2012年6月 |
日時 | 2012/6/25 |
銘柄 | NSGシェーニョ02(ジョルジュ・ミュニュレ) |
感想 | ![]() 週末になるとグッタリとしてしまい、ろくに出かけない土日が続いています。 この日は週末日課になっていたジョギングすら端折ってしまいましたが、とりあえず晩酌ワインぐらいはよいものを開けようと、セラーからジョルジュミュニュレを引っ張り出してきました。 ジョルジュミュニュレのNSG2銘柄は比較的市場にタマ数があって買いやすい一方で、ワイン会などに持参するにはやや地味だし、我が家で普段飲むには高額だしと、出番の難しいボトルですが、飲んでみると毎年期待を裏切らない香味を見せてくれています。 02年については、前回は昨年の4月30日に飲んでいて、このときはまだ熟成途上という様相でした。 グラスに注ぐと、全般にオレンジの色調が入り始めています。香りは赤と黒の中間のフルーツやスーボワ、枯葉、スパイス類などの熟成感のあるものです。味わいは土っぽい熟成した風味が前面に出ていますが、果実味にもまだ張りがあってなかなかよい状態です。前回飲んだときに比べれば、グッと熟成がはいっていますが、これが時間の経過によるものか、それともボトル差によるものか(今回のボトルは若干ブレット傾向のような‥)、判断つきかねますね。 幸いなことに、02年のジョルジュミュニュレはエシェゾー、クロヴジョ、リュシュットシャンベルタンとそれぞれまだ2本ずつあるので、次はエシェジーあたりを開けてみようと思います。 ★楽天のジョルジュ・ミュニュレ★ ★こちらはミュニュレ・ジブール名義。★ |
日時 | 2012/6/6 |
銘柄 | アルザス・ルージュ(マルセル・ダイス) |
感想 | ![]() じんわりと暑くなってきたので、近所のワインショップで白ワインを仕入れようと覗いてみたら、表記の銘柄を見つけて衝動買いしてしまいました。 サン・イポリットとベブランハイムのピノ・ノワール100%。平均樹齢20年。年間生産量5000本の限定品、だそうです。3500円位で買いましたが、ネットでは3K前後で売られているところもありますね。 グラスに注ぐと、やや濁りのあるルビーの色調。香りは、う〜ん、劣化ではないのですが、醸造上の問題でしょうか、厩系のあまり好み出ない香りが支配的です。 飲んでみると、酸に張りがあって、赤系果実の心地よい味わいがあります。深みやスケール感には乏しく、いいところ価格相応というところでしょうか。 翌日は、小瓶に移し変えたことがデキャンティングの役割を果たしたのか、香りのイヤな要素はなくなりましたが、味わいに少しばかり「饐えた」ようなニュアンスが加わるようになりました。期待が大きかっただけに、少しばかり肩透かしを食らわされたダイスの赤でした。 ★楽天でマルセル・ダイスを検索★ |
日時 | 2012/6/2 |
銘柄 | クロ・ド・ラ・ロッシュ97(ポンソ) |
感想 | ![]() 2週間前に飲んだワインですが、アップするのが遅れてしまいました。仕事でひと区切りになる出来事がありまして、自宅でお祝いにと開けたものです。 かわばたさんのセールで比較的安価に買ったこのボトル95&96年あたりのポンソの評判の悪さとあいまって、なかなか持ち寄りワイン会に持参する勇気はなく、といって、私が普段デイリーに開けられるようなクラスでもなく、長いことセラーのこやしになっていました。 そのボトルを自宅飲みとはいいながら、祝いの席に開けるあたり、我ながらギャンブラーだと思います(笑)。 どんなものかと抜栓してみると、コルクはしっかりしてますが、だいぶワインを吸って重たくなっています。 味わいはすっかり古酒の領域。特に最初の1杯はスカスカで、こりゃダメかなと思いましたが、飲み進めていくうち、特にボトル中盤にさしかかるあたりから俄然良くなってきました。 カシスやブラックチェリーのリキュール、ダージリン、黒糖、オレンジピール、なめし革、スーボワ。グラスを回すのが憚られる繊細な香りです。こういうときこそロブマイヤーTypeIIIの出番ですね。 口に含むと、凝縮感はあまりないものの、優しく熟成した滋味深い味わいです。飲んでいて、口の中で爆発する感じはなく、フィニッシュにはやや乾いたタンニンが優勢になるのは少し残念。 総じて、もう少し果実が残っていればなぁ、という思いもありますが、それでも私が日頃飲んでいるポンソの中では充分アタリの部類です。 やはり、寝かせるとイイですね、ポンソ。 私はもっぱら若開けしてしまうのですが、若いときによく見られるノイジーな香りの要素が「仮に」熟成によって目立たなくなる(マスキングされる)ようなことがあるのなら、我が家のセラーの残りのポンソも早飲みせずに引っ張ろうかと思う今日この頃です。 ★楽天でポンソを検索。★ |