2011年10月

日時 2011/10/25
銘柄 ドメーヌ・ドルーアン・オレゴン・ピノノワール95
感想 写真 1
珍しいオレゴンの熟成ピノ。フィッチさんで見つけて、値段も安かったので即効で94と95の2本買ってみました。 到着後1週間ほどしか休ませてなかったのですが、どうしても飲みたくなり、95のノーマルキュベの方を開けてみることにしました。

色調ははっきりとオレンジがかったガーネットで、少しレンガっぽいニュアンスもあります。香りは全般におとなしめな中に、リキュール的な赤い果実、オレンジピール、紅茶、スーボワなどが感じられます。飲んでみると、リキュール的な果実味が健在で、酒躯に張りがあります。ほんの少し厩的ニュアンスを感じるのが難点といえば難点ですが、それを差し引いても、構成のしっかりしたなかなか美味しい熟成ピノです。 もっと休ませてから開けれいれば、香りも開い、馬小屋的ニュアンスも目立たなかっただろうと、少し後悔しました。
日時 2011/10/23
感想 京都の西村酒店さんといえば、愛好家の間ではよく知られた著名ショップ。 http://nishimurasaketen.sakura.ne.jp/sb/sb.cgi?cid=1

私もサイトをよく拝見していて、09プスドールの試飲会を行うなんていう記事をうらやましく読んだりしてたのですが、なんとそのプスドールの会が直前になってキャンセルが出たとのこと。定期的にブログを拝見しているまさぞうさん(http://ameblo.jp/masa7638/)の呟きで知りました。
しかも開催場所が、私の地元三軒茶屋の名店「テズ」と聞いて、速攻で申し込ませていただきました。
レストラン・テズ http://r.tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13110133/

「テズ」さんには前から行きたいと思っていたのですが、なかなか機会を持てず、今回が初めての訪問でした。15人も入れば一杯になりそうなこじんまりした店内は白基調の落ち着いた内装で、料理はどれもすばらしく、さすが人気店だけのことはあると思いました。

西村さんの軽妙なトークで始まった会は、事前にまさぞうさんから聞いていたとおり、手酌でボトルを回して飲むスタイル。といっても、参加者のみなさん、きちんとわきまえていて、貴重な銘柄があっという間になくなってしまうなんていうことはありませんでした。 (#私ばかり図々しくグビグビ注いでしまってお恥ずかしい限りです。)

酒が進むと、みな席を移動したりして、だんだんと会場は賑やかに。私にとっては、初対面の方ばかりでしたが、まさぞうさんのブログでよくお名前(といってもハンドルネームですが)を拝見している方々や、ブログをよく拝見しているAkbeさんなどもいらしていて、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。 ワインはプスドールだけでなく、参加者のみなさんが持ちこんだ差し入れなどもあって結構な本数になりました。 私も最初のうちこそメモをとっていたものの、だんだんと酔いが回って、途中からそれもおろそかになってしまいました。以下、メモし忘れたものもありますが、とりあえず一行コメントです。
1023winekai
ボンヌマール09
スケール感あります。口の中で抑揚があり、表情豊か。ポテンシャルスゴイが、タンニンも多く時間かかりそう。
シャンボールミュジニー・アムルーズ09
端正でミネラリー。ひんやりとしたテクスチャー。シャンボールらしさが良く出てていいワインです。長熟タイプ。
クロドラロッシュ09
濃厚だがタンニン熟していてボンヌマールより柔らか。これもすばらしいが、上二つに比べるとやや方向性が見えないかな、まあ好みの問題ですが‥。
シャンボールミュジニー・シャルム09
やや還元的、赤と黒の中間位の果実味。ミネラル感に富みすばらしい。
シャンボールミュジニー・グロセイユ09
今の時点で開いていて飲みやすい。フローラルな香味。これもいいワイン。
ヴォルネイ・クロ・ド・オーニャック09
メモ取り忘れ。
シャンボールミュジニー09
これも今開いている。上位銘柄ほどのスケールや凝縮感はないが、バランスは大変良好。
ヴォルネイ・ソワサントウヴレ09
作りに無理したところのない、ナチュラルな美味しさ。西村さん曰く「地に足ががついている」。言いえて妙です。

