1999年1月〜2月のワイン
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1月のトピックスはなんといっても小田島で飲んだ78ムートンと81ラトゥール。 2月は一転して、ボーナスのカード支払いで金欠に陥ったため、安ワイン中心に。(^^;
日時 1999/2/28
銘柄 ブルゴーニュ(ルロワ)
仏>ブルゴーニュ
購入店 やまや
価格 1980円
総評/
雑感
名門ルロワのACブルゴーニュ。巷では2500円前後で売られているようだが、やまやで上記の値段だったので買ってみた。香りは閉じ気味で、梅、ラズベリーなどの果実香中心。味は酸味がやや突出するも角はとれていて甘酸っぱく、いわゆるブルゴーニュらしさは感じられる。 でも、正直期待したほどではない、かな。
【B】(75)
飲んだ日 1999/2/25
銘柄 ドメーヌ・ボイヤール・ロイヤルレゼルブC・S 90
ブルガリア/赤
購入店 信濃屋
価格 2400円
総評/
雑感
ブルータス誌ほか各所で賞賛されている、ブルガリアのプレミアムワイン。中には「ブルガリアのペトリュス」なんて記述も。もっとも値段は上記の通りなので、美味しかったらもうけものぐらいの気持ちで買ってみた。結果は残念ながら今ひとつ。
色調にかなり熟成を感じさせるオレンジが入っており、味わいは酸味が突出して果実味はジュクジュクで、かなり危うさを感じさせる。まるでスペインの出来の悪いワインのよう。世間の評価の高さを考えるとちょっと拍子抜けだ。このボトルの状態が悪かったのかもしれない。
【B-】
日時 1999/2/22
銘柄 トラピチェ・オークカスク・シラーズ96
アルゼンチン/赤
購入店 三茶駅前酒屋
価格 1750円
総評/
雑感
紫がかった濃いルビーの色調。凝縮した果実のジャムやバニラなどの香り。ボリューム感ありまろやかで甘い果実味が広がる。。いわゆるマッチョな新世界ワインで、やや一本調子だが、それはそれで美味しい。
【B+】
日時 1999/2/18
銘柄 ピノノワール96 (ルイ・ラトゥール)
仏>ブルゴーニュ/赤
購入店 信濃屋
価格 1750円
総評/
雑感
日経BPムックの「ワインバイブル」で、コストパフォーマンス1位に輝いたワイン。たまたま近所の信濃屋で売られていたので購入してみた。ちなみにルイ・ラトゥールは大手のネゴシアンでむしろ白が有名。香りはイチゴジャム、ラズベリージャムなどの熟した果実香にまじってかなり強めのジビエ香が特徴で、酸味はまろやかでそれなりにコクもある。2千円未満のピノとしてはたしかに良質だと思う。ただ、このボトル、液もれしたあとがあった。「吹いた」というよりも、キャップが明らかにゆるいような気がしたのだけど。
【B+】
日時 1999/2/14
銘柄 Ch.カロンセギュール94(demi)
仏>ボルドー>メドック>サンテステフ/赤
購入店 信濃屋
価格 3450円
総評/
雑感
バレンタインはお決まりのカロンセギュール、といいたいところだけど、実はこれはカミサンからもらったものではなくて、たまたま信濃屋でハーフボトルを見つけて購入したもの。(^ ^;
ハーフサイズのカロンセギュールはなかなか可愛らしいのでプレゼント用に最適だと思う。(もっと数が出回って、なおかつ価格が下がれば、の話だけど。)味のほうは、ハーフということもあってか、かなりこなれた印象。思ったほどタンニンが強烈でなく、そこそこまろやかになっていて飲みやすかった。
【A】
日時 1999/2/10
銘柄 ラ・ポーヤ92 (アレグリーニ)
イタリア>ヴェネト/赤
購入店 パーティ
価格 8000円位?
