2011年10月 |
日時 | 2011/10/23 |
感想 | 京都の西村酒店さんといえば、愛好家の間ではよく知られた著名ショップ。 http://nishimurasaketen.sakura.ne.jp/sb/sb.cgi?cid=1
私もサイトをよく拝見していて、09プスドールの試飲会を行うなんていう記事をうらやましく読んだりしてたのですが、なんとそのプスドールの会が直前になってキャンセルが出たとのこと。定期的にブログを拝見しているまさぞうさん(http://ameblo.jp/masa7638/)の呟きで知りました。 しかも開催場所が、私の地元三軒茶屋の名店「テズ」と聞いて、速攻で申し込ませていただきました。 レストラン・テズ http://r.tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13110133/ 「テズ」さんには前から行きたいと思っていたのですが、なかなか機会を持てず、今回が初めての訪問でした。15人も入れば一杯になりそうなこじんまりした店内は白基調の落ち着いた内装で、料理はどれもすばらしく、さすが人気店だけのことはあると思いました。 西村さんの軽妙なトークで始まった会は、事前にまさぞうさんから聞いていたとおり、手酌でボトルを回して飲むスタイル。といっても、参加者のみなさん、きちんとわきまえていて、貴重な銘柄があっという間になくなってしまうなんていうことはありませんでした。 (#私ばかり図々しくグビグビ注いでしまってお恥ずかしい限りです。) 酒が進むと、みな席を移動したりして、だんだんと会場は賑やかに。私にとっては、初対面の方ばかりでしたが、まさぞうさんのブログでよくお名前(といってもハンドルネームですが)を拝見している方々や、ブログをよく拝見しているAkbeさんなどもいらしていて、とても楽しい時間を過ごさせていただきました。 ワインはプスドールだけでなく、参加者のみなさんが持ちこんだ差し入れなどもあって結構な本数になりました。 私も最初のうちこそメモをとっていたものの、だんだんと酔いが回って、途中からそれもおろそかになってしまいました。以下、メモし忘れたものもありますが、とりあえず一行コメントです。 ![]() ボンヌマール09 スケール感あります。口の中で抑揚があり、表情豊か。ポテンシャルスゴイが、タンニンも多く時間かかりそう。 シャンボールミュジニー・アムルーズ09 端正でミネラリー。ひんやりとしたテクスチャー。シャンボールらしさが良く出てていいワインです。長熟タイプ。 クロドラロッシュ09 濃厚だがタンニン熟していてボンヌマールより柔らか。これもすばらしいが、上二つに比べるとやや方向性が見えないかな、まあ好みの問題ですが‥。 シャンボールミュジニー・シャルム09 やや還元的、赤と黒の中間位の果実味。ミネラル感に富みすばらしい。 シャンボールミュジニー・グロセイユ09 今の時点で開いていて飲みやすい。フローラルな香味。これもいいワイン。 ヴォルネイ・クロ・ド・オーニャック09 メモ取り忘れ。 シャンボールミュジニー09 これも今開いている。上位銘柄ほどのスケールや凝縮感はないが、バランスは大変良好。 ヴォルネイ・ソワサントウヴレ09 作りに無理したところのない、ナチュラルな美味しさ。西村さん曰く「地に足ががついている」。言いえて妙です。 その他、皆様の持ち込みなど、覚えている範囲で… ユベール・ドーヴェルニュ・ブリュット・マグナム 西村さんから。豊かな芳香。爽やかで適度なコクもあってバランスのよい泡。 ポマール94(プスドール) 難しい年ですが綺麗に熟成してました。リキュール的な赤果実、スーボワ。 ボーヌ ”クロ・ド・ラ・マラディエール90(コヴァール) 蔵出しでしょうね。思ったより若々しく心地よい熟成古酒。 ムルソー08(ミクルスキ) まさぞうさん、ゴメンナサイ。私、このボトル飲み損ねていました。 シャブリ・レクロ02(ドーヴィサ) 私の持ち込み。以前飲んだものより熟成進んで、ナッティなフレーバー。 シャサーニュ・シェネボット05(アンリ・ボワイヨ) 黄桃、ナッツ、キンモクセイ。酸丸く、肉付きのよい充実した果実味。 ヴォーヌロマネ09(ユドロバイエ) 初めて飲んだけれども、美味しいですね、コレ。自宅用に買いたくなりました。 パッシート65(※生産者失念) ラベルボロボロ。色も茶色ですが、どっこい生きてます。枯れた甘みがすばらしい。 #他にもあったような気がします。書き漏らしてるものがあったら、お知らせいただければ幸いです。 プスドールの新アイテムは、どれもまだ還元的ながら、果実味豊かで構造がしっかりしており、長もちしそうでした。