強く豊かな果実と上質な丸い酸とが絶妙のバランスで調和している。すでに美味しく飲める。これはすばらしいワイン。
【87】 
銘柄 Ch.ヌフ・ド・パプ96(Ch.ド・ボーカステル)
仏>コート・デュ・ローヌ
総評
/雑感
Ch.ド・ボーカステルはCh.ヌフドパプでは屈指の造り手。
味わいははちきれんばかりのややジャムっぽい果実が印象的。タンニンはあまり目立たず、酸がやや前面に出ている印象。各要素のバランスがとれておらず、前の二杯のボルドーに比べるとちょっと「品がない」という印象を受けてしまう。まだ若いので、熟成するとまた違ってくるのだろう。
【79】 
銘柄 ルバーン・デュ・Ch.オーブリオン
仏>ボルドー>グラーブ/赤
総評
/雑感
最後の一杯はサービスで。
Ch.オーブリオンのセカンド。以前同じビンテージを家で飲んだときは素晴らしく美味だったので期待したけれども、今回のものは抜栓後時間が経過していたためか、酸味が強く果実もジュクジュクでバランスを崩している。まあただでいただいたものなので、文句は言えないけれども。(?点)

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