その他、皆様の持ち込みなど、覚えている範囲で…

ユベール・ドーヴェルニュ・ブリュット・マグナム
西村さんから。豊かな芳香。爽やかで適度なコクもあってバランスのよい泡。
ポマール94(プスドール)
難しい年ですが綺麗に熟成してました。リキュール的な赤果実、スーボワ。
ボーヌ ”クロ・ド・ラ・マラディエール90(コヴァール)
蔵出しでしょうね。思ったより若々しく心地よい熟成古酒。
ムルソー08(ミクルスキ)
まさぞうさん、ゴメンナサイ。私、このボトル飲み損ねていました。 シャブリ・レクロ02(ドーヴィサ)
私の持ち込み。以前飲んだものより熟成進んで、ナッティなフレーバー。
シャサーニュ・シェネボット05(アンリ・ボワイヨ)
黄桃、ナッツ、キンモクセイ。酸丸く、肉付きのよい充実した果実味。
ヴォーヌロマネ09(ユドロバイエ)
初めて飲んだけれども、美味しいですね、コレ。自宅用に買いたくなりました。
パッシート65(※生産者失念)
ラベルボロボロ。色も茶色ですが、どっこい生きてます。枯れた甘みがすばらしい。

#他にもあったような気がします。書き漏らしてるものがあったら、お知らせいただければ幸いです。

プスドールの新アイテムは、どれもまだ還元的ながら、果実味豊かで構造がしっかりしており、長もちしそうでした。ボンヌマールやロッシュのスケール感も見事でしたが、アムルーズやシャルムのキリリとしたミネラル感がすばらしかったですね。ただ、各アイテムを飲んだあとで、ソワサントウヴレを飲むと、なんとなくホッとしてしまうのも事実。自分で1本買うとしたら、やはりヴォルネイの看板銘柄かなぁ‥。それと、意外に村名シャンボルが今開いていて美味しかったです。 西村さんによると、これらの新しい畑(あるいはドメーヌごとなんでしょうか?)は近いうちにまた売りに出されてしまう可能性があるとのこと。
そうなると、これらのアイテムも幻のコレクターズアイテムとなるかもしれませんね。
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そんなこんなで、大変貴重な経験をさせていただきました。 機会があれば、またぜひ参加させていただきたいと思います。 。
日時 2011/10/22
銘柄 ジュブレシャンベルタン09(ダヴィッド・デュヴァン)
感想 写真 1
トルショー引退後の畑を継いだことで一躍名前が知れたダヴィッド・デュヴァンですが、私はその前から結構飲む機会があって、気になっているつくり手の一人でした。ただ、年によって作りにムラがあるというか、よいものはすごく良いのだけれど、アレッと思うようなボトルもあったりして、自分の中で評価の定まらない作り手でもありました。
09ビンテージについては、RWGやBurghoun.comの評価が高いことや、先だってリラックスさんで買って飲んだ08の村名がかなり美味しかったこともあって、数本購入してみました。
到着後1週間、まだ早いと思いつつ、待ちきれなくなって、早速村名ジュブレを飲んでみることにしました。

