2010年8月 |
日時 | 2010/8/31 |
銘柄 | ブルゴーニュルージュ07(フーリエ) |
感想 | ![]() 前回の村名が今年飲んだ村名クラス随一と思えるようなすばらしさだったので、このACブルにも期待してあけたのですが‥。 グラスに注ぐと、赤々とした健康的なルビーの色調。香りはフランボワーズやカシス、スパイス、それにキノコやハーブなどのニュアンスもあります。 ところが、飲んでみると、これがビミョー。リリース当初に飲んだときに比べて、輪郭がモヤっとしていて、相変わらず果実味にみずみずしさはある一方で、味わいの後半にかなり強めの苦味というかエグミというか、そんなやや不快な要素を感じます。この日は結局楽しんで飲むことができずに、ボトル半分冷蔵庫に残しました。 ところが翌日になると、不思議なことに、初日に目立った苦味やエグミのような要素は消えていて、素直に美味しいといえる味わいに変化していました。小瓶に移して一日置くことで十分空気に触れて、味わいが開花したのでしょう、村名ジュブレイのような要素の力強さや密度感はないものの、明らかに同一線上にあることを感じさせる香味で、最初からこの味わいだったら、さすが07フーリエと絶賛して終わっていたと思います。 それにしても、なかなか難しいですね。初日は還元状態になっていたということなんでしょうけれども、正直、初日との落差にはかなり戸惑いを覚えました。これから飲む人は「?」と思うような味わいだったら、デキャンティングしてみてみることをお奨めしておきます。 ★楽天でフーリエを探す。★ |