感想 |
入院して以来、およそ1ヶ月ぶりのワインです。
前日にビールを飲んで、とりあえず問題はなさそうだったので、ワイン再開と相成りました。
05年はデ・クロワの実質デビュー年だったはず。この年の村名ボーヌに出会ったことが、私がこの作り手を贔屓にするきっかけになりました。
ちなみにこのころはまだラシーヌさんは扱っていなくて、インポーターはラングドシェンさんです。
グラスに注ぐと、濃い!
村名とは段違いの濃さです。香りがあまりたちません。黒い果実のコンポートやナツメグ、白コショウなどのスパイス類などのこもった香り。 味わいもまた手ごわいもので、力強い酸を基調に凝縮した果実味ときめ細かいながらも粉っぽいタンニンとがせめぎあっています。後半からフィニッシュにかけて少しばかりのエグミも感じられます。
タンニンの質なんでしょうか、なんとなくボルドーチックに感じられる部分もあります。いずれにしても予想以上に長熟タイプのようで、今は全然飲み頃ではない感じですねぇ。
また、各要素の密度感は村名の比ではないものの、村名を飲んだときに感心した精妙さがあまり感じられないのも残念でした。
それにしても2005年は、今結構難しい時期ですね。このワインにしてもマッチョなストラクチャーはあるものの、どうにもこうにも飲みにくい時期に開けてしまったなぁという思いです。
追記:う〜む。まだワインは早かったんでしょうか。翌日は腹がゴロゴロしっぱなしだった上、肛門がヒリヒリするような感覚もありました。こんなことは退院後初めてです。他に刺激物を摂取した覚えはないので、やはりアルコールが原因なんですかねぇ。少量からといいつつ、結局ボトル半分飲んでしまったのがいけなかったかな。 |