抜栓してみると、立派なコルクの下部には、まだワインはほとんど染み込んでいません。色調は、紫のニュアンスが残った、健全で濃厚なルビー。香りは最初閉じ気味でしたが、のんびり待っていると赤い果実やスミレ、スパイスなどがだんだんと立ち上ってきます。 味わいは外向的で、赤い果実中心のフローラルなものです。酸、タンニンとも豊富ですがそれらがダイレクトに感じられるというよりは、各要素がオブラートに包まれたような奥ゆかしさがあります。果実味に少しばかりキャンディチックなところがあり、もう少し深みがほしいとも思いますが、そこはまあリリースしたてですからね。 熟成によってどう変わっていくのか、数本買い込んであるので、定点観測的にチェックしていきたいと思います。
ただし、トルショーさんとの共通点については、このボトルからは見出しずらいですねぇ。トルショーさんの面影を期待して買うと、ちょっとガッカリするかもしれません。
日時 2011/10/18
銘柄 フィリップ・ラマリエ・ブリュットNV
感想 先週末は毎年恒例の「三茶de大道芸」でした。会場があちこちに分散していて全体像がわかりずらいのが難ですが、人出は年々多くなってきているように思います。 近所の茶沢通りにでてみると、こんな人や
写真 4
こんな人たちが通りを闊歩していたり、 写真 3
こんなオブジェや
写真 5
こんな人形がそこかしこに置かれています。 写真 2
日曜日は天気に恵まれたこともあって、とにかくスゴイ人出でした。 写真 1
そんなこんなで、例によって露店でビールを買って、ブラブラ歩きながら飲んだりして、ほろ酔い気分で帰宅して、開けたのがこちらのシャンパーニュです。 写真 3
フィリップ・ラマリエ。なんと千円台の知る人ぞ知る旨安シャンパーニュです。 でもって、これがなかなかよく出来てきています。何が秀でているというわけでもなく、軽めの爽やか系の味わいですが、きちんとシャンパーニュとしてのツボをおさえているというか。無名の3K台のRM銘柄にまじっても遜色ないのではと思います。
この夏は、NMもののハーフボトルを開けたりしてましたが、考えてみれば、それらよりこちらのほうが安上がりなnですよね。 ラベルもそんなに安っぽくないので、外飲みに持参するのにもいいですね。またリピートしたいと思います。
日時 2011/10/11
感想

leroy1 かつては、ワイン会や試飲会のネタをいち早くアップするのが、当サイトのウリでしたが、どうも最近はスランプ気味です。日々更新するのすら青息吐息になっています。
ま、長くやっているとこういう時期もあるんですけどね。

というわけで、Charさんのブログに遅れること1週間近く、やっと感想を書き上げました。

この会では、前回お会いできなかったeaterさんに初めてお会いできた上、すばらしい銘柄のお相伴に預かることができました。この場を借りてお礼申し上げます。

ドゥーツ・ブリュット90
お店から。綺麗に熟成したドゥーツです。泡はまだしっかりしていて、蜜のようなやや甘いニュアンスを伴った果実がいい感じです。

ムルソー・レ・ナルヴォー79(メゾン・ルロワ)
のっけから79のムルソーです。繊細になっていますが、状態は良好。 キャラメルやモカ、ヘーゼルナッツ系の長い年月を経たボトルでしか得られない素晴らしい熟成香が感じられます。飲んでみると、味わいはスマートでなめらか。スーッと入ってきて、ヒネた要素もなく、穏やかでナチュラルな広がりがあります。健全に長い年月を過ごしたであろうという滋味深い味わいでした。

コルトンシャルルマーニュ94(メゾン・ルロワ)
こちらも15年以上経過しているボトルですが、購入後ずっと動かさずに寝かせていたボトルとのことで、まだ若々しさすら感じます。こういうボトルを飲むと、やはり動かさないというのは熟成にとって重要なファクターだよなぁと実感しますね。強靭なミネラルと伸びやかな酸に支えられたクリーンで透明な果実感。時間とともに香りも豊かに立ち上ってきました。メゾンものは熟成させると素晴らしいですね。
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ムルソー・レ・ナルヴォー04(ドーヴネ)
ドーヴネといえば、以前は安価(だった)オークセイなどを中心によく飲んでましたが、価格の高騰により、ここ数年すっかり遠ざかっています。 飲むのは本当に久しぶりでしたが、やはりすばらしいです。黄色い果実や金木犀、シナモン、バニラなどの爆発的な香り。口に含むと、粘性さえ感じるような凝縮された液体と、エッジの丸い、それでいてしっかりした酸とで、球体のような味わい。もちろんまだ若いし、熟成させるともっと複雑さが出てくるとは思いますが、今の時点でもすでにノックアウトものの香味です。
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leroy2 ニュイサンジョルジュ・ラヴィエール99(ドメーヌ・ルロワ)
私の持参ボトルですが、どうしても事前送付するタイミングが合わず、結局当日ハンドキャリーになってしまいました。 というわけで機嫌を損ねていないか心配でしたが、思ったよりはよい状態で安心しました。 赤と黒の中間ぐらいの果実、スパイス類、木質的なニュアンス、うっすらとスーボワ。飲んでみると、アロマチックで凝縮感のある豊かな果実はさすがルロワとい仕上がりです。豊かな構造もあって、もう少し先に開けた方ががさらによくなりそうな予感もあります。根底にあるタンニンがややザラつく感じがするのは、当日持ち込みのせいかもしれません。

