2010年7月

日時 2010/7/27
銘柄 ブルゴーニュ・ルージュ07(フォンテーヌガニャール)
感想 100726wine
この日開けたのは、巷で評判のフォンテーヌ・ガニャール。ネットでこれ一本買おうと思うと、送料がかかってしまうので躊躇していましたが、たまたま近所の出口屋さんで売られていたので買ってみました。 最近お気に入りのロブマイヤーのブルゴーニュグラスに注ぐと、美味しそうな透明感のある中程度のルビーの色調です。香りはオーソドックスな赤と黒の中間位の果実のコンポートや紅茶、それにほんの少し皮革や土っぽいニュアンスもあります。飲んでみると、状態いいですね。最初のうち、やや皮膜のようなタンニンを感じましたが、時間とともに和らいできました。果実味が生き生きとしていて、表情豊かです。決してクラスを超えたような構造があるわけではないのですが、酒質がナチュラルで旨み感もあり、滋味深い味わい。今飲んで美味しいオーソドックスなブル赤です。 ところで、フォンテーヌ・ガニャールって、長らく名前を忘れてましたが、ホームページを調べてみたら、10年以上前に飲んでました。だからどうだというわけでもありませんが‥。 http://www.asahi-net.or.jp/~mh4k-sri/TASTING/991227.htm ↑このときのエノテカの試飲で気に入って‥。 http://www.asahi-net.or.jp/~mh4k-sri/0003/000313.htm#Anchor361858 ↑一本購入して、家で飲んでました。今とはラベルが全然違いますね。
日時 2010/7/24
銘柄 ブルゴーニュ・アリゴテ・ブーズロン08(ヴィレーヌ)
感想 100723wine
公約どおり?、この日もアリゴテです。 開けたのは超定番のA・P・ヴィレーヌ。ロブマイヤーのTypeVとブルゴーニュとで飲んでみました。レモンや青リンゴ、白い花、ミネラルなどの清々とした香りにバニリーなニュアンス。圧倒的にブルゴーニュグラスの方が香りが立ちます。飲んでみると、酸は強いのですが、エッジが丸く、果実味に密度感があるため、酸っぱい印象にはならないところがさすがです。TypeVグラスだと、香りの立ち方がやや物足りないのと、味わいの印象もシャープになりますが、ブルゴーニュグラスではより積極的に空気に触れるためか、全般に丸くなめらかな印象になります。ロブマイヤーのブルゴーニュ・グラス、私にとっては、予想以上に使い勝手がいいかもしれません。

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感想  
日時 2010/7/21
銘柄 アンリ・ジロー・エスプリ・ド・ジロー・ブリュット
感想 土用の丑には早いのですが、なんだかスタミナ切れだよね、ということで、うなぎをとりました。三軒茶屋茶沢通り沿い「宮川」さんのうな重、身が締まっていて美味しいです。 http://hw001.gate01.com/~unagi/ ワインは何を合わせようかと悩んだ末、結局暑かったこともあり、無難にシャンパーニュを選択。 ワインピークスさんの週末アウトレットセールで安く買ったアンリジローです。
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グラスに注いで見ると、濃いめのイエローの色調で、気泡は細かく勢いも十分。ゴールデンデリシャスやカリン、クロワッサンなどの品位のある香り。状態もよいのでしょう。飲んでみると果実味にフレッシュ感があり、適度なコクと爽やかさとで、バランスのよい中庸を得た味わいで、スタンダードクラスのブリュットしては満足度の高い一本だと思います。 また安く出たら、1〜2本買い増ししたいですね。

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日時 2010/7/16
銘柄

取引先の若手の方々が、私の送別会にと、新富町にあるワインの店に連れて行ってくれました。 ワイン厨房ノボ 酒販店の経営ということで、ワインは各国の銘柄が幅広く揃えられています。 特に数千円クラスの注文しやすいレンジが充実していますね。 「とりシャン」(とりあえずシャンパーニュ)は1杯目のみ500円、「とりスパ」(とりあえずスパークリング)は一杯500円。 料理も美味しく、また行ってみたいと思わせるレストランです。 1007151