ボンヌマールやロッシュのスケール感も見事でしたが、アムルーズやシャルムのキリリとしたミネラル感がすばらしかったですね。ただ、各アイテムを飲んだあとで、ソワサントウヴレを飲むと、なんとなくホッとしてしまうのも事実。自分で1本買うとしたら、やはりヴォルネイの看板銘柄かなぁ‥。それと、意外に村名シャンボルが今開いていて美味しかったです。 西村さんによると、これらの新しい畑(あるいはドメーヌごとなんでしょうか?)は近いうちにまた売りに出されてしまう可能性があるとのこと。 そうなると、これらのアイテムも幻のコレクターズアイテムとなるかもしれませんね。 ★楽天で09プスドールを検索。★ そんなこんなで、大変貴重な経験をさせていただきました。 機会があれば、またぜひ参加させていただきたいと思います。 。 |
日時 | 2011/10/18 | |
銘柄 | フィリップ・ラマリエ・ブリュットNV | |
感想 | 先週末は毎年恒例の「三茶de大道芸」でした。会場があちこちに分散していて全体像がわかりずらいのが難ですが、人出は年々多くなってきているように思います。
近所の茶沢通りにでてみると、こんな人や![]() こんな人たちが通りを闊歩していたり、 ![]() こんなオブジェや ![]() こんな人形がそこかしこに置かれています。 ![]() 日曜日は天気に恵まれたこともあって、とにかくスゴイ人出でした。 ![]() そんなこんなで、例によって露店でビールを買って、ブラブラ歩きながら飲んだりして、ほろ酔い気分で帰宅して、開けたのがこちらのシャンパーニュです。 ![]() フィリップ・ラマリエ。なんと千円台の知る人ぞ知る旨安シャンパーニュです。 でもって、これがなかなかよく出来てきています。何が秀でているというわけでもなく、軽めの爽やか系の味わいですが、きちんとシャンパーニュとしてのツボをおさえているというか。無名の3K台のRM銘柄にまじっても遜色ないのではと思います。 この夏は、NMもののハーフボトルを開けたりしてましたが、考えてみれば、それらよりこちらのほうが安上がりなnですよね。 ラベルもそんなに安っぽくないので、外飲みに持参するのにもいいですね。またリピートしたいと思います。
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日時 | 2011/10/11 |
感想 |
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日時 | 2011/10/8 | |
銘柄 | 奥野田メルロ&カベルネ09 | |
感想 | ![]() 先日ワイナリー訪問して購入してきたボトル。もっと熟成させたほうがよさそうだとは知りつつ、我慢できずに開けてしまいました。 黒系果実、ピーマンやスパイス類に香ばしいチョコレートのようなオークが絡みます。飲むと柔らかな果実味としっかりした素性のよいタンニンがあります。山梨のカベルネだと、なんというかジュクジュクとした構造の弱さを感じることがあるのですが、この銘柄はその点、しっかりしたタンニンをバックボーンとした構造があって好感が持てますね。 抜栓当初はややぎごちなさが感じられましたが、3時間ぐらいでそれらが柔らかく溶け込んできました。 翌日小瓶に移した残りを飲んだときには、香りも青っぽさが消えて、味わいもよりまろやかになっていたので、もう数年寝かせたほうが真価を発揮するのでしょうね。
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日時 | 2011/10/6 |
銘柄 | ボルゲリ・ロッソ06(マッキオーレ) |
感想 | ![]() なんとなく飲む機会がないまま、セラーに寝かせていたボトル。 すき焼きにあわせて飲んでみることにしたのですが‥。 濃いですねぇ。濃くて渋いです。リリースして間もないころだと、濃厚な中にもフローラルな香味が感じられるのですが、このぐらいのVTになってくると、果実味が落ち着いてきている分、相対的にタンニンが目立つことになります。 もっともタンニン自体にとげとげしさやギスギスした要素はないので、多めに残して翌日以降の味わいに期待することにしました。 間にワイン会をはさんだりして、三日後に冷蔵庫で保存していた小瓶の残りを飲んでみました。ヘタッているかなと思いましたが、どっこい香りもまだ出てるし、味わいは初日のタンニンがよく溶け込んで飲みやすくなっています。いい状態です。リリース後の果実味が瑞々しいうちに飲むか、もっと熟成させるか、今飲むならデキャンティング、ということですかね。 ★マッキオーレのボルゲリロッソ。2千円台前半でありますね。★ |