総評/
雑感
結婚祝いにいただいたもの。ヴェネト産のVDTで、ブドウはバルポリッチェラなどに使われる「ヴェロネーゼ」らしい。1年近くマンションの居間に置き去りになっていたものなので、状態かなり心配だったが…
案の定、開けたてにやや硫黄臭が。しばらくするとようやくジャムっぽい黒系果実の香りが。アルコール度高く、コクがあるが、酸味強くややアンバランス感あり。正直、世間の高評価ほどには思えない。たぶん熱の影響だと思う。もう少し早く飲めばよかった。
【B】
日時 1999/2/4
銘柄 コトー・デュ・ラングドック96
(Ch.La Sauvageonne)
仏>ラングドック/赤
購入店 三茶駅前酒屋
価格 2800円
総評/
雑感
田崎真也氏がどこぞの雑誌で推薦していたワイン。色は中心黒に近い紫がかったルビー。黒系のべリー果実とコショウなどのスパイスの香り。味わいはボリューム感ありスパイシー。時間が立つとまろやかに、飲みやすくなった。美味しいワインだけど、3000円近い値段を考えると、抜群というほどでもないかな。
【A−】

1月27日 三軒茶屋小田島にて
ワイン好きの知り合いたちと三軒茶屋小田島でワイン会。渋谷(神泉)の小田島はワインと和食の店として有名だが、三茶店は息子さんが切り盛りしている。
銘柄 サヴィニイ・レ・ボーヌ52(D・ノーダン)
仏>ブルゴーニュ>サヴィニイ・レ・ボーヌ・赤
総評
/雑感
ワインリストの中に上記のワインを発見、価格も10000円程度と、この年代にしては高くなかったので、注文してみた。味の方は、古酒の雰囲気はほとんどなくて、「えっ、これが52年?」と驚くような若々しさ。酸もしっかりしているし、果実味が豊かに残っているのにびっくり。たぶんリコルクしたてなのだろう。
【A】 
銘柄 Ch.ムートンロトシルト78
仏>ボルドー>メドック>ポイヤック/赤
価格 23000円位(うろ覚え)
総評/
雑感
78ムートンが2万円チョイというのは、市価よりもかなり安いんじゃないだろうか。ちなみにお店でボルドー1級ワインをボトルで注文するのは初めての経験だ。
色はかなりオレンジを帯びた濃いめのガーネット。香りは枯葉や湿った土、タバコ、なめし革などの熟成香主体で複雑。タンニンはきれいにとけこんでおり、牛乳のようにスルスルと飲める。バランス感がすばらしいが、ややボリュームに乏しい気も。過去飲んだ中で間違いなく5本の指に入るワイン。でも期待が大きすぎたせいか、正直言って思ったほどではなかった。
 【A++】(91)
銘柄 Ch.ラトゥール81
仏>ボルドー>メドック>ポイヤック/赤
価格 24000円位(うろ覚え)
総評/
雑感
勢いあまって、酔いも回って、続けてラトゥールを注文。このボトルも市価と比べるとかなり割安感がある。ラトゥールは試飲でグラス一杯というのはあったけれど、ボトルで飲むの初めて。それもムートン78に続いてとは、なんと贅沢な…(でもうれしい)
で、実のところかなり酔っていてコメントもとらなかったんだけど、 果実味がまだ豊かで、ムートンよりも骨太な印象が強かった一方、香りの複雑さや繊細さではムートンほどでなないと感じた。
たぶんムートンがちょうど熟成のピークに近づいているのに対して、ラトゥールはまだまだ熟成の途上で余力を残しているといった感じかな。
【A++】(90)
日時 1999/1/19
銘柄 ウンドラガ・ボデガ・デ・ファミリア95
チリ>マイポバレー/赤
購入店 麹町酒屋(大野屋)
価格 3800円
総評/
雑感
仕事で会社のそばのホテルに泊まることになり、寝酒にと、近所の酒屋で調達したのは、最近流行りだしたチリのプレミアムワイン。これはウンドラガによるもの。濃いガーネットの色調、香りはよく熟したベリーのジャム、湿った土。味わいは非常にまろやかで、タンニンがとてもきめ細かく丸いのが特徴。酸はやや控えめで飲みやすいのだけど、全般にやや平板な印象も受ける。 ちなみに翌日はグシャグシャ。
