2012年7月

日時 2012/7/31
感想 いや、もう、暑くて暑くて、赤ワインを飲もうという気が起きません。 夏の旅行やら子供の夏期講習やら車検やらでこの時期物入りなんですが、セラーの泡モノの在庫が底をついてしまったので、背に腹は変えられず(いや、そもそも酒を控えろ、という話もありますが‥)スタンダードクラスのシャンパンを数本注文しました。 宅急便の到着指定日には早めに帰宅して、その場で一本開けてしまおうと目論んでいたのですが、いつもは早々にやってくる宅急便がこの日はなかなか到着してくれません(泣)。結局20〜21時指定で到着したのは21時少し前。土曜の午前中指定なんぞにすると、毎回こちらがまだ寝ているような時間に持ってくるんですけどね‥。 結局この日の晩酌は各ボトルしずつ残っている先週のテイスティングの残りの09ボルドーを飲むことにしました。 写真 2
抜栓後6日経っていて、どうかな、と思いましたが‥。 4本持って帰ったうち、1本だけがなぜかヒネて飲めなくなってしまってましたが、他の3本は全然オッケーでした。さすが良年のリリース直後のボトルですね。

ほどよく酔いが回ったあたりで、宅急便のシャンパンが到着。リシャール・シュルラン、ドゥーツ、ドゥラモット、ジョゼ・ミシェル、アンリ・ジロー。
いずれも我が家の定番銘柄。やや新鮮味には欠けますが、今回は手堅くいきました。
写真 1
まあ、スタンダードキュベといはえ、長距離を輸送されてきたばかりのボトルを開けてしまうよりは、ゆっくり落ち着かせてから飲もうと思います。
日時 2012/7/26
銘柄 624133623 昨日はRWG誌のボルドー試飲でした。 この暑い時期にボルドー15本のテイスティングは疲れますが、プライベートで積極的にボルドーを飲む機会が減っている今、こうした機会は貴重です。09ボルドーはおしなべてすばらしいですね。
日時 2012/7/24
銘柄 ヴィルマール・グラン・レゼルヴ・NV
感想

写真 1

ピノ・ノワール 70%、シャルドネ 30%。フードルで10ヶ月熟成。24ヶ月の瓶内熟成の後にリリース。 何でもない平日に気軽に開けてしまいましたが、これ美味しいですね。白桃、カリン、アカシアなどのクリーンな香りが主体で、イースト香はそれほど強くありません。飲んでみると酸が煌びやかで、適度なコクもあります。何がすごいというわけでもないのですが、エレガントでバランスのよいシャンパーニュです。 さっそく買い増ししようとネットで検索したら、結構高いですね。軒並み5〜6Kのプライスがついています。 ウメムラさんで購入した3.6Kという価格は破格だったんだな、と今更ながら実感。

日時 2012/7/23
銘柄 仕事のほうは一時より落ち着きを取り戻したものの、まだワイン会等完全復帰とまではいけそうもありあせん。
生活を朝型にシフトさせている最中でもあり、平日飲んで遅くに帰宅するのは自分自身がシンドイということもあります。 まあ、金曜日や週末を中心にボチボチ様子を見ながらかな、と思っています。

