1999年6月〜7月のワイン
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3月〜4月にかけての暴飲暴食がたたってついに十二指腸潰瘍に。胆石の疑いもかけられて、胃カメラやらCTスキャンやらと結構大騒ぎだ。したがって、この間ワインはひと休みでワインエキスパートの筆記試験対策に専念することにした。(といいながらもそれなりに飲んでいる私)

日時 1999年7月28日
銘柄 コートデュローヌ(ギガル)95
仏>コートデュローヌ
購入店 東急渋谷本店
価格 2000円
コメント 一年以上前に渋谷東急で買ったもの。最近は1200円くらいで売られているようだ。味わいは、通常飲んでいるボルドーやブルゴーニュとは違った、独特の酸の低さと豊かな果実感があり、ちょっとヌルッとした感じ。2000円だとちょっと?だが、1200円で買えるのならちょっと変化球のデイリー用としてよいかも。【A】(72)
日時 1999年7月22日
銘柄 カレラ・セントラルコースト
ピノノワール97(demi)
米>カリフォルニア>セントラルコースト/赤
購入店 やまや/980円
コメント カレラの普及版。ハーフで1000円を切る安さだったので試しに購入してみたもの。色は輝きのある明るめのルビー。粘性やや高め。香りは豊かで、ラズベリージャムなどの果実。梅、樹脂、ゴムに加えて甘いバニラの香りも。回すとややジビエっぽい香りも感じられる。アタックは強めでよく熟した果実味を感じ、酸はしっかりしているが丸く、タンニンはやや粗い。ボリューム感はある。アフターにはやや強めの酸と苦みをともなった果実が感じられ、余韻は短め。構成はしっかりしているが、今はゴムっぽい人工的というかどこか不自然なフレーバーが目立ち、美味しいとは思わない。時間がたつとかわるのだろうか?
【B】(68)
日時 1999年7月20日
銘柄 ジゴンダス95(Eギガル)
仏>コートデュローヌ>ジゴンダス/赤
購入店 渋谷東急本店/2500円
コメント プラム、ブルーベリーなどの果実のジャム。ややスミレなどの花のニュアンスも。タンニンはきめ細かく、丸い酸と果実からの甘味のバランスよい。飲む前はもっとマッチョでガッシリしたタイプを予想したが、それとは裏腹にエレガントなワインだった。
【A】
日時 1999年7月15日
銘柄 キャンティクラシコ94
(カスティロ・ディ・アマ)
伊>トスカーナ/赤
購入店 やまや
価格 3500円位
コメント 紫がかった濃いルビー。縁にややピンク。トップノーズにスミレやバラの花。カシス、ミント、シナモン、黒オリーブ。時間ををおくと、バニラ。
全般に果実主体の優雅な香り。うまく表現できないんだけど、フランスの品種とは違う、サンジョベーゼ特有の果実味。凝縮感はそれほどでもなく、タンニンはきめ細かくやや控えめ。
後半にかけて果実の甘みとしっかりした酸が広がり、余韻はやや長い。スマートなキャンティクラシコ。カスティロ・ディ・アマはキャンティ屈指の造り手。ラベルもほれぼれするような恰好よさで、期待したのだけど、やや熱の影響を受けた感もあり、あまり期待には答えてくれなかった。
【A】(72)
日時 1999年7月9日
銘柄 Ch.オーブリオン 91
仏>ボルドー>グラーブ特級/赤
購入店 池尻酒屋(名前失念)
価格 17000円
コメント この日は実家の母とカミサンとで晩餐。フランス料理ということで、上記ワインを持ち込んだが、行ってみたらこちらの予想よりずっとカジュアルな店で、グラスが超貧弱。それに加えて当日運搬などのハンデはあったもせいか、味のほうは期待をかなり下回る内容だった。湿った土、杉の木、墨汁、カシスリキュールやスパイスなどのニュアンスは感じるんだけど、いかんせんグラスが小さくて香りがたってこない。味わいはボリュームに欠け、酸味が強くアンバランス。まともな条件で再度試したい。 【?】
日時 1999年6月12日
銘柄 Ch.ムートンロトシルト 76
仏>ボルドー>メドック1級>ポイヤック/赤
購入店 小田島
価格 24000円
コメント 友人夫妻と小田島へ。グラスで何杯か飲んだあとの真打ちはこれ。24000円は絶対値としてはとても高いけれど、ムートンの76ということを考えればリーズナブルではないだろうか。市場価格と対して変わらないか、下手すると安いくらい。
香りは複雑な熟成香。桔れ葉。湿った土。タバコ,革のニュアンスも。味わいは非常になめらかで、ボリューム感はややスマートながら、バランス良好できれいな枯れ方をしている。ただ以前飲んだ78よりはやや酸味が勝った印象。驚くほどではなかったが、素晴らしいワインでした。
【A++】(88)
日時 1999年6月9日
銘柄 Ch.ボーモン 93
仏>ボルドー>メドックブルジョワ級>オーメドック/赤
購入店 清水屋
価格 2300円
コメント 実家の近所の酒屋でかなり前に買ったものの、あまり美味しくなくて、それっきり寝かせて置いたという代物。
ブルーベリーのコンフィ、墨汁、湿った土。味わいは凝縮感はいまひとつだが、タンニンきめ細かく、酸は丸く、果実味とのバランスがよくエレガントでやさしい。寝かせてよくなったのか、それともボトル差か?ともかく以前と全く印象が違って驚いた。
【A+】(82)
日時 1999年6月4日
銘柄 ファブル・モンマヨー・マルベック94
アルゼンチン/赤
購入店 信濃屋
価格 1500円
コメント 某雑誌で「信濃屋イチ押しで」出ていた銘柄。試しに買ってみた。スパイシーな独得の香り。味はボリューム感はあるが、薬のようなのヌルッとした印象があり、なんだか不思議なワイン。一日おいたら飲み易くなった。
【B】

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