1999年10月11日(月)〜
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日時 1999/10/11
銘柄 Ch.グリュオラローズ93
仏>ボルドー>メドック2級>サンジュリアン/赤
購入店 やまや新宿店
価格 4980円
コメント 縁にややピンクがかった、濃いルビー。ジョンブ、ディスク中程度。縁までのグラデーションがなめらかでアルコールがとけ込み始めている印象。香りは最初やや埃っぽい香り主体で控えめだったが、しばらくおくと開いてきた。カシスリキュール、インク。ブラックベリーのコンフィ、黒砂糖などの甘い香りや、コーヒー、杉、黒い土など。
アタックはまろやかで、果実のフレーバーに続いて、粉っぽいきめ細かなタンニン。酸は丸くしなやかで、ボリューム感はやや控えめ。アフターにはしっかりめの酸と果実のフレーバー。エレガントだがやや酸が勝っている印象。【80】
総評/
雑感
グリュオラローズは私の好きなワインのひとつ。メドック2級で世間の評価も上々の割には価格がこなれているのが嬉しい。我が家には目下93が3本、94が2本あるが、今日は久しぶりに93を開けてみた。
印象としては、上質のタンニンと酸が果実味とやさしく調和したエレガントなワインで、以前飲んだ時に比べるとボリュームがいまいちのような気がした。ボトル差か、保存が悪かったか(心当たりあり)それとも時期的に沈み込んでいく時期なのか…

1999/10/11(月)やまや試飲
夕刻「やまや池袋東店」に買い物に行ったら、下記の試飲をやっていた。
抜栓(おそらく10時半ごろ)後かなり時間がたっているのが不安材料だったが、とりあえず試してみた。
銘柄 Ch.シュバルブラン78
仏>ボルドー>サンテミリオンプリミエクリュクラッセA
価格 グラス2000円
コメント 全体にレンガ色がかった、濃いガーネット。縁へのグラデーションがなめらか。ボトルの最後の一杯のためか、やや濁りがあり、オリがまざる。香りは熟成感のある香り。キノコ、トリュフ?(←自信がない)、枯葉。ヨードっぽい香りもあるが、81より自然。回すと甘いリキュール香。味わいは非常にまろやか。やや甘みを伴った果実がまず感じられ、酸はおだやかで丸く、タンニンはよくとけ込んでいる。ボリューム感はあまりなくスマートな印象。後味には酸を伴った甘い果実を感じ、余韻は長い。【86】
総評
/雑感
酸、タンニンともよくとけ込み、果実の甘みとのバランスが大変よく、きれいに枯れて熟成感たっぷり。これくらいのワインがボトルで20000円以下ならいいんだけど、やまやでグラス2000円ということは3万円弱位かな?
銘柄 Ch.シュバルブラン81
仏>ボルドー>サンテミリオンプリミエグランクリュクラッセA
価格 グラス2000円
コメント 全体にレンガ色がかった、濃いガーネット。
粘着性高めで輝きあり。香りは思ったより控えめ。
枯葉、腐葉土。回すとヨード、朽ちた木、生醤油。ヨードっぽい香りやや強い。
アタックはまろやかで、果実はまだよく残っている。タンニンはとけこんでキメ細かく、酸は丸くしなやかだが量は多め。ボリュームは中程度で余韻にはまだ豊富な果実味を感じる。【86】
総評
/雑感
熟成感のある、複雑な赤ワインだが、あえて言うとやや酸が勝っている印象。抜栓後かなり時間がたっていたのがちょっと残念。

1999/10/15(金) 小田島六本木店にて
 会社の取引先の友人たちとひさしぶりに「六本木小田島」に。エキスパート合格の記念にと、スパークリングワインをサービスでいただいたあと、以下の銘柄をボトル半分ずつ注文。ちなみに本日は会話に夢中だったこともあり、コメントは簡略版にて。
銘柄 Ch.ラリヴェオーブリオン90
仏>ボルドー>グラーブ
総評
/雑感
名前がまぎらわしいが、オーブリオンとは全く関係ない、Ch.オーバイイの隣に位置するシャトー。グラーブの格付けには入っていないけれども十分にその実力はあると言われている。
90年にしては薄めの色調。しかし香りはボルドーらしい果実のコンフィと湿った土や木の根など華やか。味わいは極めてデリケートなバランスで酸もタンニンもよくバランスがとれており、するすると飲める。90年という年に期待する凝縮感には乏しいが、これはこれで美味しい。店主おすすめの銘柄だったが、確かに素晴らしいと思う。
【87】
銘柄 Ch.プティヴィラージュ94
仏>ボルドー>ポムロール
総評
/雑感
力強い色調。香りは若干控えめだが、味わいは極めてバランスがとれ、タンニンのきめ細かさ、酸の上品さなど、この日飲んだ3本の中で最高の状態。やっぱりポムロールは美味しい!【87】
銘柄 Ch.マルゴー93
仏>ボルドー>メドック1級>マルゴー村
評価 80点
総評
/雑感
前の二本が高評価だったので、調子に乗って、今日の締めにと、マルゴーを注文。ちなみにCh.マルゴーとは今まで縁がなく、今日が初体験。
ところがところが、飲んだ結果は全くの期待はずれで、参加者の間でも前出の2本の方が評価が高いありさま。香りはまだ閉じ気味で、果実やスパイス香にまざってやや埃っぽい香りも。味わいもこれといった特記点はなく、ブラインドで出されたら、5〜6千円のワインと答えそう。う〜む、やっぱりまだ飲むには早いのか、期待が高すぎたのか… 
1級クラスのワインって、飲み頃が難しい気がする。
【80】

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