飲んだワインです。
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■ヴィラ・マリア・ソーヴィニヨンブラン2008
目鼻立ちのクッキリしたSBです。果実味はパッションフルーツ系のよく熟したもの。グラスハーブ、しなやかで張りのあるシャープな酸。上級銘柄のような繊細さには欠けますが、これはこれでイイですね。
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■ガングランジュ・ピノノワール2007
蒸し暑い日だったので、軽めのピノを冷やして飲もうかと思ったのですが、良い意味でアテが外れました。かなり濃厚です。いかにも無濾過無清澄という感じの、エキス分に満ちた力のある味わい。今はまだテクスチャーに硬さを感じるのと、表情にやや乏しさを感じますが、このクラスにあまり多くを望むのも酷でしょう。少し置いておくか、今飲むなら積極的に空気に触れさせたほうがよいかもしませんね。
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ブルのマニアックな作り手などはそれほどありませんが、新世界や日本まで含めた4000〜6000円前後の銘柄がかなり数があります。カジュアルに楽しめる一方で、ある程度ディープなニーズも満たしてくれる良い店ですね。我が家からもう少し近ければ、足繁く通うのですが。(^^;

日時 2010/7/14
銘柄 ジュブレイシャンベルタン07(フーリエ)
感想 100713wine2
職場の仲間と飲みに行った際に、カリフォルニアワインガーデンさんに持ち込んだフーリエの07ジュブレイ村名。 なにかと論議の多いフーリエですが、このボトルはそれこそ「大当たり」でした。 艶々としたルビー色の、隙のない色調。香りはラズベリーやカシスのコンポート、赤い花束、ダージリン、シャンピニオン、それにオリエンタルスパイスや土っぽいニュアンスもあります。飲んでみると、みずみずしく鮮やかな果実味をしなやかな酸となめらかなタンニンが支えて、しっかりした構造がありながらもどこまでもジューシーな味わい。含み香も豊かでとても表情が豊かなピノです。ボトルのコンディションとか、小さな飲み頃の周期とか、そういう要素にもきっと恵まれたのでしょう。たぶん今年ここまで飲んだ村名レベル以下の銘柄ではベストじゃないかな。それぐらい美味しいと思いました。 フーリエのジュブレイ村名、何本か買い増したくなりましたが、あまり良い印象を持たれなかった方もいらっしゃるようで、ボトル差とか、飲む時期の問題とかもあるんですかねぇ?

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日時 2010/7/12
銘柄 近所のカジュアルなワインレストランにまたまた家族で行ってみました。
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左上から シーザーズサラダとレバーのパテ。 砂肝のコンフィ。 夏野菜のペペロンチーノ。 スペアリブ。 アサリとベーコンのリゾット。 この日飲んだワイン。 写真を撮り忘れましたが、お通しで出てくる自家製パンとリエットがとても美味しいです。 これに加えて、カミサンはビール、子どもたちはオレンジジュース、それにデザート3種注文しまして、お会計は12K。家族の外食としては決して安くないところがまあ微妙といえば微妙だったりしますが、ワインレストランとしては充分リーズナブルです。
ワインと飯ボレロ http://r.tabelog.com/tokyo/A1317/A131706/13106901/

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飲んだワインは、サンダルフォード・エレメント・シャルドネ08。
「さっぱりめの白を」と注文して、出てきたのがコレでした。前にも書きましたとおり、ここのワインの価格は2〜5000円未満。その中では中間位の価格です。 オーストラリアのシャルドネでサッパリ系?と一瞬不安がよぎりましたが、飲んでみるとこれがなかなか。コッテリした果実味や酸のユルさ、過剰なオークなどとは無縁で、フレッシュ感のある白桃やパイナップルなどの果実味を生き生きとした綺麗な酸が支え、ややスリムながらも縦方向に伸びる味わい。店の方の言うとおり、爽やかでこの時期に飲みやすいこの銘柄、目隠しで出されたら、私のヘナチョコブラインドでは、シャルドネとは答えないかもです。ちなみに産地はスワンバレーとのことですので、豪州とはいっても、マーガレットリバーなどと同じく、西の地区ですね。 市価は1.5〜2K弱でしょうか。絶賛超オススメ、というほどではありませんが、悪くない白でした。
サンダルフォード エレメント シャルド

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価格:1,700円(税込、送料別)