【B+】
日時 1999/1/15
銘柄 フロッグスリープ・メルロー96
米>カリフォルニア>ナパバレー/赤
購入店 やまや新宿店
価格 2980円
総評/
雑感
フロッグスリープは有機栽培で知られるカリフォルニアのワイナリー。ラベルもかわいい。デパートなどでは4000円台で売られているが、やまやで上記の値段だったので購入してみた。ただ残念ながらあまり私の好みじゃなかったみたい。ブラックベリーなどの果実とややエスプレッソ、バニラなどの樽香。味わいは果実味全開で濃いのだけどひとことで言うとジューシー。ボリューム感に富むがややシンプルな印象。
【A+】(82)
日時 1999/1/9
銘柄 サントネイ96 (J・ドルーアン)
仏>ブルゴーニュ>サントネイ/赤
購入店 やまや新宿店
価格 2480円
コメント 中程度のルビー。香りはやや弱いが赤系果実、梅、ややジビエなど健康的なピノのイメージ。味わいは果実味が豊かで酸味も上品、バランスが良い。これで2000円台とはCP抜群だ。ちょっと高めのデイリーに。
【A+】(80)
日時 1999/1/6
銘柄 コンドリュー96 (E・ギガル)
仏>コート・ド・ボーヌ>コンドリュー/白
購入店 やまや
価格 4000円位
コメント 正月の好印象に気をよくして、年末に買ったギガルを家でも開けてみた。色はやや黄緑がかった濃いめのイエロー。香りはあんず、黄色い花やスパイスに加えてジビエっぽい香りも。酸味は少ないが果実味豊かでアルコール度高くボリュームがある。ヌルッとした印象の個性的な白ワイン。
【A+】(81)
日時 1999/1/4
銘柄 コンチャイトロ・ディアブロ・CS96
チリ>マイポバレー/赤
購入店 赤坂プリンスにて
コメント 色は紫がかったルビー。香りは野菜、ピーマン、ラズベリーなどの未熟な香り主体。果実味は若々しくフレッシュだが渋みは粗めで酸味も強め。昔はデイリーにしていたワインだが、今飲んでみるとなんだか平凡なワインに思えてしまう。
【B】
日時 1999/1/2
銘柄 コートロティ93(E・ギガル)
仏>コート・ド・ボーヌ>コートロティ/赤
購入店 家内実家にて。
総評/
雑感
カミサンの実家に新年の挨拶回り。いろいろご馳走になりながら、一緒にいただいたワインはギガルのコートロティ。色は全般にオレンジがかった濃いガーネット。香りは全開で、ブラックベリーやプラムなどの果実香とともにシラーの特徴的なコショウなどのスパイス香がモワッと来る。
一方味わいは意外なほどこなれていて、タンニンはきめ細かく、酸もおだやか。全般にまろやかで果実味中心にバランスがとれていて、余韻も長い。押入の中に長いことおかれていたワインらしいが、それがかえって熟成を促進させたのだと思う。動かさなかったこともよかったんだろう。これを飲んで私の中のシラーのイメージが変わったといってもよいくらいのインパクトがあった。
【A++】
日時 1999/1/1
銘柄 シャンベルタン92 (クロ・フランタン)
仏>ブルゴーニュ>ジュブレイシャンベルタン村特級/赤
購入店 いただきもの
コメント

色は濃いルビー。最初はやや硫黄っぽい香りと強いジビエ香。回すと梅、ラズベリー、スパイス。最初酸味が強いが時間とともにマイルドになって果実の甘みが乗ってきた。ボリュームはないがスマートに均整がとれていて美味しい。翌日は残念ながらグシュグシュ。【A】

総評/
雑感
年初にと選んだのは、昨年結婚時に先方の親御さんからいただいた由緒正しいワイン。ただ残念ながら、夏場は灼熱地獄となる我がマンションで夏を越したためか、やや熱の影響を受けていたみたい。

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