ニューサンジョルジュ・オーアロー96(ドメーヌ・ルロワ)
同じNSG(畑は違いますが)の96ものということで、興味深く飲みましたが、99とは全然違いますね。香りがとにかくすばらしい。赤系果実はリキュールっぽくなっていて、下草系の香りやスパイス系と溶け合って、絡みつくような芳香を放ちます。味わいはこのVTらしく、酸が引っ張るバランスですが、決して酸っぱいというようなこともなく、調和のとれた余韻をもたらすのはさすがです。芳香の素晴らしさは本日の赤の中で一番でした。

クロ・ヴージョ99(ドメーヌ・ルロワ)
ルロワのクロヴジョは、立地があまりよくないと揶揄する人もいますが、マダムにかかるとそんな巷説は吹き飛んでしまいますね。上記ニ銘柄だけで十分すばらしいと満足していたのですが、こちらはさすがに果実味の厚み、凝縮度が数段上の印象。酸がタンニンがというレベルを超えた、球体のような酒質。口の中で転がすと、含み香が実に豊かで、波が押しては引くような抑揚と表情の変化が感じられます。有無を言わせないような説得力のあるワインです。

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赤キャップの特級やドーヴネなんて、もう飲むことはないと半ば諦めていたのに、思いがけずお相伴に預かれて光栄です。なんだか「エビで鯛を釣る」ような形になってしまって、恐縮しています。それにしても、こういうスゴイ方々の集まりに交じると、正直「自分が持ち込むワインのタマがない‥」のがツライところですね〜。(^^; hidepxさんに選んでいただいた「レストランキノシタ」は、元祖予約のとれないレストランとして有名な店。前に伺ったのは10年ぶりぐらいでしたが、相変わらず繁盛のご様子。塩の利いたしっかりした味付けの創造的な料理の数々を堪能させていただきましたし、ワインとのマリアージュもすばらしいものでした。

日時 2011/10/8
銘柄 奥野田メルロ&カベルネ09
感想 写真 2
先日ワイナリー訪問して購入してきたボトル。もっと熟成させたほうがよさそうだとは知りつつ、我慢できずに開けてしまいました。
黒系果実、ピーマンやスパイス類に香ばしいチョコレートのようなオークが絡みます。飲むと柔らかな果実味としっかりした素性のよいタンニンがあります。山梨のカベルネだと、なんというかジュクジュクとした構造の弱さを感じることがあるのですが、この銘柄はその点、しっかりしたタンニンをバックボーンとした構造があって好感が持てますね。
抜栓当初はややぎごちなさが感じられましたが、3時間ぐらいでそれらが柔らかく溶け込んできました。 翌日小瓶に移した残りを飲んだときには、香りも青っぽさが消えて、味わいもよりまろやかになっていたので、もう数年寝かせたほうが真価を発揮するのでしょうね。

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日時 2011/10/6
銘柄 ボルゲリ・ロッソ06(マッキオーレ)
感想 写真 1
なんとなく飲む機会がないまま、セラーに寝かせていたボトル。
すき焼きにあわせて飲んでみることにしたのですが‥。
濃いですねぇ。濃くて渋いです。リリースして間もないころだと、濃厚な中にもフローラルな香味が感じられるのですが、このぐらいのVTになってくると、果実味が落ち着いてきている分、相対的にタンニンが目立つことになります。
もっともタンニン自体にとげとげしさやギスギスした要素はないので、多めに残して翌日以降の味わいに期待することにしました。