日時 2010/7/10
銘柄 ブルゴーニュ・ルージュ07(ポンソ)
感想 100709wine1
07ポンソの裾モノ。ようやく開けました。抜栓すると、コルクは全く染みてきておらず完璧。グラスに注ぐ前から良い香りが漂ってきました。 色調は例によって、中程度からやや濃い程度のルビーで、透明感があります。 香りはラズベリーやカシス、紅茶、梅、オレンジの皮、白胡椒などのクリーンなもの。コレですよ、コレ。 飲んでみると、酸基調で、決して凝縮感があるわけではないのですが、果実味に豊かな旨み感があり、ヨーグルトのような乳酸チックなフレーバーも感じられます。総じてバランスよくまとまっており、フィニッシュも裾モノらしからぬ複雑さ。ん〜、いいですねぇ。ポンソ。この裾モノ、タマ数が少なくてなかなか入手できないのですが、機会があればまた買いたいと思います。
日時 2010/7/9
銘柄 ドメーヌ・シャンドン・オーストラリア・ブリュット・ロゼ
感想 chandon
モエ・エ・シャンドンが新世界で作る「ドメーヌ・シャンドン」はカリフォルニアのものとオーストラリアのものがありますが、今回は近所の酒屋で安価で売られていた豪州もののロゼを飲んでみました。品種はピノ・ノワールとシャルドネ。アルコール度数は12.5%。昔はエクリプスという名称だったと記憶していますが、同じものですかねぇ。 というわけで、2Kのロゼスパークリング、その実力は?
綺麗なサーモンピンクの色調であわ立ちも細かく勢いがあります。シャンパーニュグラスに注げば、もっと高価な泡モノに見えること請け合いです。 香りはチェリーやラズベリー、アセロラなどのフレッシュなもの。口に含むとシュワッとした炭酸が口の中に広がり、そのあとから赤い果実と爽やかな酸が続きます。一般的なロゼシャンパーニュのようなコクはなく、爽やか系の味わいですが、時としてロゼの生臭さ?が気になるわたしには、日常飲む分にはこれぐらいで充分です。 ただ、シャンパンストッパーで栓をした二日目はやや味わいの後半の苦みが強くなってしまい、イマイチでした。初日で飲んでしまったほうがいいかもしれません。 この時期、2000円ぐらいでコンディションも含めて良好な泡モノを探したいですね。

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日時 2010/7/5
銘柄 ブルゴーニュ・アリゴテ07(エマニュエル・ルジェ)
感想 100704wine
イイですね。まずなにより状態がいい。今回は購入後早めに開けたのですが、近所の酒屋で買ったせいか、酒質に暴れた感じがありません。レモンや青リンゴなどのフレッシュな果実香とミネラル感。酸は豊かでシャープですが、エッジは目の細かいヤスリで研いだように丸くなっています。果実味は前に飲んだルロワほどでないにせよ、それなりの力強さがあって、シャバシャバしたところはありません。まあ、アリゴテはアリゴテですから、ことさら過大に評価するものではありませんが、全般にスッキリとナチュラルでバランスよく仕上げられた味わいはこの時期にピッタリですね。夏用に、もう1〜2本買い増ししようかと思います。

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日時 2010/7/1
銘柄 ブルゴーニュ・アリゴテ2007(ドメーヌ・ルロワ)
感想 100630aligote
先日購入したルロワのアリゴテを早速開けてみましたが‥。 キャップシールをはがすと、盛大に噴いています。温度変化や高温というよりはむしろ、コルクが緩くて漏れてしまったような噴き方です。 気を取り直して、ロブマイヤーのIVグラスに注ぎますと、香りにややヒネ香が強く出るような気もしますが、奥からグレープフルーツやレモン、ヘーゼルナッツ、それにバタリーなニュアンスも香ってきます。味わいはさすがですね。独特の粘度や力強さは収量を落としていることに由来するんでしょうか。アリゴテらしい、しっかりした酸や後半の苦味がかった味わいもありながら、液体全体にギスギスしたところはなく、集中力のある味わいです。 ただ、このボトル、残念なことに、小瓶に残した翌日はかなり衰えてバランスを崩していました。他の方のレビューを読むと、二日目の方が向上していた例もあったようなので、やはり盛大に噴いていたことが影響したのかもしれません。 そんなこともあって、CP的にはやや判断に迷いますが、数年寝かせても面白いかもいしれませんね。

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