2012年9月

日時 2012/9/26
銘柄 オー・コート・ド・ニュイ・ルージュ10(グロ・フレール・エ・スール)
感想 写真 1
安いところでは2Kプラスアルファで買える、デイリー・ピノとしてもっとも信頼している銘柄です。10VTがリリースされたときに3本買って、これが2本目です。 1本目のボトルでも感じた硝煙的なニュアンスは何なんでしょうね?個人的には不快な香りではないし、時間とともに目立たなくなりますが。 口に含むと、各要素のバランスがとれいていて、相変わらず完成度の高さを感じる味わいです。もちろん裾モノなので多くを望むのは禁物だし、凝縮感や余韻はせいぜいクラス相応といったところですが、妙に背伸びをしたりテクニックに走っているようなところが見受けられず、自然体なところに好感が持てます。少し前のVTも含めて、余力のあるときにまた買い増ししておこうと思います。06?08年あたりはイイ感じになっていそうですね。
日時 2012/9/24
銘柄 ブルゴーニュ・レ・シャンダルジャン10(ジャック・カシュー)
感想 写真 1
この日のワインはジャック・カシューの10ACブルゴーニュ。 スソ物といっても十二分に濃厚な色調。黒系果実やスミレ、スパイス、赤身肉などのまだ初期的な香り。飲んでみると、濃い中にもしっかりした酸の下支えがあるのが10VTらしい。単調で一本調子な部分はありますが、2000円前後のブルゴーニュとしては充分でしょう。もっとも、個人的にはこれをリピートするなら、グロフレールあたりのHCNのほうを選びたくなります。

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日時 2012/9/23
銘柄 NSG・ヴォークラン99(R・シュヴィヨン)
感想

写真 1

この1年ほど取り組んできた案件が一区切りついたので、平日ど真ん中ですが、少しよいワインをあけることにしました。
このシュヴィヨンは以前どこかのセールでバックVTを購入後、数年寝かせたものです。 抜栓してみると、わずかに漏れた後が。まあこの位の年代になると仕方ないかな、と思いつつ、グラスに注ぎました。
濃厚な、少し火を通したような黒い果実や黒い土、スパイスなどの重心の低い香り。それにうっすらと皮革や下草系の熟成香が加わります。 飲んでみると、う〜ん、強いですね。まだ若いというよりは、バランスよく熟成していない感じの飲みにくさを感じます。やや湿った重たいタンニンを感じるし、酸の出方もやや突出感がある。要素がこなれていない感じ。 飲み進めるうち、これは実力でなく、熱を浴びたなどによる微妙な劣化ボトルではないかという気になってきました。あまり古いシュヴィヨンの経験がないので、断言もできないのですが、99のシュヴィヨンがこういう(ってどういうのかうまく説明しずらいのですが)香味だというのは納得感がないのですよね。 結局2杯目以降は香り味わいとも閉じ気味になり、消化不良のまま一日目を終了。 バキュバンした二日目は、醤油系の味わいが強くなり愉しめませんでした。 あまり流通段階で丁寧に扱われなかったボトルなんでしょうね。比較対象がないので明確に劣化と断定できないものの、本来の実力を発揮できてるとは考えずらいシュヴィヨンでした。

日時 2012/9/15
銘柄 シャトー酒折・甲州ドライ
感想
昨晩は新宿の居酒屋で飲んだのですが、そこで頼んだ国産の甲州が思いがけず美味しくて、つい飲みすぎてしまいました。雑味がなくクリーンな味わいで、それでいてそこそこのボディもあり、刺身やてんぷらによくマッチしてました。 シャトー酒折さんは試飲などでたまに飲んだことがあるくらいでしたが、イイですね。今度自宅用にも注文してみようと思います。
日時 2012/9/14
銘柄 ブルゴーニュ・コートシャロネーズ・レ・クルー2010(ヴィレーヌ)
感想 写真 1
ヴィレーヌの銘柄って、赤は好みのど真ん中なんですが、白については、どうも相性がよくないようです。この10レ・クルも3日に分けて飲んでみたのですが、トロピカルな果実感、やや酸が引っ込んだバランスと鈍重な酒質など、好みの味筋とは言いがたく‥。黄桃、パッションフルーツ、パイナップル、キンモクセイ、ミネラル。決して酸が乏しいわけではないのですが、相対的に甘くコッテリした果実味を受け止め切れていないというか、要素が溶け合っていないというか…。
10ビンテージということでもっとスマートで酸のしっかりしたシャルドネを予想していました。もちろんまだ飲むには早かったのかもしれませんし、寝かせるとまた変わってくるのかもしれませんが。
日時 2012/9/12
銘柄 ブルゴーニュ・オー・コート・ド・ニュイ2010(レシュノー)
感想 レシュノー10
これもかなり前に飲んだボトルですが、アップするのを忘れていました。
レシュノーの10裾モノ。
フラッグシップのロッシュはなかなか買えませんが、NSGの1級を中心に毎年購入している作り手の一人です。 このHCNもいいですね。 凝縮感はクラス相応ながら、伸びやかで質感のある酸と豊かな含み香がイイです。ミネラル感もある。 小瓶に残した翌日は生っぽい果実感とハーブなどのフレーバーが前面に出てきて、還元的だった初日より瑞々しい代わりにやや安っぽさが感じられる味わいに。といってもまあ、2千円台のスソものですから、十分な内容ですが。
日時 2012/9/10
銘柄 NSGクロドラマレシャル09(フレデリック・ミュニエ)
感想 どうもいけません。
このところ飲んだワインをブログに掲載しないばかりか、写真すら撮らないことも増えてきました。
かつては、口にしたワインをすべて掲載することがわがHPの売りだったというのに‥。 まあひとつには、飲む銘柄が重複することが多くなってきた、ということもあるのですが、せっかく長年培った習慣をここで廃れさせてはイカン、ということで、少し前に飲んだ銘柄についても、折にふれて報告してゆきたいと思います。

フレデリックミュニエ09
これは8/21に自宅で飲んだワインです。 ツイッターでつぶやいたことで、こちらでもアップした気になっていました。
黒々とした色調。黒系果実やスパイスに加えて、土っぽさや埃っぽさを感じる香り。飲んでみると果実味はフレッシュですが、タンニンも豊富で、どこか鈍重で野暮ったさを感じてしまう味わい。ここらあたりが同じ作り手のシャンボール系に比して人気のない所以なんでしょうね。 それにしても、リリース直後に飲んだ同銘柄はもっと瑞々しかった記憶があります。多少時間がたって、果実味が落ち着いてきたところなんでしょう。 二日目になると、スパイス感と土っぽさが強く感じられるようになりました。初日より表情が出てきたかな、という感じでしたが、相変わらずタンニンがややザラついていて、やはりもう少し(少しですむのか、という話もありますが)寝かせたほうがよさそうだなぁと実感しました。