間にワイン会をはさんだりして、三日後に冷蔵庫で保存していた小瓶の残りを飲んでみました。ヘタッているかなと思いましたが、どっこい香りもまだ出てるし、味わいは初日のタンニンがよく溶け込んで飲みやすくなっています。いい状態です。リリース後の果実味が瑞々しいうちに飲むか、もっと熟成させるか、今飲むならデキャンティング、ということですかね。
★マッキオーレのボルゲリロッソ。2千円台前半でありますね。★
日時 2011/10/4
感想 同僚に誘われて、持ち寄りのワイン会に参加させていただきました。 初めてお会いする方々ばかりだと、どんな銘柄をもっていったらよいのか、あるいはどのぐらいの相場のものを持参すべきなのか、など迷いますね。 1004wine1
 "ル・レーヴェ" ブラン ド ブラン [2002]
テタンジェが1987年にカリフォルニアに設立したワイナリーによるもの。美味しいですね。勢いのある細かい気泡。爽やかな香味とクリーミーなコクとが高い次元でバランスをとっています。

モレ・サンドニ・モンリュイザン2008(ミシェル・マニヤン)
珍しい銘柄ですが、飲んでみると実に上質なシャルドネです。パキパキのミネラル感。強靭な酸が引っ張る伸びやかな味わい。

ピーターマイケル・シャルドネ2009
上記のミシェル・マニヤンと好対照に、酸のエッジが丸く、なめらかな酒躯。果実味は豊富ですが、決してマッチョな感じはなく上品。若いながらもほんのりと熟成感も感じます。白桃系果実やフローラルな香りに品のよいバニラ香が絡む香りも素敵。 1004wine2
ニュイ・サンジョルジュ・プリュリエ02(レシュノー)
私が持参したもの。初めてご一緒する方々だったこともあり、手堅い線を選択しました。赤と黒の中間位の果実に紅茶やスパイス、それにスーボワがまざり始めています。柔らかく熟成して、フィニッシュもフワリとバランスよく、現時点で良い状態になっています。

ヴォーヌロマネ2004(ルジェ)
花畑やさまざまなスパイス想起させる華やかな香りはさすがルジェのVR。飲んでみると、果実味は繊細ながら、レシュノーよりタンニンが堅く、味わいに芯があります。04VTといっても現時点では少し早い印象。タンニンがもう少しこなれたころが飲み頃でしょうね。

ジュブレシャンベルタン・クール・デ・ロワ01(デュガピ)
これまた前二つとは好対照です。黒系果実やスパイス、鉄などに加えて動物や皮革系の熟成したニュアンスが加わる芳香。ベルベットのようなテクスチャーと濃厚で凝縮感のある果実味が素晴らしい。01のデュガピ、いいですね。まだ長く保ちそうです。

Ch.ローザンガシー70
良年の70年とはいえ、ローザンガシー。はたしてどうなのかと興味深く飲ませていただきました。ドライフルーツやアンズ、それに乾物屋の店先のような香り。味わいはやや老酒系のニュアンスも入っていますが、しっかり生きているのはさすがマーラベッセものです。ちなみにコルクはノンリコルクで、抜くのにかなり苦労されてました。

持参ワインについては、あまり大仰なものを持っていって相手に気を使わせるのも悪いと思い、無難な線をチョイスしたつもりでしたが、2本持参していただいた方もいたりして、なんだか私だけ見劣りしていたような気もします。まぁ、持参したレシュノーが飲み頃で状態もよかったのがせめての救いでした。
私のワイン人脈は、十数年続けているHPやネット上を通じての関係が主ですが、今回のワイン会は、今まで接点のない方ばかり。その方々がふだん参加しているワイン会もまったく私が存じない方ばかりのようで、マニアの世界って、狭い世界のように見えて、コアな愛好家の方々は、自分と接点のないところにも数多くいらっしゃるのだなぁと改めて実感しました。いやそれにしても、大変楽しかったですし、大いに刺激になりました。また機会があれば参加させていたきたいと思っています。