そんな中、この日は久しぶりにテイスティングの勉強会に参加しました。 参加者はワインエキスパートを最近取得された方ばかりということで、すっかり知識もテイスティング能力も錆付いている私としては、少しばかり緊張して臨みましたが、そこはワインのとりもつ縁、肩肘張ることもなく、楽しい時間を過ごすことができました。 写真 2
この日のメインは、ブシャールのブル5銘柄水平。 ヴォーヌロマネ、シャンボール、ジュブレ、ヴォルネイ・フレミエ、ボーヌ・デュ・シャトーでしたが、VR以外はまるでわかりませんでした。まだまだです。 ソゼのシャンカネは貫禄の味わいでした。06らしいふくよかな体躯でバランスもよく、すばらしいシャルドネ。 ドラグランジュの89ヴォルネイはビックリの香味。液体に透明感があり、エキス分がリキュール的に濃縮して、見事な熟成古酒になっていました。ドラグランジュのボトルは、結構ヒドイものにも当たりましたが、こういうボトルであれば、何本でも買いたいですね。 IMG_6558.JPG
私のほうからは、ブリュノクレールの年代違いを2本持参しました。 09は、幼児虐待ですね。。。 では10年前の99はといえば、こちらは当日運搬のハンデはあったものの、オーソドックスな熟成ピノの味わいになっていました。ただ、私の脳内予想よりかなり熟成が進んでいた感じです。先だって02年を飲んだときにも思いましたが、最近のブリュノクレールは、私が思っているほど長熟タイプではないのかもしれません。
日時 2012/7/18
銘柄 シャブリ09(メゾン・シャンピー)
感想 梅雨明けですか。赤ワイン愛好家にとっては、オフシーズン到来ですね。 chablis
ということで、この日は頂き物のシャブリをあけてみたのですが、これはイマイチだな〜。 メゾン・シャンピーというのでしょうか。初めて飲むネゴシアンです。 09年ということもあるんでしょうか。酸が緩めで締りがありません。かといって、果実味が充実しているわけでもなく、全般に水っぽい味わい。後半に甘ったるさが残ります。ミネラル感はまああるのですが。ブラインドで出されたら、ソアーヴェとか答えそう。正直、これで1級はキツイですね。まあ、いただきものにあまり目くじらを立てるのも大人気ないので、この辺にしておきましょう。 翌日:冷蔵庫でキンキンに冷やしてみたら、柑橘っぽさが出てきて飲みやすくなりました。トータルの印象はあまり変わりませんでしたけど。
日時 2012/7/15
銘柄 ヴォルネイ・サントノ05(ニコラ・ロシニョール)
感想 子どもにせがまれて、18時過ぎてから近所の中学校の室内プールに行く羽目に。これがまた中学校のプールとあって水深が深い(最大160センチ)。ウチの子たちは決して泳げる方ではないので、保護者としては子どもから目が離せなくて気疲れしました。
帰宅して、体も冷えたしということで、ブルゴーニュの赤を開けてみました。
617205649
ニコラ・ロシニョールはヴォルネイに本拠を置く作り手。イマイチメジャーになりきれませんが、モダンでソツのないつくり手だという印象があります。 この05年のボトルは、3年ほど前に平野弥さん主催の水平試飲のイベントがあって、その際に購入したものです。 http://plaza.rakuten.co.jp/szwine/diary/200907260000/

さすがにリリース間もないころのようなフローラルさはなく、かなり落ち着いた香味になっています。トーンの低い黒い果実とスパイス、揮発性塗料やアーシーなニュアンスも。
味わいはスパイシーで濃縮感がありストラクチャーがしっかりしています。ただ、もう少し透明感やミネラル感が欲しいところですね。
正直今の時点で飲んで面白いワインではありません。同時に買った05カイユレはあと5年ぐらいは寝かせることになりそうです。

この作り手に限らず、05VTについては、その偉大さや可能性をを否定するものではありませんが、なかなか飲み頃をはかるのが難しいなぁと感じています。
日時 2012/7/12
銘柄 ジュブレイシャンベルタン09(フーリエ)
感想

sleepgraph0712
昨晩のSleepCycleによる睡眠グラフです。早く床についたのですが、夜中に目が覚めてしまいました。目覚ましで起きたものの、異常に寝覚めが悪く、マイりました。
写真 1
早めに帰宅できたので、09のフーリエを開けてみました。このところフーリエの09や07年があちこちのショップに再入荷しているようなので、飲んでみてよければ追加購入しようと思いまして‥。 感想はというと、初日だけではなんともいえませんね。黒系の果実にまざってシャンピニオンやタバコなどの素性のよさそうなニュアンスを感じますが、香りは全開とはいかず、どこかもどかしい感じです。味わいは健全な果実味と伸びやかな酸中心で、ややあっけらかんとしており、もう少しグリップがほしいところです。フーリエの新しめのVTって、翌日激変することがあるので、最終的な判断は小瓶に残した残りを飲んでからにしたいと思います。

翌日:初日より香りも開いて味わいのダイナミックレンジも広がったのですが、職場で風邪を伝染されたのか、私自身の体調が悪く、あまり飲みすすめることができませんでした。もったいなかったなぁ‥。

日時 2012/7/10
銘柄 シャンボールミュジニーV.V09(ユドロ・バイエ)
感想 写真 1
土曜日は終日雨。翌日曜日は午前中晴れていたので、子供たちのリクエストに応えて世田谷公園の屋外プールへ行ってみたのですが、これがもう難行苦行の世界でした。
日がかげって寒いし、水はやたら冷たいし、こんな思いをしたのは小中学生の時以来です。
帰宅後、ひと風呂浴びて落ち着いたところで、セラーの中を漁ったものの、あまり気乗りする銘柄がありません。結局、セラーの一番手前にあったユドロバイエの09シャンボールVVを開けてみたのですが、これがわりとアタリでした。 まだ若いのにアーシーないい香りが出ています。飲んでみると、10年のようなシリアスさはありませんが、たっぷりとした豊かな果実味を中心としたナチュラルなバランスに好感がもてます。カリスマ的な要素はありませんが、健康的で万人ウケしそうな、わかりやすい美味しさです。あっという間にボトル半分飲んでしまいました。 小瓶に残した翌日もあまり落ちることなく、おいしく飲めました。06〜08あたりのバイエは香味に安っぽいキャンディッぽい要素を感じることが多く、自分の中の評価は低落の一途でしたが、09、10年はなかなかイイのではないでしょうか。

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