日時 |
1999年5月21日
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銘柄 |
Ch.シャススプリーン
88 |
仏>ボルドー>メドック>ムリス・ブルジョワ級/赤 |
購入店 |
六香庵 |
価格 |
16000円 |
コメント |
ワイン好きの取引き先担当者たちと西麻布の「六香庵」へ。
ここは初めてだったけれど、料理は上品、で雰囲気もよい。ただ、ワインはちょっと高めかな。ということで、値段とにらめっこしながら一本目に頼んだのがこれ。ブルジョワ級ながら実力は十分格付けシャトー並みとの評価を受けている銘柄だ。ちなみに「シャススプリーン」とは「憂いをはらう」という意味だそうです。で、味の方は杉の木やカシスリキュールのほか、甘草、腐葉土など複雑。味わいはかなりしっかりしたタンニンと果実味が感じられる、骨柊のしっかりした典型的なボルドータイプ。たしかに美味しかったけど、これが8000円くらいなら…
【A++ 】 |
日時 |
1999年5月21日 |
銘柄 |
ヴィュ・ーシャトー・セルタン
76 |
仏>ボルドー>ポムロール |
購入店 |
六香庵 |
価格 |
21000 |
総評
/雑感 |
二本目はポムロール。このワインは一度飲んでみたいと思っていたのだけど、高くてなかなか手がでなかったもの。この日は人数が多かったんで、頭数で割ればと思い、酔った勢いで頼んじゃいました。(^
^;
76年とは思えない若い果実香。プラム、カシス、湿った土や甘草の様な香りも。味わいはまろやかなアタックに続いてきめ畑かい酸味と果実味。タンニンはよくとけこんでいて、やさしく上品、凝縮感には乏しいがきれいに熟成したワインだ。ただ、2万円の価値はといえば、「?」というのが正直な感想。
【A++ 】(87) |
日時 |
1999年5月15日 |
銘柄 |
ドメーヌ・ド・トレヴァロン
93 |
購入店 |
小田急ハルク |
価格 |
5000円位 |
コメント |
友人とカジュアルフレンチの店で晩飯。ワインの品数が少なかろうと思い、持ち込んだのは、プロバンスの雄、トレヴァロンのワイン。ロバートパーカーをして「人生最大の発見」とまで言わせしめた銘柄だ。店の方はこころよく持ち込みを許可してくれたのはよかったんだけど、グラスが底の浅いちょっとプアなものだったのが残念。こういう時は自分でグラスまで持ち込んだほうが良いのかもね。
ブラックベリーやカシスのジャム、シナモンや甘草などのスパイス。回すと動物的なニュアンスも。味わいは濃厚な果実味が主体でスパイシー。タンニンはキメ細かく酸味おだやかですでに美味しい。「人生最大」はおおげさにしても、すばらしい銘柄であることは確かだ。
【A++】(86) |
日時 |
1999年5月5日 |
銘柄 |
ポマール(R・アンポ-)
87 |
仏>ブルゴーニュ>ポマール村 |
購入店 |
エノテカ |
価格 |
4980円 |
コメント |
87年にしては価格が安めだったこともあり、購入してみたもの。ロベール・アンポーは自分のワインがほどよく熟成する頃合いにならないと出荷しないという今や珍しい良心的ドメーヌ。
色はオレンジがかった淡めのルビー。エッジにはややレンガも。香りは強め。小梅、ラズベリー、ジビヱ、なめし革などの熟成香。アタックはしっかりした酸味と果実味。ボリューム感もほど良くありアフターにはやや甘味も感じる。とても良い状態で熱成したポマール。
【A+ 】(84) |
日時 |
1999年5月4日 |
銘柄 |
サン・クレメント・オロッパス
96 |
米>カリフォルニア |
購入店 |
東急渋谷本店 |
価格 |
8000円 |
総評
/雑感 |
「ワインアート」誌のテイスティングで高位にランクされていたワイン。「oroppas」という名称は、さかさまから読むと、そう。どうやら資本参加しているみたいですね。そのワインが東急渋谷本店に出ていたので、1本8000円と高いけれども試しに買ってみた。色は濃いルビー。チョコレート、バニラなどの樽香。ミントなどのニュアンスも。若く濃厚な果実味、酸味に対レて渋味はおだやかで、余韻にグレープジュースのようなフレーバー。全体にジューシーでアンバランス感が強く不思議な味。
これが実力とは思えないけど…【B】 |
日時 |
1999年5月3日 |
銘柄 |
Ch.ムートンロトシルト
93 (demi) |
仏>ボルドー>メドック1級>ポイヤック村 |
購入店 |
エノテカ |
価格 |
13000円 |
総評
/雑感 |
カミサンと表参道の「カム・シャン・グリッペ」へ。ところがこの日はものすごい雨。行き着くまでにビショ濡れ状態になってしまった。ワインは正月にエノテカのバーゲンで買ったムートンのハーフ。93ということでまだ若いんだけど、こういう機会でもないとなかなか開けることもないので。
色は93とは思えないほど濃いガーネット。香りは深く湿った重厚な香り。ブラックベリー、カシス、黒砂糖菓子などに加えて甘草などのスパイスの香りも。味わいはまろやかな果実味をアタックに感じ、きめ細かい夕ンニンと酸味が続く。このビンテージとは思えないほどの凝縮感とコクだが、まだ複雑さはそれほど出ていない。アフターには粉っぽいタンニンを伴い、余韻は長め。すばらしいワインだけど、やっぱりまだちょっともったいなかったかなあ。【A++
】 |
日時 |
1999年5月2日
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銘柄 |
Ch.ローザンセグラ88
(demi) |
仏>ボルドー>メドック2級>マルゴー村 |
購入店 |
池尻酒屋 |
価格 |
3980円 |
総評
/雑感 |
三連休ということで、ちょっと良いワインを。池尻の酒屋でたまたま見つけて二本購入したローザンセグラ。一本目は購入直後に開けたためか、香りが全く閉じていて落胆したが、今回は全開とまではいかないもののかなり開いていた。カシスリキュール、ブラックベリー。鉛筆の芯などの香り。味わいは凝縮感があり、まだタンニンもしっかりしていて、かなりの長期熟成タイプであることを思わせる。
【A+ 】 |
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